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澪「ああああゲロ吐いちゃうゲロ吐いちゃうよおおおおおお」後編

このエントリーをはてなブックマークに追加 コメント (1) | カテゴリ: けいおん!SS | 更新日: 2010/11/03 15:19
489:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 19:08:41.12 ID:jqHF341/0

4月。
満開の桜の下、秋山澪は真新しい制服に身を包み、
これから始まる新しい生活に期待と不安と不安と不安と不安と不安と不安を抱きながら
桜高の門をくぐった。

澪(あーあ、憂鬱だな…友達できなかったらどうしよ……
  いちおう律はいるけど、他の子と仲良くなったりして……
  ぼっち……便所飯……図書室常連……寝たふり……うううう)

律「なーに暗い顔してんだよ、み、お!!」

ばーん、と律が思いっきり澪の背中を叩いた。

澪(いったーっ…この馬鹿力が…くそ)
 「なんだよ律、いきなり」

律「いやー、この春爛漫の時期に暗い顔は似合わないぞ、と思ってさ」

澪(暗くて悪かったな……)
 「いやあ、さすがにちょっと不安でさあ」

律「まったくう、澪はマイナス思考だな~」

澪(お前は馬鹿なだけだろうが…)

500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 19:21:24.00 ID:jqHF341/0

澪は律のことが嫌いだった。
直情的で、おおざっぱで、頭が悪い。
繊細かつ神経質な澪とはまったく相性が合わなかった。
しかしなぜか律は澪のことを気に入っており、小学校時代からずっと澪と仲良くしてきた。
この高校に入ったのも澪が受験すると聞き、いっしょに受けたいと言い出したからだ。

なぜ澪が律と仲良くし続けているかというと、律以外に友達がいないからだ。
学校という空間の中で友達ができず孤立してしまうのは、それはそれは悲惨なことになる。
人は集団の中に溶け込むことを良しとする。自分を目立たせないようにする。
そのために友達グループを隠れ蓑にして、集団の中で浮かないように浮かないようにとひたすら身を潜め続けるのだ。
ところが友達がいないとどうか。隠れる場所がなく、常に一人だけ晒しものになってしまうのだ。
こうなってしまうと、周りの人々の見えない視線に心の底まで射抜かれてしまい、
不登校になる子も少なくない。というか多い。とくに女子。

澪もこんなことにならないよう、ひたすら律と仲良くしてきた。
ただひたすら孤立しないために。

502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 19:27:21.86 ID:jqHF341/0

入学から数日が経った。
幸いにも澪は律と同じクラスになっていた。
しかし、律は持ち前の社交性で得た新しい友人たちと談笑に耽っていた。

澪(まあウザくなくていいけど……
  そうだ、私も高校に入ったから新しい友達を作れるチャンスがあるかもしれない)

澪は新入生オリエンテーションで配布された部活動紹介の冊子をめくった。

澪(そのためにはまずは部活か)

冊子の最後の方のページにあった「文芸部」の文字が澪の目にとまった。
『少人数でやってます。本好きな子、歓迎!』ときれいな字で書いてあった。

澪(文芸部……少人数なら私も溶け込めるかも。よし、行ってみるか)


文芸部室。

澪(どきどきどきどきどきどき)
 「ああああああああああああああああああああ、あのっ!」

ガチャッ
部員「はい?」

504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 19:33:00.99 ID:jqHF341/0

澪「けけけけけ見学させてくだちゃいっ」

部員1「ええ、いいわよ。どうぞ」
部員2「あー、新入生だ」
部員3「良かったわー、誰か来てくれないと廃部になるとこだったの」
部員4「とにかく座って座って」

澪「あっ、はい……」

部員1「お名前は?」

澪「あっ、秋山澪ですっ」

部員2「秋山さんはやっぱり読書好きなのよね?どんな本が好きなの?」

澪「えっと…あっ、この本読みましたよ、すっごく感動しました」

澪は本棚にある一冊の本を指して言った。

部員3「あー、それいいよねー!特にマチルダ夫人のあの場面が」

澪「あ、第4章ですよね!そこ一番好きです!」

部員4「そうだ、この本好きならこれ読んだ?同じ作者の……」

澪と文芸部員達は日が暮れるまで読書談義に花を咲かせた。

508:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 19:42:56.37 ID:jqHF341/0

翌日、放課後。

澪(いやあ、いい先輩たちだった…今日は入部届け持っていこう、うふふ)

