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ゲンドウ「……修学旅行?」

このエントリーをはてなブックマークに追加 コメント (1) | カテゴリ: その他 | 更新日: 2011/03/29 20:00
ゲンドウ「……修学旅行?」


1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:01:20.69 ID:iT2swYXL0


ユ イ「明日から京都に、1泊2日ですって。あなた、知らなかったんですか?」

ゲンドウ「ああ」

ユ イ「んもう、自分から言わないシンジもシンジだけど……シンジー!」

シンジ「何ー?」

ユ イ「明日から修学旅行でしょ? 準備はしたの?」

シンジ「もう出来てるよ」

ユ イ「明日くらいはちゃんと起きて行くのよ? アスカちゃんに迷惑かけないで」

シンジ「わかってるよ、うるさいな母さんは」

ユ イ「っとに、もう」


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:07:51.47 ID:iT2swYXL0


ミサト「みんなー、おはよう!」

生 徒「おはようございまーす」

ミサト「いよいよお待ちかねの修学旅行だけど、今日はあの2人以外、遅刻はいないわね?」

生 徒「アハハハハ……」

アスカ「アンタのせいじゃない、バカシンジ!」

シンジ「だって、仕方ないじゃないか……!」

ミサト「これから駅までバスで移動、それから京都駅まで行くわ。団体行動だから、
    キリキリ行動するのよ」

生 徒「はーい」

ケンスケ「団体行動だってさ。頼むよ碇」

トウジ「夫婦揃って遅刻やなんて、仲のええこっちゃな」

シンジ「ごめん……」

綾 波「わざわざ一緒に遅刻してくるなんて、やっぱデキてんじゃないの?」

アスカ「そんなんじゃないって言ってんじゃない、うっさいわね!」

ヒカリ「はぁ……」


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:12:30.91 ID:iT2swYXL0


<ホーム>

ケンスケ「どうせなら戦自の基地とか見学したいんだけどなぁ」

トウジ「……なんや綾波」

綾波 「鈴原君、ホント制服似合わないよね」

ケンスケ「同感だね。完全に制服に着られてるって感じ」

トウジ「ワシかてジャージに着替えたいのはやまやまや。しかし! 今回それをやったらミサト
    センセの顔を潰すことになる!」

ヒカリ「団体行動なんだから、当たり前じゃない」

シンジ「京都か……楽しみだなぁ」

アスカ「あんた好きそうだもんね。寺とか神社とか陰気臭い所」

シンジ「いいじゃないか別に、アスカだって行ってみたいって言ってたクセに」

アスカ「私は買い物がしたいって言ったの」

ミサト「ほらプラットホームで騒がないのー。轢かれて手足が千切れ飛ぶわよ」

ヒカリ「ち、ちぎれ……」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:16:00.17 ID:iT2swYXL0


<車内>
トウジ「新幹線言うたらお菓子にジュースやないか! 何でどっちも持っとらへんのや委員長」

ヒカリ「持ってきてないわよ、遠足じゃないんだから」

アスカ「……何よ」

綾 波「別にー」

ケンスケ「みんな相変わらずだねぇ……なぁ碇、綾波と席代わった方がいいんじゃないか」

シンジ「えっ?」

ケンスケ「お前が間に入れば、少なくとも式波のご機嫌は直るだろ」

シンジ「そ、そんなこと言われても無理だよ……!」

綾 波「ねー相田君、途中で窓から富士山が見えるんだよね」

ケンスケ「あ、ああ、どこかの橋から見えるらしいぜ。晴れてればだけど」

綾 波「せっかくだから、写真撮ってくんない?」

アスカ「ってちょっと、私を挟んで会話してんじゃないわよ!」

綾 波「いーじゃん別にこういう席順なんだし迷惑別にかけてないし、何か問題あるんですかー?」

アスカ「あるから言ってんじゃないこの露出魔!」

シンジ「はぁ……」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:17:15.06 ID:zOcoYYFq0


