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梓「暇つぶしに作っただけです。勘違いしないでください」

このエントリーをはてなブックマークに追加 コメント (0) | カテゴリ: けいおん!SS | 更新日: 2011/02/15 19:00
梓「暇つぶしに作っただけです。勘違いしないでください」


1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:03:51.81 ID:6+OpqUA20


―というわけで、今日の運勢でしたー。明日はバレンタインですねー

―彩ちゃんはもちろん僕にくれるんだよね?

―今日も寒いですけど、いってらっしゃい!

―ねえ、くれるんだよね? 何年一緒にこの番組やってると思ってんの? ねえ?

―ジジイうぜえ!


憂「明日だなぁ、バレンタイン……」


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:09:05.48 ID:6+OpqUA20


憂「今年もお姉ちゃんに見つからないように、こっそり準備しなきゃ。
  去年はおやつだと思って、食べられちゃったからなぁ」

唯「うーいー学校いこー」

憂「お姉ちゃん! 髪ボサボサのまま! ちょっとかして」

唯「うふふ~」

憂「もう~せっかく早起きはできたのに、うっかりして」

唯「ごめんごめん~。うふふ~」

憂「(なんか嬉しそう……こっちまでうれしくなっちゃうよ~)」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:15:45.81 ID:6+OpqUA20


唯「はうっ! さ、寒すぎー……」

憂「今日か明日に雪だってー」

唯「あぁ~身も心も凍えそう……」

憂「……お姉ちゃん、明日、なんの日か知ってる?」

唯「へぇ? 明日? んー憂の誕生日じゃないし、私も違うし」

憂「あっ、明日ね! 新しいカフェができるんだって! ほら、紬さんがバイトしてるとこの近く!」

唯「へ~そうなんだ~行ってみたいね~」

憂「だから明日いっしょに行こう?」

唯「うん、いいよ~」

憂「約束だからね!」

憂「(明日バレンタインだって忘れてるみたい。お姉ちゃんがお姉ちゃんでよかった~。
   どうせならビックリさせてあげたいもんね)」

唯「……」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:19:53.95 ID:6+OpqUA20


唯「(明日って……バレンタインだよね……)」

唯「(憂にあげたいけど、まだなんにも準備してないよ。どうせならビックリさせてあげたいけど)」

唯「(う~ん、いつかのさわちゃん先生みたいに、ビックリ箱にしかけるとか……)」

唯「(あ、夜寝てる間に、枕もとの靴下に入れてあげようかな!)」

唯「(そうだ~澪ちゃんたちにも相談してみよ~)」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:25:07.53 ID:6+OpqUA20


教室

憂「あ! 梓ちゃんおはよ~」

梓「……」

憂「梓ちゃんってば」ユサユサ

梓「……あ? あ~……」

憂「おはよ~」

梓「……うん」

憂「もう~夜更かしでもしたの?」

梓「私……20時間は寝ないと満足できないから……」

憂「そんなんじゃニートになっちゃうよ! ほら、いっしょにトイレに行って」

梓「……」

憂「……目を開けたまま寝てる」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:31:29.98 ID:6+OpqUA20


英語の時間

先生「んんっ! あ~ミス平沢、次の英文を読んで」

憂「はい、Yesterday I was……」

  ガタタンッ!!

憂「え?」

先生「ん~?」

梓「……はっ」

先生「ミス中野……授業中に机から転ぶとは、何があったらそうなるのかしら」

梓「はぁ。さっきまで、薔薇のモーリスを追いかけていたんですが」

先生「つまり寝てたのよね」

梓「はぁ。そうなのかもしれません」

先生「あなたねぇ……授業中は毎回毎回机に突っ伏して……」

憂「(あちゃ~)」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:36:01.27 ID:6+OpqUA20


先生「高校生にもなって、そんな態度を続けてたら、いつか後悔しますよ!」

梓「はぁ。こうかい。こうかい?」

―プッ。クスクス……

先生「あなたねぇ~……」

  キーンコーンカーンコーン

先生「……あとでちょっと職員室に来なさい。はい、今日はここまで。号令はしなくてよしっ」

憂「はぁ~。またやっちゃった……」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:43:09.63 ID:6+OpqUA20


職員室

先生「中野さん、あなた今のままでどうするの。あのね、私はただ怒ってるんじゃなくて、あなたの将来を心配してるのよ」

梓「はぁ……」

先生「反抗してるつもりなのかもしれないけど、社会に出てからそんなの通用しませんよ」

梓「あの……」

先生「何か?」

梓「どうしてさっきはミス中野で、今は中野さんなんですか?」

先生「揚げ足取りはいいの! もう、あなたときたら春からずっと寝てるところしか見たことないわ! まったく、いったい……」

さわ子「あ~先生、まぁ、梓ちゃんも色々あるんですよ」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:49:39.17 ID:6+OpqUA20


先生「なんですか、山中先生!」

さわ子「まあまあ。あとで私からもこの子には聞かせますから。部活の顧問ですし。
    もう予鈴も鳴りますから、そのくらいにしていただけませんか」

先生「……ハァー。それじゃあ、中野さん、ちゃんとこれからのことも考えるように」



さわ子「ふぅ~。あのねえ、今のはなんとか切り抜けたけど、あの先生の言うことももっともよ?」

梓「はぁ」

さわ子「部活だって、1年生は梓ちゃんしかいないし、唯ちゃんたちが卒業したら、今のままじゃキツいわよ」

梓「きつい」

さわ子「……まあいいわ。次、あなたのクラスの音楽私だから、一緒に行きましょ」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:56:23.68 ID:6+OpqUA20


Gymnopedia No 1



さわ子「聴いたことがある人もいると思うけど、これはエリック・サティという人でちょっと変わったクラシックを始めた人です。
    そうねえ、先生が小学生くらいのときはこれがCMで使われたり、すごく流行っていました。
    彼は家具の音楽といって、無視してもいい音楽というものを作ろうとしてたの。
    でも、とてもキレイよね。無視どころか、耳が傾いてしまう。
    いつものようなクラシックじゃなくて、こういうものもあると紹介させてもらいました」

生徒「はい、先生」

さわ子「はい」

生徒「先生は昔ロックやってたって、ホントですか?」

さわ子「え」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:01:09.77 ID:6+OpqUA20


―先生、学祭ライブのときかっこよかったー。

―軽音部のOBってホントー?

―ライブ中に豚の死体をばら撒いたりしたってマジですかー?

