スポンサーサイト

このエントリーをはてなブックマークに追加 コメント(-) | カテゴリ: スポンサー広告 | 更新日: --/--/-- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

上條恭介「Look at me!」

このエントリーをはてなブックマークに追加 コメント (1) | カテゴリ: まどかマギカSS | 更新日: 2011/06/22 19:30
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:32:50.73 ID:KpKMJmkY0


上條「ああ、君はいつみても美しい」

上條「指揮者のように繊細な腕、人魚のようにしなやかな体」

上條「そんな外見に似合わず、お茶目な内面」

上條「ねえ、もうそろそろ僕の方を向いておくれよ」


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:33:24.97 ID:KpKMJmkY0


オクタヴィア「…」ユラユラ

上條「君はいつもそうだよ。音楽に夢中で僕に振り向いてくれない」

上條「クソッ…僕はこんな影の演奏よりずっと良い」

上條「バイオリンを奏でられるのになぜ君は僕を向いてくれないんだ」

上條「君と会ったのはいつの日だったか」

上條「最初見たときはとても驚いた。出口が見つからなくて泣きそうにもなった。でも」

上條「この空間でずっと君を見ているうちに、僕は君の虜になった」

上條「いつ振り向いてくれるんだ」

上條「君が振り向いてくれるまで僕はここに居続ける」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:33:46.37 ID:KpKMJmkY0


ホルガー「~♪」

上條「ああ、あの忌々しい影の演奏が始まった」

上條「でも喋るのをやめなくちゃ。人魚姫が悲しむ」

オクタヴィア「♪♪」ルンルン

上條(あの動き、ゴツい外見に見合わぬ少女のような動き)

上條(ファウストに恋するグレートヒェンのような愛らしさ)

上條(まるで、誰か愛する人がいるような・・・まさか)

上條「人魚姫ちゃん!君はまさかその影に恋を!」

オクタヴィア「ヴォオオオオオオ!」シャリーン

上條「ああ、人魚姫を怒らせてしまった。申し訳ない」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:34:31.81 ID:KpKMJmkY0


上條「でもそんな繊細な所も大好きなんだよ」

QB(おや、オクタヴィアの結界に誰か居るようだな)

QB「君は一体何をしているんだい?」

上條「喋る猫か。まあいい、話を聞いてくれ」

上條「僕はあの子に恋をしているんだ」

上條「見てくれ、あの芸術的な造形。まるで中世の騎士を彷彿とさせるその姿」

上條「だけど中身は乙女のように繊細で、少女のように純粋だ」

上條「人間なんか目じゃないほど魅力的だろう?」

QB「は、はあ」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:35:02.62 ID:KpKMJmkY0


上條「ところで喋る猫くん、君は何者だい?彼女の求婚者かい?」

QB「いや、ぜんぜん違うよ。様子を見に来ただけ」

上條「ほう、彼女の友達かな。なら君は彼女のことを色々知ってるだろう」

QB「友達では無いけど、まあ知ってるよ」

上條「今すぐ教えてもらおうか、彼女の全てを」

QB「あ、ああ」カクカクシカジカ

上條「何ということだ!彼女も元は人間だったのか。意外なことだ」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:36:04.32 ID:KpKMJmkY0


上條「片思いだと!このような美人をほっとく男はどんなに愚かなんだ」

上條「ほう、彼女は魔女で魔法少女とかいうのに狙われてるのか」

上條「彼女を守ってあげなければ、命をかけて」

上條「生前はどんなに美しい子だったのか。人魚姫のように美しかったのだろうか」

上條「だけど今の魅力には到底及ばない。彼女は少女という殻を捨てて女になったのだ!」

上條「キュゥべえ君、彼女の名前を教えて欲しい」

QB「オクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフだよ」

上條「なんと高貴な名前なのだろう。彼女にピッタシだ」

上條「オクタヴィアちゃん!オクタヴィアちゃん!」

オクタヴィア「…」ユラユラ

上條「名前を読んだのに、彼女は振り向いてくれない。なぜだ」

QB「多分通じてないんだろう。僕が通訳してあげるよ」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:37:01.96 ID:KpKMJmkY0


上條「オクタヴィア、僕の愛しいオクタヴィアよ」

QB(あー、オクタヴィアさん、オクタヴィアさん)

オクタヴィア「♪」ユラユラ

上條「僕と結婚してくれないか。君と永遠に暮らしたい」

QB(この少年が貴女に恋をしているそうです。付き合ってあげれませんか)

オクタヴィア「ヴォヴォヴォヴォ」

QB「残念ながら君とは付き合いたくないそうだ。使い魔の演奏の邪魔になるってさ」

上條「何ということだ!オクタヴィアちゃん、僕はもっといい音楽を奏でられるよ。愛という名の音楽を」

オクタヴィア「ヴォッヴォヴォヴォヴォー」

QB「でも使い魔の演奏を聞いてくれる人が欲しかったみたい。黙ってるならいてもいいわよだって」

上條「恋仲になれないのは辛い。でも君がそう望むなら、オクタヴィアちゃん」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:37:39.36 ID:KpKMJmkY0


QB「じゃ、僕はこれで」

上條「ちょっと待ったキュゥべえ君、僕達が話すときは是非通訳を頼むよ」

QB「わけがわからな…」

QB(待てよ、これはいいチャンスかも…)

QB「わけがわかるよ」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:38:50.90 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
数日後、学校にて

中沢「上條、右腕大丈夫か?」

上條「かなり良くなってきたよ。ところで、僕が居ない間に何か起きたか?」

中沢「それが大変なんだよ、お前幼なじみいるだろ」

上條「誰だろう、鹿目さんか?」

中沢「いや、美樹さやかだよ」

上條「ああ彼女か。どうしたんだい?」

中沢「…失踪したんだってさ」

上條「はぁ…それは大変な話だ。さしあたり、男にでも引っ掛けられて」

上條「どっかで暮らしているんだろう」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:40:10.99 ID:KpKMJmkY0


中沢「あいつってそんなヤリマンだったっけ?」

上條「何回か病院に彼女が看病に来たが、どうにもこうにも」

上條「下心を感じたよ。嫌らしい」

中沢「へぇ」

上條「ところで僕に彼女ができたんだ」

中沢「お!凄いじゃん。まさか志筑さんか!」

上條「いやいや、彼女じゃない。彼女は単なる友人だ」

中沢「となると誰だろ」

上條「オクタヴィア・フォン・ゼッケンドルフという子だ」

中沢「すげえな!外人さんか。かっこいいもんな、上條は」

上條「音楽という共通の趣味を持っていたからこそだよ。そうだ、君にも彼女を紹介しよう」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:41:33.47 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
中沢「なんだよ、こんな所で待ち合わせか」