育成計画ですな


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:17:52.55 ID:iT2swYXL0


ケンスケ「なぁ委員長、自由行動って二日目からだっけ?」

ヒカリ「うん、朝食を済ませた後に、班毎に自由行動だって」

トウジ「ちなみに、新撰組の壬生寺はいつ行くんや?」

ヒカリ「そこは行かないって決まったじゃない」

トウジ「何やて!? 京都まで来て新撰組に触れんやとぉ!?」

アスカ「嫌なら一人で行ってくればいいじゃない」

綾 波「班行動にそういうのいけないんですけど」

アスカ「アンタには聞いてな…」

ケンスケ「みんな、富士山! 富士山が見える!」

綾 波「えぇっ!? マジ、どこどこどこ!?」

トウジ「ホンマや! ワシのカメラカメラ!」

シンジ「あ、アスカそこだと見えな…」

アスカ「っさいわねぇ、私が代わりに撮ってあげるわよ!」

シンジ「あぁーーっ、それ僕の!」

ミサト「みんな、若いわねぇ……」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:20:47.24 ID:iT2swYXL0


ミサト「はいみんなー、いよいよ日本が誇る古都、京都に到着よん♪ 降りる準備しなさーい」

生 徒「は~い」

トウジ「ちょ待て! お前らワシが大富豪負けたまま勝ち逃げすんのか!」

ケンスケ「それを言うなら大貧民だろ? だってトウジ弱いんだもん」

ミサト「京都駅に着いて改札出たら、駅前のターミナルまで歩いて移動ね。そこから
    バスに乗っていくから」

アスカ「シンジ、それ取って。私のバッグ」

シンジ「あ、コレ?」

綾 波「あ、サンキュ」

アスカ「ちょっ、何間違ってんのよこのバカシンジ!」

シンジ「ぶっ!?」

トウジ「ってワシのを投げてどないすんねん!」

ヒカリ「み、みんないい加減にしてよ!」

ケンスケ「だーめだ、こりゃ」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:23:01.77 ID:iT2swYXL0


<京都駅>

トウジ「京都駅はやっぱりデッカイのぅ!」

シンジ「みんな、トウジみたいに関西弁しゃべってる!」

トウジ「当たり前やないか、ここどこやと思っとんねん」

ヒカリ「京都駅って、こんなに広かったんだね」

アスカ「駅っていうよりショッピングモールって感じね」

綾 波「あっ……!」 

シンジ「! 綾波、大丈夫!?」

綾 波「あいたたた……ちょっと人とぶつかっただけだから、平気。ていうか」

シンジ「?」

綾 波「……また見たの?」

シンジ「! ちっ、違、ただ手を貸そうとしただけで」

綾 波「……ぷっ、アッハハハハ……! 冗談、冗談」

シンジ「う……」

アスカ「ったく……!」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:24:51.89 ID:iT2swYXL0


<バス>
ミサト「最初に行くのは修学旅行の鉄板、三十三間堂よ!」

生徒達「……」

ミサト「何よみんなー、ちょっちノリ悪いじゃない」

ケンスケ「鉄板ていうか、コースがみんなベタなんだよな」

アスカ「何があるってのよ? その三十なんとか堂に」

シンジ「千手観音っていう仏像がたくさん並んでる所だよ。ほら」

アスカ「! 何これ、気持ち悪い!」

ミサト「アスカ、仏様を気持ち悪いとか言っちゃダメー」

トウジ「気持ち悪いと言えば……ここには有名な都市伝説があるんやけど、知っとるか?」

ヒカリ「ううん、知らない」

トウジ「実は、千体ある仏像のうち一つだけ、何や妙~に親近感が沸く仏像がある。それを見つけると……」

ヒカリ「見つけると?」

綾 波「死ぬんだっけ」

トウジ「って、オチを取らんといてぇな」

アスカ「……」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:27:24.17 ID:iT2swYXL0


<三十三間堂>
アスカ「うわっ、ホントに千体あるなんて、思わなかったわ……」

ヒカリ「凄いね……」

シンジ「……」

トウジ「シンジ、顔色悪いな」

シンジ「う、うん、大丈夫」

ケンスケ「もしかして碇、さっきのトウジの話を真に受けてたりして」

アスカ「!」

シンジ「そっ、そんなことないって! 別に……」

綾 波「とか何とか言って、顔真っ青じゃなーい」

シンジ「うっ、うるさいな、ちょっとバスに酔っただけだよ」

トウジ「ちょっと待て、何やあの仏像……シンジと式波にそっくr」

アスカ「いぃやぁぁーーーーー!」

ミサト「ちょ、ちょっとアスカどこ行くの!? ちょっと!」

シンジ「あ、アスカ……」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:31:16.09 ID:iT2swYXL0


