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梓「はぁ・・・最上級生か……」

このエントリーをはてなブックマークに追加 コメント (0) | カテゴリ: けいおん!SS | 更新日: 2011/01/13 19:00
梓「はぁ・・・最上級生か……」


1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:37:59.95 ID:jQ6yS+/00


純「どうした~?急にため息なんかついて」

梓「う~ん、なんていうのかな。もうこの学校には同級生と後輩しかいないんだなぁっていうか……」

純「そんなの、あたりまえじゃん。先輩たちは卒業しちゃったんだから」

梓「それはそうなんだけど、そういうことじゃなくって」

純「じゃ何さ?」

梓「だから、うまく言えないけど、違和感っていうか……もう!よくわかんないよ!」

純「いや、よくわかんないのはこっちだっての……(;ー▽ー)」

憂「私はなんとなくわかるかな……」

純「憂、わかるの?」

憂「なんとなくだけどね。私も似たような気持ちだから」

純「へぇ~、どんな?」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:39:57.67 ID:jQ6yS+/00


憂「簡単に言うとね、寂しいんだよ」

純「寂しい?」

憂「ほら、私たちが入学したときって軽音部には3年生の先輩がいなかったでしょ?それに去年も新入部員は入ってこなかったし」

純「そういえば……」

憂「だからね、梓ちゃんにとっては教室以外の学校生活はお姉ちゃんたちとここにいることだったんだよ純ちゃんは先輩を見送るのは2回目だし、去年入った後輩がいるからピンとこないかもしれないけど」

純「なるほどねぇ~、つまり梓は『大好きな先輩たちがいなくなっちゃって寂しい』んだ?(ニヤニヤ」

梓「べっ!別にそんなんじゃないもん!」

純「もぉ~そんなに照れることないじゃん」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:45:41.76 ID:jQ6yS+/00


???「わたしもぉ~寂しぃわぁ~(オドロオドロ」

梓・憂・純「「「ひぃ!?」」」

純「さわ子先生!?いつの間に!?」

梓「急に背後から話しかけないでください!!」

さわ子「ついさっきね。普通に入ってきたのに誰も気づいてくれないんだもの」

梓「ならせめて、普通に話しかけてください!なんでそんな気味の悪い登場の仕方なんですか!」

さわ子「気味が悪いなんて失礼ね。ちょっとセンチメンタルな気持ちになってただけじゃない」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:47:49.50 ID:jQ6yS+/00


純「先生もやっぱり寂しいんですか?」

さわ子「そりゃそうよ。あの子達といた期間なら、梓ちゃんよりも長いのよ?」

憂「そっか。3年間ずっとでしたもんね」

さわ子「そう、3年間。すてきなティータイムだったわ」

梓「やっぱりそこなんですね……」

さわ子「なんでお茶は引き継いでくれないのよぉ~~~~」

梓「あたりまえですっ!ティーセットもお茶もお茶菓子も全部ムギ先輩の持ち物じゃないですかっ!そしてしがみつかないでください!!」

憂「あの、先生、日本茶でよければ家から持ってきましたけd……」

さわ子「いただきますっ!!(キリッ」

純「年々さわ子先生のイメージが崩れてくわ……」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:50:09.35 ID:jQ6yS+/00


さわ子「あらおいしい。紅茶もいいけど、緑茶もいいわねぇ。落ち着くわ」

憂「えへへ。お隣のおばあちゃんから新茶のパックを頂いたんです」

純「(何しにここに来てるんだろう、この人……)」

さわ子「そうそう、さっきの話だけど、今まで最年少だったのが急に最年長として部を引っ張っていかなきゃいけないっていう不安とかプレッシャーもあるんじゃないかしら?」

梓「あ~……、確かに。そういう気持ちもあります。後輩って、どう接したらいいんだろうって」

純「そんなの、梓が先輩にしてもらったことをしてあげたらいいじゃん?」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:52:25.32 ID:jQ6yS+/00


梓「してもらったこと……?」

~回想1~(入部届け提出)
梓「あの~……入部したいんですけど……」
律「確保ーー!!!!(ガバッ)」
梓「きゃあああああ!」

~回想2~(初めての部活)
梓「(はっ!まさか、私の自主性が試されてる?じゃぁ早速……)」ジャララーン
さわ子「うるっさあああああああああああああああい!!!」
梓「えぇぇぇ!?」

~回想3~(2回目の部活)
さわ子「梓ちゃんにプレゼントを持ってきたわ」(猫耳)
――すったもんだ――
梓「……こ、こうですか?」(嫌々装着)
唯・紬「ようこそ、軽音部へ!!」
梓「今頃!?」

~回想4~(学祭ライブ直前)
唯「(ぎゅっ)ごめんね、あずにゃん。今日は最高のライブにしようね」
梓「もう……特別、ですよ……」
唯「じゃぁ~仲直りのちゅうぅぅぅぅ(ずずいっ」
梓「ひぃぃぃっ!!?」

