スポンサーサイト

このエントリーをはてなブックマークに追加 コメント(-) | カテゴリ: スポンサー広告 | 更新日: --/--/-- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

憂「お姉ちゃんの皮膚が欲しい」

このエントリーをはてなブックマークに追加 コメント (3) | カテゴリ: けいおん!SS | 更新日: 2011/01/21 12:00
憂「お姉ちゃんの皮膚が欲しい」


1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 18:16:03.36 ID:Mte9Vd01O


唯「すぅ…すぅ…」

憂「うん、大丈夫良く眠ってる。よいしょっと」スッ

グサッ

唯「うぅーん…」

憂「よし、これくらいでいいかな。それじゃお休みお姉ちゃん」バダン


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 18:23:57.89 ID:Mte9Vd01O


憂「ふー、ふー。おねえちゃん…おねえちゃん…はぁはぁ…」

タッタッタ

唯「おはよー、あれ憂何舐めてるの?」

憂「えっ!?あぁ、飴ちゃんだよ、飴ちゃん」

唯「えー、良いなぁ。私にも頂戴」

憂「ダメだよ、ちゃんと朝ご飯食べないと。遅刻しちゃうよ」ガサガサ

唯「あ、ほんとだ!早くしないと」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 18:29:32.07 ID:Mte9Vd01O


律「さぁーて、んじゃそろそろ練習しよっか」

澪「そうだな、じゃあ軽く音合わせしようか」

唯「じゃあいくよー…っ痛!」ガダンッ

梓「ちょっ!大丈夫ですか先輩?」

唯「ゴメン、ゴメン…。なんか弦を触ったら急に痛みが」

梓「あ、薬指の先、少し剥けてるじゃないですか」

唯「え?あっ、本当だ…、道理で痛い訳だね」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 18:38:46.21 ID:Mte9Vd01O


律「全く、唯は鈍感だな、今頃気付いたのかよ」

紬「ほら唯ちゃん、指出して。絆創膏貼って上げるね」サッ

唯「有り難うムギちゃん!」

梓「ギターは指先が命なんだから、気を付けて下さいよ」

唯「うん、それにしてもいつ剥れたんだろ…?」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 18:44:31.86 ID:CtVyz9Q6O


憂ちゃんしょっぱなから飛ばし過ぎだろ…


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 18:51:54.01 ID:Mte9Vd01O


唯「ただいまー、ういー。お腹空いたよ」

憂「待っててね、今準備するからね。……あれ」

唯「ん?あぁ、これムギちゃんに巻いて貰ったんだ」サッ

憂「そ、そうなんだ…。でも消毒しないと、絆創膏外すね!」

唯「いいよ、ムギちゃんに舐めてもらったから大丈夫」

憂「え……?そうなんだ…」

唯「どしたの?憂」

憂「ううん……なんでもないよ」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 18:57:01.75 ID:wazYTxIh0


さすが憂ちゃんだね


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 18:59:03.47 ID:uVFmRGjo0


憂ちゃんだ


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 19:02:18.06 ID:Mte9Vd01O


唯「すぅ…すぅ……」

パシパシ

憂「よし…大丈夫だね。お姉ちゃんの寝顔可愛いなぁ…」サッ

唯「うぅーん、ギー太ぁ…」

憂「待っててねお姉ちゃん…。今私が綺麗にして上げるから…」チュパッ

唯「はぅぅぅん…」

ペロペロ

憂「ん……っ…んっ……んん…」チュパッ

唯「ふにゅぅ……」

憂「これで綺麗になったよね…、じゃあまた貰うね、お姉ちゃんの皮膚…」ザクッ

ペリペリペリ


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 19:10:58.34 ID:Mte9Vd01O


憂「お姉ちゃんの…美味しいよ…お姉ちゃん……はぁはぁ」チュパッチュパッ…

梓「おはよ、憂。何してるの?」ポン

憂「ひあっ!?な、なんでもないよ!」カパッ

梓「タッパー…?液体みたいだけど何が入ってるの」

憂「た、だだの水だよ!水」

梓「ふーん、そうなんだ」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 19:18:51.74 ID:Mte9Vd01O