<バス>

アスカ「ねぇ」

シンジ「……」

アスカ「はぁ……んもう、バカシンジッ!」

シンジ「いでっ! 何だよもういきなり」

アスカ「この私が話しかけてんのに、音楽なんか聴いてんじゃないわよ!」

シンジ「で、何?」

アスカ「『清水の舞台から飛び降りる』って、次に行く所がそうなんでしょ」

シンジ「うん、そうだけど」

アスカ「あれって、その、ホントにやるわけ?」

シンジ「……ぷっ、あ、あっはははははっ!」

アスカ「ちょっと、人が聞いてんのに何で笑うのよ!?」

シンジ「あ、アスカ、それはものの例えで、本気でやるわけじゃないんだよ……!」

アスカ「…… くぉのバカジャージィィィ!!」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:32:49.70 ID:iT2swYXL0


<清水寺>

ミサト「さっすがに修学旅行のメッカね、清水寺! 学生がうじゃうじゃいることぉ。ちゃんとついて
    くるのよー」

アスカ「何よこの人ゴミ? いち宗教施設にこんな観光客が来るわけ?」

ヒカリ「京都は一年中、どこ行ってもこんな感じだって言ってたよ。鈴原が」

トウジ「八ツ橋にわらび餅に抹茶スウィーツに清水焼まんじゅう、さすが清水の参道やな」

綾 波「……」

シンジ「綾波、おみやげが珍しいの?」

綾 波「前から不思議に思ってたんだけど、よく観光地のおみやげに刀売ってるけど、何で?」

ケンスケ「言われてみれば、木刀とかどの観光地行ってもあるよなぁ」

トウジ「ま、完全に修学旅行生向けやな。欲しくなる気持ちはわからんでもない」

ケンスケ「俺達男子の遊び用って感じ?」

綾 波「それでどこか乗り込むの?」

シンジ「そういうわけじゃ、ないと思うけど……」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:34:21.72 ID:iT2swYXL0


ミサト「ここがかの有名な、清水の舞台ってやつよ! 男子、くれぐれも飛び込まないように」

アスカ「……」

ヒカリ「すごーい! きれー」

シンジ「本とかで見たとおりだ。凄いなぁ」

トウジ「しかし弁慶ちゅうのも、えらい男やなぁ。こんなんで敵をドツキ回してたんやなぁ」

ケンスケ「みんな、写真撮ろうぜ、写真! トウジもそんなの後にしろよ!」

ミサト「あらー、いいじゃない。先生も混ぜて♪」

綾 波「いぇー」

シンジ「あ、綾波」

アスカ「! ちょっ、ちょっとあんた、暑いんだからくっついてんじゃないわよ!」

ヒカリ「ほら鈴原も、早く…… !」

トウジ「? 何や委員長、写真撮る間くらい、我慢せえよ」

ヒカリ「なっ、何でもないわよ……」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:35:43.27 ID:iT2swYXL0


ケンスケ「おい、神社に人が殺到してるよ」
 
シンジ「地主神社って、書いてある」

ミサト「ズバリ! 縁結びで有名な神社よ。あそこの『恋占いの石』まで目隠しで行って、うまく
    行けたら恋が成就するって言い伝えがあるの」

ケンスケ「はーい! ミサト先生は誰を思って占うんですかー?」

ミサト「先生は……まぁ、ちょっち、ね」

トウジ「くぅ~~っ、ミサトセンセに想われるやなんて、罪な男がおるもんやなぁ」

ヒカリ「……」

アスカ「……」

綾 波「……やんないの?」

二 人「べっ、別に興味ないから!」

綾波 「あっ、そ」

シンジ「?」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:37:43.54 ID:iT2swYXL0


