スポンサーサイト

このエントリーをはてなブックマークに追加 コメント(-) | カテゴリ: スポンサー広告 | 更新日: --/--/-- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

セイバー「問おう、貴方が私のマスターか?」ぽぷら「仕事して」

このエントリーをはてなブックマークに追加 コメント (0) | カテゴリ: クロスオーバーSS | 更新日: 2011/11/18 19:30
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 11:58:47.25 ID:GgtQEBVU0


―ワグナリア 倉庫―

ぽぷら「ふんふふーん♪」

ぽぷら「えっと……これと、これと……あれ?」

ぽぷら「なんだろう、この本。すごく年季が入ってるけど……」

ぽぷら「えっと、紙にこの絵を描いて……呪文を……」

ぽぷら「聖杯の名の下に……?」

ぽぷら「あ、こんなことしてる場合じゃないよ。早く仕事にもど―――」

セイバー「―――問おう」

ぽぷら「え?」

セイバー「貴方が私のマスターか?」

ぽぷら「……新人さん?」

セイバー「は?」


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 12:01:43.01 ID:GgtQEBVU0


ぽぷら「どうしたの?事務所が分からなくなったの?」

セイバー「いえ……」

ぽぷら「こっちだよ」

セイバー「え、ちょ……」


―事務所―

ぽぷら「杏子さん!!新人の子がきたよ!」

杏子「あ?」

セイバー「いえ、だから何の話ですか?」

杏子「そうか。助かる。丁度、伊波が休みでな」

セイバー「いなみ?」

杏子「制服のサイズを合わせるからこっちにきてくれ」

セイバー「は?あ、あの聖杯……は?」

ぽぷら「ごめんね。いきなりで悪いんだけど、今日は忙しくなりそうだから」

セイバー「マスター?あのですね……」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 12:04:37.77 ID:GgtQEBVU0


ぽぷら「えっと、じゃあ何から教えようかなぁ」

セイバー「あの……」

ぽぷら「なに?」

セイバー「聖杯戦争が始まっているはずですが?」

ぽぷら「聖杯戦争ってなに?」

セイバー「え?」

ぽぷら「ん?」

セイバー(本当に何も知らないのか……?)

セイバー「マスター」

ぽぷら「種島ぽぷらだよ!」

セイバー「……では、ぽぷら」

ぽぷら「呼び捨て!?」

セイバー「……ぽぷら女史」

ぽぷら「ぽぷらさん、でしょ?」

セイバー「ぽ、ぽぷら、さん」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 12:07:02.52 ID:55zIzp0i0


まったく想定外の組み合わせで吹いた


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 12:12:14.64 ID:GgtQEBVU0


ぽぷら「なに?」

セイバー「あの、今から教会に行きませんか?」

ぽぷら「なんで?」

セイバー「なんでって……」

ぽぷら「ごめんね。今は仕事中だから」

セイバー「仕事よりも聖杯戦争です、ぽぷらさん!!」

ぽぷら「いやいや。今は仕事のほうが大事だよ!」

セイバー「何を言っているのですか!!この間にも他のマスターが―――」

ぽぷら「でね、伝票の打ち方なんだけど」

セイバー「マスター!?」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 12:18:58.48 ID:GgtQEBVU0


ぽぷら「あ、ほら、お客さんきたよ」

セイバー「マスター、私の話をですね――」

ぽぷら「いらっしゃいませー」

セイバー「い、いらっしゃいませ」

ぽぷら「何名様ですか?」

セイバー「お、おたばこは?」

ぽぷら「では、こちらにどうぞ。セイバーさん、6番テーブルに案内してあげてね」

セイバー「はっ」

八千代「ぽぷらちゃーん!ちょっとおねがーい」

ぽぷら「はーい」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 12:22:57.79 ID:GgtQEBVU0


セイバー「えと……」

セイバー(これを押せばよかったのでしたか……?)

小鳥遊「……」

セイバー「あ、そこの御仁」

小鳥遊「はい?」

セイバー「これはここを押せば注文が確定されるのですか?」

小鳥遊「えっと……これはこうして……こうです」

セイバー「なるほど。感謝します」

小鳥遊「……・だれ?」

セイバー「マスター以外に正体を明かすサーヴァントはいません」

小鳥遊「……そうですか。まあ、どうでもいいですけど。山田よりは働いてくださいね」

セイバー「山田?」


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 12:33:08.58 ID:GgtQEBVU0


セイバー「……はい。三番の片づけは終わりました」

佐藤「ああ」

ライダー「潤、こちらは既にできました」

佐藤「悪いな」

ライダー「いえ」

セイバー「……」

ライダー「……」

ぽぷら「あ、セイバーさん」

セイバー「なんでしょう?」

ぽぷら「お客さんがきたよ、接客おねがい!」

セイバー「分かりました」

ライダー「……潤、オムライスもできました」

佐藤「さんきゅ」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 12:36:45.51 ID:GgtQEBVU0


相馬「あ、ライダーさん。お疲れー」

ライダー「マスター、私に仕事を押し付けるのは卑怯です」

相馬「サーヴァントはマスターの命令に絶対服従なんでしょう?」

ライダー「いや……そこまでの強制力は」

佐藤「それにしても……」

ライダー「なんでしょう?」

佐藤「まさかこんなに高身長な女がいるなんてな」

相馬「モデルさんみたいでしょう?」

佐藤「まあ、な」

ライダー「……」

相馬「はい、ライダーさん。これ冷蔵庫にいれといて」

ライダー「わかりました」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 12:37:44.39 ID:mMOQYXnt0


ふつうに働いてやがるこいつ・・・


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 12:40:51.76 ID:GgtQEBVU0


ぽぷら「あ、お客さんだ」

セイバー「いらっしゃいま――」

キャスター「あのぉ」

セイバー「はい?」

キャスター「ここに、小鳥遊宗太さんって方、いらっしゃいますぅ?」

セイバー「たかなし……?」

キャスター「はい」

セイバー「あ、マスター」

ぽぷら「もう、ぽぷら、さん、でしょ?……どうしたの?」

セイバー「この貴婦人がかたなしという人を探しているようなんですが」

キャスター「かたなしではありません!たかなし、です!!」

ぽぷら「あ、かたなしくんならね……あ、いたいた、あっちに―――」

キャスター「御主人さまー!!!!」

小鳥遊「うわぁ!!?」

キャスター「もう!酷いじゃないですか!!こんな良妻狐を部屋に置き去りにしてぇ!!」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 12:46:04.65 ID:GgtQEBVU0


小鳥遊「なんできちゃったんですか!?」

キャスター「んもぉ!!部屋で待つのも確かに良妻の務めとは思いますけど、こう何日もほったらかしは精神的にきついというか」

小鳥遊「ですから、俺は毎日のように仕事があってですね」

キャスター「じゃあ、私もここで休みなく、身が粉になるまで働きますよ」

小鳥遊「えぇ!?」

セイバー「お知り合いのようですね」

ぽぷら「誰だろう……」

セイバー「良妻と言っていましたから、妻なのでは?」

ぽぷら「つまぁ!?!?」

セイバー「何をそんなに驚かているのですか?」

ぽぷら「だ、だって……伊波ちゃん……」

セイバー「また出ましたね。誰ですか、そのいなみとは」

小鳥遊「ちょっと、もう!離れてください!!」

キャスター「やでーす♪」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 12:48:53.42 ID:GgtQEBVU0


小鳥遊「――というわけで」

杏子「いきなりいわれてもな」

キャスター「御給金はいりません」

杏子「いつから入れる?」

小鳥遊「店長!!!」

キャスター「今からでも、いつでも。私はご主人様のお傍に仕えることができればそれでいいのでぇ」

杏子「分かった。制服をあわせるか」

キャスター「はーい」

小鳥遊「……あぁ」

ぽぷら「あのー」

小鳥遊「あ、先輩」

ぽぷら「あの人、誰なの?」

小鳥遊「それが―――」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 12:52:58.36 ID:GgtQEBVU0