唯「和ちゃーん、ゴメン数学のノート見せてくれないかな!」

和「また宿題忘れたの?ダメじゃない、ちゃんとやってこないと」

唯「あははー、ついうっかり。でもそう言いつつもちゃんと見せてくれるんだよね、和ちゃんは」

和「全く仕方ないわね、次からは気を付けるのよ」スッ

パサッ

唯「痛っ…、あゴメン」

和「ん?どうしたのよその指、血がでてるじゃない」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 19:25:51.61 ID:Mte9Vd01O


唯「ほ、本当だ…血がでてるよ!?」

和「ほら、落ち着いて唯。まずは水道で洗い流さないと」

唯「うん…、分かったよ!」タッタッタ

紬「あら唯ちゃん。貴方もトイレ?」

唯「ううーん、ほら見て見て!」サッ

澪「見てって、おい指が血だらけじゃないか!どうした……ウップ!」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 19:38:15.11 ID:Mte9Vd01O


紬「はい、唯ちゃん、ハンカチ」

唯「有り難うムギちゃん!うぅー…水が染みるよぉ」

澪「どうしたんだよ、また怪我したのか?」チラッチラッ

唯「うーん、全然気付かなかったんだけど、どうもそうみたい」

紬「うーん…、どうも前の傷口が広がってるみたいね」

唯「本当だ…、見て澪ちゃん、何でだろうね」サッ

澪「え?……っぷ!ちょっと唯、こっち向けるなよ…ウップ!」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 19:42:50.39 ID:Mte9Vd01O


紬「唯ちゃんあれから一度治療したの?」

唯「ううん、何もしてないよ。何で?」

紬「私のあげたヤツじゃなくて、普通の絆創膏になってたから…」

唯「あれ、ほんとだ?ムギちゃんまた貰ってもいいかな」

紬「うん、勿論いいわよ」ゴソゴソ


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 20:08:17.30 ID:Mte9Vd01O


唯「っと、と…よいしょっと!」グッ

梓「大丈夫ですか先輩?見てて凄い危なかっしいんですけど」

唯「大丈夫、大丈夫!ムギちゃんの絆創膏貼って貰ったから」サッ

律「でも凄いよな、それ。パッと見、何も巻いてないみたいだしな」

澪「私はそっちの方が助かるけどな…」

唯「そうだよね、ほらほら」スッ

澪「こら!?だからって近付けるなよ……っぷ!」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 20:20:18.19 ID:Mte9Vd01O


唯「うぅー、指がズキズキするよぉ。うーいー、ナデナデして」

憂「おかえり、お姉ちゃん!早く手を出して」

唯「あぁ、憂に撫でて貰うと癒されるよぉ」

憂「えへへー、私もだよお姉ちゃん。……あれ、この絆創膏…」

唯「またムギちゃんから貰っちゃったんだ。あ、そだハンカチも借りてたんだよね」ゴソゴソ

憂「え……、ハンカチ…?」ギュッ

唯「うん、ムギちゃん優しいからね。憂これ洗って置いてくれないかな?」

憂「…………」ギュッ!

唯「何かお礼しなきゃいけないなぁ、ねぇ何かない……って痛いよ!?」

憂「え!?あぁ、ゴメンね、少し強く握りすぎちゃったよね…」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 20:40:28.31 ID:Mte9Vd01O


憂「なんでお姉ちゃん……どうして私以外の人に…。どうしたら良いの…」

私はタッパーの中の水に砂糖を加え、軽く掻き混ぜた。そこにはお姉ちゃんの皮膚が水を吸いブヨブヨと浮かんでいる。
その皮膚を摘み、口へと運ぶ…、そして一、二度軽くアマガミをした。

憂「んっ…はむっ……んっ。やっぱりお姉ちゃん美味しい…、気持ちが落ち着くよ」

そして、私は静かに思案を巡らせる。私のお姉ちゃん、どうしたら私だけの物になるの…、誰にも汚されたくないよ。
だが、いくら考えても私に答えがでることはなかった。


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 20:57:39.94 ID:Mte9Vd01O


唯「すぅ……すぅ…」

憂「お姉ちゃん…、今日も貰うね…。お姉ちゃんの皮膚も喜んでるよ、だから、今日も貰うね…」ガッ

ザクッ

唯「ん……!」

憂「お姉ちゃんの皮膚…、お姉ちゃんの…。私が大事にしてあげるから…」グリッグリッ

ポタポタ

唯「んんっ…!?」

チュパッ…

憂「んっ…ん…っ…。お姉ちゃんの血、おいし…」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 21:08:05.33 ID:Mte9Vd01O