<昼 食>

トウジ「んっ、くあぁ~~……やっと昼メシにあり付けるなぁ」

ケンスケ「京都まで来て、すき焼きとはねぇ。あんまり京都らしく無いっていうか」

ミサト「何よ、豪勢なメニューじゃないのー。贅沢な子達ねぇ」

シンジ「でも、せっかくなら京都らしい料理が食べたかったなぁ」

アスカ「ウチでも食べられるじゃない、こんなの」

ミサト「文句言わないで食べる! はい、いただきま~す」

生徒達「いただきま~す」

綾 波「ねー碇君、肉あげる」

シンジ「綾波、食べないの?」

綾 波「だって嫌いだし。よろしくねー」

トウジ「そういうことやったらワシの出番やな!」

ケンスケ「で何で俺のを取るんだよ!」

ヒカリ「すーずーはーらっ!」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:41:50.60 ID:iT2swYXL0


<祇園>
ミサト「次に見学予定だった所が突然駄目になっちゃったから、特別に今から班ごとの自由行動とします。
    あんまり遠くに行かないように、ちゃんと時間までにはバスに戻ってくるのよ」

ケンスケ「さて、と。せっかく祇園に来たんだし、行くだろ?」

トウジ「当ったり前やないか!」

シンジ「楽しみだなぁ」

ヒカリ「行くって、どこに行くの?」

アスカ「こいつらの考えることだし、ロクなとこじゃないわよ」

トウジ「ちゅうわけで委員長、舞妓はんを探しに、出発や!」

ヒカリ「……そういうことね」

綾 波「いーんじゃない? 私も舞妓さんのカッコしてみたいし」

ケンスケ「さすが綾波理解がある!」

アスカ「でも、どこに行けば会えんのよ? その舞妓はんとやらは」

シンジ「どこに行けばいいの? トウジ」

トウジ「それは、アレや! その……」

ヒカリ「……行きましょ」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:46:36.73 ID:iT2swYXL0


トウジ「いやぁ、この写真は一生モンやなぁ」

シンジ「あ、次は僕、僕とお願いします!」

舞 妓「ふふっ」

ケンスケ「はい、チーズ…… あっ」

シンジ「えっ? いでででででっ!!」

アスカ「何鼻の下伸ばしてんのよこのバカシンジっ!」

ヒカリ「鈴原も! 舞妓さんに迷惑でしょ!」

綾 波「でも、凄いきれー……あたしも写真いいですか?」

アスカ「ちょっと、アンタまで撮ってどうすんのよ!」

舞 妓「いーわよ別に、どんどんいらっしゃい♪」

6 人「!? ミ、ミサト先生!?」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:48:19.80 ID:iT2swYXL0


ミサト「3人とも気づかないんだもん、ちょっとからかってみたくなっちゃった」

トウジ「ひどいやないですか! ……でもミサト先生やったらまあ……いでっ!」

綾 波「先生、どこ行ったらそういう格好できるんですか?」

ミサト「この先のお店よ。今日はすいてるから、すぐ出来るんじゃない?」

綾 波「ねぇ、行ってみない? 舞妓さんのカッコしたくない!?」

ヒカリアスカ「……    うん」

3 人「……」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:53:37.28 ID:iT2swYXL0


<バス>

ミサト「みんな、1日お疲れ様! もうすぐ宿に到着よ」

ケンスケ「ふわ……あ……トウジ、起きろよ、トウジ」

アスカ「宿ってこれのこと? へー、結構おっきなホテルじゃない」

綾 波「すごい、なんか超豪華なんだけど」

シンジ「ミサト先生、僕らここに……」

ミサト「違う違う、そこじゃなくて、こっちの旅館」

トウジ「ふわぁぁぁ~~……んん? 何や、次はお化け屋敷か」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:54:40.35 ID:iT2swYXL0