杏子「では、頼んだぞ」

キャスター「わかりましたぁ。この私におまかせあれ」

小鳥遊「……」

キャスター「うふふ、ご主人様。今から研修生ですので、色々とおしえてくださいな」

小鳥遊「わかりました。では、ゴミ捨てにいってきてください」

キャスター「はい!承知いたしました!」

小鳥遊「……」

キャスター「ふんふふーん♪」

セイバー「……」

キャスター「おや?」

セイバー「どうも。セイバーです」

キャスター「どうもどうも。キャスターです」

セイバー「……」

キャスター「……」

セイバー「サーヴァントですか?」


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 12:57:14.95 ID:GgtQEBVU0


キャスター「おや?ということは、あなたも?」

セイバー「……」

キャスター「だめですよぉ?こんなところで剣呑とされては。綺麗なお肌に皺が寄ってしまいますよ?」

セイバー「貴様……我がマスターに危害を加えるつもりできたのか?」

キャスター「え?」

セイバー「とぼけるな!!」

ライダー「落ち着きなさい、セイバー」

セイバー「誰ですか!?!」

ライダー「ライダーのサーヴァントです」

セイバー「な……!?」

相馬「――こんにちは。セイバーさん?」

セイバー「貴方は?」

相馬「相馬博臣っていいます。よろしくね?」

セイバー「他のマスターと慣れ合うつもりはない」

キャスター「既に同僚になってますから、慣れ合ってると言えなくもないですね」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 13:01:38.35 ID:GgtQEBVU0


キャスター「それより、ゴミ捨てゴミ捨て♪」

セイバー「待ちなさい!!」

ライダー「セイバー、話を聞いてくれませんか?」

セイバー「話だと?」

相馬「今、聖杯戦争は起こってると思ってる?」

セイバー「当然だ。だからこうしてサーヴァントが……」

相馬「残念。実は聖杯戦争は起こってないんだ」

セイバー「は?」

ライダー「私も信じられないのですが……」

セイバー「出鱈目を……!!」

相馬「なら、今日種島さんの体をくまなく調べてみるといいよ」

セイバー「え?」

相馬「それではっきりするから。――じゃ、仕事に戻るね。ライダーさん、行こうか」

ライダー「はい」

セイバー「ど、どういうことですか!!博臣!!説明を――」


37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 13:04:28.10 ID:slfUXGm90


令呪がないのか


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 13:05:23.33 ID:pGg6AkNyO


とりあえず服脱いだ


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 13:06:10.66 ID:GgtQEBVU0


セイバー「マスター!!!」

ぽぷら「え?!な、なに!?」

セイバー「失礼します!!」

ぽぷら「きゃぁぁ!!??セイバーさん!?」

セイバー「すいません!すぐに済ませます!!」

ぽぷら「やめてぇぇ!!!お客さんがみてるからぁぁ!!!」

セイバー「上半身だけでも構いません!!」

ぽぷら「ぬがしちゃいやぁぁ!!!」

小鳥遊「うわぁぁ!!なにやってるんですかぁ!!!」

セイバー「うるさい!!これはなんというか―――」

キャスター「おやまぁ。セイバーのサーヴァントは処構わず情事に盛るような卑しいクラスだったんです?」

セイバー「な!?ちがう!!」

ぽぷら「くすん……ひどいよ……セイバーさん……ぐすっ」

セイバー「あ、マスター……あの……」

小鳥遊「……とりあえず、二人は休憩室に行ってください。ここは俺達でやっておきますから」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 13:11:20.92 ID:GgtQEBVU0


―休憩室―

ぽぷら「……」

セイバー「あの、マスター?」

ぽぷら「……ふんっ」

セイバー「人目を憚らず醜態を晒したばかりか、マスターに辱めを……本当に申し訳ありません」

ぽぷら「……」

セイバー「あの……私はマスターの体に令呪があるかどうかを――」

相馬「なかったでしょ?」

セイバー「博臣……」

相馬「種島さん、災難だったね」

ぽぷら「大丈夫……」

セイバー「これはどういうことですか?」

相馬「どうって?」

セイバー「令呪がないということは聖杯もないはず。聖杯がなければ我々はこの世に留まることは勿論、現界することもできません」

相馬「令呪はないけど、聖杯ならあるよ?」


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 13:17:32.00 ID:GgtQEBVU0


セイバー「は?しかし、貴方は聖杯戦争は起こっていないと」

相馬「聖杯戦争は起こってないけど、聖杯はある。無ければサーヴァントは呼べないからね」

セイバー「となると……」

ぽぷら「相馬さん?何の話?」

セイバー「とりあえず我々は戦わなくてもいいのでしょうか?令呪もなく、戦争も起こっていないのなら」

相馬「そうみたい。その証拠に遠坂やアインツベルン、間桐は参加してないからね」

セイバー「真ですか?」

相馬「調べればわかるよ」

ぽぷら「あの、何の話?」

セイバー「では、この度の現象は一体……?」

相馬「さあ、ね。そこまでは。聖杯もどこにあるかはわかんないし」

セイバー「ふむ……」

相馬「まあ、殺し合うよりはいいんじゃない?」

セイバー「……」

ぽぷら「殺し合うの?!なんで!?」


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 13:22:33.63 ID:GgtQEBVU0


セイバー「……聖杯戦争は起こっておらず、聖杯だけが存在している」

セイバー「聖杯はなんのために我々を……?」

杏子「セイバー、調子はどうだ?」

セイバー「はっ。上々です」

杏子「そうか。がんばれよ」

セイバー「あの……杏子」

杏子「なんだぁ?」

セイバー「最近、従業員が増えましたか?私とキャスター、ライダーのほかに」

杏子「なんだ、いきなりだな」

セイバー「少し気になることがあるので」

杏子「ああ、4人増えた」

セイバー「四人?」

杏子「八千代と佐藤、伊波と山田が新人を連れてきたんだ」

セイバー「そうですか……ありがとうございます」

杏子「おう」


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 13:26:24.75 ID:GgtQEBVU0


セイバー「つまり7人……偶然ではないな」

小鳥遊「キャスターさん!!いい加減に離れて!!」

キャスター「私の仕事をするところにご主人様がいらっしゃるのです!!」

小鳥遊「違いますよ!!」

キャスター「いけずぅ」

小鳥遊「はやく7番の卓を片付けてください」

キャスター「はいはーい」

小鳥遊「はいは一回!」

キャスター「うけたまわりましたー」

小鳥遊「まったく」

セイバー「宗太」

小鳥遊「は、はい!?」

セイバー「何を驚いているのです?」

小鳥遊「あ、いえ、ここで名前を呼ばれるのは慣れてなくて」

セイバー「では、かたなし、と呼んだ方がいいのですか?」


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 13:31:46.20 ID:GgtQEBVU0


小鳥遊「たかなし、です」

セイバー「かたなし、訊ねたいことが」

小鳥遊「……なんです?」

セイバー「新たに来た4人の新人は見たことが?」

小鳥遊「ええ。一応は」

セイバー「特徴を教えてもらえますか?」

小鳥遊「どうしたんですか?」

セイバー「大事な事なので」

小鳥遊「えっと、八千代さんが連れてきた人は……あ、あそこに座ってます」

セイバー「え?」

バーサーカー「……」

セイバー「な!?!?」

小鳥遊「大きいでしょ?シフトに入ってない日もああして店にいるんですよ」

セイバー「……話しかけに行っても?」

小鳥遊「無口な人なんで会話ができるかどうか」


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 13:40:18.55 ID:GgtQEBVU0


セイバー「……」

バーサーカー「……?」

セイバー「あの―――」

八千代「バーサーカーさん、呼びました?」

バーサーカー「……(コク」

セイバー「えと……八千代?」

八千代「あ、ごめんね、セイバーちゃん。少し待って。で、どうしたの?」

バーサーカー「……(トントン」

八千代「パフェ?」

バーサーカー「……(コク」

八千代「分かったわ。少し待っててね」

バーサーカー「……(コク」

セイバー「バーサーカーとお見受けするが、貴殿に戦う意志はあるのか?」

バーサーカー「……(ふるふる」

セイバー「ないのですか……つまり、高揚感や戦意が湧いていないと?」


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 13:43:52.69 ID:GgtQEBVU0


バーサーカー「……(コク」

セイバー(バーサーカーにとってそれは魂を抜かれるような仕打ちだと思うが)