―えー? あたしが聞いたのは二の腕に「4 REAL」って鉛筆彫りがあるって……

さわ子「あの、みんな? なにか誤解してるんじゃないかしら? このあいだの学園祭はたまたま……」

生徒「先生のギター聴きたーい」

さわ子「え」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:07:17.47 ID:6+OpqUA20


―準備室にエレキギターあったよー。

―先生ーこれで何か弾いてくださーい。

―あたしも聴きたい聴きたーい。

さわ子「ちょ、ちょっと……(梓ちゃんがいるじゃない! あの子のほうがあたしよりうまいんだからー!!)」

梓「Zzz……」

さわ子「(寝てやがる……あのガキャー)」

生徒「はい、先生」つギター

さわ子「キタコレエエエエエエエエッッ!!」

さわ子「(ああ、この弦の感触、ストラップをさげたときのズシリとくる重みetc...)」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:15:09.46 ID:6+OpqUA20


さわ子「……クックックッ」

さわ子「お前らァーーーーッッ!! バッハなんてたいした作曲家じゃねえんだよおーーッッ!!」

―ビクッ!!

さわ子「何が対位法じゃーッッ!! 知るかボケーーッッ!!」

   ギャギャアアァーーーンン!!

さわ子「ヤングだったらジミヘンに学ばんかーーいッッ!! うきゃあああああっっ!!」

   米国国家演奏

参考




20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:20:38.55 ID:6+OpqUA20


さわ子「……ハァ~ッ、そして明日から私のソウルメイトになれ!!」

―ポカーン……

さわ子「はっ……」

さわ子「……」

―……

さわ子「なっ、な~んてね! こ、こんなのも、あ、あるのよ~?」

―……

さわ子「……ごめんね、みんな。わたし、もうここにはいられないわーーー!!」ダダッ


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:25:40.76 ID:6+OpqUA20


音楽室

紬「お茶が入りましたよ~」

唯「うわーい」

律「やっぱこれがないと始まらないよなー」

唯「ムギちゃん好き好き~」

紬「えっ、え~?」

唯「そうだ、ねえねえ、みんなはバレンタイン誰かにあげるの?」

澪「えっ」

律「バレンタインとな?」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:31:15.73 ID:6+OpqUA20


紬「……唯ちゃん、バレンタインって、誰か男の人にあげるの?」

唯「うん、あげるよ~」

紬「……へえ」

唯「お父さんでしょー。今いないけど」

紬「なんだ、ホッ」

唯「それから憂にもなんだけど、なんかビックリするよなアイデアないかな」

律「いやー憂ちゃん、もう察してると思うぞ」

唯「戦う前から負けっ!?」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:38:45.85 ID:6+OpqUA20


律「そだなーあたしは弟にあげるけど」

唯「へえー! りっちゃん、弟いるんだー!」

澪「三つくらい違うっけ?」

律「そんくらいかな。まっ、それはいいとして、澪ちゃんは誰にあげるのかな~?」

澪「わ、私は別に。あ、聡にあげようかな」

律「つまらん! つまらんよ澪くん! もっとこう」

―これ……受け取ってください! 恥ずかしいー!!

律「みたいのはないの!?」

澪「いっ、いないよ。なんだよ、律こそ誰かいないのか!」

律「……浮いた、話が、ありません!」

唯「りっちゃん……」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:44:41.94 ID:6+OpqUA20


律「唯……」

唯「……りっちゃんにも、用意するからねっ」

律「ああ……きっとだぞっ」

紬「私はみんなにあげるつもりだったんだけど」

律「おお……ムギ子……君まで……ありがたくいただくよ……」

紬「それで、せっかくだから、今日みんなでチョコ作らない?」

唯「ムギちゃん、ナイスアイデーア!」

澪「楽しそうだなー」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:51:07.16 ID:6+OpqUA20


紬「それじゃあ、どこでやるか……」

憂「こんにちはー」

梓「……ちわー」

女子AB「こんにちはー」

律「あれ、梓に憂ちゃんと……えっと」

憂「あの、私のクラスの子たちなんですけど」

女子A「私たち、山中先生のギターにグッときちゃって!」

女子B「それで! 山中先生探してるんですけど、いないんですよ」

律「なんだなんだ」

憂「それが……」

梓「かもんだ~ん、かもんだ~ん♪」

  ―説明略―


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 22:58:04.18 ID:6+OpqUA20


梓「Zzz……」

律「ほっほー。ギター弾いて、うっかり素をされけだしちゃったと」

唯「さわちゃん先生、ギター持つとすごいもんねー」

A子「あのぅ、中野さん、床で寝てますけど……」

律「あ~いいのいいの。いつも寝てるかギター弾いてるかだから」

澪「……まあ、床に転がしておくわけにもいかないか」

梓「Zzz……」

澪「ほらっ、寝るならこっちの椅子で横になりなって」

梓「あ~……あずにゃん857号……いや、澪先輩」

澪「857号ってなに……」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:04:06.09 ID:6+OpqUA20


梓「Zzz……」

律「やっさしぃ~」

澪「今日寒いから、床じゃ冷えるだろ。それで?」

B子「それで明日バレンタインじゃないですか。山中先生に渡してあげたくて、いろいろ好みとか話が聞きたかったんです」

律「あ、入部希望とかじゃないのね」

A子「中野さんが軽音部だって思い出して、それでお話させてもらおうと思ったんですけど」

B子「職員室にもいなかったし、ここにもいないと、もう帰ったのかな……」

律「あ~神出鬼没というか、いたりいなかったりだからね~あのセンセ」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:14:12.62 ID:6+OpqUA20


A子「それじゃ、すいません、おさわがせしました」

B子「失礼します……」


律「と、いうわけで」

憂「先生、どこに行ったですかね?」

律「おーい、さわちゃん、もう出てきてもいいよー」

さわ子「……ブツブツ」

憂「いたんですか!?」

澪「私たちより先に、そこの隅でずぅーっと縮こまってたみたい」

さわ子「あっはっはっ、ワタシの華麗な教師生活……もうここまで」

律「いやーちょっと前からもうキャラ違ってたから、いいんじゃない」

さわ子「アハ、アハ、アハ」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:18:49.16 ID:6+OpqUA20


唯「ねえねえ、それよりさー」

律「いや、もう少しさわちゃんのこと気にかけてあげようよ、唯」

さわ子「いいのよ、りっちゃん」

澪「先生……顔ボロボロ……」

さわ子「唯ちゃんは……それでこそ唯ちゃんなんだから!」

唯「あ! そうださわちゃん先生にも聞かなきゃ。耳かして」

さわ子「なーに? 唯ちゃん」

唯「せんせー、今、彼氏いますか?」コソコソ

さわ子「」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:22:19.71 ID:veYRHptq0


さわ子もたまにはいいよね!