律「みーおー!!軽音楽部行こうぜ~!!」

澪「えっ、なんだよいきなり……私は文芸部に入るつもりだし…入部希望の紙も書いたし…」

澪が入部届けを見せると、律は無情にもそれを破り捨てた。

澪「あ・・・・・ああああああああああ!!なにすんだよ律ぅ!!」

律「ほーら行くぞ、早く早く!」

澪「おい、待ってよっ」


軽音部は廃部寸前だったが、
澪、律、そして琴吹紬と平沢唯が入部することで、部活として再始動を果たした。

文芸部は廃部した。

512:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 19:49:10.40 ID:XSVWggOxO

文芸部カワイソス(´・ω・`)

516:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 19:51:45.45 ID:jqHF341/0

そこからである。
秋山澪の地獄の日々が始まったのは。

当初、澪は軽音部でも良いか、と考えていた。
澪自身も音楽は好きだし、律以外に同学年の知り合いもできたからだ。
この部活で音楽を楽しみながら3年間……と思っていたが。

紬「お茶が入りました~☆」

律「おう、サンキューむぎー!」

唯「あっ、今日の紅茶いつもと違うね~」

紬「あ、分かるかしら」

この部員達はまったく練習をしようとしなかったのだ。
澪を無理やり引き込み、部活を再始動させ、部長だと意気込んでいた律も。
みんなでバイトをして、紬に値下げしてもらって、やっとギターを手に入れた唯も。
ピアノのコンクールで賞を取ったという紬も。

澪「なあ、練習しないか」
唯律紬「いやだ!!」

澪(なんだ?なんなんだこいつら……やる気あるのか……
  なんでこんなやつらと一緒に、私は……)

520:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 19:57:49.58 ID:13m/A3Ta0

ひどいスレだが笑ってしまう

522:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 20:04:06.33 ID:jqHF341/0

あまり強く練習にこだわりすぎるとハブられる気がしたため、
澪は我慢していた。
自分勝手な律に、頭の悪い唯に、金持ちの紬に
イライラしながらも、毎日放課後は音楽室で過ごしていた。

夏は合宿に行った。
みんなに合わせて海で遊ぶと、胸の大きさで僻まれた。いい迷惑である。
さらに「おまえが一番遊んでいる」とまで言われた。お前たちに合わせてやったのに。
澪ははらわたが煮えくりかえりそうだった。

秋には学園祭があった。
オリジナル曲の作詞を押しつけられた。書いた詞を見せたら律から馬鹿にされた。じゃあお前が書け。
唯が無茶な練習をしたせいで喉を潰し、澪が歌うことになってしまった。これだからノータリンは。
自分の喉の調整もできないクズとバンドを組むなんて虫唾が走る。死ね。
さらに顧問が気持ち悪いコスプレ衣装を持ってきた。他の3人は喜んで着ている。
これだからバカは。まったくもって腹が立つ。バカバカバカ。バカばっかりだ。

525:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 20:12:03.69 ID:6hOlgO9l0

なんか高校のときの俺みたいだわ

528:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 20:14:32.83 ID:bbV6ludX0

>>525
お前人殺したのか…

554:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 20:53:10.23 ID:K4+2EVBp0

>>525は人にゲロとかうんこぶっかけたのかとか色々想像して吹いた

527:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 20:14:12.25 ID:jqHF341/0

春になって新入生の中野梓が入部した。
彼女はまじめな性格であり、同じくまじめである澪を尊敬していた。
澪はかわいい後輩の存在に、やっと部活としてのやりがいを見出せるようになった。
しかし、梓は澪から離れ、唯と仲良くなるようになってしまった。

それは澪に、梓もこいつらと同じ、という感想を抱かせた。

くだらない部活、
くだらない人間関係、
しかしそれらから逃れることはできない。
この学校での唯一の人とのつながりを断てば孤立してしまう。
それだけは避けたかった。

やがて澪のストレスは限界に達した。
胃に穴を開けてしまい、入院することになった。

534:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 20:26:48.81 ID:cYYWQc44O

このスレ見てから頭痛くなった

537:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 20:29:19.05 ID:jqHF341/0

病院。

澪「………」

誰も見舞いに来ることはなかった。
それはそうだ、あいつらは部室で菓子食って喋ってればそれでいいのだから。
誰も澪のことなど気にしていないのだから。親友の律さえも。

澪(私はあの場には溶け込むことはできなかった。
  いや、溶け込んでいるように見せかけることはできていたかもしれない。
  でもそんな表面上だけの見せかけに何の意味があるんだろう。
  上辺だけの付き合いに何の意味が…?
  私は何であの部室に行っていたのだろう?)