バーサーカー「……」

八千代「―――おまたせ」

バーサーカー「……(コクコク」

八千代「いいわよ、お礼なんて。それじゃあね」

バーサーカー「……(コク」

セイバー「バーサーカー、聖杯についてなにか知りませんか?」

バーサーカー「……(ふるふる」

セイバー「わかりました。食事時に申し訳ありません。ごゆっくり」

バーサーカー「……(コク」

セイバー(ふむ……やはり戦いは起こっていないとみて間違いはなさそうだ)

小鳥遊「キャスターさん、トイレ掃除をお願いします」

キャスター「わかりましたー」


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 13:45:52.09 ID:55zIzp0i0


ファミレスにバーサーカーがちんまり座ってパフェ食ってるとか
シュールすぎる


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 13:47:36.21 ID:GgtQEBVU0


キャスター「うえぇ!!くっさいです!!」

小鳥遊「トイレなんですか当然です」

キャスター「もう、妊娠したらどうしてくれるんです?」

小鳥遊「しません」

キャスター「ご主人様のかわやなら喜んでお掃除しますのにぃ」

小鳥遊「……いいからやれ」

キャスター「はいはい」

小鳥遊「はい、は?」

キャスター「1日一回」

小鳥遊「違います」

セイバー「かたなし」

小鳥遊「たかなしです」

セイバー「残り3人についてもお願いします」

小鳥遊「ああ、えっと―――」


86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 13:52:36.64 ID:GgtQEBVU0


―夜―

杏子「お疲れー」

八千代「はい、杏子さん、御一緒に帰りましょう?バーサーカーさんも」

バーサーカー「……(コクコク」

キャスター「はぁ、疲れましたねぇ」

小鳥遊「俺はいつもより何倍も疲れました。伊波さんのほうがまだマシだ」

キャスター「あんな暴力女に殴られるよりも、私の尻尾で叩かれるほうがいいとおもいません?」

小鳥遊「……黙れ」

相馬「じゃあ、帰ろうか。ライダーさん」

ライダー「はい」

ぽぷら「セイバーさんはお家どっち?」

セイバー「……今日はここに泊ります」

ぽぷら「お店に?お家は?」

セイバー「お気になさらず。調べたいこともありますので」

ぽぷら「そ、そうなんだ。うん……じゃあ、またね」


87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 13:57:24.60 ID:GgtQEBVU0


セイバー「……」

山田「―――ですから、これはですね」

セイバー(声が……山田という人ですね……)

山田「いいですか?こっそり、こっそりですよ?」

セイバー(……一体、何を?)