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:23:44.69 ID:6+OpqUA20


紬「先生、また小さくなってるけど……」

澪「ていうか、もう死体みたいになってるぞ」

唯「大人の意見が聞きたかったのになぁ」

律「でさぁ、さっきの話は……えっと」

紬「……」

澪「……」

唯「……おっ」

憂「え? なんですか、みなさん私の方を見て」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:28:36.31 ID:6+OpqUA20


律「憂ちゃんさーちょぉっと部活のお話がしたいんだけどー」

憂「あっ、はい! すみません、お邪魔しちゃって」

律「いえいえ」

憂「それじゃ、お姉ちゃん、私先に帰るね(時間を稼げる! ラッキー!)」

唯「うん~。気をつけるんだよ~」

憂「それじゃ、失礼しまーす」

澪「できた妹……」

律「特殊能力『空気を読む』を持ってるな……」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:36:24.10 ID:6+OpqUA20


梓「……む」

澪「お。起きた」

梓「おはようございます」

唯「あずにゃん、バレンタイン誰かにあげるー?」

梓「バレンタイン……? マイブラとかシューゲイザーとかそういうのですか」

澪「違うよ……2月14日にはチョコをあげるんだよ」

梓「チョコをあげる……誰にあげるんですか?」

紬「好きな人、にできればいいんだけど、ここ何年かは特に誰にあげてもいいのよ」

唯「そうそう~。私は憂にあげるんだ~。あずにゃんなら誰にあげるの?」

梓「……好きな人」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:41:03.26 ID:6+OpqUA20


梓「……」じ~っ

澪「……えっ」

律「ほっほ~お目が高いですな~……ってあたし!?」

紬「さすが梓ちゃん、わかってる……あれ!?わたし?」

唯「あ~ずにゃ~ん」ギュッ

梓「……」

唯「ういやつじゃ、ういやつじゃ~」スリスリ

梓「……好きな人です」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:47:07.41 ID:6+OpqUA20


紬「……」

律「うわっ! ムギが今まで見たことないくらいイイ顔してる!」

紬「へっ? ああ……ジュルリ。えっと、それで、どうしましょうか」

澪「そうだな、唯の家は憂ちゃんがいるし」

律「澪の家でいいじゃん」

唯「そうだね~」

澪「決定はやっ!」

紬「いいかしら澪ちゃん?」

澪「もちろん、悪いわけないよ」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:51:17.68 ID:6+OpqUA20


梓「あの~……」

唯「なにかね? あずにゃん隊員!」

梓「私はこのあと用事がありまして」

唯「ええ~っ!」

律「そうなのか」

梓「はぁ。ご一緒はできないです」

唯「あずにゃん……」

澪「どうしても抜けられない用事なの?」

梓「はぁ。まぁ、そうですね」

紬「それじゃあ、仕方ないわね」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 23:57:43.73 ID:6+OpqUA20


校門

唯「あばばば……ざ、ざぶいよりっじゃん……」

律「は、はは、歯でリズムが刻める……カチカチカチカチカチカチ」

紬「じゃあ、急がないとね」

梓「……あ」

澪「ん? どした?」

梓「忘れ物をしてきました。ここで今日はお別れしましょう」

澪「そっか。暗いから気をつけろよ」

唯「あばばああ、あずにゃん、ばだね~」

律「ぎぼつけて帰れよ~」

紬「またね」

梓「……」ぺこっ


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 00:03:32.30 ID:Oo463kWa0


音楽室

さわ子「……わたしはわるくないのよだってあのときのかれはあっちからきたくせにむかしのふくかってに
    あさってそれでかってにあいそつかせていやもうきょうしやってけないわこれからどこではたらいたら……」

梓「……いた」

さわ子「ビクッ!!」

梓「あなたはまだ利用価値がある……」

さわ子「……こっ、来ないでー!! イヤアアアッ!!」

梓「先生にはこれから働いてもらうです。私のやりたいことのために」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 00:30:03.34 ID:Oo463kWa0


―『裏不無』の使い手が、お前一人ではないことを教えてやる!

―まさか!? 『裏不無』は一子相伝のはず!?

憂「まだニュースの時間になってない。お姉ちゃんが帰ってくる前に下ごしらえしなきゃ」

憂「えへへ。どんなのにしよっかな~」

憂「ハート型は……ベタすぎるかな~?」

憂「あっ、メッセージ入りとかいいかも」

憂「へへ~」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 00:38:57.23 ID:Oo463kWa0


さわ子「で、なによ、スーパーまで連れてきて」

梓「バレンタインチョコというものを作りたいのです」

さわ子「バレンタインねぇ……そういえば世間はそんな時期ね」

―今年手作りあげるんだー。

―ウチなんてコンビニで済ませたよ。適当なラッピングのやつー。

さわ子「ケッ! どうせ来年は違う相手にあげることになんのよ!」

梓「そうなんですか」

さわ子「……まぁいいわ。とりあえず、作るんだったら生チョコ買わなきゃ。そのへんの普通のやつでいいから」

梓「生チョコ……」

さわ子「最後に手作りあげたのっていつだっけ……もう、終わった、恋」

梓「生肉はいるんでしょうか」

さわ子「……何作るつもりか自分でわかってるわよね」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 00:43:56.99 ID:Oo463kWa0