~回想終了~

梓「……新入生……逃げちゃわないかな……」
純「あんた……今まで軽音部でどんな扱い受けてたのよ……」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:55:20.65 ID:jQ6yS+/00


憂「あ、梓ちゃんはいつも通りにしてればいいんじゃないかな?」

さわ子「そうねぇ~。今までも、唯ちゃんや律ちゃんより梓ちゃんの方が上級生って感じだったものね」

梓「そ、そんなことは……(照」

憂「(お姉ちゃん……)」

純「でもまぁ、どんな風に接してもらったかよりも、どんな風に接したいかの方が大事かもね」

梓「はっ、珍しく純がいいことを言ってる……」

純「なにおぅ!?」

憂「でも、本当に心配することないと思うよ。梓ちゃんは一人じゃないから」

純「そうそう。仮に新入生が入らなくても、私たちがいるから寂しくないね~」

梓「……そうかもね」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:56:30.39 ID:jQ6yS+/00


さわ子「そんなこと言ってていいの?あなたたち」

梓・憂・純「「「???」」」

さわ子「今年一人も入部しなかったら、廃部よ?軽音部」

憂「…………」

純「…………」

さわ子「……(お茶ズズー」

梓「……うそ?」

さわ子「ホント」

梓・憂・純「「「ええええええぇぇぇぇぇぇ!?!?」」」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 17:59:40.98 ID:jQ6yS+/00


さわ子「(かくかくしかじか)というわけでね、部として認めてもらうには、部員が4人必要なのよ」

梓「しらなかった……」

さわ子「まぁ、去年までは気にする必要なかったものね」

純「いざって時には……先生の名前を部員欄に……」

さわ子「私は顧問でしょ!」

純「じゃぁ、憂のお姉ちゃんにもう一回入学してもらうとか……」

梓「それはさすがに……笑えない……」

純「それじゃぁ……あ、これは名案かも……トンちゃんだって部員です!とか」

さわ子「学校に出す書類でそれを書くの?」

純「ですよねぇ~……じゃぁやっぱり憂のお姉ちゃんにもう一回……」

梓「だから、それは唯先輩らしすぎて笑えないってば!」

憂「(梓ちゃぁん……)」

梓「それよりも!今はどうやって新入生に入部してもらうか考えなきゃ!」

憂「そ、そうだよ!やる前からダメだった時のことばっかり考えてもしょうがないよ!」

純「それもそうだね~」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:02:39.63 ID:jQ6yS+/00


憂「でも、実際どうしよう……?」

梓「ポスターとビラは作るとして、問題は内容だよね……」

憂「できるだけ軽音部に興味を持ってもらえるのがいいよね」

純「インパクトのあるものとか?」

さわ子「ふっふっふ、ここは私の出番ね」

梓「舞台袖に下がっててください」

さわ子「そんな、冷たい……(うるうる」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:05:23.68 ID:jQ6yS+/00


憂「(汗)あ、あの!先生は何かアイデアがあるんですか?」

梓「聞かないほうが……」

さわ子「良くぞ聞いてくれました!こういう話になると思って、いつもの着ぐるみをクリーニングしておいたわ!(じゃじゃーん」

梓「持って帰って二度と持ってこないでください」

さわ子「ブー……今日の梓ちゃん、やけに冷たいわね……」

梓「去年その格好で配って、ぜんっぜん受け取ってもらえなかったじゃないですかっ!!」

憂「そういえば、一昨年それを着たお姉ちゃんから逃げちゃったかも……」

さわ子「じゃぁ、こっちのメイド服!これなら逃げられることはないわ!」

憂「お姉ちゃんたちにメイド服で接待されて入部をやめた人がここに……」

純「私で~す……」(;ー▽ー)ノ


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:08:50.44 ID:jQ6yS+/00


純「というかまぁ……確かにどっちもインパクトはあるけど……」

憂「着たくはない……かなぁ(汗」

さわ子「えぇ~、唯ちゃんたちはちゃんと着てくれたわよ?」

梓「それで2年間失敗してるじゃないですかっ!!」

さわ子「せっかく軽音部のために夜なべして作ったのに……(よよよ」

純「(ひそひそ)実は、さわ子先生ってめんどくさい人?」

梓「(ひそひそ)ん~……たまにちょっとね……」

さわ子「あん!?何か言ったか?」

梓・純「「な、何も言ってません!!!」」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:14:10.60 ID:jQ6yS+/00


憂「(汗)あ、そうだ!去年の学園祭ライブの時のTシャツみたいな衣装なら着たいな、私」

純「お~、憂!それナイスアイデア!!」

梓「そ、そうですよ!インパクトよりも先生のセンスを前面に押し出したほうがいいです!」

さわ子「私の……センス……?」

梓「そうです!あのTシャツを受け取ったとき、感動しましたから!」

さわ子「(ズキューン)……感動……」

梓「はいっ!」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:17:12.56 ID:jQ6yS+/00