上條「いいから来てくれ」

中沢「なんだこれ"LoVE・Me・Do\(*´3`*)/"だって変なの」

上條「これで呪文を唱えれば…」

上條「汝会得すべし。一より十を作れ、二を去らしめよ、直ちに三を作れ、然らば汝富まん…」

中沢「どうしたんだよ、上條…」

上條「四を失え、五と六とより、かく魔女は説く、七と八を作れ、ここに於いて成就せん」

中沢「怖いよ上條・・・」

上條「即ち九は一にして、十は零に外ならず。これを魔女の九九となす」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:42:15.97 ID:KpKMJmkY0


QB「君が、中沢くんだね」

中沢「うわぁ!喋る兎だ!」

QB「失礼な。僕の名前はキュゥべえ。これから行くところへの案内人さ」

上條「学術の高貴なる威力は全世界に隠されたり。思惟せざる者のみそを与えられるべし」

中沢「上條は何言ってるんだ」

QB「まあ、おまじないみたいなものさ。じっくり聞いててくれ」

上條「労せずして是を得ん…よし!入ろう」

中沢「入ろうって変な顔文字の書いた壁しか無いけどってうわっ」

上條「これが入り口だよ。オクタヴィアちゃんへと続く道さ」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:43:13.60 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
中沢「その、オクアヴィアって子はどんな子なの?」

上條「人魚姫のように美しく、騎士のように高貴で、少女のように無邪気な子さ」

上條「"魔女"と呼ばれてる存在らしい」

中沢「うわぁ、ワクワクするなあ。すっげえ美人だといいな」

上條「楽しみにしといておくれよ。ただ、彼女の前で騒ぐのはだめだ」

上條「オクタヴィアちゃんは静かな方が好きな子だ」

中沢「おう、わかったよ」(そんな子上條にはもったいねえな・・・NTRしちゃおうか)


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:45:18.13 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
オクタヴィア「~♪~♪」

上條「今日も彼女は演奏を聞いてるようだね」

中沢「う、うわぁぁあああああ」

上條「彼女の美しさに感動して大声を出す気持ちもわかるが、黙っててもらおうか」

中沢「モゴモゴ」

上條「今日は友人を連れてきたよ、オクタヴィアちゃん」

オクタヴィア「ヴォヴォヴォ」

QB「よろしく、だそうだ」

中沢「ムー!ムー!」ウルウル

上條「感動のあまり涙が出てきたんだな」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:46:18.72 ID:KpKMJmkY0


オクタヴィア「ヴォーヴォヴォヴォヴォヴォ」

QB「もっと近くで見たいから、ちょっとよこせと言っている」

上條「仕方がないな。ほうら、オクタヴィアちゃん」

中沢「助けてくれー!食べられるー!」

上條「食べられたいぐらい可愛いということか。中沢もセンスのある発言をする」

オクタヴィア「ヴォーヴォヴォ」

QB「ふん、いい男じゃないと言ってる」

上條「何を言ってるんだオクタヴィアちゃん!僕というものが居ながら」

オクタヴィア「ヴォヴォヴォ」

QB「でも所詮人間ね。だと」

上條「安心したよオクタヴィアちゃん。君には僕しか居ないんだよ」

中沢「ブクブク・・・」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:47:54.51 ID:KpKMJmkY0


上條「おお、感動のあまり気絶してしまったか。彼を家まで送り届けなければな」

QB(すっげえポジティブ)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
中沢「う、うう」

上條「やっと起きたか。どうだったかい?僕のオクタヴィアちゃんは」

中沢「上條、お前おかしいよ」

中沢「なんだよあの化け物…あんなのが好きだなんて」

上條「おいおい、僕とオクタヴィアちゃんの関係を嫉妬してるのかい?」

中沢「意味わかんねえよ!あんな暗黒騎士と魚のキメラみたいな奴を好きになるなんてどうかしてるよ!」

上條「いい加減にしてくれ!僕のことを貶すのはいいが、オクタヴィアちゃんの事を貶すのは許さないぞ」

中沢「なあ、上條目を覚ましてくれよ。あれはどうみても化け物だ」

上條「ふざけるな!よくもオクタヴィアちゃんをコケにしてくれたな。君とは絶交だ!」

中沢「上條…」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:49:24.56 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
QB「学校、行かないのかい?」

上條「あんな醜悪な輩の溜まり場に行くものか。僕はずっとオクタヴィアちゃんとここに引きこもり続ける」

QB「君のオクタヴィアちゃんの入れ込みようには異様な物があるね。人間には珍しい」

QB「でも魔女に好意を持つのはオススメしないな。人間と魔女が共生したケースはいくつか見たことあるけど」

QB「大抵は悲惨な終わり方をするよ」

上條「僕の勝手だ」

QB「確かに君の自由だ。でもこれだけは言っとこう」

QB「この前説明したように、オクタヴィアちゃんも魔法少女の毒牙にかかる日は近い」

QB「この近くでオクタヴィアちゃんを狙っている魔法少女を何人か確認している」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:51:01.10 ID:KpKMJmkY0


上條「その悪党は何処に居る?」

QB「え?」

上條「オクタヴィアちゃんを殺そうとしている悪党は何処に居るかって聞いているんだ!」

QB「いや多分2丁目の公園にいると思うけど…っておーい!」

QB「あら、行っちゃった」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:53:11.30 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
杏子「さやかが居なくなって寂しくなったな…」

杏子「でも大丈夫だよ、さやか。絶対戻してやるからな」

杏子「ん、なんだありゃ」

上條「やっと着いたぞ」ハァハァ

杏子「アンタ、大丈夫か?何を急いでんだ」

上條「君は魔法少女とか名乗ってる小娘を知ってるかい」

杏子「え・・・何言ってるんだ」

上條「関係ない人にこの話を振っても無駄か。他を当たろう」

杏子「魔法少女も何も、私のことだけどさ…どうかしたのか?」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:55:33.64 ID:KpKMJmkY0


