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幽霊「嫌なら見るな」幽霊「そーだそーだ!」

このエントリーをはてなブックマークに追加 コメント (1) | カテゴリ: その他 | 更新日: 2011/08/07 22:30
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 12:33:30.16 ID:jLWt9o/R0


幽霊「ほんとにさあ、私たちがちょっと映ったからってお払いに行く奴なんなの?」

幽霊「だよねー」

幽霊「こっちは未練があるからこうして現世にいるのに、無理矢理成仏させんなってーの」

幽霊「全くよね」

幽霊「ホントに生きてる人間は恐ろしいね」

幽霊「怖いなら見なきゃいいのに」

幽霊「ねー」

幽霊「おい。人間が肝試しにきたぞー」

幽霊「またか……みんなー隠れるよー」

幽霊「うーす」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 12:37:09.65 ID:jLWt9o/R0


廃病院

妹「こわいよぉ」

兄「ホントに大丈夫なんだろうな?」

姉「まあ、平気でしょ」

兄「ったく……」

妹「えー、ホントにいくのー?」

姉「心霊映像を取ったら帰るわよ」

妹「やだー」

姉「その映像をテレビ局に売って、お小遣いをもらう作戦なんだから我慢」

妹「えー」


幽霊「あんなこといってらぁ」

幽霊「屑だな」

幽霊「ありえへん」

幽霊「意地でも隠れるぞ」

幽霊「だな」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 12:39:43.44 ID:jLWt9o/R0


幽霊「まあ、人間は三人。ビデオカメラは一台だ」

幽霊「おう」

幽霊「逃げ切るにはどうしたらいいですかー?」

幽霊「まあ、建物から出られる奴は出ていってくれ」

幽霊「はーい」

幽霊「俺、自縛霊なんすけど」

幽霊「あたしもー」

幽霊「そういう奴は逃げるしかないね」

幽霊「きっつ」

幽霊「暑いのに……」



兄「まずはどっからだ?」

姉「やっぱり手術室でしょ」

妹「うえぇぇ」


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 12:42:19.71 ID:jLWt9o/R0


幽霊「おーい、人間たちは手術室にいったぞー」

幽霊「おっけー」

幽霊「誰かいたっけ?」

幽霊「んー……いなかったと思うけど」

幽霊「マジで?大丈夫?」


―――手術室

幼女霊「……!?」

兄「いるのか?」

姉「まあまあ、とりあえずビデオカメラを……」

妹「うぅ……」

幼女霊「人間だぁ……どーしよ……」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 12:45:01.38 ID:jLWt9o/R0


幽霊「ちょっと、幼女霊ちゃんがいないけど!?」

幽霊「なに!?」

幽霊「ちょっと、念話しろよ」

幽霊「わ、わかった……むむー」

幼女霊「あ、もしもし?」

幽霊「いま、どこにいる?」

幼女霊「しゅじゅじゅちつ」

幽霊「なーんだ。しゅじゅじゅちつか。ふー安心」

幽霊「どうだった?」

幽霊「手術室にはいないみたいだ」

幽霊「そっかそっか」


姉「んー……」

兄「どうだ?」

幼女霊「なんだろう……?なにしてるのかなぁ?」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 12:47:42.19 ID:jLWt9o/R0


幼女霊「……(そー」

姉「!?」

兄「どうした?」

妹「な、なに?」

姉「今、そこのベッドのわきになにか映った……」

兄「マジか?」

妹「もーやだー!!!」

幼女霊「……」


幽霊「幼女霊ちゃんの念を逆探知したら手術室にいるじゃねーか!!!」

幽霊「なにー!?」

幽霊「おい!!スクランブルだ!!!看護師チーム出動!!」

看護師霊「アイアイサー」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 12:51:16.33 ID:jLWt9o/R0


看護師霊「ねえねえ、今度、二丁目の墓地で合コンやるんだけど、いく?」

看護師霊「いくいくー」

看護師霊「そろそろ霊婚活も本格化させないとねー」

看護師霊「そーだよねー」

看護師霊「私たちもそろそろ地に足をつけないとねー」

看護師霊「いつも浮いてるけどねー」

看護師霊「あははは」


姉「ねえ、何か聞こえてこない?」

兄「な、なんだよ……」

妹「やめてー!!」

姉「やっぱり外から聞こえる……!!」

幼女霊「……(そー」

妹「ひ!!?」

兄「どうした!!」

妹「か、かおが、み、みえた……!!」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 12:53:52.03 ID:jLWt9o/R0


看護師霊「ここか」

看護師霊「じゃあ、通り抜ける?」

看護師霊「扉バーン!!ってやったほうがよくない?」

看護師霊「ああ、それで人間ビビらす作戦ね」

看護師霊「おっけー」

看護師霊「いち、に、の、さん!!」

バーン!!!

姉「きゃぁぁっぁぁ!!!!!」

兄「扉が!?」

妹「――――あぁああああああああああああ!!!!!!!」

兄「あ、まて!!!」

姉「妹ちゃん!!!!」

看護師霊「お、ラッキー、どっかいった」

幼女霊「……あ、お姉ちゃん」

看護師霊「さ、ナースステーションに帰るわよ」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 12:57:08.13 ID:jLWt9o/R0


一階 ロビー

幽霊「ひーまー」

幽霊「そういうなよ」

幽霊「だってさぁ」

幽霊「あ、お前今度の幽霊検定大丈夫か?」

幽霊「ん?ああ、よゆーっしょ」

幽霊「ホントか?じゃあ、あの扉を開かないようにできるか?」

幽霊「基本スキルじゃん……よし!」

幽霊「ホントに開かないのか?」

幽霊「もうバズーカでも開かないね」

妹「いや!!いや!!!出る!!!私、帰る!!!」

幽霊「なんだ!?」

幽霊「人間!?」

ガチャガチャ!!!