さわ子「ふ、ふふっ、ふふふふふ……」

梓・憂・純「……(ごくり」

さわ子「しょうがないわねぇ~、衣装の件は私に任せなさい!」

梓「お、お願いします……」

さわ子「さぁ~忙しくなるわよぉ~♪」

憂「行っちゃった……」

純「しょうがないって言いながら、すごい乗り気っていうか、嬉しそうだったね」

梓「とりあえず、今は乗り切ったけど、衣装は先生が作ったのを見て改めて検討ってことで」(;ーー)

純「同感……」(;ーー)

憂「そうだね(苦笑」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:17:38.66 ID:LwOYrx5n0


うまいな梓
原作やアニメでもこのうまさがあればさわ子で苦労することもなかったのにw


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:21:01.72 ID:jQ6yS+/00


~・~数日後~・~
梓「軽音部でーす!」

純「一緒にバンドやりませんかー」

憂「よろしくお願いしまーす」

純「結構渡せてるね」

梓「去年までの苦労がウソのように……(感涙」

憂「ビラつくるのに時間かかって出遅れちゃったけど、多く作ってよかったね」

純「でもよかったよ。普通に『けいおんぶ』ってロゴの入ったTシャツで」

梓「卯年だからってバニーガールの衣装を出されたときはヒヤッとしたけど……」(;ーー)

純「確かに……」

憂「さ、残りのビラ配っちゃお。お願いしまーす」

純「そだね。楽器できる人はぜひー!特にドラムとかー!」

梓「はい、どうぞ。興味があったら、放課後に音楽準備室に来てください」

1年生A「え、はぁ、気が向いたら……」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:26:09.91 ID:jQ6yS+/00


純「さぁさぁ、今ならドラマーさん優遇だよ!お買い得だよ!」

1年生B「ぇ……?」

梓「こら純!!」

憂「純ちゃん、意味がわからないよ……」

B「ド、ドラム……ですか……?」

純「そ、ドラム!あと、作詞とか作曲もできればベスト!!」

梓「じゅ~ん~?」

純「あはは、ごめ~ん。なんかテンション上がってきちゃって……」

B「作詞……作曲……」

梓「あ、あまり気にしないで。ごめんね。音楽とか楽器に興味があればそれでいいから……」

憂「放課後、音楽準備室で活動してるから、興味があったら来てね」

B「あ、はい。行ければ……」(スタスタ)


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:35:00.74 ID:jQ6yS+/00


純「逃げるように早足で……」

梓「純が作詞作曲なんてプレッシャーかけるから……」

純「ごめんって~。ここからは真面目に配りま~す」

――キーンコーンカーンコーン――

憂「あ、予鈴。教室に戻らなきゃ」

純「そだね。放課後はどうする?」

梓「当番制で配るのがいいと思う。順番とかは一回部室に集合してから決めよう」

純「あ~ぁ、クラスがバラバラってめんどくさい~~」

憂「しょうがないよ。放課後までの辛抱だよ」

梓「部室に行けば嫌でも会って話すんだから」

純「それもそっか。……でもめんどくさい~」

梓「いいから、早く戻るよ!!」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:39:44.34 ID:jQ6yS+/00


~・~同時刻昇降口近辺にて~・~
1年生C「あれ?A、また勧誘のビラもらったの?どこの部?」

A「軽音部だってさ。なんか、ひらがなで『けいおんぶ』って書かれたTシャツ着てた」

C「でも、まだビラ配ってる部あったんだね」

A「ね。ちょっと意外だからもらってきちゃった」

C「ちょっと見せてよ」

A「はいよ」

C「……『バンドやりませんか』か。そういえばA、中学のときからバンドやりたいって言ってなかった?入ってみたら?」

A「あたしゃパス。部活じゃなくて外バン組むわ」

C「なんで?せっかく部があるのに」

A「これは想像だけどさ、今の時期にビラを配ってるってことは、人数が多いんじゃないかと思うわけよ。
  勧誘出遅れて入部が少なくても、元の人数が多いからへっちゃらだぜ!みたいな」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:45:21.19 ID:jQ6yS+/00


C「人数が多いとなんでダメなのさ?」

A「あたしがやりたいのはボーカルだからね。ただでさえ競争率高いわけよ
  それに何より、ビラ配りながら言ってたんだよね『ドラム歓迎~』って」

C「なら人数云々よりもそっちを先に話せっ!(ポカッ」

A「あいた~……ま、そんなわけで部活動は諦めて外バンで頑張るよ」

C「ふぅん、で?その外バンを組むための活動は始めてるの?」

A「えぇ~っと……今はほら、入学したてだし~もう少し高校生活に慣れてからでもいいかなぁ~なんて……」

C「はぁ、こうやってニートができていくんだね……」

A「えぇ!?部活してないだけでニートってひどくね!?」

激しくデジャヴを覚える一幕


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:48:04.51 ID:jQ6yS+/00


C「おバカ!そうやってやること先延ばしにするのがニート気質だっつってんの!」

A「ごもっともなんだけどさぁ~、バンドを始めるにしても、何から始めていいものやらって考えてると、
  ついつい、今焦って考えるよりも明日じっくり~ってなっちゃうんだよねぇ~」