上條「まさか…お前がオクタヴィアちゃんを狙ってるとかいう…魔法少女か?」

杏子「なんだそのオクタヴィアってのは」

上條「僕の愛しい人魚の魔女だ。君も知っているだろ?」

杏子「に、人魚の魔女?まさかさやかの事を…」

上條「どうやら知ってるようだな。なら約束してもらおう。一切彼女に近づかないでもらいたい!」

上條「君の薄汚い拳で彼女の美しい鎧が窪むのを見たくないんだ」

杏子「何言ってやがる!お前どこかで見たことあると思ったら上條恭介じゃないか」

上條「僕がどうかしたのか?」

杏子「さやかがああなる前は一切振り向かなかったのに…今頃になって」

上條「何言ってるんだ。さやかって美樹さやかのことか?」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:57:23.23 ID:KpKMJmkY0


上條「彼女は関係ないだろう。何処へ消えたのやら、僕は全く知らない」

杏子「なんだ、あんたは人魚の魔女のことを何もしらないんだな」

杏子「あの魔女は、美樹さやかが魔女になった姿だよ」

上條「君は何を言っている!僕のオクタヴィアちゃんがあんな淫らな…」

上條「嘘だ!嘘だ!嘘だ!うわああああああああ」

杏子「哀れな奴だよ、まったく。あれほどの愛をさやかに向けてれば、今頃は…」グスッ

杏子「もう決めた。絶対にさやかを元に戻してやる。あの野郎を思い知らせてやるんだ」


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 18:59:07.91 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
QB「お帰りなさい恭介。会ってきたのかい?」

上條「ねえ、キュゥべえ君。例の魔法少女に言われたのだが」

上條「オクタヴィアちゃんは美樹さやかが魔女になった姿ってのは本当なのかい?」

QB「ああ、そうだよ」

上條「なぜ教えてくれなかったんだ!」

QB「聞かれなかったからね。君にとっても無益な情報だった筈だ」

QB「で、どうするんだい?君はオクタヴィアをこれ以上愛せるのかな」

上條「元がわかっても、オクタヴィアちゃんはオクタヴィアちゃんだ。決して見放すことはない」

QB「へえ、それはどうかな。まあ僕は傍観者だ。余計な口を挟むつもりはないよ」

QB(あの上條って少年は凄いエネルギー量だな)

QB(これでオクタヴィアを元に戻せば魔法少女5人分ぐらいに相当するエネルギーゲットだぜ!)

QB(って具合か)

QB(さっそくネタ帳を書こっと)


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:01:28.78 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「オクタヴィアちゃん、元の姿がわかっても君を愛し続けるよ」

上條「あれ、いつもは僕に目もくれないのに今日は振り向いてくれるのだね」

上條「うわぁ!僕を握りしめてどうしたんだオクタヴィアちゃん」

オクタヴィア「本当の私を見て」

上條「本当の私?鎧を脱ぎ初めて、どうしたんだオクタヴィアちゃん」

上條「中身は人間そっくりなんだな。あれ?この顔どこかで見たような…」

さやか「オクタヴィアちゃんだと思った?残念!さやかちゃんでした!」

上條「うわあ!僕を放せ、助けてくれ!どうにかしてくれえ」

さやか「恭介は私の嫁になるのだー!」ペロペロ

上條「そんなの嫌だ!オクタヴィアちゃああああああああああああん」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:02:43.77 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「ハッ!夢か。オクタヴィアちゃんがさやかな訳が無い。しかし嫌な夢だったなぁ」

QB「ところがどっこい夢じゃないんだ。オクタヴィアとさやかは同一の存在なんだな」

上條「本当に嫌な奴だね、君は」

上條「まさかと思うけど…元の姿に戻っていたり」

QB「まだ元の姿には戻って無い。安心するんだね」

上條「ああ、良かった。ちょっと二度寝しようと思う。おやすみ」

QB「寝ないほうがいいじゃないかな。もうそろそろ例の魔法少女がオクタヴィアちゃんの結界に」

QB「近づいてきてるよ」

上條「何だって!?待ってくれ、どういうことだキュゥべえ!」

QB「君付け忘れてるよ」

上條「そんな事はどうでもいい!急がなければ」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:05:48.19 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
杏子「ここが結界の入り口か」

まどか「さやかちゃん…」

上條「待て!」

上條「オクタヴィアちゃんを狩るんだったら僕を倒してから狩ってもらおうか」

杏子「別に私たちはお前の大好きなオクタヴィアちゃんを殺しに来たわけじゃねえ」

杏子「単に説得しに来たんだ。元の姿に戻るように」

上條「へぇ、そりゃ面白い」

杏子「!?」

上條「やれるもんならやってみればいい。僕は先にオクタヴィアちゃんの所で待っている」

上條「入る前にこれだけは言っとく。オクタヴィアちゃんと結界に一切傷を付けるんじゃないぞ」

上條「もし付けたら…その、怒るぞ!」

杏子「なんだアイツ、わけがわからねえ」

まどか「上條君どうしちゃったの…」

杏子「まどかは気にしなくていんだ、まどかはな」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:08:06.58 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
オクタヴィア「~♪」

上條「オクタヴィアちゃんの結界にようこそ。さて、説得とやらを始めてもらおうか」

杏子「こんな奴気にするな。まどか、打ち合わせ通りにな」

まどか「さやかちゃん。私だよ。まどかだよ。ね、聞こえる?私の声がわかる?」

オクタヴィア「ヴォ?」

オクタヴィア「ヴォオオオオオオオオオ」

まどか「うわあっ!」

上條「ハッハッハッ、オクタヴィアちゃんは人の言葉が理解出来ないのさ。さあ、とっとと帰ってもらおうか」

まどか「そ、そんなのってないよ!」

杏子「怯むな。呼び続けろ」

上條「無駄な行為だな。まあ戦うオクタヴィアちゃんが見れるから幸せだがね」

まどか「さやかちゃん。やめて。お願い、思い出して。」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:10:12.92 ID:KpKMJmkY0