アヴェンジャー「あのよぉ、マスター?」

山田「なんです?」

アヴェンジャー「俺、こういうこそこそしたのは大好きだけど、なんつーか、虚しくならねえの?」

山田「なりませんよ」

アヴェンジャー「堂々と食えばいいのに」

山田「早く冷蔵庫の鍵を壊してください!山田はとってもお腹が空いてます!!」

アヴェンジャー「へえへえ」

セイバー「……」

アヴェンジャー「その前に、そこの美人さんが何か言いたげだぜ?」

山田「うわぁ!?誰ですか!!泥棒ですか!?」


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:01:47.39 ID:GgtQEBVU0


セイバー「貴様!!なんと無礼な!!」

山田「うわぁぁ!!」

アヴェンジャー「あれ?剣を抜いちゃうのか?なら、戦うしかないけど」

セイバー「貴様は?」

アヴェンジャー「さあ、誰でしょう?」

セイバー「ふざけるな」

アヴェンジャー「そんな殺気むき出してこられたら、俺の性格的に会話したくなくなるんだけど」

セイバー「……」

山田「アヴェンジャーさん、山田を守って!!」

アヴェンジャー「はいはい、お守りしますよ。お姫様」

山田「あはは、そんなお姫様なんて……」

アヴェンジャー「んで、セイバーさん?何か用?マスターと一緒に仲良くお風呂にでも入ってた方がいい時間じゃないか?」

セイバー「貴方は何者なのです?」

アヴェンジャー「何者に見える?」

セイバー「分からないから訊いている」


92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:06:52.45 ID:GgtQEBVU0


アヴェンジャー「んじゃ、アサシンってことで」

セイバー「アサシン?」

アヴェンジャー「そう。みんなの夢を紡ぐ、そんな魅惑のアサシン」

セイバー「……」

山田「で、あなたは誰ですか?」

セイバー「貴方が山田葵ですね?」

山田「あ、はい」

セイバー「私は今日からここで働いているセイバーという者です。決して白波ではない」

山田「はぁ」

アヴェンジャー「ま、こんな別嬪が盗みを働いてたら、盗まれた方も悪い気はしないよな」

セイバー「アサシン、この度の現象をどう考えている?」

アヴェンジャー「誰かの悪戯じゃねーの?」

セイバー「悪戯?」

アヴェンジャー「そ。退屈だから夢で遊びましょって感じで強引にあんたらを引き摺り込んだんだろ」

セイバー「……なるほど」


94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:10:47.26 ID:GgtQEBVU0


アヴェンジャー「あれ?納得しちゃうの?」

セイバー「まあ、夢なら納得です。聖杯が癇癪でも起こしたと解釈しておきましょう」

アヴェンジャー「物分かりのいいことで」

セイバー「ところで二人は何を?」

山田「そうでした!!アヴェンジャーさん、早く冷蔵庫を!!」

アヴェンジャー「はいはい」

セイバー「あの……そんなことをしてもいいのですか?」

アヴェンジャー「セイバーもなんか食べる?」

セイバー「え?」

アヴェンジャー「今は魔力供給なんてものはないからサーヴァントも自然と腹が減るぜ?」

セイバー「む……」

山田「セイバーさんも御一緒に夕食どうですか?」

セイバー「で、では……」

アヴェンジャー「そうこなくっちゃ!」


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:15:22.33 ID:GgtQEBVU0


―翌日―

佐藤「はぁ……」

アーチャー「どうした?」

佐藤「いや、別に」

アーチャー「何も臆することはあるまい?今の我は寛大だ。なんでも言うがよい」

佐藤「なら、今日こそは働いてくれ」

アーチャー「あはははは!!ぬかしおる!」

佐藤「……」

伊波「……あ、佐藤さん」

佐藤「よう、伊波」

ランサー「……マスター?」

伊波「こないでください!!」

ランサー「はっ」

佐藤「お前も大変だな」

ランサー「マスターにこれほど嫌われるのは初めてだ。心が折れそうになる。裏切りはしないが、もう少し信頼関係を築きたいものだ」


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:22:50.13 ID:GgtQEBVU0


―キッチン―

佐藤「な、なんだ……?」

ライダー「一晩で冷蔵庫の中身が8割ほど消えました」

キャスター「これはこれはなんという怪奇現象」

小鳥遊「……はぁ、どうします?」

相馬「あらら、大変だね。今日は閉店するしかないかも」

佐藤「……誰だ?」

山田「山田じゃありません!!」

セイバー「私でもありません」

佐藤「てめえら以外にだれがいるんだ!?えぇ!!」

山田「ひぇぇ!!佐藤さん恐ろしいです!!」

セイバー「なんという浅はかな考えですか!!証拠はいずこに!?」

相馬「この写真なーんだ?」

セイバー「な!?昨夜の会食が鮮明に……!?」

アヴェンジャー「あっはっはっはっは!!あんなに食う奴があるかよ、流石にチクるぜ」


108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:26:31.51 ID:GgtQEBVU0


セイバー「おのれ、アサシン!!謀反とはいい度胸です!!」

ランサー「やめろ、セイバー。お前が悪い」

セイバー「貴様は……?」

伊波「あ、お、おはようございます」

ランサー「マスター」

伊波「ひっ!?」

ランサー「……」

佐藤「はぁ……どうする?」

相馬「うーん、こまったねえ」

アーチャー「何を深刻そうになやんでおる?」

佐藤「うちの宝物庫が空っぽになったんだ」

アーチャー「ほぅ」

セイバー「お前は……?」

アーチャー「ん?セイバーか?ふん、中々愛らしいな」

セイバー「不敬だぞ。口を慎め」


109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:30:51.68 ID:GgtQEBVU0


杏子「お前ら、なにしてんだ。開店準備しろ」

佐藤「無理だ。食材が全くない」

杏子「なに?私のパフェは?」

佐藤「作れん」

杏子「山田か?」

山田「私だけじゃないです!!セイバーさんもです!!」

セイバー「葵!!そういう言い方はよくありません!!」

杏子「お前ら、食った分は給料から引いとくから」

セイバー「な!?」

山田「横暴です!!」

杏子「当然の処置だ」

アーチャー「まあまあ、杏子よ。そういうな」

杏子「なんだと?」

アーチャー「たかが、食材だ。そんなものを我がいくらでも出してやろう。――我がゲートオブバビロンでなぁ!!」

杏子「え?」


110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:31:32.89 ID:BrRk+Jin0


食べ物も入ってたのかよwwww


113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:33:55.48 ID:GgtQEBVU0


伊波「いらっしゃいませー」

セイバー「伊波」

伊波「あ、はい?」

セイバー「男性客のようです。私がいきましょう」

ランサー「まて」

セイバー「む?」

ランサー「マスターにできないことは、俺が務める。手を出さないでもらおうか」

セイバー「そうですか」

ランサー「マスター、おまか―――」

伊波「目を見ないで!!!こっちをみないで!!!」

ランサー「な……」

セイバー「ランサー、嫌われているのか?」

ランサー「そのようだ」


118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:39:46.57 ID:GgtQEBVU0


―キッチン―

相馬「アーチャーさん、凄いじゃない。いて良かったよ」

ライダー「そうですね。――これなんて最高級松坂牛です」

アーチャー「ふはははは!!苦しゅうない!!あはははは!!!」

杏子「お前、やるな」

アーチャー「ふむ。礼にしては頭が高いが、杏子の品位としてはそれでよい。素直に感謝されてやるぞ」

佐藤「……ちっ」

キャスター「佐藤、注文が追加されましたよ。神戸牛のステーキです」

小鳥遊「こっちもイクラ丼おねがいします」

佐藤「いつからここは高級料理屋になったんだ……」

アーチャー「何を言う。我が選んだ食材にケチをつけるのか、佐藤潤よ」

佐藤「フルネームで呼ぶんじゃねえ」

杏子「これからも頼むぞ」

アーチャー「うむ。杏子の頼みでは仕方あるまい。次は我が宝物庫にあるワインでもだしてやろう」


122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:44:58.89 ID:GgtQEBVU0


小鳥遊「あ、伊波さん」

伊波「小鳥遊くん」

ランサー「む……」

小鳥遊「えと、あっちの片づけなんですけど」

伊波「うん。私がやっておくね」

小鳥遊「はい。たすかりま―――」

ランサー「貴様」

小鳥遊「な……なんでしょう……?」

ランサー「我が主君を顎で使うか?そのような仕事なら俺に―――」

伊波「ランサーさん!!やめてください!!!」

ランサー「マスター……しかし……」

伊波「邪魔しないでください!!」

ランサー「じゃ、邪魔……!?」

小鳥遊「あ、伊波さん!!」

ランサー「何がいけないのか……俺とこいつの違いとは……なんだ?」


123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:48:19.16 ID:GgtQEBVU0


ランサー「わからん……」

セイバー「……ランサー?」

キャスター「ご主人さま~」

小鳥遊「なんですか?」

キャスター「ささ、休憩に入りましょう?」

小鳥遊「え……ああ、そうですね」

キャスター「お肩をモミモミしてあげますね?」

小鳥遊「いいですよ」

キャスター「そんなこと仰らずに」

小鳥遊「はぁ……」

伊波「……小鳥遊くん」

セイバー「……まひる?」

伊波「え!?な、なんでしょう!?」

セイバー「いえ、手が止まっていたので」

伊波「あ、ご、ごご、ごめんなさい!!」


126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:52:38.77 ID:GgtQEBVU0


―休憩所―

キャスター「ふふ、どうですかぁ?」

小鳥遊「まあ、気持ちいいです」

キャスター「でしょ~?」

小鳥遊「はい」

キャスター「本当なら褥でもゆっくり……してあげたいんですけどぉ」

小鳥遊「……」

キャスター「私は良妻。夫が求めてくるまでは、求めない!!」

小鳥遊「何を一人で盛り上がってるんです?」

伊波「はぁ……小鳥遊くん……」

アーチャー「伊波、なにをしている?仕事をしろ」

伊波「きゃぁぁぁ!!!!」

アーチャー「む!?」

伊波「あ、ごめんなさい!!―――それじゃあ!!」

アーチャー「……王を殴るとは。ふふふ……実に愉快!!あはははは!!!今回は許してやろう!!」


130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:55:31.36 ID:b3ilMlvq0


機嫌いいなあ金ぴか


132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:57:05.91 ID:GgtQEBVU0


山田「ふわぁぁ~」

アヴェンジャー「あれ?マスター、休憩か?」

山田「違います。やることがないだけです」

アヴェンジャー「マジ?俺、今から床掃除するんだけど」

山田「それはアヴェンジャーさんのお仕事です」

アヴェンジャー「あ、そう」

山田「あ、ついでにゴミ捨てもお願いします」

アヴェンジャー「なあ、この床掃除もマスターの仕事なんだけど?」

山田「早くしてください」

アヴェンジャー「ったく」

ライダー「……葵?」

山田「な、なんですか!?」

ライダー「仕事をしないのなら屋根裏に居てください。労働の妨げになります」

山田「な!?」


133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 14:57:54.88 ID:2nf9ItibO


この金ぴかイケメンすぎる


136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 15:00:48.61 ID:GgtQEBVU0


山田「なんですか!!後輩のくせに生意気ですよ!!」

ライダー「といわれても、事実ですし」

セイバー「ライダー、葵をあまり苛めるものではない」

ライダー「しかしですね」

山田「セイバーさん!!優しい!!お姉さんになってください!!」

セイバー「それは遠慮しておきます」

山田「え~!?」

佐藤「―――なんか、賑やかだな」

相馬「活気があっていいじゃない」

佐藤「相馬?」

相馬「なに?」

佐藤「これ、いつまで続くんだ?」

相馬「さあ、飽きるまでじゃない?」

佐藤「誰が?」

相馬「誰かが」


139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 15:04:55.13 ID:GgtQEBVU0


―夜―

杏子「お疲れー」

佐藤「ああ」

アーチャー「ふむ。今日も楽しかったな。佐藤潤、明日の我のシフトは?」

佐藤「お前は休みだ」

アーチャー「そうか。では、お前のPSPをよこせ。あのゲームをクリアしておいてやろう」

佐藤「勝手にしてろ」

キャスター「ご主人さま、かえりまっしょ!」

小鳥遊「ええ」

伊波「あ……」

ランサー「マスター、では夜道の護衛はお任せを」

伊波「小鳥遊くん……」

ランサー「……」

セイバー「……私はどうしたら?」

ぽぷら「セイバーさん!お疲れ様!!」


146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 15:09:15.19 ID:GgtQEBVU0


セイバー「マスター!?どうしたのです?」

ぽぷら「迎えに来たよ。さ、かえろ!」

セイバー「え……?」

ぽぷら「昨日ね、かたなしくんから詳しい話を聞いたの。セイバーさん、家がないんだよね?」

セイバー「ええ、まあ」

ぽぷら「だったらしばらく、私の家にいていいよ!」

セイバー「いいのですか?」

ぽぷら「だって、セイバーさんがこっちにきちゃったの私の所為なんでしょ?」

セイバー「そうですね」

ぽぷら「だったら、ちゃんと面倒みないといけないし」

セイバー「貴方は私を猫かなにかと勘違いされてませんか?」

ぽぷら「ほら、はやくぅはやくぅ!」

セイバー「ああ、そんなに腕を引っ張らないでください、マスター」

ぽぷら「ぽぷら、でいいよ?」

セイバー「わかりました……ぽぷら、夜道は危ないですので私がお守りいたしましょう」


150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 15:13:42.24 ID:GgtQEBVU0