妹「……うそ!?あかない!?」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 13:00:38.32 ID:jLWt9o/R0


幽霊「おーかわいいじゃん」

幽霊「ひゅー、そこの彼女、俺と夜空を遊泳しないかい?」

幽霊「でひゃっひゃっひゃ!きこえねーって」

幽霊「だな!」

妹「なんで!!なんで!!!開いて!!開いて!!!!」

ガチャガチャ!!

兄「おい、どうした!?」

妹「お兄ちゃん!!扉が開かないの!!!」

兄「んなバカな……マジか……」

姉「はぁ……はぁ……どうかした?」

兄「……閉じ込められた」

姉「え?」

幽霊「おれ、姉のほうペロペロするわ」

幽霊「俺は妹かな。―――はい、股の間からこんばんはー!!」

幽霊「姉のおっぱいをエアーもみもみ」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 13:04:16.11 ID:jLWt9o/R0


姉「……本当ね。開かない」

兄「どうする?」

妹「もう、やだよぉ……かえりたいよぉ……」

姉「ごめん……」

兄「ここでこうしててもしょうがない。別の出口でも探すか」

姉「そ、そうね」

兄「勝手口ぐらいあるだろ……多分」


幽霊「はー堪能した」

幽霊「久しぶりだったな」

幽霊「おらぁ!!お前ら!!!」

幽霊「んげ!?」

幽霊「こんなところでサボってんじゃねえよ!!」

幽霊「はいはい。でも自縛霊だからってずっとトイレは勘弁してほしいっすよ」

幽霊「お前が自縛霊を選んだんだろ?」

幽霊「一か所だけでいいから楽だと思ったのになぁ……」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 13:07:55.31 ID:jLWt9o/R0


一階 ナースステーション

看護師霊「じゃあ、一発芸しまーす。酸で爛れた顔になった幽霊の真似ー。―――顔をくれぇ」

幼女霊「きゃー、こわいよー」

看護師霊「そう?よかった?」

幼女霊「うんうん」

幽霊「おーい。人間がこっちに来てるから、移動してほしいんだけど」

看護師霊「はいはい。じゃ、いこっか」

幼女霊「はーい」


兄「こっちはナースステーションか……」

姉「なんともないみたいね」

妹「……」


幼女霊「……あ、あの子だ」

看護師霊「どうかしたの?」

幼女霊「ちょっとまってて」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 13:10:33.97 ID:jLWt9o/R0


妹「かえりたい……」

兄「もう少しの辛抱だ」

姉「……はあ。まさかこんなことになるなんて」

幼女霊「ねえねえ」

ツンツン

妹「――――きゃぁあああああああああ!!!!!!」

幼女霊「ひっ!!」

兄「どうした!?」

姉「な、なによ!?」

妹「い、いま、肩をつつかれたぁ」

兄「えぇ!?」

幼女霊「はぁ……びっくりした……いきなり大声だすから心臓止まるかとおもった」

看護師霊「心臓ないでしょ」

幼女霊「あ、そっか」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 13:13:57.79 ID:jLWt9o/R0


妹「もういこうよ!!ここにいたくないよ!!」

兄「わかった。姉さん、先を急ごう」

姉「ええ。そうね」

タタタタッ

幼女霊「あ、いっちゃった」

看護師霊「あの子がどうかしたの?」

幼女霊「うーん、なんとなくお友達になれそうかなぁって」

看護師霊「ふーん、まあ、人間とはあまり関わらない方がいいわよ?」

幼女霊「うん。そうする」

看護師霊「さてと、人間は裏口のほうに行ったみたいね……」

幼女霊「どうするんだろ?」

看護師霊「まあ、あそこの扉は鍵がかかってるから開かないけどね」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 13:17:54.07 ID:jLWt9o/R0


姉「―――ダメね」

妹「そ、そんな」

兄「そんなに甘くなかったか」

姉「ねえ、窓を調べてましょう。廊下の窓なら」

兄「でも、全部板が打ち付けてあったぞ?」

姉「壊せばなんとかなるって」

妹「かえりたいよぉ……やだよぉ……」


―――廃病院 外

幽霊「はーい、じゃあ今日の幽霊講座は、板を打ち付けた窓を破壊されないようにする能力についてでーす」

幽霊「わーい」

幽霊「いいですかー……はい!!」

幽霊「……」

幽霊「これで板はもう破壊できませーん」

幽霊「僕たちもやるー……はい!!」

幽霊「おーGood。みんな筋がいいよー」


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 13:21:09.25 ID:jLWt9o/R0


―――廊下

兄「くそ!!なんでビクともしねえんだよ!!!」

姉「どいて!!椅子をぶつければ!!!」

ドガァ!!!

バキィ!!