オクタヴィア「ヴォオオオオオ」

まどか「こんなこと、さやかちゃんだって嫌だったはずだよ」

上條「そのさかなちゃんが君たちにとってどれほど大事なのかは知らないが、今の僕にとっては」

上條「オクタヴィアちゃんが君たちと同じぐらい、いや君たち以上に僕の心の支えになってるんだ」

上條「しつこく干渉してきて、僕をバイオリンを弾く道具ぐらいしか思ってない奴なんかより」

上條「やさしく愛情をこめて音楽を聞いてくれるオクタヴィアちゃんの方がずっと」

上條「良いと思うがね。そう思わないかい?」

杏子「テメェ、さやかの気持ちも考えないで…」

上條「ほぅ、僕を殺すのか。それもいいな。オクタヴィアちゃんの結界で死ぬのは幸せだ」

杏子「こいつ、狂ってやがる」

上條「さあオクタヴィアちゃん、この子達を追いだしておくれ。いっその事殺しちゃってもいい」


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:20:25.56 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
QB「魔女ってのは絶望から生まれた生き物だ。じゃあその反対に魔法少女は…」

QB「希望から生まれた生き物。逆転の発想だよ。魔女から元の姿に戻すには、魔女に希望を持たせればいい」

QB「もちろん意思疎通が出来ないから戻すことは魔法少女には不可能なんだけど…」

QB「僕には出来るんだよね」

QB「ちなみにこれ秘密の技だからね。魔法少女の皆には内緒だよっ」

QB「さて、オクタヴィアを元に戻す作業を始めるかな」


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:23:07.45 ID:KpKMJmkY0


QB(オクタヴィアさん、この子達への攻撃やめたほうがいいっすよ)

オクタヴィア(なんでよ。使い魔たちの演奏の邪魔なのよ)

QB(この子達、使い魔さんのファンみたいでー)

QB(なんかグンマーとかいう所からわざわざ演奏聞きに来たんですってー)

オクタヴィア(あらら、悪いことしたわね)

QB(最近人間の間では使い魔さんの演奏CDがメガヒットしてるみたいっすよー)

オクタヴィア(ウッヘッヘ)

QB(オクタヴィアさんも人間界で使い魔さんに妻が居た!とかでフライデーされるかもしれないっすよ)

オクタヴィア(楽しみだわね)


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:24:17.75 ID:KpKMJmkY0


QB(オクタヴィアさんと使い魔さんはお似合いのカップルですからね、人間中の女の子から嫉妬されるかも)

オクタヴィア(フォッフォッフォ、気分いいわー爽快爽快)

オクタヴィア(あれ…なんか体がフワフワ浮いてきた、なんだろこの気分)

QB(浮き上がってるほど嬉しいってことじゃないっすかー。ほら、使い魔さんたちも浮き上がってる)

QB(相思相愛ですね)

オクタヴィア(ハネムーンはどこにしようかな…ブロッケン山とかいい…か…も)

オクタヴィア(私って幸せだなあ…幸せバカ…)


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:25:48.45 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
まどか「さやかちゃん…おねがいだから…」

上條「さて、もうネタは尽きたかな。じゃあ帰ってもらおう。ん…」

上條「どうしたんだオクタヴィアちゃん。浮いてきて…」

杏子「さやか…」

上條「嫌な予感がする…オクタヴィアちゃん落ち着くんだ!自我を保て!」

上條「うわあっ」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:27:14.61 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「そんな…オクタヴィアちゃんが消えてしまった」

上條「どこに行ったんだいオクタヴィアちゃん、出ておいでよ」

上條「オクタヴィアちゃん、オクタヴィアちゃん…」

杏子「成功、したのか…?」

まどか「と、とりあえずホテルまで戻ろう!」

上條「ああ、僕の生きがいが消えてしまった」

上條「あれ、これはオクタヴィアちゃんのリボン…」

上條「男なのに付けるのは変かな。はは、リボ恭介。はは、ははは」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:29:03.28 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
QB(ひい、ふう、みい…凄いなあ、魔法少女十人分ぐらいのエネルギーだ)

QB(彼の愛は本物だったんだな。お陰でここ数千年は宇宙を保てるよ)

QB(これは彼女にとっても理想的な死なんだよ。許してくれ、恭介君)

QB「何だろう…お腹の中でモヤモヤした物があるな…なんだろうこの感覚)

上條「…」フラフラ

QB「どうだった?オクタヴィアちゃんは守り通せたかい?」

上條「…」ホイ

QB「これは、オクタヴィアちゃんのリボンだね」

QB「彼女はリボンを使い魔の次に大切にしていた。つまり…」

QB「守れなかったのか」

上條「ああ、突然オクタヴィアちゃんが浮いて何処かに消えてしまった」

QB「今日は休むがいい。これからどうするんだい?」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:29:51.51 ID:KpKMJmkY0


上條「まっとうに生きていく。オクタヴィアちゃんもそれを望んでいるだろう」

上條「でも一生恋愛はしない。オクタヴィアちゃんのために」

QB「健気だなあ…見てて痛々しいよ」

上條「…」グスッ

QB「…」ギュッ


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:31:35.74 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「…」フラフラ

中沢「おっ、上條久しぶりに学校にきたな!」

中沢「随分調子悪そうだ。どうしたんだ?」

上條「…」グスッ

中沢「失恋か。それで良かったんだ、あんな化け物と恋愛するなんて間違っているよ」

上條「なんだって?」ギロッ

中沢「いや、何でもない。それより、嬉しいニュースだぞ。少しは失恋のショックが癒えるかもしれない」

中沢「お前の幼なじみいるだろ」

上條「…まさか」

中沢「まさかのまさかだよ!美樹さやかが戻ってきたんだってさ」


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:33:33.79 ID:KpKMJmkY0


上條「やっぱりか」

中沢「なんだ、知っていたのか?」

上條「いや、何も」

中沢「もうそろそろ来る頃だな…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さやか「久しぶりの学校緊張するなあー!」

まどか「仁美ちゃんに説明するの大変だったよ」

さやか「えへへ、アタシも親に言い訳するの相当苦労したんだからね」

さやか「で、恭介はどう?元気かな…」

まどか「それが…失恋っていうか…その」

さやか「失恋!?誰とよ」

まどか「誰だったかな。ウェヒヒヒ。今相当病んでるみたいだからあまり近寄らない方が…」

さやか「それは可哀想だ、後で慰めてあげなきゃ!」

まどか「今は近づかないほうがいいよ、上條君もショックを受けてるし」

さやか「むー、残念だな」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:34:02.00 ID:KpKMJmkY0


上條「…」ジー

さやか「恭介が私の事見てる!まさか惚れちゃったとか?」

まどか「ウェ、ヒヒ、ヒ」

上條(オクタヴィアちゃん…あんな姿になっちゃって)


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:35:50.19 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「ただいま」