―ワグナリア―

ぽぷら「おっはよ!伊波ちゃん!!」

伊波「あ、おはよう、種島さん。セイバーさん」

セイバー「はっ」

ランサー「……」

セイバー「ランサー、おはよう」

ランサー「ああ」

伊波「あ、種島さん、あのね昨日ね――」

ぽぷら「うんうん」

ランサー「マスター……」

セイバー「まだ心を開かないのか、まひるは」

ランサー「ああ」

セイバー「気にすることはないだろう。よくあることだ」

ランサー「だが……俺がここにいるのは主君に仕えるため。それだけだ」

セイバー「ランサー……」


152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 15:17:53.24 ID:GgtQEBVU0


キャスター「よっと、はっと」

山田「あの人…・・いつも飄々としてますね」

小鳥遊「そうか?」

伊波「あ、小鳥遊くん」

小鳥遊「はい?」

伊波「えと――」

キャスター「ご主人さま~」

伊波「あ……」

小鳥遊「なんです?」

キャスター「ん?あら、伊波さん。どうしたんですか?」

伊波「えと……な、なんでも」

キャスター「いけませんねえ」

伊波「え?」

キャスター「前々から言おうと思っていましたが私から夫を寝取るのに、そんな気弱でどうします?」

伊波「へぇ!?」


153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 15:22:02.93 ID:GgtQEBVU0


キャスター「まあ、伊波さんがご主人さまの側室でもいいというなら、そのままでもいいんでしょうけど」

伊波「な、なんの話ですか!!!」

小鳥遊「キャスターさん、なにを言ってるんです!?」

キャスター「ご主人様だって、本当は気付いてらっしゃるく、せ、に♪」

小鳥遊「はぁ?」

キャスター「まあ、それはそれとして、休憩にいきましょう!」

小鳥遊「あ、ちょっと!!」

伊波「……なんなの?」


杏子「八千代、パフェ」

八千代「はぁーい。あ、バーサーカーさん、5番テーブルの片づけお願いできるかしら?」

バーサーカー「……(コクコク」

八千代「じゃあ、お願いね?」

バーサーカー「……(コク」

バーサーカー「……(キョロキョロ」

八千代「5番テーブルは向こうよ?」


154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 15:25:54.68 ID:GgtQEBVU0


バーサーカー「……(オロオロ」

ぽぷら「あ、えと、これはこうやって重ねると安定するよ?」

バーサーカー「……(ペコペコ」

ぽぷら「あはは、お礼なんていいから」

アヴェンジャー「……」

セイバー「何をしている?」

アヴェンジャー「ん?いや、みんな楽しそうだなぁって」

セイバー「そうか」

アヴェンジャー「セイバーは楽しいかい?」

セイバー「よくわからないな。悪い気はしないが、自分の使命もある」

アヴェンジャー「そっか……」

セイバー「アサシン?」

ガシャーン!!

バーサーカー「……(オロオロ」

ぽぷら「あー、割っちゃった」


159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 15:30:39.52 ID:GgtQEBVU0


―休憩室―

ランサー「……はぁ」

八千代「ランサーさん?どうかしたの?」

ランサー「チーフか……なんでもない」

杏子「伊波のことだろ?」

ランサー「え……」

杏子「恋愛は禁止だぞ」

ランサー「そういうことではない」

杏子「じゃあ、なんだ?」

ランサー「……せめて、マスターには普通に接してほしいんだ」

杏子「普通とは?」

ランサー「挨拶をしたら挨拶を返してくれたり、ご飯のときにはちゃんと食卓に居てくれたり、そんなことだ」

杏子「お前……相当嫌われてるな」

八千代「嫌われているというか、まひるちゃんは男性恐怖症だから」

ランサー「……なに!?」


162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 15:35:02.71 ID:GgtQEBVU0


杏子「なにって、知らなかったのか?」

ランサー「あれは貞操を守るためではなかったのか?」

八千代「え……」

ランサー「実に奥ゆかしい女性だと思っていたが、男性恐怖症だったのか」

杏子「お前、結構馬鹿なんだな」

ランサー「しかし、それなら小鳥遊宗太に対する表情が解せない」

八千代「なにが?」

ランサー「マスターはあやつの前だけ、常に纏っている闘気を脱ぐ」

杏子「小鳥遊は長いこと伊波の世話係だったからな」

ランサー「世話係?」

杏子「まあ、信頼はしてるんだろ」

ランサー「……世話係。俺にやらせてもらえないだろうか?」

杏子「なに?」

ランサー「主の信頼を得られるなら、是非ともやらせてほしい」

八千代「えっと……それは……」


166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 15:41:03.07 ID:GgtQEBVU0


杏子「――というわけで、世話係にランサーが立候補したんだが」

伊波「えぇ!?」

小鳥遊「そ、そんなぁ!?」

ランサー「マスター、我が命に変えてもあなたのお世話を―――」

伊波「余計なお世話です!!」

ランサー「……」

伊波「……勝手な事……しないでください!!」

ランサー「マスター……何故?」

伊波「そ、それは……」

キャスター「ご主人さまー、何をしてらっしゃるんです?」

小鳥遊「キャスターさん……」

キャスター「んー?ほうほう……なるほど、三角関係がよりこんがらがったと?」

ランサー「狐め、その口を割いてやろうか」

キャスター「これ以上、割かれたらご主人様に対する愛の言葉が際限なく溢れてくるから、むしろウェルカムです」

ランサー「……」


169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 15:47:10.08 ID:GgtQEBVU0


キャスター「まあまあ、ランサー?いいではありませんか」

ランサー「俺にとっては死活問題だ」

キャスター「所詮、仮初な上に幻想。誰かが見せている夢の一欠けら」

ランサー「……」

キャスター「私たちにできるのは、その後のマスターたちの幸せを願うことだけ。違いますか?」

小鳥遊「キャスターさん?」

伊波「ど、どういうこと?」

ランサー「……」

キャスター「貴方にとって、現状は到底受け入れがたいのかもしれませんが、我慢してみてはどうです?」

ランサー「どうしたらいい?」

キャスター「伊波さんの手助けでもしてみては?」

ランサー「手助け?」

伊波「え?え?」

キャスター「ご主人様も、私に靡いてくれないのでしたら、もっと強く拒絶してくれてもかまいませんよ?」

小鳥遊「い、いや……それは……」


170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 15:51:02.54 ID:GgtQEBVU0


ぽぷら「わーい!!たかいたかーい!!ちっちゃい私でもとどくー!!」

バーサーカー「……(コク」

ぽぷら「って、ちっちゃくないよ!!!」

バーサーカー「……(シュン」

ぽぷら「まあ、高いところのお皿は抱えてもらわないと、届かなかったけど」

バーサーカー「……」

八千代「あら?ぽぷらちゃん?どうしたの?」

ぽぷら「あ、バーサーカーくんにだっこしてもらって、上のお皿をとってもらったの」

八千代「バーサーカーさんが直接とればいいんじゃ……」

バーサーカー「……(ふるふる」

ぽぷら「お皿割るのが怖いんだって」

八千代「どうして?」

ぽぷら「八千代さんに迷惑かけたくないんだよねー?」

バーサーカー「……(コクコク」

八千代「あ、あら……そうなの?見た目とは裏腹に優しいのね」


171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 15:53:28.71 ID:GgtQEBVU0


八千代「あ、そーだ。これ、食べる?」

バーサーカー「……(コク」

ぽぷら「よかったね!」

バーサーカー「……(コクコク」

佐藤「……」

相馬「ふふ、ライバル出現だね」

佐藤「てめえ」

相馬「うわぁ!?!包丁はだめだって!?」

ライダー「マスター」

相馬「あ、助けてよ!!ライダーさん!!」

ライダー「自業自得です」

相馬「えぇ!?!」

佐藤「……」

相馬「やめて!!やめてって佐藤君!!!」


174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 15:58:22.09 ID:GgtQEBVU0