妹「い、いすがこわれた……」

姉「つぅ……うそでしょ……」

兄「どうなってるんだ……ここは」


幽霊「なんか偶然が重なってあいつら閉じ込めちゃってるじゃん」

幽霊「やべーな。入り口は?」

幽霊「それが誰かが力を使ったみたいで開かねえんだ」

幽霊「誰だよ。そのバカは」

幽霊「もうこの際、能力が解ける夜明けまでいてもらうか?」

幽霊「それしかないな」

幽霊「まじでー?」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 13:24:13.07 ID:jLWt9o/R0


幼女霊「だ、る、ま、さ、ん、が、ころんだ!」

幽霊「」

幽霊「」ぐら……

幼女霊「あーうごいたー」

幽霊「ぬあー!!しまったぁ!!」

幼女霊「えへへへ」

幽霊「幼女霊ちゃんはだるまさんが転んだのプロだな」

幼女霊「えへへへ、そんなことないよぉ」


兄「はぁ……ちょっと椅子に座って休もう」

姉「そうね」

妹「……ぐすっ……おうちに帰りたいよぉ……おにいちゃーん」

兄「よしよし……」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 13:28:00.77 ID:jLWt9o/R0


一階 ロビー

幼女霊「あ、あの子だ」

幽霊「幼女霊ちゃんが気になるって子?」

幼女霊「うん。ちょっと言ってくるね」

幽霊「気をつけてねー。見える範囲だけど」


妹「ひっく……ひっく……」

姉「はぁ……どこから出れば……」

兄「そうだな……」

幼女霊「……さっきは驚かせちゃったし、そーっと……そーっと……」

妹「うぅ……こわいよぉ……」

幼女霊「……あーそーぼー」

妹「―――――わあぁあああああああああああああああああ!!!!!!!」

幼女霊「うにゃ?!(ビクッ!」

妹「い、ま!!私の足をだれかがつかんだぁああ!!!!」

兄「おいおい、なんで妹ばっかり……」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 13:31:45.00 ID:jLWt9o/R0


幼女霊「はぁ……びっくりしたぁ。呼吸がとまったよぉ」

幽霊「呼吸してないしてない」

幼女霊「そういえばそうだね。でも、こう感覚的に苦しいって思うときもあるよね?」

幽霊「生前の記憶が体に染みついてるからね」


妹「お兄ちゃん!!離れよう!!ここ、いや!!」

兄「わかった。姉さん、行こう」

姉「う、うん。でも、どこに?」

兄「どこかに非常階段があるかもしれない。二階にも行ってみよう」

姉「わかったわ」

妹「やだよぉ……こわいよぉ……!!」


幼女霊「んー」

幽霊「あの子には見えないみたいだね」

幼女霊「ざんねん」

幽霊「それより次はかくれんぼでもしようぜ!」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 13:36:01.31 ID:jLWt9o/R0


―――二階 廊下

警備霊「以上……なーし!」

警備霊「先輩、この仕事つれえっす」

警備霊「文句言うな。幽霊の安全を守るのが仕事だ。楽なわけないだろ」

警備霊「まあ、やりがいはありますよ?看護師霊さんたちとかに感謝されるのはやっぱ嬉しいっす」

警備霊「だろ?」

警備霊「あの人いるじゃないすか?あのロングヘアで網タイツはいてる」

警備霊「ああ、あのエロい人な」

警備霊「あの人にキスされましたよ、俺」

警備霊「あの人のキスは挨拶みたいなもんだ」

警備霊「マジっすか!?」


兄「二階は病室ばっかりだな」

姉「そうね」

妹「……」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 13:51:11.27 ID:jLWt9o/R0


警備霊「あ、異状あーり!!」

警備霊「あれってここに入ってきたとかいう人間っすか?」

警備霊「だな。よし、脅して帰らせよう」

警備霊「うっしゃ!久々の仕事っす!!」

警備霊「気合いいれてよ」


兄「さてと……」

姉「非常階段……あ、あっちにあるみたいね」

妹「うぅ……」

兄「大丈夫だから、な?」

妹「でも―――」

バタン!バタン!!!バタン!!!!!

姉「な、なに!!?」

兄「扉がひとりでに開閉してる!?」

妹「やだぁぁぁぁ!!!!!」

兄「妹!!一人になるな!!」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 13:54:26.77 ID:jLWt9o/R0


警備霊「へいへーい♪」

警備霊「こうやって激しく開け閉めするだけでビビってくれるんすから楽勝っすね」

警備霊「うむ。これだから警備霊を止められない」

警備霊「へいへーい♪」

バタン!!バタン!!!!


妹「はぁ……はぁ……」

妹「やだよぉ……うえーん……!!」

幼女霊「どこにかくれようかなぁ……」

妹「ぐす……えぐ……」

幼女霊「あ、あの子だ♪」

妹「うぇぇぇん……」

幼女霊「ないてる……どうかしたの?」

ポン

妹「―――――きゃああああああ!!!!!」

幼女霊「えぇ!?肩に手を置いただけなのに!?」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 13:57:38.38 ID:jLWt9o/R0


兄「妹!!!」

妹「おにぃぃちゃーん!!!」

姉「また何かに触られたの?」

妹「もうやだ!!!もうやだよ!!!!」

兄「……そうだな、もう出たいな」

妹「うぇぇぇん……」


幼女霊「ぶー、何よぉ。あんなに激しく泣かなくてもいいのに」

幽霊「幼女霊ちゃん、もうすぐ鬼が探し始めるよ?」

幼女霊「あ、そっか。どこにいこうかなぁ……」

幽霊「ベッドの下とかよくね?」

幼女霊「あ、いいね。そうするー♪」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:00:15.73 ID:jLWt9o/R0