秋山家

唯「澪ちゃんち!」

律「あーまぁ適当にくつろいでよー」

澪「ここ私の家だぞ……」

紬「フフッ」

澪「どうしたの、ムギ?」

紬「ううん。ほら、他所のお家の香りってあるじゃない? ここが澪ちゃんのお家なんだなーって」

澪「な、なんか恥ずかしいなぁ」

紬「すんすん。あぁ、ここで毎日澪ちゃんが裸になったり、色々な処理をしてるのね」

澪「処理って!」

紬「スゥーーゥッ……ハァーー……いいわ」


48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 00:51:04.03 ID:Oo463kWa0


中野家



さわ子「はい、ではやってきました梓ちゃんち。今回取り上げるのはバレンタインのチョコ。
    いいですねー。恋人たちの季節ですねー。まさに今世界中が桃色!」

梓「あ、ゴ○○リ」

さわ子「……では、今回はシンプルなものを作っていきたいと思います。材料はコチラ」

梓「……速い」

さわ子「オッホン!! え~市販のチヨコレイト、生クリーム、それからココアパウダーなんかあるといいですねえ」

梓「……へへ、ガッチャ」

さわ子「あんた真面目にやる気あんのかコラァーーッッ!!」


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 00:58:17.90 ID:Oo463kWa0


秋山家

唯「あはは~澪ちゃん、今より目つきわる~い」つ卒アル

律「だろー? だから入学式の前日に泣きついてきて、『美容院ついてきてー』って」

澪「チョコ作るんじゃなかったのか!」

紬「まあまあまあまあまあまあ」

唯「プフゥッ! あっはっはっはっ、りっちゃん、なにこれー!!」

律「ああ、これは体育祭のときにカブキで行こうぜ!ってなってー」

澪「ダメだ……こいつらが揃ってたら遊ぶに決まってたのに……」

紬「あの……澪ちゃん、コレ」つパンツ

澪「わあああーーーっっ!!」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:02:32.90 ID:Oo463kWa0


律「澪ちゃんはズボラですからな~」

澪「……もうっ、チョコ作らないなら帰ってもらうぞっ!」

唯「じゃあ、そろそろやろっか~」

律「そだな~。はいはい、まずは何をするんだっけ?」

紬「どうするの~?」

澪「あれ? 誰かレシピ持ってるんじゃないの?」

―…………


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:07:51.42 ID:Oo463kWa0


中野家

梓「ドウゾ」つギター

さわ子「え、なに?」

梓「ジャズマスターです。先生はこれでサーストン・ムーア遊びでもしてください」

さわ子「ちょっと! 呼んでおいてそれは」

梓「アンプイン」カチャッ

さわ子「キムのパンツが見たいのはだあぁれじゃあぁーーっっ!!」ギュオオオオオオッッ!!

梓「背が高いからお似合いです。わからなくなったら呼びますから」


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:12:59.58 ID:Oo463kWa0


スーパー

唯「インターネットって便利だね~」

律「そう、時は30世紀、人類は肉体を捨て、ディアスポラ計画を……」

澪「ほら、はやく買って帰るよー」

紬「出来たら色々デコレーションもしたいけど」

澪「そうだなー。ラッピングとかも後でそろえよっか」

唯「あ! ねえねえ、これおいしそうだよ~イチゴ味だって」

澪「ああ、でも、生チョコじゃないと」

唯「……もうコレでいいんじゃないかな~」

澪「オイッ!!」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:19:48.39 ID:Oo463kWa0


中野家

さわ子「これが私の嫌いな歌よーっ!!」

梓「先生」

さわ子「ホワッツ? スチューデント梓!」

梓「このチヨコというのは、どうすればバラバラになるのでしょうか」

さわ子「手で砕いてもまぁいいけど、包丁で細切れにするのよ」

梓「はぁ。なるほど」

さわ子「ちょっと! なんで指ではさんで持つのよ! 包丁使ったことないの!?」

梓「すいません、生まれてからギターより重いものを持ったことがないんです」

さわ子「ずいぶんヘビーな人生ねぇ!」


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:24:58.09 ID:Oo463kWa0


秋山家

澪「はい、まずはチョコつぶして~」

唯「わぁ、チョコいっぱ~い……」

澪「食べちゃダメだぞ」

唯「わ、わかってるよぉ」

紬「しゃらんらしゃらんら~」

律「おお! ムギの手によってチョコがどんどん小さくなってゆくっ」

唯「うん、おいひいよムギひゃん~」ポリポリ

澪「やっぱり食ってる……」


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:30:44.59 ID:Oo463kWa0


中野家

さわ子「バァ~ニンスピャ~!!」キイイイイィィィィィッッッ!!

梓「ふんふん」

さわ子「すすんだー?って……」

梓「はぁ。だいぶてこずりましたが、なんとか」

さわ子「ちょっと!! 指切りまくってチョコがイチゴチョコに!」

梓「あ~……」

さわ子「バンソコバンソコ!」

梓「これが私の血まみれのバレンタイン」


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:37:06.40 ID:Oo463kWa0




さわ子「はい。梓ちゃんなんとかチョコを細切れにしました。
    では~次は生クリームを沸騰しないほど温めます。
    さっそくいきましょう!」

梓「生クリーム……先生」

さわ子「はぁい、なんですかー?」

梓「アンコはダメですか? たい焼きにはアンコとクリームがあります」

さわ子「はぁい。梓ちゃん、今日何を作るのか、そこからやりなおしましょ~」


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:44:41.50 ID:Oo463kWa0


秋山家

紬「それで、次は生クリームね」

澪「そうそう。とりあえずグルグル回して」

唯「おほ~う。なんか、もうおいしそう」

澪「唯、さっきから食べてばっかだぞ」

唯「はい! 仕事します! 仕事ください!」

澪「じゃあ……そうだな、ラッピングを適当な大きさに切ってくれるかな、唯隊員?」

唯「合点承知の助!」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:50:08.25 ID:Oo463kWa0


中野家

梓「ブクブクしてきました」

さわ子「うん。それじゃあ、中にチョコを入れて」

梓「ふむ」

さわ子「よく混ぜましょう」

梓「ふむふむ」

さわ子『このときチョコはちゃんと溶かしてね! さわちゃんのワンポイントアドバイス!』

梓「誰と話してるんですか?」


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 01:56:27.57 ID:Oo463kWa0


秋山家

唯「なんか、こういう作業してると止まらなくなっちゃうな~」

律「ゆーいー、生クリームでけたぞー」

唯「あっ、見せて見せてー!」

紬「ほらっ」とろろーん

唯「わぁ……ちょっとひと口」つ

澪「あっ!」

唯「……ん~」

澪「どうだ?」

唯「生クリームだった。それ以上でも以下でもない」

律「おおっ、でました! 鉄人のお言葉ー!」

唯「それ以上でも以下でもない!」ふんす!