アヴェンジャー「……」

山田「アヴェンジャーさん、仕事してください」

アヴェンジャー「はいはい」

セイバー「……」

アヴェンジャー「ん?おたくも仕事したら?無銭飲食代はまだまだでしょうに」

山田「そーです」

セイバー「葵もです」

山田「そーでした」

アヴェンジャー「さっさと終わらせるかぁ」

セイバー「アヴェンジャー、この後休憩ですか?」

アヴェンジャー「そうだけど?」

セイバー「話があります」

アヴェンジャー「……俺のこと、アヴェンジャーって呼ぶのか?」

セイバー「葵がそう呼称していますので」

アヴェンジャー「あっそ。まあ、どうでもいいけどな。名前なんてあってないようなもんだし」


175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 16:02:18.41 ID:GgtQEBVU0


―休憩所―

ぽぷら「あ、セイバーさん」

相馬「どうも」

セイバー「ぽぷらと博臣、ですか」

アヴェンジャー「はぁ~、疲れたぜ」

相馬「お疲れ様、アサシン」

アヴェンジャー「まあ、な」

セイバー「アヴェンジャー」

アヴェンジャー「はいはい、なんでしょうか?」

セイバー「聖杯はどこです?」

相馬「……」

ぽぷら「え?セイバーさん?」

アヴェンジャー「なんでそれ、俺に訊くの?」

セイバー「勘です」

アヴェンジャー「こわいなぁ。そんなことで犯人を決めつけるとか。いや、女の勘だけはマジで怖いな」


176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 16:08:27.37 ID:GgtQEBVU0


セイバー「誰の夢なのかはさておき、あなたは確実に聖杯の在り処を知っているはずだ」

アヴェンジャー「どうして?」

セイバー「夢であると最初に言ったのはお前だ」

アヴェンジャー「……」

セイバー「何故、夢であると気付いた?」

アヴェンジャー「そっからかよ」

ぽぷら「ねえねえ、何の話?」

相馬「セイバーさん……」

セイバー「博臣、貴方もだ」

相馬「……」

セイバー「令呪がないこと、聖杯戦争の有無……どうして貴方だけが知っていた?」

相馬「ライダーさんに聞いたんですよ」

セイバー「私はマスターに令呪がないことに気がつかなかった。ということはライダーもそれには気付いていなかったはずだ」

相馬「……」

セイバー「博臣、アヴェンジャー。知っていることを話してほしい」


180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 16:15:59.19 ID:GgtQEBVU0


相馬「俺が知ってるのは大したことじゃないけど」

ぽぷら「あのぉ……」

セイバー「ぽぷらは静かに聞いていってください」

ぽぷら「は、はい」

アヴェンジャー「これは俺が作り出した願望の箱庭だよ、セイバー?」

セイバー「え……?」

アヴェンジャー「毎回毎回、誰かの恨みや痛みを背負うのは正直飽きちまったから、こんな世界も見てみたくなった」

セイバー「何を言っている?」

相馬「どうしてこんな中途半端なことになっているかというとね、聖杯の搾りかすがこの世界を構築したかららしい」

アヴェンジャー「そうそう。聖杯も中途半端なら、今までの聖杯戦争の習わしも中途半端に再現されちゃったんだよ」

セイバー「では、聖杯は?」

アヴェンジャー「あるけど、消えかけだな。俺がこの世界を作り続けるだけで搾りかすは消費されていってるから」

セイバー「つまり、いつかは自然に消滅すると?」

アヴェンジャー「まあ、な。ただ、俺が飽きちまうと1秒後には世界は元に戻るけど」

セイバー「お前が……操っているのか?」


182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 16:22:27.67 ID:GgtQEBVU0


アヴェンジャー「俺は神じゃない。悪いな。聖杯の粕が親切心に俺の心の隅にある光をくみ取ってくれただけだ」

相馬「みたいだね」

セイバー「博臣は全てを知っていたのですか?」

相馬「俺はこの世界が出来たときに用意された、まあ、案内役みたいな役回りだから」

アヴェンジャー「博臣みたいな役がいないと、この世界に疑問を抱いた奴が路頭に迷うからな」

相馬「うん。セイバーさんみたいに感づいた人にはこの世界のシステムを説明してあげられるようにね」

セイバー「……そうでしたか」

アヴェンジャー「そう。まあ、あんたらを引き込んじまったのは申し訳ないって思ってるよ?」

セイバー「……」

アヴェンジャー「でも、やっぱり英霊はたくさんいた方が楽しいからな」

セイバー「それで、この夢はいつ覚めるのです?」

アヴェンジャー「いつがいい?」

セイバー「……」

相馬「種島さんとお別れしたいの?」

ぽぷら「え?え?」


183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 16:25:28.78 ID:7467rIv00


なんかちょっといい話に


184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 16:26:31.54 ID:GgtQEBVU0


セイバー「それは……」

ぽぷら「セイバーさん……どっかいっちゃうの?」

アヴェンジャー「でも、どっちにしろ近いうちには覚めるだろうよ」

セイバー「……」

相馬「それじゃあ、そろそろ仕事に戻ろうかな」

ぽぷら「セイバーさん?」

セイバー「大丈夫です、ぽぷら。私はどこにもいきません」

ぽぷら「ほんと!?よかったぁ。じゃ、私も仕事に戻るね!」

セイバー「ええ、では後ほど」

ぽぷら「うん!」

アヴェンジャー「いいのか?」

セイバー「アヴェンジャー……」

アヴェンジャー「全員の意見を聞いてからだ」

セイバー「……そうだな」


185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 16:31:21.81 ID:GgtQEBVU0


キャスター「ご主人様~、お皿おもいですぅ」

小鳥遊「嘘をつくな!!」

キャスター「ご主人様……それでも持ってくれるんですね」

小鳥遊「いや、だから……」

キャスター「きゃー、私、感激の嵐に尻尾がびんびんですよぉ!」

伊波「……」

ランサー「……マスター?」

伊波「は、はぃ!?!?」

ランサー「……もしやと思いますが小鳥遊宗太のことを好いているですか?」

伊波「な……い、いや……・あの……」

ランサー「はぁ、何故それならそうと言ってくれないのですか?」

伊波「え?」

ランサー「確かに好意を寄せる者が近くにいては、自分という存在は目障りなだけだったのでしょう」

伊波「あ、いや……そういうわけじゃあ」

ランサー「……小鳥遊宗太。マスターに相応しい男なのか?」


187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 16:35:04.71 ID:GgtQEBVU0


ライダー「ハンバーグステーキ、できました」

ランサー「……」

佐藤「おい、早くもってけ」

ランサー「あ、ああ」

ライダー「何かあったのですか?」

ランサー「いや……マスターのことで」

佐藤「伊波か?なんかあるのか?」

ランサー「小鳥遊宗太のことを好いているようだ」

佐藤「……ふーん」

ライダー「今更ですね」

ランサー「どうにかできないものかと」

佐藤「他人の色恋には首を突っ込まない方がいいぞ?」

キャスター「あらあら?気が合いますねぇ」

ランサー「女狐、何の用だ?」

キャスター「ご主人様と伊波さんをくっつける作戦でも企ててるんでしょう?」


188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 16:39:17.61 ID:GgtQEBVU0


ライダー「そうです」

キャスター「ふふ、あの二人は結構厄介ですよ?」

ランサー「何故だ?」

キャスター「だって、ご主人様は自分の気持ちに気付いてないし、伊波さんは相手のことを想うあまり前に出ようとしませんし」

佐藤「その通りだな」

ランサー「小鳥遊宗太め……我が主を弄んでいるのか?」

キャスター「そこまでは言ってませんが」

ライダー「しかし、キャスター?二人は相思相愛なのですか?」

キャスター「それはもう。ばっちぐ~ですよ」

ライダー「ならば、簡単ではありませんか?」

キャスター「どうするんです?」

佐藤「……」

ランサー「早く」

ライダー「我々の力を駆使すれば、どうにでもなるかと」


189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 16:42:38.15 ID:GgtQEBVU0