唯「憂ー大変だよっ!大変!」ダッダッダッ

憂「どうしたの、お姉ちゃん?廊下を走ったら駄目だよ」

唯「見てよ憂!私の指先、包帯が真っ赤に染まってるよ」

憂「本当だ?きっと寝てる間に傷口が開いちゃったんだよね…」

唯「そうなのかな…、うぅ。なんだか昨日よりズキズキするよ」

憂「待っててね、今包帯変えてあげるから」ダッ

唯「うん、有り難う、ういー」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 21:25:48.58 ID:Mte9Vd01O


唯「おはようー、皆!」

律「おう、おはよ……ってお前!どうしたんだよ、その指」

唯「なんだかまた怪我しちゃったみたいなんだよ…」

澪「みたいなんだよ、じゃないよ!?そんな指じゃギターが……うぇっぷ!」

律「おいおい。もしかして、ドッキリか何か仕掛けようとしてるんじゃ無いんだろうな?」

唯「本当だよぉ、包帯外すから見ててね」クルクル

澪「いいから!外さなくていいからぁ…っぷ!」

紬「まぁ…、これは酷いわね…。また薬指の皮膚がかなり剥れてきてる」

律「す、すいませんでした唯さん!」

唯「エッヘン!分かれば良いんだよ」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 21:32:05.92 ID:Mte9Vd01O


澪「エッヘンじゃないよ!いいから早く、早く包帯巻いてってば!」

唯「あー……。ムギちゃんお願い、巻いてくれないかな」

紬「うん、いいわよ。ジッとしててね」クルクル

律「なんだお前、自分で巻けないのかよ?どうやって巻いたんだ」

唯「あれ…?そういえば最初、どうやったんだろ。気付いたら巻かれてたよ、…まさか妖精さんが!?」

律「んなわきゃねーだろ、唯らしいっていうかなんていうか」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 21:48:02.90 ID:Mte9Vd01O


梓「おかしい…、何かがおかしい…。いくら唯先輩といっても…、ん?あれは憂」

憂「お姉ちゃん元気にしてたかな…、また大きくなってる……」ペチャペチャ

梓「ねぇ、憂?ちょっと聞きたい事があるんだけと」ポンッ

ガダッ!

憂「あ、梓ちゃん!?ビックリしたぁ」サッ

梓「こっちの方がビックリしたけど…。また、タッパー?」

憂「ううん、何でも無いよ!…どうしたの?」

梓「唯先輩の事なんだけど、何か変った事ないかな?」

憂「うーん、別にいつも通りだけど?…どうかしたの」

梓「ううん…ちょっと気になったから」

憂「もし何かあっても、私がずっと付いてるから大丈夫だよ。お姉ちゃん危なっかしいから」

梓「そうだよね…うん」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 21:57:33.88 ID:Mte9Vd01O


唯「うーん、退屈だよぉー、ねぇギー太」ゴロゴロ

澪「仕方ないだろ、そんな指でギターなんか弾ける訳ないんだから」

唯「だったら他の指でカバーすれば良いんだよ!」

梓「馬鹿な事言わないで……って、唯先輩なら本当にやってしまいそうで怖いです」

律「右に同じだ。軽く縛ったおこうか?」サッ

唯「あぁ、お止めになって、お止めになってぇ!」

律「ははは、ういヤツじゃー」グルグル

澪「コラ、律!練習中なんだぞ」

紬「ふふっ、じゃあ少し休憩にしましょうか」

唯「わーい休憩、休憩!あ、そういえばムギちゃんにハンカチのお礼持ってきたの皆で食べようよ!」ゴソゴソ


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 22:06:04.43 ID:Mte9Vd01O


律「おぉ、シュークリームじゃないか!しかも手作りか」

唯「凄いでしょー、エッヘン!」

律「威張ってる所悪いが、どうせ憂ちゃんが作ったんだろ?」

唯「な、なんで分かったの!?律っちゃんエスパー!」

紬「それじゃ、お茶入れるから少し待っててね」

梓「澪先輩…、少し良いですか?」クイクイ

澪「ん?なんだよ梓」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 22:17:31.34 ID:Mte9Vd01O