一人でいるといつもこのようなことを考えてしまう。
そしてあの軽音部に縛られ続ける自分自身が嫌になる。

澪(自分が弱いから。自分が弱い人間だから、
  あんな場所に縋りつづけるしかないんだ。私は馬鹿だ、馬鹿だっ)

その時、病室の扉が開いた。

紬「澪ちゃん」

545:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 20:38:24.36 ID:jqHF341/0

琴吹紬。
軽音部の中では一番まともそうに見えるが。

澪(そもそもこいつがお菓子やお茶を持ってくるせいでみんなが堕落してるんじゃないのか?)

紬「澪ちゃん、体の具合、どう?」

紬はいつもの包容力あふれる笑みを浮かべ、澪のベッドに近づいてきた。

澪「別に普通だよ」

紬「そう。今日はね、澪ちゃんに言わなきゃいけないことがあって来たの」

澪「?」

適当にあしらって帰ってもらおうと思っていたが、
紬がいきなり変なことを言い出したため、できなくなってしまった。

澪「なんだよ、いきなり」

紬「澪ちゃんの胃潰瘍の原因は、私たちなのよね?」

550:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 20:46:30.66 ID:jqHF341/0

澪はその言葉にカッと胸が熱くなるのが分かった。

澪「何を今さら!!ていうか自分で分かってたのかよお前!!!
  ふざけんじゃねえよっ!!!」

紬「ま、待ってっ、澪ちゃん。私もっ…」

澪「え?」

紬「私も、澪ちゃんと同じだから……」

澪「……」

紬は話し始めた。
自分も集団の中で孤独だったこと。
軽音部でお菓子を提供し続けることで自分の居場所を確保しようとしていたこと…などなど、
どれも澪にとっては痛いほどよく分かる話だった。

さらに、紬は澪の考えていることは前からなんとなく分かっていたという。

紬「嫌だったんでしょう、軽音部が。軽音部にいるしかない自分が」

澪は無言でうなずいた。

紬「でも、もう大丈夫よ」

552:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 20:51:08.16 ID:oYJTUTAt0

俺も似たような状況だけど胃に穴なんて空かないぞ

556:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 20:55:29.33 ID:jqHF341/0

>>552
澪ちゃんはお前と違ってデリケェトなんです

557:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 20:56:16.84 ID:oYJTUTAt0

>>556
つっこんでる暇があったら書け

564:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 21:03:20.25 ID:jqHF341/0

澪「どういうことだ?」

紬「いいお薬があるの」

澪「薬?薬なら医者に貰ってるよ」

紬「そんな薬じゃないわ。その薬は澪ちゃんのお腹を治すだけの薬でしょう」

澪「え…?むぎの薬は違うのか?」

紬「ええ。ドイツから取り寄せた精神安定剤の一種よ。
  これを部活の時間に飲むの」

澪「なんだそれ……ヤバい薬じゃ……」

紬「まあ日本ではまだ認可されてないわね。でも海外じゃ普通に使われてるわよ」

澪「ばっ、ばか……そんな危なそうな薬……飲めるわけないっ」

紬「そう?残念だわ……」

紬は帰って行った

澪「なんなんだ、ムギのやつ……私と同類ってことは分かったけど、薬だなんて」

568:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 21:12:06.85 ID:jqHF341/0

しばらくして澪は退院した。
久々の登校である。
誰か澪の体を気にかけてくれても良いようなものだが、
声をかけてくれる人すらいなかった。
ただ、律に「おう、治ったのか」と言われたくらいである。
小学校からの親友が入院していたというのに、それだけの言葉で済まされてしまう。
澪は律にさらなる嫌悪感を抱いた。

放課後。
部活に行くのも久々である。
今日はなんだか心が楽な気がするのは、紬がいるからだろうか。
同じ悩みを抱えた仲間。
そんな人が同じ空間にいてくれるだけでほっとする。

ガチャッ
澪「やあ」

部室には唯、紬、梓がいた。

唯「あっ澪ちゃーん、久し振り~。体、大丈夫?」

澪(心配なら見舞いくらい来いよ……)
 「ああ、大丈夫だよ」

梓「あっ、先輩、お見舞い行けなくてごめんなさい。実は…」

唯「あー、もう言っちゃう?」

571:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 21:18:55.72 ID:jqHF341/0

澪「な、なんだ?」

唯「実はねー、澪ちゃんを驚かせようと思ってこっそり練習してたんだ~」

梓「唯先輩がダメダメすぎて、毎日遅くまで練習してたからお見舞いに行く時間なかったんです」

唯「え~、それじゃ私のせいみたいじゃん」

梓「先輩のせいですよ…」

澪は不覚にも涙がこぼれそうだった。
自分から嫌っていた人間は、こんなにも自分を想ってくれていた。

澪(私は自分で自分に壁を作っていただけだったの…?)