―――病室

幼女霊「この辺に……」

幽霊「ちょっと、こっちはいっぱいよ!」

幼女霊「え、あ、ごめんなさい」

幼女霊「じゃあ、こっち?」

幽霊「だめだめ。他をあたってくれ」

幼女霊「えぇぇ?」


兄「非常階段の扉ならと思ったけど……」

姉「あの廊下を通るのはちょっとね」

兄「はぁ……」

妹「ぐす……」

兄「仕方ない。三階に行ってみよう」

姉「ええ」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:04:12.20 ID:jLWt9o/R0


―――三階 廊下

幼女霊「どこも満室かぁ……」

幼女霊「……んー」

幼女霊「あ、ソファーの下でもいいかも♪」

幼女霊「ぬぬぬ……ちょっとせまい……」

幼女霊「よいしょ……あれ?あれれ??お尻がはいらないよ!?わーん!!だれかー!?」


兄「こっちか……」

姉「そうね」

妹「ごめんなさい、お兄ちゃん。ちょっと休んでもいい?」

兄「あ、ああ。じゃあ、そこのソファーにでも座っとけ」

妹「うん……」

ギシ……

幼女霊「ふぐ……!!背中に重圧が……!!」

幼女霊「だれか、すわってる……?」


56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:07:47.03 ID:jLWt9o/R0


妹「はぁ……ん?」

妹「足元が……やけに冷たい……なんだろう?」

サワサワ……

幼女霊「ひゃん!!!」

幼女霊「だ、だれ?私のお尻を触っているひとはぁ?!」

妹「なんだろう……なにかあるのかな?」

幼女霊「むー……よーし……睨んでやる……」

妹「……(そー」

幼女霊「……(じー」

妹「……」

幼女霊「……あ、あの子だ♪」

妹「――――ひゃぁああああああああああああ!!!!!」

幼女霊「見てもダメなの!?」

妹「おにーちゃーん!!!ソファーの下になにかいたぁぁぁ!!!!!」

幼女霊「もうどうしたらいいかわからないよぉ」


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:10:44.79 ID:jLWt9o/R0


兄「なに?」

姉「うそ?」

幼女霊「他のところにいこっと……」

兄「……何もないけど?」

妹「い、いま、女の子の顔が……」

姉「妹ちゃんばっかりにどうして幽霊が……」

兄「……」

妹「ぐす……」


幽霊「あー、幼女霊ちゃんみーっけ♪」

幼女霊「ガーン!!」

幽霊「天井に張り付くとか古典的ー」

幼女霊「だって、隠れるところがなかったんだもーん」


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:14:48.02 ID:jLWt9o/R0


兄「はあ……もう出よう。向こうに非常階段がある」

姉「そうね」

妹「うぅ……」


幽霊「あ、なんか非常階段にむかってますね」

幽霊「ホントだ」

幽霊「あそこって開くの?」

幽霊「鍵を開ければ開くんじゃね?」

幽霊「まあ、このまま出てもらう方がいいか」

幽霊「せやな」

幽霊「あ、ちょっとテレビ見てもいいですか?」

幽霊「なんかあんの?」

幽霊「いやぁ。最近アニメに嵌ってて」

幽霊「おー、俺も俺も。深夜アニメいいよねー」

テレビ『ソールテイカー!!!!』

幽霊「ソウルテイカーきたー!!!小麦ちゃーん!!!」


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:18:14.09 ID:jLWt9o/R0


―――非常階段

幽霊「でさ、まあ、あれよ、人間なんて所詮は魂の器でしかないわけよ」

幽霊「ふんふん」

幽霊「やっぱ、こうして魂だけになると見えてくるものがあるっつーの?」

幽霊「へー」

幽霊「魂の綺麗さがやっぱ大事だと思うわけよ、俺的に」

幽霊「うんうん」

ガチャ

兄「あ、開いた」

姉「よかった……」

妹「これで帰れる……」

幽霊「あ、人間じゃん」

幽霊「どーする?」

幽霊「ちょっと、ここは俺達のテリトリーだからなぁ。困るなぁ」

幽霊「……そーだね」


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:21:17.93 ID:jLWt9o/R0


兄「よし、気を付けて降りるか……」

姉「そうね」

妹「早くかえろ!」

幽霊「マジで困るよなーこういう人たち」

幽霊「じゃあ、あれやればいいじゃん」

幽霊「ああ、無限階段ね……よいしょ!」

幽霊「これでこいつらはこの階から降りれない」

幽霊「でさ、話の続きだけど」

幽霊「うんうん」


兄「あれ……?ここ、同じ階だよな?」

姉「う、そ……?」

妹「い、いや……なんでぇ……」

兄「クソ!!」

ダダダダダッ!!