ヒカリ「うわ……」

アスカ「先生! 何で私達がこんな所に泊まんなきゃいけないのよ!!」

ミサト「しょ、しょうがないじゃない、ネットで見た時には風情があっていい感じだったんだもん」

綾 波「もう何か色々出てきそうなんだけどーー!」

ケンスケ「俺達が通ってる学校て、こんなに財政苦しかったのか」

シンジ「そう、かな? 結構味があっていいと思うけど」

綾 波「……やっぱ碇君変態だわ」

シンジ「なっ、何で僕が変態になるんだよ!」

ミサト「はいはいはい静かにー! 夕食は豪華にって頼んでおいたから文句言わない!」

ケンスケ「嫌な予感するなぁ……」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 00:56:18.25 ID:iT2swYXL0


<宿・夕食>
ミサト「じゃあ食べましょうか。いただきまーす!」

6 人「……」

ミサト「み、みんなどうしたのー? ほら、お腹すいたでしょ? どんどん食べなきゃ」

ケンスケ「嫌な予感、大当たり」

トウジ「まさかの2連チャンとは、思わんかったな」

綾 波「碇君、肉あげる」

シンジ「そ、それじゃ全部じゃないか!?」

ヒカリ「鈴原、私の食べる?」

トウジ「こ、こないな時に断ったら、男がすたるっちゅうもんや!」

ヒカリ「あ、ありがと」

アスカ「だったら私のも」

ケンスケ「頼んだぜー」

トウジ「んなっ!?」

ミサト「……」

トウジ「……ミサトセンセ、こっち見んとってください」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:00:00.35 ID:iT2swYXL0


ケンスケ「部屋もなんというか、予想通りな感じだな」

トウジ「すまん、今夜のマクラ投げは、もう少し待ってくれ……」

シンジ「トウジ、大丈夫?」

ケンスケ「フロまでまだ時間があるな。どうする?」

シンジ「どうするって、トウジが復活するまで部屋でゴロゴロするしか」

ケンスケ「女子の部屋行っても、式波あたりに蹴られそうだしな」

シンジ「……」

ケンスケ「碇?」

シンジ「ちょっと、旅館の中見てくる」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:02:03.16 ID:iT2swYXL0


シンジ「結構、いい旅館だと思うけどな……」

???「なかなかわかってんじゃん」

シンジ「えっ?」

???「やっ」

シンジ「こっ、こんばん、わ」

???「修学旅行生?」

シンジ「そうだけど、君も?」

???「そういうことにしとく」

シンジ「はぁ」

マ リ「ちょっと話さない? 碇君」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:03:43.40 ID:iT2swYXL0


シンジ「どうして、僕の名前……」

マ リ「さっきそう呼ばれてたじゃん。碇ーって」

シンジ「あ、そうか。君は」

マ リ「真希波・マリ・イラストリアス。ねぇ、二人でどっか遊びに行かない?」

シンジ「だっ、駄目だよ、夜は外出禁止だし」

マ リ「真面目だねぇ。つまんないリアクション」

シンジ「ごっ、ごめん」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:05:56.78 ID:iT2swYXL0


マ リ「修学旅行、ってさぁ。楽しい?」

シンジ「うん、友達とこうやって一日過ごすのって、楽しいって思う」

マ リ「ふぅん……」

シンジ「真希波さんは?」

マ リ「あんま興味無いんだよねぇ、そういうの。楽しいって思うのは……戦ってる時?」

シンジ「戦う?」

マ リ「自分が思うとおりの環境で、思いっきりやり合ってる時かなぁ。テンション上がりっ放し」

シンジ「はぁ……」

マ リ「君、何でも言われるままやりそうな感じだもんねぇ」

シンジ「そっ、そんなことないよ」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:06:52.32 ID:iT2swYXL0


マ リ「……そろそろ、行くね、碇シンジ君。じゃっ」

シンジ「あ、うん。さよなら……   あれっ?」

トウジ「そないなトコで、何しとんのやセンセ」

ケンスケ「もうフロの時間だってよ」

シンジ「ごめん、ちょっと旅館の中歩いてて」

トウジ「まさか女の所やないやろな」

シンジ「違うよ、どこにも行ってない」

ケンスケ「それよりフロだよフロ、これくらいはマトモであってくれよ……」

シンジ「……」

シンジ(『シンジ』って名前、どうして知ってたんだろう……)