C「あんた……つねっていい……?」

A「や~だよw」

C「この……」

――キーンコーンカーンコーン――

A「お、ここでタイムアーップ」

C「仕方ない。教室に戻……って!!次移動教室じゃん!ほら、急ぐよ!!」

A「アイサー!!」

C「サーは男性への敬称だ!!」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:53:35.63 ID:jQ6yS+/00


~・~同時刻1年教室付近廊下~・~
B「ドラム……」

D「え?何?」

B「……ん、なんでもない」

D「そうなの?」

B「(塾も行かなきゃだし、きっと無理だよね……)……うん」

D「なに?今の間……」

B「え?(きょとん」

D「あー、うん、なんでもない」

B「(よくわからないけど……)ならいいか……」

D「なんか、ぼおっとしてるけど大丈夫?気分悪いの?」

B「大丈夫。ちょっと考え事してて……」

D「そ、そう……」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 18:58:06.78 ID:jQ6yS+/00


B「(入部はできないけど、作詞かぁ~……作詞……楽しそう……)ふ、うふふふ……」

D「ひっ!?……ちょ、どうしたの?なんか怖いよ?」

B「え?あ、ごめん。思い出し笑いというか」

D「あー、そ、そうなんだ……」

B「(ふわふわ気持ち揺れる まるでひつじ雲……)」テクテク

B「(誘う君の言葉 春風のよう 私を揺らす……とか)」ゴンッ

D「…………」

B「……痛い」

D「な、なぜ壁に突っ込んだし……?」

B「ちょっと、考え事を……」

D「そ、そう……歩いてる時はやめたほうがいいよ……」

B「うん、そうする」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:09:52.27 ID:jQ6yS+/00


~・~数日後~・~
純「……ねぇ~」

梓「……何?」

純「ビラ配りだしてから数日経ったよね」

梓「経ったね……」

純「ただの一人も見学に来ないってどういうこと!?(ムキー」

梓「そんなこと言っても、来ないものはどうしようもないじゃん!(ガー」

純「なんか足りないんじゃないの!?何か見落としてるかもよ!」

梓「それがわかるならとっくに足してるよ!」

純「…………」

梓「…………」

純「……不毛だね」

梓「……そうだね」

梓・純「はぁ~」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:14:29.09 ID:jQ6yS+/00


憂「ただいまー……どうしたの?」

純「争いは醜いねって話をしててさ」

梓「違うでしょ……新入生こないねって話を……」

憂「ん~……どんな部かイメージが湧きづらいのかも……」

梓「イメージかぁ……それなら、ビラはだいぶ配ったし、これからは新歓の練習をメインにしようか……
  軽音部のイメージが湧きづらいなら、新歓ライブで楽しい部なんだって感じてもらえるように」

憂「うん、そうだね。頑張らなきゃ(フンス」

純「でもさ、ライブだけで本当に大丈夫かな……心配になってきた」

梓「こっちまで不安になるじゃん」

憂「でも、今はそれしかないもん。信じて頑張ろうよ」

?「あなたたち、何か忘れてない?」

梓・憂・純「「「うわぁ!?」」」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:19:13.32 ID:jQ6yS+/00


さわ子「やぁねぇもう、毎回毎回……」

梓「せめて前に回ってから話しかけてください……」

純「あ~、心臓止まるかと思った……」

憂「ところで、忘れてるって……何をですか?」

さわ子「じゃっじゃ~ん!これよ!」

梓「!!それは!(バッ」

さわ子「あ、こら、返しなさい」

純「何ですか?あれ?」

さわ子「あれはね~」

梓「なんでもない!!わーわーわーわー!!!」

…………

梓「ぜぇ、ぜぇ」

さわ子「去年撮った軽音部の紹介ビデオよ」

梓「∑!?はぅっ」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:26:10.31 ID:jQ6yS+/00


純「なんだ、そんなのがあるなら……」

梓「ダメ!!」

純「いや、でもせっかく……」

梓「絶対ダメ!!」

純「ダメだこりゃ……耳までふさいじゃった」

憂「何がそんなに嫌なんだろう……?」

さわ子「ま、百聞は一見にしかずね。憂ちゃん!お茶菓子!」

憂「は、はい!梓ちゃ~ん、大福だよ?」

梓「(ぱく)むぐ……(ぽわ~」

さわ子「純ちゃん!」

純「はい!(ガシッ」

梓「はっ!こら、純!離して!!」

さわ子「(サッ)ちょちょいのちょいっと、はい、再生~」

梓「(ギャーギャー)」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:39:58.35 ID:jQ6yS+/00