澪は自分が情けなく、同時に2人の気遣いに嬉しくなり、
胸に熱いものがこみ上げてくるのが分かった。

唯「どしたの?澪ちゃん」

澪「いや、なんでもない。2人とも、私のたm
律「みんなーっ!!!今日は部活サボって駅前のゲーセン行こうぜ~っ!!!」

573:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 21:20:05.92 ID:GW96tNUAO

律wwwwww

574:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 21:20:19.99 ID:2MEFOYRN0

りwwwwwwwwwwwつwwwwwwwwwwwwwwwww

577:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 21:22:12.25 ID:YD47U72A0

これはヒドイwwww

578:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 21:23:26.00 ID:bYGu27NCO

律が一番の原因だろwww

579:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 21:27:36.66 ID:jqHF341/0

澪「………」

唯「駅前にゲーセンなんてあったっけ?」

律「新しく出来たんだよ!行こうぜ!!ほら梓も~!!」

梓「えー、でも……」

律「なあ行こうぜ~、唯の好きなソニックライツの新型もあるらしいしさ~」

唯「おおっ、ついにこの田舎にもやってきたのかっ!!」

梓「ちょっ、ダメですよ唯先輩!今日は澪先輩のために演奏を……」

唯「あー、ごめんねりっちゃん、今日は澪ちゃんと……」

律「え?澪?あー、居たの?気付かなかったよ~」

澪「………」

律「澪はアレだろ?えーと、病気治ってすぐの状態、なんて言うんだっけ?まあいいや、
  とにかく澪は遊ばないほうが良いだろ。唯、梓、むぎ、行こうぜ~」

梓「でも……」

澪「い、いいんだよ、私のことは気にしないでさ、行って来いよ、な」

591:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 21:38:18.19 ID:jqHF341/0

律「ほらほらー、澪もこう言ってることだしさ~!
  早く行かないとソニックライツに行列できちまうぜ~?」

唯「う…ううう…」ちらっ

唯は澪の表情をうかがった。

澪「いいって、私のことは気にすんなよ。
  演奏はまた今度聴かせてくれ、な」

唯「んー、うん、わかった……ごめんね、澪ちゃん」

梓「ええっ、ちょ、唯先輩……」

澪「梓も行って来いよ」

梓「え、でも……」

律「ほっらー、いっくぞー、梓も~!!」

律は梓の腕を強引に引っ張って行った。

律がいなくなると音楽室は急に静かになった。
残ったのは澪と紬だ。

594:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 21:45:08.70 ID:yQEdkQpwO

文芸部の入部届け破るシーンがもう笑えない

598:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 21:46:11.54 ID:jqHF341/0

澪「…………ううっ、くそっ……また律だ」

澪は怒りで全身を震わせていた。

澪「いっつもあいつだ……あいつが私の人生を荒らすんだっ。最低なやつだっ」

吐き捨てるように言った。

澪「あいつに縋らなきゃいけない私も……最低だっ」

最後は涙声になった。

澪「なあ…むぎ……もういやだ…私、どうしたら……」

紬「飲みましょう、ね」

紬は、ブレザーの内ポケットから小さな紙の箱を取り出した。
パッケージの文字は英語に見えたが、よく見るとドイツ語で印字されていた。

澪「それがあの薬か…?」

紬は無言で箱の側面を開き、中からスティック状の紙袋を1本取り出した。
一見コーヒーに入れる砂糖のようだ。

607:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 21:51:30.56 ID:jqHF341/0

紬は急須からお茶をコップに注ぎ、
そこに粉上の薬を入れた。

紬「溶けたわ。飲んで」

澪「でも……」

紬「解放されたいんでしょう?あなた自身を縛りつける因縁から」

澪「……」

澪はしばらくコップに注がれたお茶の表面を見つめていた。

澪(これ以上は……もう……耐えられないんだっ)

そして、澪はお茶を一気に飲み干した。

612:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 21:59:59.34 ID:jqHF341/0

駅前のゲーセン

律「早めに来てよかっただろ~?ほとんど並ばずに出来たからな~」

唯「いや~、こんなにじっくりソニックライツができたのは久々だよ~」

梓「……」

唯「ん?どしたのあずにゃん」

梓「あ、いえ、なんでも……」

唯「澪ちゃんのこと気にしてるの?」

梓「えと…まぁ」

律「澪なんてどーでもいいだろっ。次、あれやろうぜ~」

唯「え?あ、うん」

梓「あっ、澪先輩。それに紬先輩も」

律「え?」

619:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 22:05:12.47 ID:jqHF341/0