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:07:38.12 ID:iT2swYXL0


トウジ「はぁ~、やっと落ち着いたなぁ」

シンジ「お風呂は、普通で良かったね」

ケンスケ「多少古い所はあるけど、許容範囲だな」

トウジ「っとよう見たらシンジ、何をタオルで隠しとんねん!」

ケンスケ「男同士なんだから、隠すなよ」

シンジ「べっ、別にいいじゃないか」

トウジ「男と男の付き合いっちゅうもんはなぁ、裸で……」

アスカ「ねぇヒカリ、それとって」

ヒカリ「はい」

ミサト「へーえ、なかなか良いカラダしてんじゃない♪」

綾 波「やーもう、ミサト先生オヤジなんだけど」

3 人「……」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:08:21.21 ID:iT2swYXL0


トウジ「生殺しや……」

ケンスケ「風呂場にカメラは間違いなく壊れるからなぁ」

シンジ「ケンスケ、撮ろうとしてたのか……」

アスカ「そっちも聞こえてんのよ3バカ! 変態!」

ヒカリ「鈴原っ!!」

トウジ「んなっ、何やとぉ!?」

綾 波「鈴原君と相田君もそういうヒトだったんだー」

シンジ「も、『も』って何だよ綾波!」

ミサト「わかったわかった、私が詳細に実況中継してあげるから、大人しくしてなさい」

ヒカリ「先生、駄目に決まってるじゃないですか!」

綾 波「パンツ覗き魔だっているのに、絶対無理!」

アスカ「ちょっと、いつまで言ってんのよそれ!」

ミサト「ほらほら3人とも、立ったら丸見えなんですけど」

女3人「!?」

男3人「!!!!!」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:09:39.20 ID:iT2swYXL0


トウジ「結局、マクラ投げは出来んかったな」

ケンスケ「女子の部屋にも呼ばれなかったよな。来たら殺すって言ってたし」

シンジ「あ、もうすぐ消灯時間だから、先生が見回りに来るかも」

ケンスケ「大丈夫だって、どうせミサト先生だろ? 大目に見て……」

ミサト「シーンジ君達ぃ! ちゃーんと寝てるぅ?」

トウジ「ミサトセンセ……ってちょっ、 酔ってるやないですか!」

シンジ「おっ、お酒臭い……!」

ミサト「なーによぉ、飲んじゃいけないっての!? この私がぁ!」

ケンスケ「い、いいえ、飲んでいいですもちろん……ってそこに寝ないで下さいよ!」

トウジ「あのミサトセンセが、ただの酔っ払いのオッサンに……」

シンジ「先生、他の、先生に見られたら、まずいです、って!」

ミサト「ぐぅ……」

ケンスケ「こりゃ駄目だ、委員長達にも手伝ってもらおうぜ」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:10:13.16 ID:iT2swYXL0


ミサト「くー……かー……」

綾 波「ていうか、何で私がこんなことしなきゃいけないのぉ!?」

シンジ「仕方ないよ、このままにもしておけないし」

アスカ「ったく重いのよ、この……!」

ヒカリ「せっ、先生服が、ちょっ……男子は見ないで!!」

トウジ「いでっ! 何で俺だけどつくねん委員長!?」

シンジ「よっ、と……はぁ、やっと片付いた」

綾 波「あぁ~もー汗かいたし最悪!」

トウジ「はぁ……もう部屋に戻ろか」

ケンスケ「さんせ~い」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:11:29.54 ID:iT2swYXL0


シンジ(寝る前にトイレ行かなきゃ……)

アスカ「? バカシンジじゃない」

綾 波「あ、碇君」

シンジ「綾波」

アスカ「!」

シンジ「部屋に、戻ったんじゃなかったの?」

綾 波「寝る前に、せっかくだから旅館の中見てたんだー。つまんなかったけど」

シンジ「僕はいいと思うけどなぁ」

綾 波「碇君ってなんか、趣味オヤジ臭いよねー」

シンジ「そ、そうかな……」

綾 波「嘘嘘、冗談。もー、そんな顔しないでよ」

シンジ「綾波は、趣味とか無いの?」

綾 波「私? 私は……ヤバ、特に無いかも」

シンジ「…… ぷっ、アッハハハハ」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:13:07.67 ID:iT2swYXL0