QB「きょうちゃん、お帰り」

QB「ご飯出来ているよ」

上條「僕は部屋でオクタヴィアちゃんの詩を朗読したいからご飯はいいや」

QB「駄目だよ!栄養取らなきゃ」

QB「きょうちゃん。後で持ってくからね」

上條「ああ、ありがとう」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「今日読むのは」

上條「"オクタヴィアちゃんのちいさな部屋"にしようかな」

上條「おだやかな時は消え、こころは重い。やすらぎはもうどこにもない…」

上條「ううぅ…」

上條「あの子がいないとそこは墓場。この世はすっかり荒れ果てた…」

コンコン

QB「きょうちゃん、お客さんだよ」


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:37:02.07 ID:KpKMJmkY0


上條「断ってくれ」

QB「美樹さやかだけど…」

上條「…通してくれ」

さやか「恭介…元気かな」

上條「元気に見えるかい?」

さやか「そうだよね…失恋、したんだって?」

上條「ああ」

さやか「なんで別れたのかな。その子に言ってやってもいいんだよ」

上條「死んだからさ」

さやか「そうなんだ。ア、ハハ」

さやか「でもさ。昔のことにとらわれてばっかりじゃダメだと思うの」

さやか「だからさ、バイオリン…」


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:38:03.72 ID:KpKMJmkY0


上條「言うことはそれだけか?」

さやか「え、いやその…」

上條「出てってくれ」

さやか「じゃあね、また来るからね」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
QB「きょうちゃん、どうだった?」

上條「やっぱりアイツはアイツさ。僕をバイオリンを弾く機械ぐらいにしか思っていない」

上條「オクタヴィアちゃんの記憶が僅かでも残ってると願ってたけど…無駄だったよ」

QB「そう、きょうちゃん。でもそんな奴気にしないでさ」

QB「僕と契約してご飯食べてよ!」キュップイ

上條「…」

QB「ごめん」

上條「ありがとう、QB。さあご飯食べようか」

QB「きょうちゃん、元気になってくれたね」シャカシャカ


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:39:10.81 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

上條「べぇさんのチャーハン美味しいよ」

QB「へへ、ありがとう」

QB「きょうちゃん、僕って仕事柄色々な魔女の最期を見るんだ」

上條「そうなんだ…あっ、胡椒取って」

QB「ほい。それでね、魔女たちって大抵はどの子も無残な死に方をするんだ」

QB「僕が最近見た魔女に薔薇の好きな子がいたんだ。使い魔たちと一緒に薔薇を育てるのが趣味でね」

QB「薔薇の花飾りを僕にプレゼントしてくれ事もあった。いい子だったなあ」


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:40:27.69 ID:KpKMJmkY0


QB「でもある日、その子は魔法少女に殺されちゃった」

QB「無残な物だった。縄でグルグルに巻きつけられて大砲で撃ちぬかれたんだ」

QB「運悪く僕の目の前で、ね」

上條「…」

QB「それに比べればオクタヴィアちゃんの死はずっと良かったんじゃないかな」

QB「幸せそうに消滅した。もしあのまま消えていなかったら」

QB「彼女もあの魔法少女に殺されてただろうね。切り刻まれたり、燃やされたりしてただろう」

上條「彼女は恵まれた死に方をしたとでも言うのかい?」

QB「少なくとも他の魔女よりは幸せな死だったよ。大抵の魔女は残酷に殺されていくからね」

上條「…」


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:41:58.13 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「じゃあ行ってくるよ、QB」

QB「今日も御飯作って待ってるからね。早く帰ってくるんだよ」キュップイ

上條「うん」

上條「いつまでもウジウジしてちゃだめさ、今日こそは元気に行こう」

上條「オクタヴィアちゃんはいつでも僕のそばにいてくれるんだから」

上條「このリボンは一生大事にするからね、オクタヴィアちゃん」

杏子「おい、ちょっと待てよ」

上條「なんだい?君はオクタヴィアちゃんの説得に来た…」

杏子「話があるんだ」

上條「僕は今でも君が憎い。君とは話したくないんだけど」

杏子「力尽くにでも来てもらうさ」ジャキ


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:43:52.80 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「今頃何が話したいんだ?あの子が復活して、オクタヴィアちゃんは死んだ」

上條「君の思い通りじゃないか。これ以上満足しないことは無いはずだ」

杏子「まだ一つ足りないことがある」

上條「何だいったい。僕を殺すことか?それは勘弁願いたいな」

杏子「あんた、なぜさやかが魔法少女になって、その後魔女になったか興味ないか?」

上條「検討がつかないな。でもオクタヴィアちゃんの生前には興味がある」

上條「今オクタヴィアちゃんの伝記を書いてるものでね」

杏子「なら好都合だ。全部話してやる」


64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:44:38.04 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「ほう、彼女は僕のことが好きで、僕の右腕が治ったのは彼女のお陰…」

上條「でも僕が彼女に振り向いてくれなかったから、彼女は絶望して魔女化した」

上條「なるほど、それは無念な話だね」

杏子「随分他人ごとだな。アイツが魔女になったのはアンタのせいなんだぞ」

上條「なぜ僕が攻められる。あっちが勝手に勘違いして絶望して魔女化したんじゃないか」

杏子「てめぇ…」ギリッ

上條「本音を言えば、バイオリンを弾けなくなったのは半分嬉しかったんだ」

上條「誰もが僕を見ればバイオリン。僕は人間として見られているんじゃない。バイオリンを弾く機械だと」

上條「して見られていたのがつらかったのさ…」

上條「で、なぜこの話を長々としたんだ?僕とあの子をくっつけたかったからか?」


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:45:59.01 ID:KpKMJmkY0


上條「それは無理な話さ。オクタヴィアちゃんは常に僕といるんだから。このリボンがある限り」

杏子「ちょっとよこせ」ヒュッ

上條「おい、やめろ!そのリボンを返せ。オクタヴィアちゃんが存在していた事を示す唯一の証なんだ」

杏子「これは預からせてもらう。アンタにも考えなおしてもらいたいからな」

上條「返せ!返してくれ!」

杏子「おっと、これは渡さねえぜ。人質だ」

上條「何を言ってるんだ。返さないと…酷いぞ!」

杏子「私がこれを持ってる限りお前は私の言う事を聞いてもらうからな」

上條「悪魔のような女だ」

杏子「いくらでも言え。さっそく、明日夜7時にまたここに来てもらおうかな」

杏子「来なかったら、この大切な大切なリボンを食べちゃうぜ」ガジガジ

上條「わかった。だからリボンを齧るのだけはよしてくれ!」


68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:46:42.79 ID:KpKMJmkY0


QB「おかえり、きょうちゃん」

上條「べぇさん、大変な事が起きたんだ」

QB「どうしたの?」

上條「それがね」カクカクシカジカ

上條「あのリボンが無いと僕生きていけないよぅ…」メソメソ

QB「それはヒドイ話だ。でも僕にはどうする事も出来ないよ」

上條「…」グスン

QB「かわいそうなきょうちゃん。今日は僕の尻尾を枕にしてもいいよ」


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:47:53.77 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「…」