~・~再生中~・~
憂「あ、お姉ちゃんだ♪」

純「あぁ~そういえば撮影手伝ったね。今思い出したよ」

……

HTT『軽音部で、お待ちしててまーす!!』

純「なに、いいじゃん。これ流そうy……」

梓『けっ軽音部へ、ようこそ   にゃん?』

憂「…………」

純「…………」

梓「……だから嫌だったのに……」

さわ子「何言ってるの?ベストカットじゃない。これで男のハートを鷲掴みよ!!」

梓「ここは女子高です!!!というか、純も憂も笑顔のまま固まっちゃったじゃないですか!」

憂「(がしっ)梓ちゃん……私たち、いつまでも友達だよ?」

梓「ぇ?憂、何言って……」

純「あいや!みなまで言うな!大丈夫。梓のネコミミ趣味のことはクラスでは黙っておくから!」

梓「違うってば!!!!」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:50:06.12 ID:jQ6yS+/00


――すったもんだ――

純「でも、せっかく先輩たちが梓のために残したんだs……ぅ……」

梓「……(じぃ」

憂「まぁまぁ、梓ちゃん……」

純「あ、最後だけ切れば?停止ボタンをポチッと」

憂「そうだよ。他はあんなにいいビデオになってるんだし」

純「それに、あれだけいろんな人に協力してもらったんだもん。使わなきゃもったいないよ」

憂「そうそう!」

梓「ぅ……そこまで言うなら……」

さわ子「決まりね♪じゃぁ、生徒会の申請には『演奏』と『ビデオ上映』って書いておいてね」

梓「わかりました……でも、絶対最後は編集でカットしてくださいよ!」

さわ子「わかってるわよ(チラッ」

純「(『わかってるわね♪(邪笑』先生の目はそう語っていた!了解であります!)」(キリッ


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 19:58:15.06 ID:jQ6yS+/00


純「そんなわけで、新歓当日を迎えたわけだけど……」

梓「誰に言ってんの?」

純「誰だろうね?」

憂「なんか、緊張してきたね~」

梓「大丈夫。やれるだけのことやってきたから」

純「梓は楽勝だよね~。新歓とか学祭で何度もステージ立ってるし」

梓「私だって緊張してるよ。MCは始めてだもん」

憂「いつもしゃべってるのはお姉ちゃんだったもんね」

純「ほほぅ……(ニヤ)見て見て~人がいっぱいだよ~」

梓「……!」(ドカッ

純「あたた……ごめんってw」

梓「まったく……」

憂「(にこにこ」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:04:18.22 ID:jQ6yS+/00


さわ子「ねぇ、今からでもバニーに着替えない?」

純「うわぁっ!?」

梓「……また背後から……そして着替えません」

さわ子「ぶーぶーぶー」

梓「ぶーたれてもダメです!」

さわ子「じゃぁせめてネコミミだけでも……」

梓「だから嫌ですってば!」

さわ子「はぁ、しょうがないわね……」

アナウンス『次は、軽音楽部による演奏です』

梓「もう始まりますから、下がってください」

さわ子「わかってるわよ~。……あ、そうだ。憂ちゃんはステージに立つの初めてよね?」

憂「え?はい。初めてです」

さわ子「気持ちいいわよ。思いっきり楽しんでらっしゃい。2人もね」

梓・憂・純「「「はいっ!」」」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:10:02.41 ID:jQ6yS+/00


――パチパチパチパチ――

梓『こんにちは。軽音部です』

A「あれ?3人しかいないじゃん」

C「そだね」

A「誰だ!部員が多いなんて言ったのは!」

C「お前だ!(ゲシッ」

A「やっぱマイクの前にいるってことは、あの先輩がボーカルかね?」

C「さぁ?っていうか、黙って見てなさいよ」

A「へ~い」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:14:34.98 ID:jQ6yS+/00


梓『えぇっと……』

憂「梓ちゃん?」

梓『ごめんなさい。何を言おうか考えてきたんだけど、忘れちゃって』

純「おいおい……」

D「忘れちゃったって。緊張かな?」

B「どうだろう……(やっぱりドラム……いない……」

D「なんか、背もちっちゃいし、かわいい感じの先輩だよね」

B「うん……(打ち込みかな」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:15:56.07 ID:jQ6yS+/00