澪「どうしたんだ、廊下まで来て。誰かに聞かれたら不味い話なのか」

憂「そうですね…、特に唯先輩には絶対に」

澪「唯にって…まさかあの指の事か?」

梓「そうです、律先輩達はいつもの唯先輩のおっちょこちょいで済まそうとしてますけど」

澪「ちょっ…ウプッ!止めろよ梓、思い出させるんじゃ…うぇっぷ!」

梓「ちょっと、しっかりして下さいよ!」ユサユサ

澪「頼む…、私じゃなくて、ムギとか他の奴に言ってくれない…っぷ!…はぁ…はぁ」

梓「お願いしますよ、律先輩は口が軽そうだし、ムギ先輩はうっかり口が滑っちゃいそうだし…。澪先輩が頼りなんですよ」

澪「梓…、そうか、そこまで頼りされちゃ仕方ないか。……っぷ!」


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 22:38:53.74 ID:Mte9Vd01O


紬「お茶が淹れ終わったわよ、どうぞ」サッ

唯「あれ、澪ちゃん達まだ戻ってこないのかな?」

律「先に食っちまおうぜー、ムギのお茶が冷めちまうぜ!」パクッ

唯「あ、律っちゃんずるいよ!私も食べるぅ」パクッ

律「ん…、なんか甘くない…つか、むしろ苦くないか?」ムシャムシャ

唯「うぅん…、本当だね。憂、砂糖と塩間違えたのかな」ムシャムシャ

紬「ん……この味は…、どこかで」

律「憂ちゃんもそんな間違いするんだな……ってなんだコレ!?クリームが真っ赤だぞ!」

唯「うわっ、本当だ!?なんでだろ!」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 22:49:39.44 ID:Mte9Vd01O


憂「どうしたんですか?澪先輩に梓ちゃんも、またお姉ちゃんが何かしたんですか」

梓「ううん、話があるのは憂なんだ。もう止めようよこんな事!」

憂「な、なんの事かな梓ちゃん?さっぱり分かんないよ」

澪「憂ちゃんなんだろう、唯の指を傷付けたのは!」

憂「澪先輩まで…、何で私がお姉ちゃんを傷付けなきゃならないんですか?」

澪「理由は分からないよ…、でも憂ちゃんしかいないんだよ!」

憂「言い掛かりは止めて下さい、いくらお姉ちゃんの友達でも怒りますよ!」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 23:02:23.03 ID:Mte9Vd01O


梓「だった他に誰が出来るっていうの!」

憂「分からないよ、分からない…だって私ずっとお姉ちゃんのそばに居たんだよ!分かる訳ないよ」

澪「それはつまり…憂ちゃんしか出来なかったって事になるんだよ!もう、これ以上唯を傷付けるのは止めるんだ!」

憂「違う…、違うよ…、違うっ!私はお姉ちゃんを傷付けてなんかいない…、私は守ってあげたの。ううん今も守ってあげてるのよ」サッ

梓「それは…、いつも憂が持ってるタッパー…?」

カパッ

憂「ほら…見て、お姉ちゃんだよ…。私が肌身放さず守ってあげてるの……」

梓「何…、そのブヨブヨしたの…?お姉ちゃんって…まさかそれ」

憂「何、お姉ちゃん…?うん…分かったよ、お姉ちゃんと私の邪魔をする物は全部消しちゃうから」ペチャベチャ…

梓「うっ……ウプッ!」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 23:30:26.69 ID:Mte9Vd01O


憂「あなた達が…。あなた達がお姉ちゃんを私から奪うからいけないんだよっ!」サッ

澪「梓っ、危ない!?」バッ

グサッ!