ぽぷら「バーサーカーくん、天井の掃除、ありがとう!」

バーサーカー「……(コク」

八千代「休憩に入ってもいいからね?」

バーサーカー「……(トントン」

八千代「なに?」

バーサーカー「……(モジモジ」

八千代「ん?」

ぽぷら「バーサーカーくんは一緒に休憩したいんじゃない?」

八千代「あら、そうなの?」

バーサーカー「……(コクコク」

八千代「じゃあ、休憩しよっか?」

バーサーカー「……(コクコク」

キャスター「――ぽぷらさーん?」

ぽぷら「なにー?」

キャスター「伊波さん、呼んできてくださいな。資料室で私が待っているとお伝えください」


191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 16:48:24.04 ID:GgtQEBVU0


―資料室―

ライダー「申し訳ありません、宗太」

小鳥遊「いえ……・で、なんでしたか?」

ライダー「昨年の売上表の一覧を見たいのです」

小鳥遊「えっと……それなら、確か……」

ライダー「……」

伊波「――あ、あの」

小鳥遊「伊波さん?」

ライダー「あっ……」

ドンッ

小鳥遊「うわぁ!?」

伊波「ひぃ!?!」

ギュ……

伊波「―――いやぁぁぁ!!!!抱きつかれたァァァ!!!!」

ライダー「―――自己封印・暗黒神殿」


192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 16:52:15.25 ID:GgtQEBVU0


伊波「―――え?」

小鳥遊「な……?」

ライダー「ごゆっくりどうぞ」

伊波「え……?」

小鳥遊「ちょっと、ライダーさん……?」

伊波「あ、れ……動けない……?」

小鳥遊「こ、これは……?」

伊波「……」

小鳥遊「伊波さん……」

伊波「な、なに?」

小鳥遊「伊波さん……かわいい」

伊波「へぇ!?!?」

小鳥遊「いや、どうしてこのことに気がつかなったんだろう……おかしいな」

伊波「あ―――」

小鳥遊「伊波さん!!伊波さん!!しっかりしてください!!」


193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 16:57:45.82 ID:GgtQEBVU0


セイバー「何をしたんだ?」

ライダー「歓喜と禁忌が入り交じった悪夢を見せただけですよ」

アヴェンジャー「うわぁ、えげつな」

ライダー「宗太にはまひるが幼女のように見えていることでしょう。そしてまひるは今、そんな宗太から猛烈なアタックを受けているはずです」

佐藤「それでどうにかなるのか?」

ライダー「あとは本人達次第でしょうね」

ランサー「大丈夫なんだろうな?」

ライダー「別に死ぬようなことは……まあ、あまり長いと溶けてしまうかもしれませんが」

セイバー「溶ける?」

ライダー「幸せすぎると脳細胞が駄目になるらしいですよ?」

佐藤「そうなのか」

杏子「お前らなにやってる、仕事しろ」

キャスター「ご主人さま、お幸せに」


小鳥遊「伊波さん、かわいい!!かわいい!!」

伊波「や、めて……小鳥遊くん……それ以上はわ、たし……」


196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 17:02:00.35 ID:GgtQEBVU0


―夜―

ぽぷら「セイバーさん、かえろっか!!」

セイバー「ええ」

伊波「……」

小鳥遊「……」

ランサー「キャスター、送っていこう」

キャスター「いいんですか?それはどーも♪」

伊波「あ、ランサーさん」

ランサー「マスターは小鳥遊宗太と一緒に帰るのがいいでしょう」

キャスター「初夜はあれがいりますよ?あれがないとだめです」

小鳥遊「キャスターさん!!!」

佐藤「……」

相馬「ライダーさんのあれって、そんな力があるの?」

ライダー「悪夢は人によりけりです。今回は上手く作用してくれたようですが」

佐藤「……俺だったら、あいつに斬られる悪夢でもみるのか?」


197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 17:07:18.70 ID:GgtQEBVU0


―深夜―

アヴェンジャー「揃ったか?」

セイバー「ああ」

アーチャー「何の用だ雑兵。我の気分を害したこと、万死に値するぞ?」

アヴェンジャー「あんたらの意見を聞きたい」

キャスター「意見?」

ランサー「……」

バーサーカー「……」

ライダー「この飯事を終わらせるかどうか、ですか?」

アヴェンジャー「その通り」

アーチャー「ふん。そんな下らんことで王を呼び付けるとは、怒気を通り越して清々しくなる」

アヴェンジャー「あんたはじゃあ、もう終わらせてもいいってか?」

アーチャー「聞くな。この世界の居心地はさして悪くないが、我の世界ではないのなら消える方がよかろう」

アヴェンジャー「はは、あんたは本当に王様だな」

アーチャー「つまらん世辞はよせ。そんなことで我の機嫌は直らん」


199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 17:12:27.31 ID:GgtQEBVU0


ランサー「俺ももう未練はない」

ライダー「私も特には。知ってしまえばそれほど魅力ある世界でもありませんし」

アヴェンジャー「言ってくれるなぁ」

キャスター「私もご主人さまの幸せはほぼ確約されたようですので、もう思い残すことはありません」

バーサーカー「……」

セイバー「……」

アヴェンジャー「二人はなんかあるのか?」

セイバー「明日になるか?」

アヴェンジャー「そうだな……多分、明日の日付が変わるころには」

セイバー「……そうか」

アヴェンジャー「どうしたんだ?」

セイバー「いや。大丈夫だ。やってくれ」

アヴェンジャー「あんたも?」

バーサーカー「……(コク」

アヴェンジャー「よし。全会一致というわけで、この夢は覚めることになりました。おめでとう!パチパチパチ!!」


200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 17:18:04.37 ID:GgtQEBVU0


セイバー「アヴェンジャーは?」

アヴェンジャー「俺?」

セイバー「なにか無いのか?」

アヴェンジャー「あるわけねーだろ。この世界が出来た。それだけで俺は感無量だ」

セイバー「……そうなのか?」

アヴェンジャー「しつこい女は嫌われるぞ?」

セイバー「そうだな。失礼なことをした」

アヴェンジャー「そうそう。他人の心には踏み入らない方が良い」

ライダー「しかし、最後となると少し寂しくはありますね」

ランサー「そうだな」

杏子「お前ら、なにやってんだ?」

アーチャー「杏子か。お前こそどうした?」

杏子「山田から連絡があった。お前らが集まって変なことをしているとな。全く、睡眠時間を返せ」

セイバー「あ、それは申し訳ありません。ですが我々は決して迷惑をかけるようなことはしてません」

杏子「馬鹿。いいから何をしようとしてたのか話せ。最後ぐらいスタッフの望みをきいてやらんこともない」


202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 17:21:06.01 ID:GgtQEBVU0


―翌日―

小鳥遊「休み!?」

杏子「臨時休業だ。というより終日貸し切りだ」

佐藤「こんなファミレスをか?」

伊波「ど、どこのだれが……?」

杏子「お前ら、夜になったらまたこい」

ぽぷら「え?夜に?」

杏子「ああ」

相馬「……」

小鳥遊「キャスターさんが朝からいないのに関係してますか?」

杏子「しらん」

八千代「バーサーカーさんもお庭にいなかったの」

ぽぷら「セイバーさんもだよ!!」

杏子「いいから、一度帰れ。そして夜にこい」

小鳥遊「わ、わかりました……」


205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 17:27:17.07 ID:GgtQEBVU0


―夜―

杏子「よし、揃ったな」

小鳥遊「えと……何が?」

アーチャー「ふははははは!!!愚民どもよ!!見て驚け!!聞いて泣け!!我の貯蔵する最高級の食材を使用したこの料理を!!」

佐藤「な!?!」

セイバー「アーチャーとランサー、そしてキャスターが拵えたので、味は確かです」

キャスター「さぁ、ご主人様。立食パーテーのはじまりですよぉ」

小鳥遊「ど、どういうことですか!?」

ランサー「マスター……」

伊波「は、はい……」

ランサー「葡萄ジュースです。マスターの口に合えばいいのですが」

伊波「ど、どうも」

バーサーカー「……(トントン」

八千代「わぁ……このパフェ、バーサーカーさんが?食べてもいいの?」

バーサーカー「……(コクコク」


209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 17:31:00.71 ID:GgtQEBVU0