澪「はーい、チョコと混ぜるぞー」


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:02:34.81 ID:Oo463kWa0


澪「入れマース」

律「あ~今~てぇつじんが~生クリームに先ほどのチョコを~投入~」

唯「わぁたしの記憶が正しければ、先ほどの生クリームは生クリーム以上でも以下でも」

澪「はいはい。混ぜマース」

唯「私はその混ぜたチョコを味わうことにしたのだぁ」つ

澪「ガアァツ!!」

唯「冗談だよぅ」


67:>>63腰周りが実にイイ:2010/02/14(日) 02:07:59.47 ID:Oo463kWa0


中野家

さわ子「で、ラップして、数時間冷ます」

梓「にゃ」

さわ子「あとは出来てからのお楽しみ……梓ちゃん」

梓「はい」

さわ子「なんで唯ちゃんたちと作らないの? 一緒にやろうって言ってたじゃない」

梓「……」

さわ子「まあ私はけっこう楽しいけど~」

梓「……先輩たちの力を借りたくなかったんです」


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:11:57.64 ID:Oo463kWa0


秋山家

唯「型どれにしよっかー」

紬「ブロック状もいいねー」

律「ハート型って私なんかなぁ」

澪「いいじゃん、ハート」

律「そら、ピュアピュアなお方はそうですがな」

澪「なんだよー」

唯「あ、そだ! 憂とあずにゃんに経過報告!」


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:17:48.33 ID:Oo463kWa0


中野家

梓「先輩たちは私より先に卒業します。だから、これはその予習です」

さわ子「予習ねぇ。普段からそれくらい真面目だといいんだけど~」

梓「はぁ。教科書には、なにか眠くなるサブリミナルが刷り込まれてると思うんですが」

さわ子「そんなわけないでしょ! はぁ~。最初、あなた見たときちょっとヤバイ子だとは思ってたのよねえ」

梓「はぁ。ドープでした?」

さわ子「なにちょっと照れてんのよ……」


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:22:44.89 ID:Oo463kWa0


さわ子「前に一度澪ちゃんに聞いたのよ。梓ちゃんは暇つぶしに部活に来てるんだって。
    ずいぶんな後輩ね~」

梓「私は……寝るか、ギター弾くかしか時間のすごし方がないんです」

さわ子「ふぅ~ん。そのわりにはずいぶんがんばってチョコ作ってるじゃない」

梓「そうですか。なんででしょう?」

さわ子「いや、私に聞かれても……」


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:28:40.85 ID:Oo463kWa0


梓「なんだか最近落ち着かないんです」

さわ子「クールじゃないわねぇ」

梓「寝てもわりとすぐに目が覚めるし、ギター一人で弾いても物足りない気分になるし……
  これが欲求不満というやつなんでしょうか」

さわ子「それじゃあ、なんだかヒワイよ。ん~そうね~。あれ、梓ちゃん、携帯光ってる」

梓「む……」コチコチ

fromあずにゃん8号
subほうこく!
チョコ途中までできたよー
ねえ、おいしそーでしょー


73:>>70けいおんにハマルエゲレス人:2010/02/14(日) 02:33:25.13 ID:Oo463kWa0


梓「……む」ゴソゴソガチャガチャ

さわ子「唯ちゃん? なんだって?」

梓「チヨコがおいしいらしいです」つアンプ

  ブッ……ゥウウーーーン
  ジャカジャジャジャーーンジャジャーーン!!



さわ子「バレンタインかぁ……」


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:39:50.61 ID:Oo463kWa0


秋山家

澪「か~んせ~い」

紬「やった!」

澪「あとはブロックのやつは切るだけなんだけど……」

律「パパパーンパパパーン」

唯「パパパーンパパパーン」

律「では、初めての共同作業」

唯「ヒラサワ。いきまーすっ」

  ―入刀―

唯「おめでとーございまーす!!」

律「コングラチュレーション!!」

澪「わかんない……」


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:45:57.31 ID:Oo463kWa0


中野家

さわ子「はい。では完成品がこちらにありまーす」

梓「おお……」

さわ子「はい。チョコレートです。いわゆる生チョコ。では~これから切り分けましょう。
    では、梓ちゃん、どうぞ」

梓「……むむ」プルプル

さわ子「あ、梓ちゃん? そんな緊張しなくていいのよ?」

梓「……では」

  ―入刀―

  むにゅぅぅぅ


梓「……アレ?」


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:50:42.58 ID:Oo463kWa0


さわ子「あ~ちょっと失敗しちゃったかぁ。チョコと生クリームがうまく混ざってないとこうなるのよね~」

梓「……」

さわ子「どうしよっか。これでもいいと思うけど、もう一度……ってちょっと!?」

梓「……うっ……ヒック」ぽろぽろ

さわ子「え、え、なに? どうしたのよ~?」

梓「失敗しちゃった……失敗しちゃった……」

さわ子「ちょ、え、こんなの予想してなかったわよ! ちょっと、梓ちゃん」

梓「せっかく……せっかくせっかく……先輩たちに……あげようと思ったのに……」


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 02:56:34.39 ID:Oo463kWa0


梓「バレンタインは……好きな人に……渡すからって……」

さわ子「あーもう」ギュ

梓「先輩たちは……先にいなくなるから……ちゃんと……したかったのに……」

さわ子「そうよねえ」ナデナデ

梓「私……また一人になったら……どうすごせばいいか……わからない……」

さわ子「大丈夫よ~。梓ちゃんが3年生になるころは、新入生も来るわよ~」

梓「他の人じゃ……イヤだ……」

さわ子「そうね~」


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:02:08.01 ID:Oo463kWa0


さわ子「とにかく! まだ大丈夫よ! またチョコ作ればいいんだから!」

梓「……ぐす」

さわ子「もう一回やればうまくいくって! カ~ンタンなんだから~」

梓「簡単なのに……失敗した……」じわぁ

さわ子「わああ! いや、だからね、次はうまくいくのよ! そういうことになってるの!」

梓「……ほんとうに?」

さわ子「ホントホントー! だって周富徳だって料理の鉄人で言ってたから!(アレ?自分でも何言ってんだかわかんないぞわたし)」

梓「……ぐす」


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:06:03.40 ID:Oo463kWa0


平沢家

唯「ただーいまー」

憂「お、おかえり! お姉ちゃん、ご飯はー?」

唯「澪ちゃんちでごちそうになっちゃった! でも、お風呂から出たら食べるー」

憂「うん! わかったー」

憂「(あ、後は冷やすだけ……)」

唯「ぐちゃぐちゃへたる~なやみ~ごとも~」

憂「(お姉ちゃんに見つからないようにしなきゃ)」


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:33:59.21 ID:Oo463kWa0


中野家

さわ子「たららったったったった♪ たららったったったった♪」

梓「……」

さわ子「たららったたらりーら♪ たん、たん、たん、たん♪」

梓「……たん」

さわ子「はい、今回は生チョコ。いいですねー。恋人に渡すのいいですけど。
    男性の方々、日ごろの感謝を込めて、逆チョコもありですよー」

梓「……ですよー」

さわ子「はい、それではさっそくとりかかりましょうー」


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:39:05.66 ID:Oo463kWa0


さわ子「はい、材料はこちらー。市販チョコ、生クリーム、ココアパウダー。
    そ・れ・か・ら、愛情! ですねー」

梓「……じょう!」

さわ子「はい、それではさっそく、このチヨコ、八つ裂きにしてあげましょー。
    そうですねー、例えば去年のクリスマス前に新宿の高島屋の前のスタバで私に
    別れを告げた憎いあんちくしょうなどを参考にしましょうー」