梓「み、澪先輩ぃぃっ!?」

憂「そうだね…お姉ちゃん。私分かってたんだよ、最初から何をすれば良いか…、なのに分からない振りしてた」フラフラ

梓「憂!あなた一体どこに」

憂「うん…分かったよ、お姉ちゃん。今私が助けてあげるからね…、ちゃんとここで離さず守ってあげるから」フラフラ


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 23:41:09.70 ID:Mte9Vd01O


ガチャリ

憂「すいませーん、お姉ちゃんいますか?」ニコッ

律「あ、憂ちゃん?ほらムギ、憂ちゃんがんなホラーな事するような顔に見えるかよ」

紬「……やっぱり、私の考え過ぎだったのかしら?」

憂「えっ、なんの話ですかぁ?」スッ

唯「ねぇ憂。……憂が私の皮膚を剥してたのかな?」

律「はぁ…!?何をいきなり言い出すんだよ唯!」

憂「そ、そうだよ!お姉ちゃんまで、そんないきなり」

紬「お姉ちゃん……まで?」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/11(金) 23:58:08.11 ID:Mte9Vd01O


唯「私が怪我をした最初の日、憂は直ぐに私の絆創膏に気が付いたよね」

憂「それはそうだよ!私はお姉ちゃんの事が心配で…」

律「そうだぜ、そんな憂ちゃんがなんで!」

唯「ムギちゃんの絆創膏、これって肌と同化してて凄く分かりにくいんだよ。実際クラスの皆は誰も気付かなかったよ」

律「そう言われればそうだったな…」

唯「なのに何で憂は直ぐに気付けたのかなって」

憂「そ、それは…それは…」

唯「憂…だったたのかな?」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/12(土) 00:05:50.95 ID:rMVWvk6LO


憂「そうだよ…、そう…」

紬「憂ちゃん、あなた本当に…?」

ガチャリ

梓「唯先輩、逃げて下さい!憂は、先輩を」

律「梓…、それに澪!?どうしたんだよお前!」

憂「そうだよ、目の前のあなたがお姉ちゃんな訳が無い……。私の邪魔するあなたがお姉ちゃんな訳無い…。今すぐ切り取ってココに入れてあげるから…ね」ダッ

唯「……!?」

澪「り、律ぅぅ!」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/12(土) 00:27:26.79 ID:rMVWvk6LO


絞り出す様な澪の叫びに反応し、律は手にしていたドラムスティックをまるでダーツの様に投げ付ける。真直ぐな軌道を描き、スティックは憂の腹部に直撃した。
その衝撃で憂の身体に忍ばせていたタッパーは床にぶちまけられ、辺り一面に水が広がった。

憂「お、お姉ちゃぁぁぁぁぁんッ!!…あなた達なんか嫌いだ!皆、…皆消えちゃえばいいんだぁぁぁ!」

憂は半狂乱になりながら、手にしたナイフを再び唯に向けて振り上げる。
だが唯は、身動き一つしない…。ただゆっくりと憂の瞳を見据えていた。

憂「まずはあなたから消えてよッ!お姉ちゃんの皮と肉を被った偽りのあなたがぁぁぁ!」

紬「はぁぁぁぁぁぁッ!だりぁあぁぁぁッ!!」

その刹那、紬はコルグ・TRITON Extremeを振りかぶり、憂目掛けて投げ付ける。凄まじい速度と正確さで、コルグ・TRITON Extremeは憂の手にしたナイフを弾き落とし、そのまま壁に突き刺さった。


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/12(土) 00:51:09.83 ID:rMVWvk6LO


憂「なんで、なんで皆邪魔をするのよ!お姉ちゃん…お姉ちゃぁぁん!」

憂はそのまま床に這いつくばり、辺りの水をタッパーに掬い始める。
そんな憂を、唯はゆっくり近付くと静かに肩を抱き締めた。

唯「ゴメンね…、憂が寂しいのに気付いてあげられなくてゴメン…」

憂「…!?」

唯「私の指が欲しいんだったらいくらでも、憂にあげる…。でもね、そんな事しなくても私はずっと憂の側にいるよ」

憂「嘘だよ…!いまだって軽音部に行っちゃってるし…これからも、いずれは離れちゃうもん!」


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/12(土) 00:58:06.06 ID:rMVWvk6LO