澪「やっほーっ、唯、梓~っ!
  みんな酷いなー、私を置いて行くなんてさー!!」

紬「あらあら」

梓「え?え?どうしちゃったんです?澪先輩」

唯「なんだかご機嫌だね、澪ちゃん」

澪「そうか?いつも通りだぞ。
  おー、これが噂のソニックライツか」

唯「興味あるの?澪ちゃん。私が手ほどきしてあげるよ~」

澪「よし、一緒にやろう唯」


梓「どうしちゃったんですか?澪先輩…」

紬「こういうのも人生には必要ってことよ」

梓「はあ…」

律「……」

624:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 22:13:34.00 ID:jqHF341/0

澪が飲んだ薬は、簡単に言えばイライラを静めて
幸福感を盛り上げる薬だった。


澪は部活のたびにその薬を溶かしたお茶を飲んだ。
そうすれば、律の傍若無人な振る舞いも気にならなくなった。
部活でストレスを感じることもなくなったのである。


ただ、イライラは静められるだけで解消されることはない。
薬を飲み続けると神経に大きな負担をかけることになる。
薬が切れたとき、澪はひどい疲れと不快感に襲われることになった。
そのため澪は、部活に出る時以外は、ずっと教室の机でうずくまっていた。
しかし、これは以前から教室内で見かけた普通の行動だったため、
誰も気にとめることはなかった。

629:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 22:25:08.12 ID:jqHF341/0

ある日の放課後

ガチャ
紬「あら澪ちゃん…また一番乗り?」

澪「早く薬が欲しくてな。今日も律がウザかった。早く忘れたい」

紬「体は大丈夫なの?」

澪「大丈夫だ、大して動かなきゃ問題ない。体育も最近はマット運動だからな」

紬「そう。はい、薬」

澪「ありがとう」

澪は手元のお茶に薬を溶かし、一気に飲んだ。

澪「はーあああ、ああああ効いてきた効いてきた。いつもながらいい気分だなー、ふぅ」

紬「あまり続けて服用しすぎると、危険よ」

澪「大丈夫だよ、こんないい薬が危険なわけないって」

642:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 22:36:52.82 ID:jqHF341/0

紬「……」

紬はただ澪の気が紛れればいいと思って薬を勧めた。
しかし、今や澪は薬の魅力にどっぷりと浸かってしまっていた。
最初は薬に抵抗があったはずなのに。


その後も澪は薬を飲み続けた。
紬は、本心では「薬を与えてはいけない」と思いながらも、
たった一人の仲間を失うのが怖くて、澪に薬を渡す日々が続いた。

澪「薬!薬くれよ!!むぎ!!!」

紬「お、落ち着いて澪ちゃん、今あげるから……」

薬を求める澪の顔は、狂犬のようだった。

澪「はぁっ、はぁっ…ごくごくっ」

薬を飲んだ瞬間、澪の表情はもとの穏やかな状態に戻るのであった。

澪「ふぅーっ」

649:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 22:43:57.07 ID:jqHF341/0

紬「澪ちゃん……体、大丈夫?」

澪「大丈夫だって、心配性だな。ははは」

紬「……」

紬は先日、澪の担任から相談を受けていた。
教室での様子がおかしいが、部活ではなにか変わったことはないか、と。
担任によれば、澪は終始なにかに必死に耐えているような感じらしい。

その場では「特に変わったことはない」と答えておいたが、
ここまで副作用が進行してしまうほど薬にハマるとは紬も思っていなかった。

澪「むぎ、もう1本くれないか」

紬「だめよ、1日1本だけ」

澪「ちぇっ」

澪はそう言うと、コップの中に残るお茶を舐めはじめた。
あきらかに、求める薬の量が増えている。

654:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 22:51:21.00 ID:jqHF341/0

その夜。

プルルルルルル
紬「あら、電話。澪ちゃん?」

澪『なあ、むぎ。薬、薬、くれないか。今すぐ欲しいんだ、頼む』

紬「ちょっと澪ちゃん、何言って……」

澪『いまむぎの家に向かってる途中だ。準備しといてくれ、な』
プツッ
ツーツー
紬「み……澪ちゃん」


澪が紬の家に来るまで5分とかからなかった。

紬「澪ちゃん……」

澪「なあ、くれよ、早く……欲しいんだよ、薬」

紬「だ、ダメよっ」

澪「えっ……」

662:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 23:01:01.07 ID:jqHF341/0