杏子「おう!さっそく来たか。じゃあ最初の命令だ」

杏子「これからさやかをお前の家に向かわせる。来たら」

杏子「思いっきり歓迎してやれ。いいな、わかったか」

上條「…」

杏子「返事しないと噛むぞ」アーン

上條「はい!やります!だから噛まないで!」


71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:48:40.81 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「これから美樹さやかが来る。…ごめんよオクタヴィアちゃん」

QB「うわぁ、すごい量だね」

上條「僕がオクタヴィアちゃんに会ってからお別れするまでに作った自作物の数々だよ」

上條「オクタヴィアちゃんの詩、オクタヴィアちゃんの絵、オクタヴィアちゃんのフィギュア」

QB「ん、これは…」

上條「うわぁ!触らないでくれ」

QB「流石に隠し撮りは駄目だよ、きょうちゃん」

QB「リボンを返してもらうまで僕の部屋に置いとくんだね」

上條「うん、頼むよ」

QB(足の踏みどころが無い…)

QB「いいかい、来たらオクタヴィアちゃんだと思って対応するんだよ」

上條「難しいなぁ…」


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:49:19.12 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條(オクタヴィアちゃんだと思って、オクタヴィアちゃんだと思って)

QB「きょうちゃん、お客さんだよ」

上條「誰だろ!楽しみだなあ」

さやか「恭介、また来たよ…」

上條「さやか!君を待ってたんだ!さあ入って入って」

さやか「え、待っててくれたの」

上條「うん!もちろんだよオク…さやか!」

上條「で、今日は何しに来たのかな」

さやか「失恋の傷は癒えたかなって心配になってさ」


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:50:06.88 ID:KpKMJmkY0


上條「まだ癒えなさいさ。なぜなら目の前に君が…ハッ」

上條「いや何でもない」

さやか「ずっとウジウジするのもダメだよ。だからさ」

さやか「ほらこれ。あげるよ」

上條「これは…オペラ「ファウスト」のチケットじゃないか」

さやか「ずっと行きたがってたよね。世界的に有名なオーケストラがピットに入るからって」

上條「どうやって入手したんだい?相当倍率が高かったはずだけど…」

さやか「ちょっとね」


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:51:05.72 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
仁美「貴女が居ない間に、上條君に告白したんですの」

仁美「でも結果は散々。"君は大切な友達だけど、恋愛対象としては見れない"って言われましたわ」

さやか「…」

仁美「次は貴女の番ですね」

仁美「あとついでに、これあげますわ。ちょうど二枚余っちゃったのでね」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「ああ、これは嬉しい。ずっと行きたかったんだ」

さやか「嬉しそうで何よりだよ」

さやか「実は私も持ってるんだ。だからさ」

さやか「一緒に行こう…かなって」

上條「もちろんだ!これをくれた恩人だもの。失礼だからね」

さやか「エヘヘ」


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:51:55.01 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
QB「どうだった?」

上條「ノリで貰っちゃったけど、これ大丈夫なのかな…」

QB「何だいそれ」

上條「ああ、前から行きたかったオペラのコンサートだよ」

上條「何となく悪いなあ…って思ってさ」

QB「まあいんじゃないかな。貰ったんだろ?なら使わなきゃ」

上條「でも、出来ればオクタヴィアちゃんと行きたかったなあ」

QB(彼女が行ったらパニックになっちゃうと思うけど)


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:53:02.31 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
杏子「おう、さやか嬉しそうだったぞ。お前もやれば出来るじゃないか」

上條「どういたしまして。だからそのリボンを…」

杏子「まだダメに決まってんだろ。次だよ」

杏子「次はだな…なんか偶然を装ってもいいからキスしろ」

上條「何を言い出すかと思えば…そんなの無理に決まってるじゃないか!」

上條「僕のファーストキスはオクタヴィアちゃんのためにあったんだ!」

杏子「へぇ~じゃあこのリボンのファーストキスは私がしてやるよ」ムチュー

上條「うわぁ!やめてくれ!」

杏子「ふん、じゃあやるか?」

上條「…」

杏子「ん?」ムチュー

上條「わかった、やるよ…」


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:53:49.38 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
QB「やあお帰り。つらそうだね。またキツイ命令をされたのかい?」

上條「うん。キスしろって言われた」

QB「ああ、それはかわいそうだな…」

上條「ちょっとべぇさんの部屋行ってきていいかい」

QB「お構い無く」


QB「随分と遅いな。ご飯冷めちゃう…」

上條「はぁ…オクタヴィアちゃんごめんよ」

上條「別に裏切ってるんじゃないからね。君のためなんだ」チュッチュッ

QB(健気だなあ…今日は耳毛を枕にして寝させてあげよう)


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:54:29.64 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
杏子「よう」

上條「何の用だ」

杏子「お前がちゃんとキスするか今日一日遠くから監視してやる」

杏子「さやかが恥ずかしがって言わない可能性もあるからな」

上條「嘘は許さないってか…」

上條「で、これを何時まで続けるつもりなんだ」

杏子「お前がさやかに恋愛感情を抱くまでさ」

上條「…」


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:55:16.29 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
早乙女「倫理とは人が守るべき大切な事です。不倫という言葉は倫理が不足しているから不倫なのです。」

早乙女「つまり、不倫をする人間はどうしようもない人間てことなのです」

上條「ヒャッ!」

早乙女「どうしましたか?上條くん」

上條「いや、何でもないです」

上條「今ですら申し訳ないという気持ちでいっぱいなのに、もしキスなんてしまったら…」

上條「もう嫌だよぅ」


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:56:02.12 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
中沢「おう上條、一緒に食べようぜ」

上條「悪いけど昼食を忘れてきちゃって。気晴らしにちょっと散歩してくる」

上條(こんな辛いときはオクタヴィアちゃんの写真と便所飯するのが一番だ…)

さやか「ね、恭介…」

上條「な、何か用かな?」

さやか「あのさ、エヘヘ、えーと」

まどか(さやかちゃん頑張って!)