梓「……やつざき!」

さわ子「たん、たん、たん、たん♪」

梓「……」ザクッ、ザクッ、ザクッ、ザクッ!!


86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:45:37.10 ID:Oo463kWa0


さわ子「じょ・お・し・きっをは~るかにこえて!」

梓「……にゃ」ザクザク

さわ子「好き好き大好き♪ 好き好き大好き♪ 愛してるって言わなきゃ殺すっ!!」

梓「……ほにゃにゃにゃ~♪」ザクザク

さわ子「あ~今思い出してもムカッ腹立つー!! あの野郎~私があのときのプレゼントにいくらかけたと思ってんだー!!
    唯ちゃんたちに見せたのはもちろんフェイクだけど、あのとき私年末前で金なかったんじゃー!!
    金返せー!!」

梓「貸した金返せよ~♪」ザクザクドムドム


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:52:39.05 ID:Oo463kWa0


さわ子「さて、生クリームですね!」

梓「……」

さわ子「はい、こちらが煮立った生クリーム。もういいですね~。
    では、このバラバラチヨコを投入しましょ~」

梓「あ……」

さわ子「だーいじょうぶよ!」

梓「え……さっきはちょっと作業が遅かったのよ。
  ほら、チヨコとクリームを混ぜる混ぜる!」

梓「……う……はぁ」ぐ~るぐ~る


88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 03:58:59.01 ID:Oo463kWa0


梓「……むむ」

さわ子「(一生懸命になっちゃって。普通の子じゃない。ま、それでよかったけど)」

梓「せ、せんせー」

さわ子「はぁい」

梓「もういいですか。いや、まだ足らないですよね。もっと回したほうがいいですよね」グルグルグル

さわ子「い、いや、待ちなさい! あんまりやりすぎても……」

梓「さっき失敗したから……今度はうまくやらなきゃ……ああ、でもまぜすぎてもアレまぜすぎ?」

さわ子「(成功とか失敗とかロクにしたことないのね)」


90:>>87あら。ミスってたわね:2010/02/14(日) 04:04:42.17 ID:Oo463kWa0


平沢家

憂「とりあえず、ここなら見つからないハズ……」

唯「うーいーごはんマダー?」

憂「う、うん! ちょっと待ってー」

唯「うふふ~」

憂「お姉ちゃんうれしそうだね。今日、澪さんの家で何してたの?」

唯「え~……ッ……ひ、秘密だよっ!(危なかったー言いそうになっちゃった)」

憂「え~なに~?」

唯「え!? う、ううん、じ、実はムギちゃんが~エーと」

憂「紬さんが?」

唯「ば、ばばば、ば、ばなな。そう! バナナパンツ好きなんだって!」


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:09:06.59 ID:Oo463kWa0


琴吹家

紬「んふふ。コレ、持ってきちゃった」つ澪パンツ

紬「わ、私ったらこんなにイケナイ子だったのね。と、とりあえずどうしようかしらコレ」

  わたしの~お~も~いを~つ~た~えて~♪

紬「アラ、唯ちゃん♪」

唯「もしもしームギちゃんー?」

紬「唯ちゃん、こんばんわ~。どうしたのー?」

唯「うん……あのねー」


92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:14:05.98 ID:Oo463kWa0


紬「うん?」

唯「えっとね……」

紬「もしかして言いづらいこと?」

唯「うん……」

紬「遠慮しないで。私たち、仲間じゃない!」つ澪パンツ

唯「うん……あのねームギちゃん、バナナ好き?」

紬「バナナ? そうねー栄養もあるし、好きだけど。あ、もしかして、今度のおかしはバナナがいいの?」

唯「そうじゃないんだぁ……」


93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:19:39.55 ID:Oo463kWa0


紬「そう……じゃあ、なーに?」つ澪パンツ

唯「うん……ムギちゃん、バナナパンツってどう思う?」

紬「え!? ぱ、パンツ!?(え!? もしかしてバレてる!?)」つ澪パンツ

唯「あのねー憂にバレンタインのことごまかそうとして、ムギちゃんがバナナパンツが好きなんだって言っちゃったの」

紬「へ、へーっ」つイエローストライプ澪パンツ

唯「怒らないの?」

紬「う、ううん! いいのよ全然!」つイエローストライプ澪パンツ


94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:24:55.21 ID:Oo463kWa0


唯「憂がねーバナナパンツっていうのはやぁらしいパンツのことだって言うの」

紬「い、イヤらしいって!?」つ澪のやぁらしいパンツ

唯「うん……なんか、女の子同士が、する? ときに使うヤツのことだって」

紬「そっ、それって、ペニバ……っ」つ澪のやぁらしいパンツ

唯「それでね、憂がすっごい誤解しちゃって。ムギちゃんと遊んじゃダメだって。
  もちろん、私は違うよって言ったよ!」

紬「う、うん」つ澪のやぁらしいパンツ


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:30:57.55 ID:Oo463kWa0


唯「ごめん……」

紬「お、落ち込まないで唯ちゃん! わ、私気にしてないからっ!」つ澪パンツ

唯「ほんとう?」

紬「ホントよーッ!! 私の愛器のキー坊に誓ってもいいわ!」つ澪パン

唯「ありがと~ムギちゃ~ん……グスッ」

紬「え? 唯ちゃん?」つ澪パン

唯「ホントに……ヒック……もう絶好だって言われたらどうしようってっ!」

紬「大丈夫! それくらいなんともないわ! だって、私たち仲間だもん!」つ澪パン

唯「ありがと~ムギちゃ~ん……おうおう」


96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:36:20.88 ID:Oo463kWa0


紬「うん……うん……そう、うん……」つ澪パン

紬「うん、大丈夫。もう、ホントに大丈夫よー」つ澪パン

紬「うん……それじゃ、また明日ね。おやすみなさい」ピッ

紬「ハァーーッ……」つ澪パン

紬「……」澪パン

紬「こ、今度澪ちゃんの家に行ったとき、こっそり返しましょ!」つ澪のやぁらしい黄色いシマパン


97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:40:46.10 ID:Oo463kWa0


中野家

さわ子「もういいでしょう」

梓「……」

さわ子「そんな顔しないでも、結果は出るわ。ほいっ、でーきーあーがーり!」

梓「あ……」