紬「も、もうダメよっ!これ以上は、あげられないっ」

澪「な、何言ってんだよ、むぎ……私たち仲間だろ」

紬「そんなレベルの話じゃないわ!これ以上薬を飲んだら、あなた神経がやられてしまうわよっ」

澪「うるさい!!飲まない方が神経やられそうだっ。早く寄越せ、早く。持ってんだろ!」

紬「だめよっ!」

澪は紬に掴みかかり、激しく揺さぶった。
すると、紬のワンピースのポケットから薬のパッケージが転げ落ちた。

澪「あるんじゃねえかよお!!」

澪は薬をすばやく拾い上げ、自転車のカゴに放り込むと、
来た道を全速力で戻って行った。

紬「だめえっ!持って言っちゃダメっ!!澪ちゃああん!!」

紬のただならぬ声を聞きつけた執事の斎藤が玄関までやってきた。

斎藤「どうされました、紬お嬢様」

665:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 23:06:40.74 ID:jqHF341/0

あの薬の存在は、紬と両親だけの秘密であった。
執事とは言え、琴吹家の部外者である斎藤に知られるわけにはいかない。

紬「なんでもないわ!斎藤は家に戻ってなさい、私もすぐ部屋に戻るから」

斎藤「はっ」

斎藤が部屋に戻ったのを確認してから、紬は自転車を引っ張り出して
澪のあとを追いかけた。
まだ薬を飲んでいないならば、すぐに肉体的な疲労がきてまともに自転車を漕げなくなるはずだ。
充分まだ間に合う。澪を止められる。


澪はすぐに見つかった。
川原で盛大に転んでいたのだ。
おそらく自転車を漕げなくなったのだろう。

紬「澪ちゃん!」

澪「くるんじゃねえええ!!」

紬(怖い……でも、私が止めなきゃ!!)

667:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 23:08:38.72 ID:ZKwHBNaC0

口調wwwwwwwwwwwwwwwwww

670:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 23:11:28.77 ID:4GF6oG4FO

薬の成分はたくあんか…

671:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 23:13:14.44 ID:jqHF341/0

澪「はああああ、はあああああああ」

澪は震える手で薬の箱を開けた。

紬「だめっ澪ちゃん、飲んじゃダメ!!」

紬が止めるよりも早く、
澪は箱の中に入っていた10本のスティックを開け、
一気に口の中に流し込んだ。

紬「だめええええっ!!そんなに飲んだら!!!」

澪「はあああっ、はあああっ、はあああっ!
  すごいなあこの薬は!やっぱり良く効くよ!!
  こんなにも落ち着けるんだからさぁ!!」

澪の眼は完全にイッていた。
口の端からよだれを垂らし、全身を小刻みに震わせている。

澪「なあ、むぎぃ、お前さぁ、私を裏切るんだよなあ、はあはあ」

紬「なっ…」

澪「だってそうだろうがよぉ、私から薬を奪おうとするんだからなぁぁぁぁ!!」

674:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 23:18:24.34 ID:jqHF341/0

澪「裏切ったんだろおおおおおおおお!!!」

紬「ち、違うわっ!澪ちゃんのためを思って!!」

澪「うううるせええええええええええええええ!!!!!」

川の周りは見渡す限り畑や田んぼであった。
大声を出しても誰かに届くことはない。

澪「はああああ……はああああああ……ふううううううう……殺す」

紬「えっ」

澪「殺すっていったんだよ、殺す殺す殺す、お前を殺す」

澪は足元に落ちている石ころを紬に向かって投げつけた。いくつもいくつも。

紬「ひっ、いやっ、やめて!いたいいたい!!」

澪「うるさいよ、私の心はもっと痛いんだからなぁ、はあはあ」

澪は石を拾っては投げ、拾っては投げを繰り返しながら、
うずくまる紬のもとへと歩を進めた。

689:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 23:27:43.34 ID:jqHF341/0

澪はひときわ大きな石を手に取って、
紬の脳天に叩きつけた。

ガスッ。

紬「ぎあああっ!」

勢いよく血が飛び散る。
しかし澪は意に介さず、淡々と石を叩きつける。
ガスッ、ガスッ、ガスッ。

やがて紬は動かなくなった。

澪「はあ……死んだか、あっけないね」

澪は懐から紙とペンを取り出し、にせの遺書を書いた。
そして、近くにあったゴミ箱からコンビニ袋を取り出し、そこに遺書を入れた。
さらにそれを紬の服の内側に押し込んだ。