兄「―――戻ってきた……!?」


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:24:44.12 ID:jLWt9o/R0


妹「は、はは……もうだめだ……かえれないよ……」

姉「しっかりして!!」

兄「とりあえず中に入ろう。ここに居る方がやばい気がする」

姉「ええ」

妹「……あ、はは……しぬんだ……もう……・いえに、かえれない……」

姉「妹ちゃん!!」


幽霊「あれれ?戻ってきましたよ?」

幽霊「忘れもんか?」

テレビ『ソウルテイカー!!!』

幽霊「ぶひひ!」

幽霊「なあ、らき☆すたみよーぜ」


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:27:32.41 ID:jLWt9o/R0


一階 ロビー

幼女霊「ふあぁぁ」

幽霊「かくれんぼって見つかると暇になるよね?」

幼女霊「うんうん」

幽霊「なんかする?」

幼女霊「んー……じゃあ、あっちむいてほい!」

幽霊「お、いいねー」

幼女霊「じゃんけんぽん!」

幽霊「よし、勝った。あっちむいてーホイッ!」

幼女霊「えい!」


兄「はぁ……どこにもないな……出口」

姉「正面玄関は……相変わらずね」

妹「……」


72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:30:48.13 ID:jLWt9o/R0


幼女霊「あ、またあの子だ」

幽霊「まだ出ていってないんだ」

幼女霊「うーん……お♪」

幽霊「どうしたの?」

幼女霊「いいこと考えたの」

幽霊「なにが?」

幼女霊「あの子にお話しする方法」


妹「……(ぶるる」

兄「どうした?」

妹「えと……トイレに……」

姉「じゃあ、私がついていってあげるわ」

妹「ありがとう」

兄「じゃあ、ここで待ってるから」

姉「うん―――」

幼女霊「―――おじゃましまーす」


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:34:19.83 ID:jLWt9o/R0


姉「―――」

妹「お姉ちゃん?どうか―――」

姉「……」

妹「お、ねえ……ちゃん?」

幼女霊(うーん、初めてだからうまく話せないかも……まあ、とりあえず……あーあー……んん!!)

姉「ねぇ……おは、なし……しよぉぉよぉぉ……!!」

妹「―――きゃあああああああああ!!!!!!!」

幼女霊(あれ?声のトーン下げ過ぎちゃった?)

妹「いやぁぁぁ!!!!」

幼女霊(あ、逃げちゃう。追わなきゃ)

姉「まてぇぇぇぇぇ!!!!」

妹「ひぃぃぃいぃい!!!!!!!」

幼女霊(あれれ?声のトーンが上がらない……むずかしいなぁ)


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:38:14.56 ID:jLWt9o/R0


一階 女子トイレ

幽霊「はあ、ここの自縛霊はやっぱやめとくべきだったなぁ……」

幽霊「夜のトイレとか定番すぎて逆に誰もこねーし」

幽霊「来たと思ったらカナブンだし」

幽霊「俺もアニメみてーよ。最近はなんだっけ花咲く……なんとかが流行ってるとか―――」

妹「はぁ……はぁ……!!!」

幽霊「おおお!!!!人間だ!!」

妹「ここに!!!」

バタン!!

幽霊「個室に入ったぞ……俺ロリコンだし、のぞこ」

スゥゥゥ

幽霊「こんちわー」

妹「はあ……はぁ……」

妹「……はぁ……うう……ひっく」

幽霊「泣いてる……」


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:42:01.04 ID:jLWt9o/R0


妹「うぅ……」

幽霊「かわいそう……そうだ。元気づけてあげるか」

幽霊「えーと、人間の聴覚の周波数に合わせてっと……」

妹「……ぐす……」

幽霊「……泣かないでくださいぃぃ♪」

妹「!?」

幽霊「私はそこにはいませんんんん!!!」

妹「―――」

ジョロロロロ……

幽霊「げげげ!?失禁しながら気絶しちゃった!?」

幽霊「なんで!?」

幽霊「いや、まあ、これもアリといえばアリだけど……」

姉「ここかぁぁぁ!!!」

幽霊「なんだぁああ!?」


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:46:09.01 ID:jLWt9o/R0


姉「あ、お兄ちゃん。私だよ♪」

幽霊「なんだ、幼女霊ちゃんが憑いた人間かぁ。びっくりしたぜ」

姉「ねえねえ、ここに女の子こなかった?」

幽霊「え?あー……来たのはきたけど……」

姉「どこにいるの?」

幽霊「ここ……」

ガチャ

妹「―――」

姉「どどど、どうしたのぉ!?」

幽霊「いやね、励まそうと思って歌ったら失禁して気絶して」

姉「もう、お兄ちゃんの歌声は死霊が目覚めるって評判なんだからだめだよ」

幽霊「面目ない」

姉「んー、とりあえず服とか着替えさせないと……ナースステーションまで連れて行こう」

幽霊「んじゃ、手伝うよ」


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:49:39.35 ID:jLWt9o/R0


テレビ『もっていーけさいごにわらっちゃうーのはわたしのはーずー♪』

幽霊「結局のところ、かがみが一番なわけ?」

幽霊「かがみじゃねーよ、かがみんだよ」

幽霊「おまえ、うぜえな」

幽霊「でもよ、こなたもいいだろ」

幽霊「えー?バルサミコ酢もよくねーか?」

幽霊「みゆきさんはいらないこだな」

幽霊「おまえ、ちょっと屋上こいよ」

姉「あのー」

幽霊「うわあああ!!!!」

幽霊「人間!?」

姉「あ、私だよー」

幽霊「あ、幼女霊ちゃんか。びっくりしたぁ」

姉「あ、この子のパンツとか着替えさせたいんだけど」

幽霊「どうしたの?気を失ってるね」


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:53:20.52 ID:jLWt9o/R0


姉「色々あって、おもらしもしちゃったみたい」

幽霊「マジか」

幽霊「看護師霊さんの下着は?」

幽霊「人間にははけねーだろ」

幽霊「とりあえずタオルで拭いてあげよーぜ」

幽霊「ベッド用意しろー」

幽霊「うーす」

姉「みんな、ありがとうね?」

幽霊「まあ、人間をここまで連れてきちゃったからねえ」

幽霊「本当はダメなんだぞ?」

姉「ごめんなさい……」

幽霊「とりあえず、服を脱がせて」

姉「うん」

幽霊「タオルを湿らせてきてー」

幽霊「あいよー」


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:56:07.13 ID:jLWt9o/R0


姉「よいしょ……よいしょ……」

ゴシゴシ

幽霊「あ、そーいえば。もう一人いるよな?」

幽霊「あ、お兄さんですよね?今、一階のトイレにいますよ?」

幽霊「探してるのか」

幽霊「どうします?」

幽霊「うーん」


兄「おーい!!」

兄「どうしたんだ、二人とも……」

兄「どこだー!!」

兄「……何かあったのか?」


警備霊「まーた、いますよ?」

警備霊「よし、今度はあれだ」

警備霊「りょーかい!」


83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 14:59:34.04 ID:jLWt9o/R0


一階 トイレ

兄「おい、いないのか?」

兄「なんだよ……くそ……」

ジャー!!!