唯「ずっと一緒だよ…、例え別々の道を歩んだとしても、私の想いはずっと憂と一緒だから」

憂「お…、お姉ちゃん…。お姉ちゃん…?」

唯「そうだよ、例えどれだけ離れても…どれだけ時間が経っても。憂がイヤだって言っても、私はずっと憂のお姉ちゃんだよ」

唯は、包み込む様に憂の身体を抱き締め続ける。その小さな身体は小刻みに震えながら、ずっと謝罪の言葉を呟き続けていた。


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/12(土) 01:12:40.91 ID:rMVWvk6LO


唯「うーん、やっぱり久し振りのギー太は堪らないよぉ」

律「よーし、んじゃちょっと休憩しよっか」

唯「律っちゃんに賛成ー!ムギちゃん、お菓子・お菓子!」

紬「はいはい、ちょっと待っててね」ゴソゴソ

澪「それで、あれから憂ちゃんの方はどうなんだ?」

唯「憂?別にいつも通りだけど、なんで」

律「なんでって…?お前の精神のタフさは折り紙付きだな、おい」

梓「何も考えて無いだけな気もしますけど…。クラスの方でも以前の憂に戻ったって感じですね」

紬「どうやら、あの一件で吹っ切れたようね」


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/12(土) 01:17:33.97 ID:rMVWvk6LO


唯「澪ちゃんの方は身体大丈夫かな?」

澪「ん…?あぁ、大丈夫だよ、急所は外れてるし。なによりただ転んだだけだからな」

唯「ゴメンね、澪ちゃん…」

澪「それはもう聞き飽きたよ。転んだだけだから、唯は悪くない、誰も悪くないよ」

唯「み、澪ちゃん、ありがとう!」

梓「でも、あの時の澪先輩かっこよかったですよ!」

澪「え…?そ、そうか」

律「あの臆病な澪が、梓を身をていして庇うとはねぇ。あたしは見直したよ」

澪「あははー、嫌だなぁ、照れるじゃないか」


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/12(土) 01:25:51.90 ID:rMVWvk6LO


紬「でも、なんで憂ちゃんは唯ちゃんの指にあんな事したのかしら」

唯「んー、なんかお姉ちゃんの薬指にこの指輪をはめてあげたかったのー、とか言ってたかな?良く覚えてないや」ムシャムシャ

律「…お前、本当にタフだな」

澪「…っぷっ!…うえぇぇえぇぇッ!!」ゲロゲロゲロ

梓「み、澪先輩大丈夫ですか!?」

律「あー…、澪悪いけどさっきの取り消すわ」


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/12(土) 01:35:56.14 ID:rMVWvk6LO


私は今日もギー太を弾く。その音色が憂や放課後ティータイムの皆、そして、沢山の人達の側に私の想いが寄り添える…、そんな音色を奏でられるように。
部室に掛かる一筋の虹を見つめながら、私はそう心に誓うのだった。

澪「ん…?どうしたんだ、唯。ぼーっとして」

唯「ううん、何でも無い。さて、それじゃ、練習始めるよーっ!」

=おわり=


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/12(土) 01:38:48.19 ID:iIe9RfN+O


おつ


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/12(土) 01:45:55.13 ID:5NNjaq/O0








    スポンサーサイト憂「お姉ちゃんの皮膚が欲しい」のコメント
  1. 名前:名無しの中毒者◆-[saga] 投稿日:2011/01/21(金) 13:47:06.00 ID:SSJUNKIE37
  2. なんだ裏不無か…
  3. 名前:名無しの中毒者◆-[saga] 投稿日:2011/01/21(金) 20:42:29.00 ID:SSJUNKIE38
  4. 裏不無なのか?
  5. 名前:名無しの中毒者◆-[saga] 投稿日:2011/05/28(土) 15:16:20.00 ID:SSJUNKIE352
  6. 妹が姉の皮膚を切り取り、肌身放さず持っている。
    チョイといきすぎた姉妹愛だな…
    実際にあるから怖いよ~

    俺の身近でも似たような事があったからな…。
コメントの投稿







管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。