上條「何だい?」

さやか「お弁当沢山作っちゃったんだ。だから一緒に食べてくれないかなって。エヘヘ」

さやか「イヤならいいんだよ。でも残すのも悪いしさ…」

上條「…」


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:57:25.40 ID:KpKMJmkY0


上條(間接キッスてのがあったよな。それもキスの内に入るよな)

上條「ああ、別にいいけど」

さやか「良かったぁ!じゃあ一緒に食べに…いこ?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條(…美味い。オクタヴィアちゃんに食べさせてあげたいぐらいに)

上條(あ、でもあの子にシーフード系は共食いになるかな)

さやか「お味は…どうかな?」

上條「とっても美味しいよ」

さやか「エヘヘ、ありがとう」

上條(さて、間接キッスでもするか。オクタヴィアちゃんごめん)

上條「ちょっと喉乾いちゃった」ゴキュ

上條「ああ、申し訳ない。君の飲んでいたペットボトルを飲んでしまった」

さやか「いや、構わないよ。むしろうれ…エヘヘ」

上條「拭いてあげよう」

さやか「いやいや、幼なじみのよしみだよ、今回は許してあげるーって」

上條「…」


85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 19:58:23.99 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
杏子「間接キッスか。よく考えたなー」

杏子「まあ特別に許してやるか。で、次の…」

上條「いい加減にしてくれ!」

杏子「なんだ?リボンが惜しくないのか?」

上條「この卑怯者」

上條「もう限界なんだ、オクタヴィアちゃんへの申し訳ない気持ちで体が張り裂けそうなんだ」

上條「う、うわああああああああああん」

杏子「アイツも一途だなあ。ま、命令は明日でいいか」


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 20:00:37.55 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「うう…」グスグス

上條「あ、いい所に布が有った。随分と大きいけど」フキフキ

ワルプルギスの夜「アハハハハ」

ワルプルギスの夜「アハ…ン?」

ワルプルギスの夜「ナンカドレスノシタガ…」

ワルプルギスの夜「キャア!」

上條「ついでに鼻もかんじゃえ」チーン

ワルプルギスの夜「キタナイ!」

ワルプルギスの夜「コレジャオキャクサンニミセラレナイヨォ」

ワルプルギスの夜「イショウカエナキャ!コウエンハヒャクネンゴニナッチャウワ」

上條「あれ、おっきな布が消えちゃった。まいっか」


88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 20:01:24.13 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「べぇさん、ただいま」

QB「おかえりきょうちゃん。僕はいつでも君のオクタヴィアちゃんへの愛は不変のものだと」

QB「信じてるからね」

上條「べぇさん励ましてくれてるの?ありがとう」

上條「べぇさんはいつでも優しいなあ。」

QB「僕もきょうちゃんにちょっと引け目を感じてるからね」

上條「何の事?」

QB「いや、何でもない。今日も美味しいご飯が出来てるよ、きょうちゃん」


90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 20:02:48.65 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「何だかんだ言ってさやかはいい子なのかもしれない」

上條「今日のお弁当も美味しかったし、いいお嫁さんになるかもね」

上條「まあオクタヴィアちゃん程じゃないけどさ」

上條「さて、寝よっと。おやすみオクタヴィアちゃん…」


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 20:03:48.42 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「じゃ、行ってくるよべぇさん」

QB「今日はちょっと遠出をするんだ。ご飯は途中で食べてきてくれると嬉しいな」

上條「べぇさんのご飯が食べられないのはショックだなあ」

QB「ごめんよきょうちゃん。明日はちゃんと作るからね」

上條「外で夕食か…何食べようかな」

杏子「今の聞いてたぜ」

上條「出たなハイエナ」

杏子「今日は夕飯無いんだってな」

上條「途中でレストランにでも寄るから問題ないさ」

杏子「アンタの事情じゃない、こっちの事情さ」


93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 20:04:56.51 ID:KpKMJmkY0


杏子「昨日アンタに命令をするのを忘れてたな。じゃあさっそく命令するぞ…」

杏子「お前、さやかの家に遊びに行け。それで、飯を食べさせてもらえ…」

杏子「いや、もっといい考えが出来た。お前アイツの家に一晩お泊りしろ」

上條「ふざけるな!調子に乗るのもいい加減にしろ!」

上條「断固として拒絶するね」

杏子「ふぅむ…ヒュッ」

上條「うぐぅ…僕は決して屈しない」

杏子「ふん」パクッ

杏子「…」クッチャクッチャ

上條「…」プルプル

杏子「飲み込むぞ」クッチャクッチャ

上條「わかったよ…」


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 20:09:37.52 ID:KpKMJmkY0


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
上條「はぁ…何なんだあの子は。無理難題ばっかり押し付けやがって」

上條「ふん、でも昨日の弁当美味しかったしな」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
杏子「おい、さやか。今日上條恭介は夕食抜きだそうだぜ」

さやか「私が人間に戻ってからいつも情報くれるけど、恭介と仲良いの?」

杏子「いや、お前が魔女の時にちょっと知り合っただけさ」

杏子「でさ、お前が今日夕食に誘う…その後はな…」カクカクシカジカ

さやか「えっ!そんな恥ずかしい事…」

杏子「いいからやれよ。アイツのハートをゲットしてやれ」


97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 20:13:31.35 ID:KpKMJmkY0


上條「さて、どうすればいいものか」

さやか「恭介、ちょっといいかな…」

上條「今度は何だい?」

さやか「あのさ、今日親が居なくて一人なんだ。だからさ、夜来て欲しいんだけど…」

上條「おいおい、僕は男だよ?鹿目さんに頼めばいいんじゃないか?」

さやか「まどかは今日ダメみたいなの。幼なじみだし変なことをしないだろうと思ってるしさ、だからさ…」

上條「…わかったよ」

さやか「わぁ!ありがとう。じゃあ待ってるからね」


99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 20:17:15.48 ID:KpKMJmkY0


上條「ここが彼女の家か…」ピンポーン

さやか「あ、本当に来てくれたんだね!さあ上がって上がって」

上條「じゃあ失礼するよ」

さやか「エヘヘ…キョウスケガワタシノイエニ」

上條「何か言った?」

さやか「なんにも言ってないよ…エヘヘ」


100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 20:19:58.01 ID:KpKMJmkY0


上條「わぁ!随分と豪盛な夕食だね」

さやか「今日は恭介が来るってから奮発しちゃったの」

上條「へぇ。それはありがたいな。じゃあさっそくこれを頂こうか…」

ガサガサ…

上條「?」

さやか「変な物音がするね。泥棒かなあ…」

ドンドン!ドンドン!