澪「ばいばいむぎ。あははは、裏切り者の末路だよ。あはは」

澪は紬の亡骸を抱え、川に入って行った。
そして一番深いところで紬を沈め、そのうえに石を載せた。

691:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 23:28:28.45 ID:eaiwC2ze0

柚ちゃん・・・

697:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 23:32:12.06 ID:dnB8kbkMO

>>691
誰だよ

703:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 23:34:20.26 ID:mM/0z3LEO

>>691
ユズww

708:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 23:36:40.33 ID:jqHF341/0

翌日。
大量に薬を飲んだ反動で、
澪の体は今までにないくらい不調であった。

澪(ああ……寒気がする……目がかゆい……関節が痛い……のどが渇く……)

教師「でーあるからしてー、秋山、ここの問題やってみろ」

澪「はあ…はあ…はあ…」

教師「ん?秋山、大丈夫か?」

澪「はあ……はあ……」

澪は顔をあげることすら億劫に感じていた。

教師「体調、悪いのか?保健室行くか?」

澪「はあっ……はあっ……」

澪はよろけながら立ちあがった。
そして、そのまま教室から出て行った。

教師の「一人で大丈夫か?」との問いにも答えることはなかった。

722:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 23:45:42.23 ID:jqHF341/0

澪は保健室には行かず、音楽室に行った。
今日はどのクラスも音楽室を使っていなかった。

澪「はあ……はあ……」

ふるえる手で食器棚を開き、自分のコップを取り出すと、
中を一心不乱に舐めはじめた。
薬など付いているはずはないのだが。

澪「はあああっ、はああああああ……はあ、はあ、はあっ」

体を襲う不調にも波があった。
澪は一時的にだが落ち着いてきた。

澪「はあ、はあ、はあ」

澪は、いつもみんなでお茶をしていたテーブルに着いた。
色々なことを思い返そうとしたが、頭が上手く回らなかった。

もはや時間の感覚も曖昧だった。空腹感も湧かなかった。
澪はずっとそこに座っていた。
しかしとつぜん、さらに大きな不調の波がやってきた。

澪「はああああああああああああっ、はあああああああああああっ」

729:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/06/30(火) 23:53:33.41 ID:jqHF341/0

澪「はあっ、はあっ」

今までにないくらいのつらさだった。
体中の神経がすべてはち切れそうだった。
胃の中でも何かが渦巻いているようだった。
脳内にはわけのわからない映像が大量に浮かんできて、頭が割れそうだった。
手も足もこまかく震えていた。

澪(死ぬのか、死ぬのか私、私もうダメだ、死ぬ、死ぬんだ。
  頭が割れる、吐き気がする、体中が痛い、痛いんだっ)

もはや機能しなくなりつつある感覚器官の一つが、ドアがひらく音を捉えた。
しかし澪にはもはや何の音かは理解できなかった。

「なんだあ、澪、来てたのか。早いなー」
「今日むぎちゃん休みなんだよねー」
「あー、そういやそうだ。お菓子どーする?」
「私買ってくるよ~」
「なんか唯に任せたら変なの選びそうだな~。私も行くよ」
「澪ちゃんはどうする?」

澪(みお?みおってだれ?だめだかんがえたら頭がわれそうだ)

「シカトかよ。いこうぜ唯」

744: ◆.W.rrRUMFo :2009/06/30(火) 23:59:41.83 ID:jqHF341/0

「たっだいまー」
「澪まだ寝てんのか」
「いいじゃん、起こさないでおこうよ」
「そうだな」

澪(しゃべるな。しゃべるな。あたまにひびくんだ。あたまがわれそうだ)

ガサガサ
「ポテチはやっぱりコンソメだよね~」
「うるせー!薄塩だろ!」
「コンソメのほうがおいしいよー」

澪(へんなにおいを立てるな。きもちわるくなる。はきけがする)

「コンソメの良さが分からないなんてシロートだね」
「うるへー」
パリパリもぐもぐ

澪(やめろやめろやめろやめろ)

745:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/01(水) 00:00:36.96 ID:197oCYHD0

くるぞ・・・

748:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/01(水) 00:02:12.16 ID:Uadk13cTO

来る…

750:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/01(水) 00:02:57.77 ID:nUcKjzqU0

ゴクリ・・・・・

753: ◆.W.rrRUMFo :2009/07/01(水) 00:03:40.42 ID:KkTbnU510

「澪ちゃんの分も残しといてあげなきゃねー」
「いいだろ別に澪の分なんて」
「だめだよー」

澪(やめろ。近づけるな。きもちわるい。吐き気がする)