梓『えっと、実はこの3人でバンドを組んだのはつい最近で……』

梓『これから演奏する曲も、私たちが作ったわけではないんです』

梓『そんな駆け出しのバンドなので、初心者でも全然大丈夫です』

梓『少しでも、楽器とか音楽に興味がある人は放課後に音楽準備室に来てください』

梓『みんなでお茶したり、雑談したり、練習したり、とても楽しい部です』

A「(お茶ぁ!?)」

B「(練習……最後に出てきた……)」

梓『では、聞いてください。去年卒業した先輩たちと一緒にやった曲です』

梓『ふわふわ時間』


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:20:18.45 ID:jQ6yS+/00


~・~演奏中~・~
C「あれ?ギターの先輩、ボーカル兼任かと思ったのに歌わないんだ?」

A「…………」

C「……?A?」

A「……」じぃっ

C「……やれやれ(微笑」


B「…………」

D「……(チラッ)ひぃ!?」

D「(Bちゃんがステージを睨んでる!?何にそんなに怒ってるんだろう……)」

B「……(じぃ」←単に見入ってるだけ


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:37:26.97 ID:jQ6yS+/00


A「(楽器のことは詳しくないけど……)」

B「(やさしい……音……)」

A「(3人ともすごく揃ってる……)」

B「(全員が一つ一つの音を大事に弾いてる雰囲気が伝わってくる……)」

A「(よっぽど練習したんだろうな……それに……)」

B「(すごく大切な曲なんだろうな……それに……)」

A・B「(すごく楽しそう!)」


梓「(ぁ……手拍子……)」

憂「(だんだん大きくなって……)」

憂「(先生が言ってた『気持ちいい』ってこういうことだったんだ)」

純「(~~~!!やばい、この感じ……これはハマル~)」

ジャジャッジャジャッジャーン――


名前はA~Dのままで投下するので、名前が欲しい人は脳内で変換してくれ


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:45:26.67 ID:jQ6yS+/00


憂「(すごい拍手……)」

純「(きんもちいぃ~!)」

梓「…………」

憂「梓ちゃん……?」

純「あとは紹介ビデオ流して終わりだぞぉ~」


梓『……入学してから、ずっと5人でバンドをやってきて』

梓『先輩たちが卒業しちゃって、一人になって……』

梓『でも、同級生の憂と、純が入ってくれて』

憂「梓ちゃん……」

純「梓……?」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:47:48.34 ID:jQ6yS+/00


梓『それでも、もう一人入らないと、廃部になるって聞いて』

梓『今まで、先輩たちが残してくれた、軽音部を守らなきゃって』

梓『使命感、みたいなのもあって、でも今、憂と純と、みんなの前で演奏して、違うんだなって』

梓『私は、ただ、この軽音部で、音楽を、続けたい、んだって』

――ざわざわ――

A「あのさ、ひょっとしてあの先輩……」

C「泣いてる……ように見えるね」

A「…………なにゆえ?」

C「知るわけないでしょ」


D「(はっ!?まさか、Bちゃんと目が合って!?)」

B「……?なに?」

D「なっ!なんでもないよ!!(Bちゃん……恐ろしい子……)」

B「???」


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:51:04.78 ID:jQ6yS+/00


梓『HTT……去年までの、先輩、たちとの、バンドの絆も、確かに固いけど』

梓『先輩たちと、方向は違っても……自分たちの、憂と、純と、仲間との音楽を見つけ、たいなって』

梓『私は、この、軽音部って、いう場所、が、大好きだから!』

梓『だから、その仲間が増えてくれるたら、うれしいです!』


梓『……(ヒック』

純「……」

憂「……」

観客「……」


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:52:15.16 ID:jQ6yS+/00


純『梓……(ぽむ』

梓『純……?』

純「……」

梓『…………何?』

純『あとは任せろって目で語ってるじゃん!』

梓『わかんないよ、そんなの』

純『アイコンタクト失敗!?』

――クスクス――

純『ぅ~、と、とりあえず!この後、去年撮影した軽音部の紹介ビデオを流しま~す』

純『結構軽音部の雰囲気が出てると思うので、興味を持った方は是非入部してくださーい』

憂『それでは、どうぞー』

純「さ、下がろ」

梓「うん……」


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:54:45.29 ID:jQ6yS+/00


~・~舞台袖~・~
さわ子「おつかれさま。よかったわよ。演奏も、MCもね」

純「ありがとうございます!」

憂「先生の言ってた『気持ちいい』って実感できました!」

梓「……思い返すと、恥ずかしい……」

憂「でも、驚いたね」

純「予定にないところでしゃべりだすし、泣いてるし」

梓「言わないで……すごく恥ずかしいから……」

純「でもさ、泣く要素ってあったっけ?」

梓「自分でもわかんない。気づいたら涙が出てて、止めようと思っても止まらなくて、
  途中からもう、言いたいことだけ早く言って終わろうって」

純「なぞだ……」

さわ子「自分でも言ってたじゃない『今まで使命感みたいなのがあったけど今は違う』って」

憂「なるほど。張り詰めてた糸が緩んで、溜まってた気持ちが出ちゃったんですね」

さわ子「私はそう思うけどね」

梓「そう……なのかな?」


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 20:56:45.01 ID:jQ6yS+/00


純「梓~、一人で抱え込むのはよくないと思うな~」

憂「そうだね」

梓「そ、そんなつもりは……」

憂「でもね、嬉しかったよ。『仲間』って言ってくれて」

純「うんうん」

梓「憂……純……」

純「梓……」

憂「梓ちゃん……」

梓「改めて……」

梓・憂・純「「「これからもよろしく!!」」」



さわ子「…………若いっていいわねぇ~」(超しみじみ


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:02:59.51 ID:jQ6yS+/00


梓「あ、そういえば、紹介ビデオ……」

さわ子「心配しなくても、ちゃんと流してるわよ♪」

梓「ちゃんと最後のシーンはカットしてくれましたか?」

さわ子「それがねー、最近新入生に配る教材の準備や確認で忙しくて、編集できなかったのよね~」

梓「え゙……?」

さわ子「でもまぁ、大丈夫。ここにあるパソコンの映像がステージに流れてるだけだから
    タイミングを見て止めれば問題ないわ」

梓「ならいいですけど……ちゃんとやってくださいよ?」

さわ子「わかってるわ。ちゃんとね。ちゃんと」


HTT『せーのっ』

梓「そろそろですよ!」

さわ子「えぇ、そろそろね(チラッ」

純「ラジャりました!!(ガシッ」

梓「え?ちょっと、何!?」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:06:48.46 ID:jQ6yS+/00