さわ子「ほら、包丁入れてみなさい」

梓「……」つ包丁

さわ子「大丈夫よ」

梓「……っ」ゴクリ

  ―入刀―


98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:47:09.95 ID:Oo463kWa0


梓「あ……かたい……」

さわ子「ねっ。うまくいったでしょ?」

梓「すごい……かたいです! しっかりかたいです!」

さわ子「あ、梓ちゃん、あんまりかたいかたい連呼しないで……」

梓「それでは、切ります」

さわ子「(……絆創膏の指)」

梓「たららったったったった♪ たららったったったった♪」

さわ子「(唯ちゃんは弦で切ったとき貼ってあげたけど)」

梓「たん、たん、たん、たん♪」

さわ子「(私、家庭科じゃないんだけどなー)」


99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:53:02.43 ID:Oo463kWa0


さわ子「今日の料理も残すところあとわずか。最後はラッピングしましょー」

梓「……おー」

さわ子「えーっと、何人分だっけ? 唯ちゃんたちでしょう?」

梓「9個です」

さわ子「え? そんなに多いの?」

梓「もっと多くてもいいですけど、今回は最初失敗して、量が減りましたから」

さわ子「それにしても、えーと、軽音部でしょう? 憂ちゃんにー……」

梓「できました」

さわ子「お! どれどれー」

梓「ドウゾ」


100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 04:56:56.33 ID:Oo463kWa0


さわ子「え?」

梓「ドウゾ」

さわ子「あたしに? くれるの?」

梓「はい。まだ今日は13日ですけど」

さわ子「そう、ねえ……」

梓「今日はお世話になりました。ありがとうございました。さわちゃん先生」

さわ子「いえ、どういたしまして……」

梓「次は軽音部の分をやります」

さわ子「(なんか……もらえると思ってなかったから)」


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 05:02:03.58 ID:Oo463kWa0


さわ子「それじゃ、私は帰るから」

梓「はい」

さわ子「そうだ。梓ちゃんって、どういう音楽好きなの?」

梓「……」

さわ子「え、もしかしてないの……?」

梓「考え中です」

さわ子「ああ、なるほど……」

梓「む……マイ・ブラッディ・ヴァレンタインの『ラブレス』ですね」

さわ子「このタイミングには縁起悪い名前ね……」


102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 05:07:24.38 ID:Oo463kWa0


さわ子「はやく寝なさいよー」

梓「残りをやったら寝ます。オヤスミなさい」

さわ子「はーい、おやすみー」



さわ子「『ラブレス』ねえ……」


さわ子「ずいぶん愛情あふれるバレンタインだこと」


104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 05:11:48.13 ID:Oo463kWa0


よくじつ!

憂「……よし、ちゃんとできてる」

唯「うーいーおはよー」

憂「あ、ああ、おはよう、お姉ちゃん!」

憂「これで今からお姉ちゃんは顔洗って、歯磨いて、数分稼げる。今のうちに包まなきゃ!」

唯「今日は夢でムギちゃん出てきちゃったよー。髪の毛バナナなんだよー」

憂「へっ!? うん、うん、そうなんだー」


105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 05:17:25.03 ID:Oo463kWa0


琴吹家

紬「なかなか寝付けなかった……」

紬「ああ……内線」

斎藤「おはようございます、お嬢様。朝食の準備が整いました」

紬「ありがとう。今いくわ……あ~」

斎藤「何かございましたら」

紬「バナナは! バナナはあるの!?」

斎藤「はっ、バナナでございますか」

紬「そうよ! バナナが食べたいの! 今日はバナナの日なのよ!」


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 05:23:18.96 ID:Oo463kWa0


斎藤「これは失礼をいたしました。早急に準備させます」

紬「ありがとう。少ししたら行くわ」

紬「ハァー……」

紬「あ、メール……澪ちゃん!」

澪『ムギ、とても言いにくいんだけど、私のパンツ知らない? あの後どこかいっちゃって…』

紬「私が……私が死ねばいいんだわーっ! もう死にたいー!! 誰か! 誰か殺してー!」

斎藤「お嬢様! どうなさいましたか! くせものでございますか!?」

紬「私がっ、私がくせものなのよーっ!!」


108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 05:28:40.07 ID:Oo463kWa0


律「だーから、ちゃんと探したのかー?」

澪「探したよっ! ちゃんとスミからスミまで。でもどこにも……」

律「だからね、澪ちゃん、ママ言ったでしょう? お部屋はきれいにしなさいって」

澪「最近はきれいにしてるのっ! もう、ムギにメール打つのだってすっごく恥ずかしかったのに」

律「まぁ、いーじゃん。パンツの1枚や2枚。お、ゆーいー!!」

澪「人事だと思って……はっ、まさか下着ドロ!?」


109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 05:34:11.97 ID:Oo463kWa0


唯「りっちゃーん!」

律「ゆーいー!」

唯「りっちゃーん!」

律「ゆーいー!」



澪「あの二人何やってるんだ? あのままお互いすれ違って行っちゃったぞ」

憂「最近なにかの映画に影響されてるみたいです」


110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 05:39:12.72 ID:Oo463kWa0


紬「おはよ~」

律「おーっす」

唯「あ、ムギちゃん!」

紬「あのう、唯ちゃん、昨日のことは……」

唯「ううん! 私こそごめんね!」

憂「私もお姉ちゃんからお話を聞いてるかと思いますけど、ごめんなさいっ!」

唯「昨日、私感動したよ! ずっと友達でいようね! ムギちゃん!」

紬「え、ええ。こちらこそ……」

紬「(言えない……こんなに純粋に私を信じてる唯ちゃんに言えるわけない……)」

紬「も、もうっ、私死んでしまいそう!!」

唯「!?」


111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 05:45:59.02 ID:Oo463kWa0