「ひさしぶりに練習すっか~」
「えー、澪ちゃん寝てるのに、起きちゃうよ」
「澪が寝てるからやるんだよ!」
ズンタカズンタカズンチャチャチャーン
「もーりっちゃーん」
ドンドカズンタカドンドカズンタカ

澪(うるさいうるさいあたまがわれるあたまがわれる)

澪(きもちわるい、あたまがいたい、きもちわるい、あたまがいたい)

ズンズカダカダカズッチッチーン

766: ◆.W.rrRUMFo :2009/07/01(水) 00:07:16.99 ID:KkTbnU510

ズンダカダカダカダカダカダーン

澪(やめろやめろやめろやめろ)

澪(きもちわるい うごけない もういやだ あたまがわれる あたまがわれる)

ズンタカズンズンズンダダダダダダーン

澪(あたまが あたまが)

ズンダダダーン

澪(あ)





澪にひとかけらだけ残っていた正気が

最後に認識したものは

自分の精神がはじけ飛ぶ音だった。

777: ◆.W.rrRUMFo :2009/07/01(水) 00:10:16.06 ID:KkTbnU510

  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
澪「ああああゲロ吐いちゃうゲロ吐いちゃうよおおおおおお」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
  


779:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/01(水) 00:10:41.48 ID:Nla3zqx30

>>777
うわあああああああああああああああああああああああああああああ

783:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/01(水) 00:11:20.62 ID:Ya10XxQZO

>>777
この空白の使い方は卑怯だぜ

786:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/01(水) 00:11:46.26 ID:aYPGbPCTO

>>777

鳥肌きた

805: ◆.W.rrRUMFo :2009/07/01(水) 00:16:07.59 ID:KkTbnU510

憂「これが大方のことの顛末ではないかと……
  かなり想像で補った分もありますが」

刑事「いや、おそらくそれで殆ど合っているだろう。
   教師たちや遺族の証言データと合わせても、別に違和感はないしな」

憂「ところで、なぜ紬さんが殺された夜、琴吹さんの家の人は警察に連絡しなかったのでしょう。
  殺されたことは分からなくても、失踪したんなら通報くらいは」

刑事「それは琴吹紬が薬を持っていたからだろう。
   ヘタに警察に見つかったら危ないしな」

憂「そういうことですか」

刑事「しかし今回の件で琴吹家が薬の売買で巨万の富を得ていたことも分かった」

憂「その薬のせいで、お姉ちゃんや…澪さんや…梓ちゃん、律さん、紬さん、和さん、さわこ先生まで……」

刑事「薬はきっかけにしかすぎねえ。本当の原因は誰もが持っている心の闇ってやつだ」

憂「…救われませんね」

刑事「ああ……ところで嬢ちゃん、高校でたら警察に来ないか」

憂「えーっと…考えときます」

けいおんリサーチ200X
     第2部
      完

817: ◆.W.rrRUMFo :2009/07/01(水) 00:18:17.00 ID:KkTbnU510

これでおしまい
こんなゲロまみれクソまみれクスリまみれのSSに長々とお付き合いいただき
ありがとーございました

今までに書いたけいおんSSの中で一番伸びたので満足

855:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/01(水) 00:26:30.40 ID:Mu2+6Haz0

1部
          ____
        /_ノ  ヽ、_\
 ミ ミ ミ  o゚((●)) ((●))゚o      ミ ミ ミ    <澪マジキチだおwww
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\   /⌒)⌒)⌒)
| / / /      |r┬-|    | (⌒)/ / / //  
| :::::::::::(⌒)    | |  |   /  ゝ  :::::::::::/
|     ノ     | |  |   \  /  )  /  
ヽ    /      `ー'´      ヽ /    /     
 |    |   l||l 从人 l||l      l||l 从人 l||l   バ   
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、 ン
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒)) バ
                             ン

2部
       ____                 
    /::::::─三三─\  
  /:::::::: ( ○)三(○)\ 
  |::::::::::::::::::::(__人__)::::  | 
   \:::::::::   |r┬-|  ,/ 
   ノ::::::::   `ー'´  \ 

938:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/07/01(水) 02:03:41.64 ID:th/XDfUQ0

>>855
まさにこれだったなw


    スポンサーサイト澪「ああああゲロ吐いちゃうゲロ吐いちゃうよおおおおおお」後編のコメント
  1. 名前:名無しの中毒者◆P05eKZMQ[saga] 投稿日:2010/11/09(火) 01:11:06.00 ID:SSJUNKIE1
  2. ( ´ω`)
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