HTT『軽音部で、お待ちしてまーす!!』

唯『来てね~』

律『うぇるこめー!』


さわ子「ちゃんと最後まで流すわ♪(邪笑」

梓「ちょ、ちょっと!待って!純!離して!」

純「いーじゃんいーじゃん」

梓「嘘でしょ?ちょっと!!に゙ゃああああああああああ!!!」


梓『けっ軽音部へ、ようこそ   にゃん?』


会場「………………」


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:08:31.27 ID:jQ6yS+/00


C「今の……ギターの先輩、だよね……」

A「そう……だね……」

C「っていうか……」

A・C「「何あれ?」」


D「なんか……個性的だね……」

B「……うん(か……かわいい……)」


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:12:40.97 ID:jQ6yS+/00


~・~翌日放課後、音楽準備室~・~
梓「…………(ブスー」

純「梓ぁごめんって。そろそろ機嫌直してよ~」

梓「ふんっ」

憂「こんにちはー。あれ?純ちゃん、まだ梓ちゃんに口きいてもらえないの?」

純「うん、昨日からずっと。ねぇ梓ってばぁ~」

B (・_[ドア]

憂「梓ちゃん、純ちゃんもすごく反省してるみたいだし……」

梓「…………これで部員が入らなかったら、純と先生のせいだからね」

憂「大丈夫だよ!ちゃんと演奏を聞いて入ってくる子がいるよ」

梓「だって、あんな白けた空気……」


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:15:05.30 ID:jQ6yS+/00


~・~廊下~・~
B「……(取り込み中かな?出直したほうがいいかな?)」

A「ねぇ、あんた何してんの?」

B「(びくっ)……えと、私はその、別に怪しいものではなく……」

A「や、あんたが誰かじゃなくて、っていうか制服着てるのに怪しいも何も……」

B「あ、うん。ごめんなさい……」

A「で、何してんの?」

B「え……と、中、取り込み中みたいだから……」

A「それで待つように言われたんだ?」

B「ううん、まだ聞いてないけど……」

A「んじゃぁ聞いてみたらいいじゃん。私も用があるし、ほら行くよ(がしっ」

B「ぇ?え?ちょっと……」

A「こんちはー(がちゃ」


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:20:27.47 ID:jQ6yS+/00


~・~室内~・~
A「こんちはー(がちゃ」

憂「はぁい」

A「ここって軽音部の部室ですよね?」

憂「そうですよ」

梓「純、今度は何やったの?」

純「何もしてないってば」

A「入部届け出しに来ましたー!1年3組、Aです!
  希望パートはボーカルで、えっと、他に伝えたほうがいいことってあります?」


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:23:54.83 ID:jQ6yS+/00


梓「ぇ…………本当に……?」

A「は?」

梓「本当に入部希望?」

A「えぇまぁ、そうですけど」

梓「……」

憂「……」

純「……」

A「……あの?」

梓・憂・純「「「いやったああああ!!」」」


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:28:02.65 ID:jQ6yS+/00


梓「あ、そんなとこ立ってないで、座って座って」

憂「今お茶入れるね」

B「あのぉ……(・_[ドア]」

純「1名様入りまーす。あ、日本茶だけど、嫌いだったりする?」

A「え、あ、いえ」

憂「お茶菓子に甘いもの大丈夫?」

A「はぁ、食べれまs……」

梓「ずっとボーカル一本で続けて来たの?語り弾きとかは経験なし?」

A「楽器は……アコギをちょこっとだけ。一曲も覚えられなくt……」

純「好きな音楽は?(ずずいっ」

A「っていうか!質問早っ!顔近っ!!」


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:30:18.69 ID:jQ6yS+/00


A「(助け舟は……そうだ!)さっきの子は……っていねぇ~~~!!?」

梓・憂・純「「「さっきの子?」」」

B「ここに……」(・_[ドア]