綾 波「ちょっ、何笑ってんの? マジひどくない?」

シンジ「ごめんごめん、でも、綾波って明るいし、色々やってそうなイメージだから」

綾 波「……ねぇ、碇君、チェロやってたじゃん」

シンジ「まあ、一応」

綾 波「あれ、今度教えてくんない? 何かカッコいいんだけど」

シンジ「む、無理だよ、そんなに上手くないし」

綾 波「いーじゃん別に減るもんじゃないし、あ、じゃあ今度家行くからよろしく! じゃねー!」

シンジ「えっ、ちょっ、綾波!? あやな……行っちゃった」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:14:54.77 ID:iT2swYXL0


アスカ「バカシン、ジっ!」

シンジ「いてっ! あ、アスカか……」

アスカ「アスカかって何よ、何してんのこんな所で」

シンジ「何って、別に……ちょっと、旅館の中見てたんだよ」

アスカ「…… バーカ」

シンジ「な、何だよ」

アスカ「せっかくの修学旅行なのに、一人で旅館見学とかバカじゃないのって言ったの」

シンジ「うるさいな、アスカには関係ないだろ」

アスカ「そんなことより、何か思い出に残ることやった方がいいんじゃないの?」

シンジ「思い出って言われても、思いつかないし」

アスカ「例えば……」

シンジ「例えば、何だよ」

アスカ「ええと、その……け、ケータイで写真撮るとか」

シンジ「……別に普通じゃないか」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:15:54.10 ID:iT2swYXL0


アスカ「うっさいわねぇ、いいから撮るの!」

シンジ「うわっ!」

アスカ「ほら、撮るわよ!」

シンジ「あ、アスカ、近……」

アスカ「し、しょうがないじゃない、こうしないと入らないんだから」

シンジ「……  撮れた?」

アスカ「……まあまあ、ね。じゃ、部屋戻るから」

シンジ「アスカ、ちょっと、僕にも見せて…… 行っちゃった」



トウジ「ええなぁ……青春やなぁ」

ヒカリ「ねえ、こんなことしていいの? 隠れて見てるなんて」

ケンスケ「いいのいいの、これぞ修学旅行の夜、だろ?」

ヒカリ「……いいなぁ、アスカ」

トウジ「? なんや委員長」

ヒカリ「なっ、何でもないっ」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:17:10.82 ID:iT2swYXL0


<翌日>

ミサト「みんなー、おはよ……うっ」

綾 波「あーあー、思いっきり2日酔いじゃん、アレ」

ヒカリ「先生、大丈夫かな……」

アスカ「……」

ヒカリ「? ずっとケータイ見てるけど、どうしたの」

アスカ「えっ? あぁ、な、なんでもない」

ミサト「えーと……今日は自由行動の後、新幹線で帰るから、遅れないようにねー……」

トウジ「……」

ケンスケ「……」

シンジ「何だよー、2人とも」


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:18:33.21 ID:iT2swYXL0


ケンスケ「何でもない。それより、今日どこ行く?」

ヒカリ「嵐山までタクシーまで行って、あそこお店多いからお土産買ったり……」

トウジ「嵐山なぁ……それやったら、駅前でチャリンコ借りて回ろか」

綾 波「さんせー! 歩き回るの疲れるし」

アスカ「確かに、面倒だしね」

ケンスケ「この2人の気が合うなんてねぇ」

シンジ「ホントだ。何かあったのかな」

ケンスケ「……」

シンジ「だ、だから何なんだよ?」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:19:37.25 ID:iT2swYXL0


<嵐山>

綾 波「そこのキ○ィちゃん八ツ橋と、抹茶ラテと、あーそれってまだあります!?」

トウジ「何で俺が荷物持たされとんねん委員長!?」

ヒカリ「さんざん迷惑かけてきたんだから、このくらいしなさいよね」

シンジ「母さんはこれ、父さんは……うわっ!?」

綾 波「碇君、それ持っててー」

ケンスケ「おーい、そんなに買ったら邪魔になるんじゃないかー?」

アスカ「……ねぇ」

ケンスケ「ん? おわっ!」

アスカ「落とすんじゃないわよ」

ケンスケ「あ、ああ、わかった」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:20:22.01 ID:iT2swYXL0