唯「えっ、下着泥棒!?」

澪「うん……」

律「別に気にしなきゃいいのにさー」

澪「だ、だって! またやられたらと思うと……こわい」

紬「(胸が痛い……)」

憂「でも、とんでもない変態ですねー。もし、お姉ちゃんがやられたら、私つかまえるからね!」

紬「(ビクッ!!)」

唯「えーいいよー憂が危ないよー」

憂「ううん、大丈夫! だって、二度と悪さできないようにしてやればいいんだからっ」

律「へー。例えば?」

憂「そうですねぇ……手に五寸釘さして、ロウソクを垂らすとか?」

紬「(ああああああああああああああああああああああああああああああ!!)」


112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 05:49:45.17 ID:Oo463kWa0


梓「おはようございます」

唯「あずにゃん、おっは~」

梓「おっは~」

憂「ずいぶんたくさん何か持ってるみたい」

律「ほほ~う。この後輩も成長したね~」

梓「はぁ」

澪「そろったことだし、お店行こう」

紬「(ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさ)」


115:さるさんきやい><:2010/02/14(日) 06:19:20.27 ID:Oo463kWa0


カフェ!

唯「へ~いいとこだね~」

憂「来てよかったね~」

澪「映画とかに出てきそう」

律「あ、すいません、コーヒーください」

紬「そうよ……バナナなの……なんてバナナ……そんなバナナ」

梓「?」

唯「そうそう~今日夢にムギちゃん出てきた~。バナナ持ってたよ」

紬「えへ、えへへ、バァナナァ~」

唯「そうそう、そんな感じ! すごいね~夢の通りだよ、ムギちゃん!」

紬「セブンティシックス……ななじゅうろくのバナナ……」


117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 06:24:22.29 ID:Oo463kWa0


唯「憂、あのね、今日は渡すものあるの」

憂「うん?」

唯「はい! ハッピーバレンタイン~」

憂「わぁ……」

律「おめでとうございまーす!」パチパチ

澪「何に? まぁいっか」パチパチ

梓「おめでとう」パチパチ

憂「……」


118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 06:28:44.00 ID:Oo463kWa0


律「ちょ! 憂ちゃん泣いてる?」

憂「ごめんなさい……う、うれしくて……」

唯「お~よしよし」

澪「できた姉妹だな」

紬「美しいバナナねぇ~」

梓「? ばなな?」

憂「ありがとう、お姉ちゃん! コレ、部屋に飾るねっ」

唯「いやぁ、できれば今日中に食べてもらいたいです」


119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 06:34:33.60 ID:Oo463kWa0


憂「わ、私もっ、あるのっ!」ゴソゴソ

唯「ほい?」

憂「コレ! お姉ちゃんにバレンタイン!」つチョコケーキ

唯「おお~う、ありがとー!」

澪「さすが憂ちゃん……」

律「愛情の大きさが形になっている……」

紬「でも、すごい一人の量じゃないバナナねぇ」

憂「あ、よかったら後でみなさんで切りましょう」

唯「え~私一人で食べられるよぅ」

律「いや、こういうときにガメつくなよ……」


120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 06:39:12.00 ID:Oo463kWa0


律「さぁて、誰からいく~?」

唯「あ、じゃあ」

梓「はい」

律「おお! いつにもまして積極的な梓くん! 君を買った!」

澪「業界人かなにかか?」

律「てなわけでどうぞ~」

梓「はぁ。コレ、です」


121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 06:43:56.21 ID:Oo463kWa0


澪「……」

律「……」

紬「バナナ~」

唯「おお~」

憂「わぁ~」

澪「(がんばった……)」

律「(んだろうな……)」


122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 06:50:01.50 ID:Oo463kWa0


澪「(ラッピングはめちゃめちゃ……だけど)」

律「(おお、中身もイカツい形だ。まぁ、料理するっていう風に見えないし…でもまあ)」

唯「あずにゃん! ありがと~。手作りだよね」

梓「はい。手作りました。包装もしました」

紬「うれしいわ~」

梓「だから、いつか、先輩たちと」

唯「うん?」

梓「学校で会えなくなっても、なんとか、やっていけると思います」


123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 06:55:11.00 ID:Oo463kWa0


梓「先輩たちがいなくても、がんばれ、マス」

憂「梓ちゃん……」

梓「でも、それまで、は……」

唯「それまで、もっといっぱい遊んだり、演奏しようね、あずにゃん」ギュ

梓「……うん……ハイ」



律「やっぱ、ウチのバンマスは唯だねぇ」

澪「そうだな」


125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 07:01:03.96 ID:Oo463kWa0


またよくじつ!

憂「梓ちゃん、お昼だよー」

梓「む……」

憂「ほら、純ちゃんに渡して、和さんにも渡すんでしょ?」

梓「うん……その前に、職員室行ってくる」

憂「職員室?」

梓「うん。ちょっと急いで行ってくる」


126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 07:07:39.88 ID:Oo463kWa0


職員室

梓「失礼? シマス」

さわ子「あら、あずにゃん。チョコ渡せたー?」

梓「はぁ。それはあとでいいです」

さわ子「なっ」

梓「スイマセン」

英語の先生「……はい。なんですか」

梓「コレをさしあげます」

先生「はぁ? なにかしら……」

梓「チヨコです」

先生「チヨコ? ああ、バレンタインの~って、ええ!?」

梓「それから」

先生「は、はい?」

梓「これからも、ドウゾ、よろしくお願いします」


127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 07:14:19.31 ID:Oo463kWa0


教室

憂「あ、帰ってきた。もういいの?」

梓「うん。えっと、メガネさんは……」

憂「和さんだよ……えっと、3年の教室か生徒会室かなぁ」

梓「ふむ。じゃあ、行かなきゃ」

憂「あ、ついてっていい?」

梓「うん。いいよ」

憂「ねえ、職員室で何してたの?」

梓「チョコ渡した」

憂「え、さわ子先生?」

梓「ううん、名前知らない先生」

憂「そ、それ、男の先生!?」

梓「ううん。オバハン」

憂「ええー!? それってどういう……」
                      おわり♪


128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 07:15:07.49 ID:Ma182su90


いいもんみた
僕のむぎちゃんはやっぱり天使だった


129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 07:17:01.03 ID:kDwcGyuIO


乙でした


133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 08:33:56.57 ID:mHYSKsaJO



面白かった





    スポンサーサイト梓「暇つぶしに作っただけです。勘違いしないでください」のコメント
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