梓・憂「「ひぃっ!?」」

純「貞子!?」

A「……なんで隠れてんの?」

B「隠れてるというか、今出て行ったら邪魔かなって……」

A「何か用があったんじゃないの?」

B「(こくこく」

憂「な、なんでしょう?」

B「私も……入部届けを……」


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:32:49.54 ID:jQ6yS+/00


純「おー、2人目」

A「なんだ、あんたも入部希望だったんだ?」

B「う、うん」

A「新入部員同士、よろしく」

B「ぁ、こちらこそ……」

梓「…………」

梓「……よかった、よかったよぉ」

憂「梓ちゃん……よしよし」


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:34:45.56 ID:jQ6yS+/00


B「えっと、ご迷惑でなければ……」

梓「迷惑なんてこと、全然ないよっ!」

純「こっちに来て座んなって。……えっと」

B「Bです。1年2組です」

憂「Bちゃんね。さ、座って。今お茶出すから」

梓「永谷さんはどのパートやるの?」

B「えと、ドラムをやりたいなって。あの、もちろんただの希望なので、他をって言われれば……」

純「おぉ~、今ちょうどドラムがいないから、ちょうどいいね」

B「(よかった……)」

憂「お茶入ったよ~」

純「今日のお茶菓子は~、お、羊羹!やりぃ」

―わいわい―


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:41:20.33 ID:jQ6yS+/00


純「んじゃここで、部長の梓から新入部員に挨拶~」

梓「えぇ?」

憂「梓ちゃん頑張って」

梓「そんな話聞いてないんだけど……」

憂「いいからいいから」

純「部長としてここはビシッと決めてやんな」

梓「え、あ、えっと、そんな姿勢正さなくていいよ?」

A・B「「はい(びしっ」」

梓「うわー、緊張する……」

梓「えと、それじゃぁ……(コホン」


梓「Aさん、Bさん、軽音部へようこそ!」



A「…………『にゃん』って入らないんですか?」

梓「あ、あれは違っ……!!」


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:44:14.30 ID:jQ6yS+/00


~・~廊下~・~
さわ子「新入部員、入ったのね」

室内「(やんややんや)」


さわ子「……邪魔するのも野暮、か」

さわ子「しかたない、今日は職員室で真面目に仕事でもしようかしら」





さわ子「よかったわね」


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:45:58.71 ID:jQ6yS+/00


~・~・エピローグ・~・~
憂「こんな感じで、新入生が2人入部してくれました」

憂「Aちゃんは明るくて、ちょっとお調子者で、ひまわりみたいな子です]

憂「たまに梓ちゃんに怒られたりして、律さんみたい(笑」

憂「もう一人のBちゃんは、逆に物静かで」

憂「最初は無口だし、少し不気味で怖いイメージがあったけど、実はすごくやさしい子です」

憂「2人ともすっかり打ち解けて、今は学祭に向けてみんなで曲を作ってます」

憂「Aちゃんは歌いながらギターを弾くために練習中だし、Bちゃんは塾があるから週2回お休みだけど、作詞もしてくれて」

憂「そうそう、Bちゃんの書く詞は、澪さんの詞と似ててとってもかわいいです」

憂「部活ってこんなに楽しかったんだね」

憂「放課後が待ち遠しくて、毎日がとても充実してます」

憂「ちょっと長くなっちゃったけど、以上、軽音部の近況です。―――」


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:47:29.52 ID:jQ6yS+/00


唯「―――お姉ちゃんも体に気をつけて、大学生活を楽しんでください」


唯「以上、憂からのお手紙でしたー」

律「なぁ……憂ちゃんの手紙っていっつもこんなに長いのか?」

唯「わかんない。離れたことがないから、手紙もらったのも初めてなんだよね」

澪「それだけ伝えたいことが多かったんだろ」

紬「でも、梓ちゃんたちも頑張ってるのね~」

澪「そうだな。それにしても、律みたいな後輩か。梓も苦労するな……」


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:51:09.99 ID:jQ6yS+/00


律「澪ちゅわ~ん、どーゆー意味かなー?」

澪「そのまんまだろ」

律「へぇ~そんなこと言っちゃっていいのかなぁ~?チラッ♪」(マル秘写真

澪「な、こら!律!」

律「おほほほ、捕まえてごらんなさ~い」

澪「待て!よこしなさい!」

――どたどた――

紬「あ、そうだ!」

唯・澪・律「??」


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:53:20.67 ID:jQ6yS+/00


紬「今度の桜高祭、みんなで梓ちゃんたちのライブを見に行かない?」

澪「あぁ、それはいいな」

唯「私もさんせーー!!」

律「よぉし、かわいい後輩の成長ぶりを確かめに行ってやるか~」

澪「そういう台詞を言う前に、私たち自身も成長しなきゃな」

唯「そうだよ、りっちゃん。いつまでも高校生気分じゃあずにゃんに笑われるよ?」

律「なにおぅ!?」

澪「唯も。そろそろギターの腕で梓に追いつかないとな」

律「こりゃ特訓かなぁ~?」

唯「えぇ~、そんなご無体なぁ~~(フニャフニャ」

紬「うふふ……」

スタジオ店員『放課後ティータイム様、3番の部屋空きましたんでどうぞー』

律「おぉっし!梓たちに負けないように、私たちも気合入れていくぞー!!」

唯・澪・紬「「「おーーー!!!」」」
                           ~完~


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 21:55:42.46 ID:Z4xV6Vxl0


何だ
ただの劇場版か


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:02:18.08 ID:uqLWuZFmO


おもしかった乙


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 22:14:49.50 ID:ebsQnoRM0


かなりよかった
素晴らしい
また書いてくれ乙





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