兄「なんだ!?」

ジャー!!!

兄「蛇口は勝手に……!?」

警備霊「おらおら!!全開だぁ!!」

警備霊「ここって水道通ってるんですね!!」

警備霊「水道代払ってないけどね!!

警備霊「あびゃびゃびゃー!!」

兄「―――しめとくか」

警備霊「え?あれ?」

警備霊「こいつ、びびってないっすね」


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:02:43.31 ID:jLWt9o/R0


兄「よし」

兄「姉さん!!妹ー!!」

警備霊「なんとも不思議な人間だなぁ」

警備霊「そうっすね」

警備霊「ふむ……」

幽霊「あーいたいたー」

警備霊「ん?どうかしたのか?」

幽霊「そこのお兄さんをナースステーションまで誘導してください」

警備霊「え?どうして?」

幽霊「そこにお姉さんと妹さんがいるんで」

警備霊「それっていいんすか?」

幽霊「ホントはダメだけど、もう連れてきちゃったから」

警備霊「分かった。やってみよう」

兄「おーい」


89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:05:54.56 ID:jLWt9o/R0


警備霊「おい」

ツンツン

兄「おーい!どこだー」

警備霊「あーこいつ、もしかして」

警備霊「偶にいるんだよなぁ。鈍感なやつって」

警備霊「どうします?誘導するの骨っすね」

警備霊「そういうときはこうだ」

ガガガガガガ……!!

兄「なんだ!?防火シャッター!?」

ゴォォン……!!

兄「しまった!!なんだよ、くそ!!開けよ!!」

兄「ったく、システムが故障でもしたのか?」

警備霊「これで誘導するぞ」

警備霊「うす」


93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:08:55.76 ID:jLWt9o/R0


ガガガガガガ!!!

兄「くそ!!」

ダダダダダッ!!

警備霊「やべー!!アイツ、あしはえー!!!」

警備霊「ディーフェンス!!!ディーフェンス!!!」

兄「おりゃぁぁ」

スカッ

警備霊「すり抜けた!?」

警備霊「当たり前だろ!!」

ゴォォン!!