ヒカリ「ふぅ……結構買ったね」

アスカ「ま、おみやげはこれくらいでいいんじゃない?」

トウジ「くう……こいつら、俺らを何やと思っとんねん」

シンジ「綾波はおみやげ買いすぎなんだよ……」

ケンスケ「……」

トウジ「そう思うやろ、ケンスケ!」

ケンスケ「ああ、そうだよな、うん」

シンジ「?」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:21:41.64 ID:iT2swYXL0


トウジ「そろそろもう出な、間に合わん時間やな」

ヒカリ「ねぇ、最後に橋のところで、みんなで写真撮らない?」

トウジ「写真か。まっ、最後は集合写真で締めといこか」

ケンスケ「どうする? 誰かに撮ってもらうか、タイマーで……」

綾 波「あ、すいませーん、写真撮ってもらっていいですか?」

???「んー? 写真?」

シンジ「っ! あっ……!」

マ リ「ありゃ、こんな偶然あるんだねー」

アスカ「!? ちょっと、あんた知ってんの!?」

トウジ「どういうことやシンジ!? いつの間に抜け駆けしたんや!」

シンジ「知ってるというか、その……」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:23:13.53 ID:iT2swYXL0


マ リ「宿で会ったんだよね。ナンパされちゃってさぁ」

アスカ「な……な、何してんのよこの変態!!」

シンジ「っ!!」

ケンスケ「まさか碇がそういうアクションを起こすとは……!」

ヒカリ「ふっ、不潔よっ!」

シンジ「ちちち違うよ、偶然出会ったっていうか、そういう流れになったっていうか」

トウジ「『そういう流れ』って、完全にそっちのイミやないかシンジ!」

綾 波「……サイテー」

マ リ「あ、あっはははははっ! 何、なんかモテまくってんじゃん、シンジぃ!」

シンジ「真希波さん、ちゃんと説明してくださいよ!」

アスカ「名前まで知ってるってどういうことよ!?」

マ リ「面白いからこのまま撮るよー? はい、3、2、1」

6 人「!!」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:24:33.58 ID:iT2swYXL0


<その後、自宅>

ユ イ「ちょっとやだ、何この写真? せっかくみんなで写ってるのに」

シンジ「撮った人にやられたんだよ。おかげでひどい目にあった」

ユ イ「撮り直せば良かったじゃない」

シンジ「時間がなくて、駄目だったんだ」

ユ イ「ふぅん……その撮った人って、どんな人だったの?」

シンジ「女子高生……同い年かな? 真希波さんていう女の子」

ゲンドウ「!」

シンジ「父さん?」

ゲンドウ「いや、何でもない。……それよりシンジ」

シンジ「え?」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:28:01.22 ID:iT2swYXL0


ゲンドウ「楽しかったのか」

シンジ「…… うん、凄く、楽しかった」

ゲンドウ「そうか」

ユ イ「…… じゃ、そろそろご飯に……」

アスカ「こんばんわー! おみやげ渡しに来ました」

ユ イ「アスカちゃん? ちょうど良かった、夕食食べてかない?」

アスカ「いいんですか? じゃあお言葉に甘えて……ほら、準備手伝いなさいよシンジ」

シンジ「どうして僕がやらなきゃいけないんだよ」

アスカ「ご飯の支度くらい手伝うのが当たり前でしょ? このナンパ馬鹿」

ゲンドウ「……ナンパ……」

ユ イ「やだこの子ったら、そんなことしてたの?」

シンジ「ちっ、違うよ母さん……」



  完


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:30:39.16 ID:zOcoYYFq0





52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:33:23.63 ID:/RuOS9d40


うmなかなか


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/05(月) 01:37:24.49 ID:eaKDCZYMO



ドストライクだった



    スポンサーサイトゲンドウ「……修学旅行?」のコメント
  1. 名前: ◆-[saga] 投稿日:2011/03/30(水) 00:13:38.00 ID:SSJUNKIE199
  2. のほほ~ん
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