さやか「きゃあ!怖いよ恭介!」ギュッ

上條「僕だって怖いよ」


102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 20:23:26.31 ID:KpKMJmkY0


ドンドン!ゴソゴソ…

さやか「怖いよぉ…」ブルブル

上條(何なんだよいったい。来なきゃ良かった!)

上條「ちょ、ちょっと僕行ってくるね」

さやか「気をつけてね…」

ドンドン!ドンドン!

上條「あの、誰なのかな…」

オクタヴィア「ヒサシブリ」

上條「」


112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 20:45:02.86 ID:KpKMJmkY0


上條「オ、オ、オ、オクタヴィアちゃん!」ギュッ

上條「うわあああああああああああああああん!会いたかったよお」スリスリ

上條「帰ってきたんだね!ずっと待ってたよ」

オクタヴィア「オイオイダキツクナヨ、ソレヨリイイタイコトガアッテキタ」

上條「何だいオクタヴィアちゃん、それよりも結婚式はいつにする?」

オクタヴィア「ケッコンハムリダ」

上條「何でだよオクタヴィアちゃん。中学生だからかい?」

オクタヴィア「ワタシハユウレイミタイナモノダカラナ。ソレヨリモ」

オクタヴィア「アノコノヨウスハドウダ」

上條「あの子ってどの子だい?」

オクタヴィア「ミキサヤカノコトダヨ。ワタシノモトネタナンダロ」

上條「確かにそうだけど゙…オクタヴィアちゃんはオクタヴィアちゃんだよ」


113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 20:51:38.42 ID:KpKMJmkY0


オクタヴィア「フン…マアソウダケドナ」

上條「で、これからどうする?オクタヴィアちゃん。結界をまた作るってなら」

上條「僕もそこに行くよ。使い魔の材料にしてもいいよ」

オクタヴィア「ザンネンダケドソレハムリダ」

オクタヴィア「ワタシハモウコレデキエル。キョウハギリダ」

上條「そんな…オクタヴィアちゃん行かないでよ!僕はオクタヴィアちゃんしかいないんだ!」

オクタヴィア「ワタシモザンネンダヨ。デモアンシンシロ」

上條「え?」

オクタヴィア「ワタシノモトネタガイルジャナイカ。ソイツヲワタシダトオモエバイイ」

上條「そんなの無理だよ!オクタヴィアちゃん。オクタヴィアちゃんの代替なんていないよ!」

オクタヴィア「ホラ、コレヤルヨ」


116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 20:54:31.28 ID:KpKMJmkY0


上條「これは…オクタヴィアちゃんのリボン…いいのかい?」

上條「だってこれ、オクタヴィアちゃんがずっと大事にしてた物でしょ?これを貰うなんて」

オクタヴィア「イインダ。コレヲアノコニツケテヤレバスコシハワタシラシクナルダロ?」

上條「オクタヴィアちゃん…」

オクタヴィア「ホラ、イッテコイ!ワタシハイツデモオマエノソバニイルゾ!」

上條「わかったよ、オクタヴィアちゃん。君の頼みだもの」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
杏子「ふぅ、手間をかけさせやがって」ヌギ

杏子「あとはさやか次第さ」


118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 20:59:28.23 ID:KpKMJmkY0


さやか「あ、恭介随分と長い間行ってたけど大丈夫だったの?」

上條「ああ、気のせいだった。それよりもご飯を早く食べようか」

さやか「うん!」

上條「いやあ、とっても美味しいよさやかの作ったご飯は」

さやか「エヘヘ…ありがと」

上條「こんな美味しいご飯をご馳走させてもらってさ」

さやか「…」カオマッカ

上條「だからお礼ってのはなんだけどさ」

上條「これ、君にプレゼントするよ」ホイ

さやか「これは…ピンクのリボン!素敵だなあ」

上條「うん、ついでに君に言いたい事があるんだ」

さやか「え?なあに?」


119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 21:05:12.30 ID:KpKMJmkY0


上條「これ、君が簡単に承諾してくれるかわからないけどさ」

上條「僕と付き合ってくれないかな」

さやか「へ…」

上條「嫌なら断ってもいいんだよ」

さやか「エヘヘ…冗談だよね」

上條「いや、本当に」

さやか「…いいよ。いいに決まってるよ!」

上條「ああ、それは良かったよ。でさ、さっそくリボン付けてくれないかな」

さやか「エヘヘ…じゃあ付けるね」


120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 21:10:42.03 ID:KpKMJmkY0


上條「…」

さやか「どう、かな」

上條「素敵だよ、本当に素敵だ…」

上條「うん、とっても」ボロボロ

さやか「どうしたの、突然泣いて!やっぱ似合わなかったかな」

上條「うんうん、とっても似合ってるよ。君に似合ってる」ギュッ

さやか「ヒャッ!」カアア…


121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 21:11:06.70 ID:KpKMJmkY0


上條「ごめんよ、突然抱きついたりして。でも似合ってる」

さやか「あ、ありがとう。恭介」

上條「なあさやか、僕を見てくれないか」

さやか「どうしたの…?」

上條「…」チュッ

さやか「…」ボオオオオ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
杏子「おう、オクタヴィアちゃん幽霊作戦大成功ってわけさ」

QB「随分ひどいことをするんだな僕の愛しいきょうちゃんを騙すなんて」

杏子「あれでいいのさ。今のところ誰も傷ついてないだろ?」

QB「ふん」キュップイ

終わり


123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 21:13:45.99 ID:gkvoHZkU0


乙!


126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/19(日) 21:14:54.70 ID:SSMXZFct0


このスレのせいでQBに目覚めそう



    スポンサーサイト上條恭介「Look at me!」のコメント
  1. 名前:名無しの中毒者◆-[saga] 投稿日:2011/11/04(金) 19:59:20.00 ID:SSJUNKIE646
  2. イイハナシダナー
コメントの投稿







管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。