兄「くそ!間に合わなかったか」

警備霊「あぶねー!こいつの身体能力並じゃねー」

警備霊「早いとこ閉めちゃいましょう」

警備霊「そうだな」

兄「どうなってんだよ……」


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:12:30.56 ID:jLWt9o/R0


兄「はぁ……はぁ……」

兄「ん?あそこ、灯りが……」

警備霊「ひぃ……何とか誘導できたか」

警備霊「こいつ、絶対スプリンクラーですよ」

警備霊「そのボケには突っ込まないぞ?」

警備霊「?」

兄「誰かいるんですか?」

姉「あ、どうも、こんにちは♪」

兄「姉さん!!トイレにいったんじゃなかったのか?」

姉「うん。ちょっとね」

兄「あ、妹!?」

姉「大丈夫、寝てるだけ」

兄「そ、そうかぁ……はぁ……」

姉「……ふーん」

兄「なに?」


96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:15:59.95 ID:jLWt9o/R0


姉「大事な妹さんなの?」

兄「え?何言ってんだ、そんなの当たり前だろ?」

姉「そっかそっか」

兄「なんだよ……変な姉さん」

姉「えへへ」

幽霊「お茶菓子とお茶でもどうぞ」

コトッ

兄「ん?このお茶とお菓子って最初からあった?」

姉「ううん。今、出てきたよ?」

兄「ふーん。……ズズッ……ふう、少し落ち着いた……」

姉「美味しい?」

兄「うん」

幽霊「マジで?!」

姉「よかったね?」

幽霊「うう……お茶くみ30年……褒められたの初めて……うぅ……」


102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:19:40.01 ID:jLWt9o/R0


兄「妹が起きたら出口を探そうか」

姉「夜明けまでここにいればいいよ」

兄「え?でも……」

姉「大丈夫。ここには何もないから」

兄「……そうなのか?」

姉「うん♪」

妹「う……ん……」

姉「あ、起きた?」

幽霊「え?マジで?」

幽霊「寝起き、なう」

幽霊「ブログ更新しよーぜ」

幽霊「やっほー!」

妹「……お、ねえちゃん?」

姉「えへ、違うよー」

兄「え?」


105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:23:40.80 ID:jLWt9o/R0


妹「だ、だれ?」

姉「あ、怖がらないで。別に何もしないから」

兄「姉さんじゃないのか?」

姉「ごめんなさい。今、この人の体に憑いてるの」

妹「そ、そんな!!お姉ちゃんをかえして!!!」

姉「返すよぉ。でも、少しだけ待って」

兄「何が目的なんだ?」

姉「えっと……お話したいなぁって思って」

妹「お、はなし?」

姉「うん」

幽霊「いいなー。俺も妹たんとお話してー」

幽霊「でも、あの子霊感ないっぽいしむりじゃん?」

幽霊「お兄さんにとりつけば……」

幽霊「やめろって」


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:27:12.19 ID:jLWt9o/R0


姉「私ね。ここの病院で生まれて、ここでずっと入院してて、それで死んだの」

妹「……」

姉「だから、その、お友達がいなくて……」

兄「……」

幽霊「おれたちがいるじゃーん!!」

幽霊「そうだよー!!」

幽霊「マイディアー!!」

姉「みんなは勿論友達だよ?でも、同年代の友達がいないから」

兄「誰と喋ってるんだ?」

姉「え?ああ、ここには10人くらいいるよ?」

妹「ひぃぃ!!!お兄ちゃん!!!」

兄「大丈夫だ。何かしてくるなら、とっくにされてるさ」

妹「でもぉ」

幽霊「あのお兄さんいい奴じゃん」

幽霊「すげー、器でけー」


109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:30:34.30 ID:jLWt9o/R0


幽霊「あ、なあなあ、モールス信号で会話しよーぜ!!」

幽霊「いいねー!!」

コンコン コン コン

兄「何の音だ?」

妹「うぇぇ……」

姉「なんかみんなお兄さんとお話したいみたい」

兄「え?」

幽霊「おい!!バカ!!その配列だと『ケツ貸してよ』になるじゃん!!!!」

幽霊「うそー!!!」

幽霊「やべーって。どうすんの!?」

幽霊「勘違いされてたら困るな!!!」

姉「あははは」

兄「何を言ってるんだ?……筆談なら出来るか?」

幽霊「え?うんうん!!!」

姉「筆談したいってさ」


111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:34:03.05 ID:jLWt9o/R0


兄『こんにちは』

幽霊「うひょー!!!こんにちはだって!!どうする?なんて返事する?」

幽霊「俺にきくなよぉ!!」

幽霊「きゃー!!」

兄「あれ?反応ないな……」

姉「ねえねえ、妹ちゃん」

妹「な、なに……?」

姉「今は学校でどんなことが流行ってるの?教えて教えて♪」

妹「え、えと……なに、かな……?」

姉「えへへ……」

幽霊「なあ、こんにちはって返事するのどう?」

幽霊「え?いいの!?それいいの!?」

幽霊「いいから……こんにちはっと」

兄「……『よろしく』……」

幽霊「やべー!!!告白された!!!」


115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:38:05.72 ID:jLWt9o/R0


幽霊「ちょっと、お前舞い上がり過ぎだから!!」

幽霊「えっと……『好きな食べ物なんですか?』っと」

幽霊「それ、ちょっと図々しいんじゃねーの?」

幽霊「マジで?嫌われる?」

兄『焼き肉です』

幽霊「あ、だめ……鼻血でそう」

幽霊「このお兄さん、いかすぅ。掘られてもいいー!!」

姉「へえ、そうなんだー」

妹「うん。それでよく遊ぶかなぁ」

姉「いいなーいいなー」

妹「ごめんね、本当はやらせてあげたいけど……」

姉「いーよいーよ。気にしないで。今はこうしてお話できるだけですごーく嬉しいの!」

妹「そ、そう……」

幽霊「……『彼女はいますか?』……」

兄『いません』


117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:41:33.90 ID:jLWt9o/R0


幽霊『マジで?』

兄『はい』

幽霊『幽霊に興味ある?』

兄『まあ、多少』

幽霊「どーする!?これ、お持ち帰りできるんじゃね!?」

幽霊「あの川を渡るのか!?黄泉の門ひらいちゃう!?」

幽霊「なんか今日はもう死んでもいいなー!!」

幽霊「死んでるけどねー」

兄「……なんだ?」

姉「ねえねえ、一緒にあそぼーよ」

妹「え?なにして?」

姉「うーんとねえ、かくれんぼ!」

妹「いいけど……何人でするの?」

姉「この病院には500人くらいいるよ?」

妹「こわいよ!!」


121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:45:06.29 ID:jLWt9o/R0


姉「じゃあ、この部屋だけでやろうよ」

妹「それなら、いいけど」

姉「私が数えるよ?いい?」

妹「うん」

姉「いーち、にー、さーん……」

妹「隠れるっていってもベッドの下ぐらいしか……」

幽霊「あ、ちっす」

妹「きゃぁああああ!!!!」

幽霊「ちょっと、勝手に覗いといて悲鳴はなしでしょー」

妹「ねえ、ねえ!!なんかいる!!なんかいる!!」

姉「えー?一緒に入ればいいのに」

妹「むりだよぉ!!」

兄『反応がないですけど、どうかしましたか?』

幽霊『わんわん!!』

兄「犬?」


124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:49:01.41 ID:jLWt9o/R0


幽霊「ばかやろう!!ふざけんな!!ここが正念場だぞ!?」

幽霊「悪かったよ……『黄泉でお茶しませんか』っと」

幽霊「うわ!大胆だな」

兄『それどこですか?近ければ構いませんよ?』

幽霊「あちゃー、限りなく遠いよな?」

幽霊「残念だぜ」

幽霊『やっぱり、ここでお茶しましょう、コーヒー入れますね』

兄『はい。ありがとうございます』

幽霊「しゃー!!!俺がいれるー!!!」

幽霊「ばかやろ!!!俺にやらせろ!!!!」

幽霊「おれだーーーー!!!!」

ガタガタガタ……

兄「なんだ!?棚が揺れてる!?」

妹「かくれんぼはいい」

姉「じゃあ、あっちむいてほいしようよ♪」


126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:52:41.44 ID:jLWt9o/R0


妹「う、うん……じゃんけんぽん」

姉「あ、勝った。えっと、あっちむいてーホイッ」

妹「……(プイッ」

幽霊「妹ちゃんペロペロ」

妹「――――きゃあああああああ!!!!!向いた先になんかいたー!!!」

姉「もう、邪魔しないで」

幽霊「すいません」

妹「うぇぇん……もうやだぁ……」

幽霊『おいしいですか?』

兄『はい。とっても』

幽霊『あ、あなたのためにいれたんじゃないんだからね!!』

兄「え?」

幽霊「おいおい!!アニメに影響されすぎー


128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:55:55.84 ID:jLWt9o/R0


姉「あ、そろそろ夜明けだね」

妹「ホントだ……」

兄「夏だから早いな」

幽霊『帰ります?』

兄『はい。ありがとうございました』

幽霊『憑いていってもいいですか?』

兄『すいません』

幽霊「のー!!!!!」

幽霊「やーいやーい!ふられてやんのー!!」

幽霊「いや、これ俺達全員に対してだろ」

幽霊「なん、だと……!?」

姉「じゃあ、お姉さんを返すね」

妹「あ、待って!」

姉「え?」

妹「あの……」


131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 15:59:39.81 ID:jLWt9o/R0


妹「怖かったけど、楽しかった……ありがとう」

姉「ううん。私のほうこそ色々と驚かせてごめんなさい」

兄「それでは……」

幽霊「いかないでぇぇ!!おにいいさまぁぁ!!」

幽霊「はぁ……やっぱり、人間とは関わるべきじゃない」

幽霊「そうだな。絶対に報われないもんな」

幽霊「ガッテム!」

幼女霊「―――じゃあね……」

姉「―――え?あれ?」

妹「お姉ちゃん?」

姉「ん?え?なんで、外にいるの?あれ?」

兄「さ、帰ろう」

妹「うん……」

姉「え?なになに!!ちょっと、教えてよ!!」

妹「……バイバイ」


139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 16:03:48.25 ID:jLWt9o/R0


幽霊「はぁ……帰ったかぁ」

幽霊「楽しかったな」

幽霊「最初はどうかなーって思ったけど、割といい人だったな」

幽霊「ん?おい、このビデオカメラ、あの人たちのじゃないの?」

幼女霊「えー?忘れていったの?!」

幽霊「どーする?」

幽霊「これ、最新モデルじゃん。返した方がいいって」

幼女霊「そーだよね……あ、ねえねえ」

幽霊「なに?」

幼女霊「みんな、集合!」

幽霊「なんだ?なんだ?」

幽霊「幼女霊ちゃんがお呼びだー!!」

幽霊「うーす」

幼女霊「はい!じゃあ、みんな、今から言うことをよく聞いてね?」

幽霊達「「はい!!」」


142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 16:07:51.03 ID:jLWt9o/R0


翌日 夜 兄妹の自宅

姉「はぁ……・あれ高かったのに……ビデオカメラぁ……」

妹「もう、元気だしなよ」

兄「姉さん!!」

姉「あ、おかえりー。どうかし――――あああ!!!それ私のカメラ!!」

兄「玄関のところにあったんだよ」

妹(もしかして……幽霊さんたちが?)

姉「ねえねえ、なんか映ってるかもしれないから、みてみよー」

兄「あ、ああ。そうだな」

姉「心霊映像とれてたらいいなー」

妹(なんかそれどころじゃない気が……)

兄「じゃあ、つけるな……」

ピッ……

幽霊「これ、もういいの?え?あ、回ってる!?やべえ!!!はい、幼女霊ちゃん、どうぞ!!」

幼女霊「やっほー!妹ちゃん!!」


144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 16:12:56.22 ID:jLWt9o/R0


姉「な……!?」

幽霊「ばかやろう!!お前、見切れてる!!」

幽霊「うそ!うつってるの!?」

幼女霊「えーと、みんなこうしていつも楽しくしてるからね、また遊びに来てほしいな」

幽霊「いえーい!お兄さん、みてるー??」

幽霊「ばかやろ!!邪魔だ!!!」

幼女霊「今度来るときは、妹ちゃんが言ってたディーエスってやつを持ってきてくれるとうれしいな♪」

幽霊「おにーさん!!あいしてるー!!」

幼女霊「じゃあね。また絶対にあそぼーね♪」

幽霊「はい、カットいいね!幼女霊ちゃ―――」

ブツッ

姉「なにこれー!?!!?」

兄「どーする?」

妹「……DSのソフト何がいいかな?……あの子はなんでも喜びそうだけどね……ふふ」

姉「えー?!だれこの子!?かわいいけど?!!えー!?透けてない!!!幽霊!?!!ねー、教えてよー!!」
                                                                          おしまい


148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 16:15:55.38 ID:QmvDYD9M0


楽しいな楽しいな


162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 16:32:34.55 ID:kDQsDHvD0


いいSSだった


163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/06(土) 16:32:51.63 ID:3Ht0vQRA0






    スポンサーサイト幽霊「嫌なら見るな」幽霊「そーだそーだ!」のコメント
  1. 名前:名無しの中毒者◆-[saga] 投稿日:2011/08/08(月) 04:11:52.00 ID:SSJUNKIE484
  2. こういうの好きだわw
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