ぽぷら「セイバーさん!!」

セイバー「ぽぷら。これをどうぞ」

ぽぷら「あの……これって」

セイバー「感謝の気持ちです」

ぽぷら「え……」

セイバー「……ぽぷら。よく聞いてください」

ぽぷら「いや!!」

セイバー「ぽぷら……」

ぽぷら「……聞きたくない」

セイバー「私も言いたくはありません。ですが……」

ぽぷら「セイバー、どこにも行かないって言ったのに……!!」

セイバー「……主を偽ったことは恥ずべきことだと心得ております」

ぽぷら「セイバーさん……」

セイバー「ぽぷら、夢から覚めるときが来たのです」

ぽぷら「……いや、そんなの……」


212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 17:37:22.44 ID:GgtQEBVU0


山田「アヴェンジャーさん、これ美味しいですよ!!」

アヴェンジャー「そっか。それは作った奴らに行ってやれ。俺とセイバーとライダーは飾り付けと皿を並べただけだからな」

山田「そうですか」

アヴェンジャー「マスターは今、幸せ?」

山田「はい!とっても嬉しいです!!」

アヴェンジャー「この数日間、俺といて楽しかった?」

山田「はい!夜のお散歩とか、探検とか。いつも山田は一人だったので、アヴェンジャーさんが居てくれて本当に嬉しかったです!!」

アヴェンジャー「そうか。なら、俺も嬉しいね。こんな可愛くて純粋なマスターに巡り合えて、嬉しかった」

山田「山田、可愛いですか!?もっと言ってください!!そしてもっと甘やかしてください!!」

アヴェンジャー「そうしたいけど……悪い。もう頭を撫でてやることもできそうにねえわ」

山田「あれ……アヴェンジャーさん?」

アヴェンジャー「マスター……もうつまみ食いはすんなよ?庇ってやれねえからな」

山田「アヴェンジャーさん!!どうしたんですか!!」

アヴェンジャー「時間だ……また、夢でな。マスター」

山田「いやです!!アヴェンジャーさんと夢でしか会えないなんて!!アヴェンジャーさん!!」


214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 17:41:55.05 ID:GgtQEBVU0


佐藤「お前がこうして料理を提供するとはな」

アーチャー「王も下々に施しをすることもある」

佐藤「そうかよ」

アーチャー「佐藤潤。我はそろそろ消える。楽しかった、とだけ言っておこう」

佐藤「……」

アーチャー「最高のワインだ。今宵は許す。大いに飲め」

佐藤「ああ、そうさせてもらう」

アーチャー「ふははは!!苦しゅうないぞ!!」

佐藤「……」

アーチャー「そうだ。このゲームでここから先に進めんのだが、どうすればよい?」

佐藤「え?あー、これはな」

アーチャー「うむ―――」

佐藤「ここをこうして……」

佐藤「……なんだよ。ちゃんと全部聞いてから行けよ……」

佐藤「まぁ、いいけど……。ワイン、旨いな。ありがとよ」


215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 17:46:47.30 ID:GgtQEBVU0


ライダー「博臣?」

相馬「ああ、もうすぐ消えるんだ。お疲れ」

ライダー「どうやら私は最後まで愛されてはいなかったようですね」

相馬「そんなことないって。ただ、俺の役が悪かっただけ」

ライダー「つまり、私に運がなかったと」

相馬「幸薄そうだよね、ライダーさん」

ライダー「ふふふ」

相馬「あ!?ちょ!!?石化してる!!俺、石化しちゃってるよ!!ライダーさん!!!」

ライダー「罰です」

相馬「そりゃないよ!!といて!!これといて!!洒落にならないから!!!」

ライダー「良い薬です」

相馬「ああぁ……」

ライダー「博臣……私は貴方のこと、そこまで嫌いではありませんでしたよ?」

相馬「そう。俺もだよ」

ライダー「嘘ばっかり……。私が消えれば石化もとけます……それでは」


219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 17:49:34.64 ID:GgtQEBVU0


バーサーカー「……」

八千代「もうすぐ消えるの?」

バーサーカー「……(コク」

八千代「そう……寂しくなるわね」

杏子「八千代、パフェ」

八千代「あ、はーい」

バーサーカー「……」

八千代「これどーぞ」

杏子「わるいな」

八千代「いえいえ」

バーサーカー「……八千代……」

八千代「え……?」

バーサーカー「……(コク」

八千代「あ……」

杏子「もぐもぐ……行ったか……いい奴だったな」


220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 17:53:25.06 ID:GgtQEBVU0


ランサー「マスター」

伊波「は、はい」

ランサー「小鳥遊宗太とはあの後、どうなったのです?」

伊波「あ、えと……特になにも」

キャスター「なにぃ!?」

伊波「うわぁ?!」

キャスター「あれだけのことをしたのに!?」

伊波「え、えと」

ランサー「だが、マスターはそれでいいだろう。ゆっくり歩んで行けば」

小鳥遊「キャスターさん」

キャスター「もう!ご主人さま!!ダメですよ、ちゃんとリードしてあげないと!精神年齢は伊波さんのほうが年下なんですから!!」

小鳥遊「あ、はい」

ランサー「小鳥遊宗太」

小鳥遊「は、はい」

ランサー「マスターを泣かせるようなことがあれば聖杯なしでも現界し、貴様の首を撥ねる。いいな?」


222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 17:58:34.70 ID:GgtQEBVU0


小鳥遊「わ、わかりました」

伊波「な、なにをいってるんですかぁ!!!」

キャスター「ですよね?私が好きになったご主人様がそんなことするわけないですもんね?」

伊波「そういうことじゃないくてぇ!!」

ランサー「マスター、どうかその表情を忘れないでください」

伊波「ランサーさん」

ランサー「今の慈愛に満ちた相好が、マスターをより輝かせる」

伊波「……ランサーさん……」

キャスター「こらぁ!!伊波さんが惚れちゃうでしょがぁ!!」

ランサー「ふっ……最後ぐらい、いいだろう?」

キャスター「な、なんという寝取り……!!」

小鳥遊「ランサーさん、早く消えてください」

ランサー「ああ、そうでなくてはな。――マスター、お元気で」

キャスター「ご主人様。ちゃんと手綱を握ってないと、伊波さんみたいなタイプはコロって変わっちゃいますからね?――お幸せに、マスター」

伊波「お二人も、お元気で……」


223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 18:04:58.06 ID:GgtQEBVU0


セイバー「ぽぷら……」

ぽぷら「セイバーさん……」

セイバー「色々とお世話になりました」

ぽぷら「また会えるよね!?ね!?」

セイバー「すいません」

ぽぷら「え……」

セイバー「もうぽぷらを裏切りたくはない。だから、正直にいいます。――二度と会うことはないでしょう」

ぽぷら「そんな……!!」

セイバー「ですが……忘れることはないでしょう。それだけは約束することができます」

ぽぷら「セイバーさん……私も忘れないよ!!絶対に忘れない!!」

セイバー「はい。主君の記憶にあり続けることは従者にとって、最高の光輝です。ありがとうございます」

ぽぷら「じゃあ……さよなら……」

セイバー「―――ぽぷら。貴方に出会えてよかった。心からそう思います」

ぽぷら「私もだよ!!」

セイバー「さようなら―――」


224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 18:07:53.60 ID:GgtQEBVU0


―翌日―

杏子「おらー、仕事しろー」

小鳥遊「店長がしてください!!!」

伊波「まあまあ……でも、7人の穴埋めは大変だね」

ぽぷら「そうだねぇ」

山田「山田もがんばります!!」

八千代「葵ちゃんは割れたお皿の片づけが済んでからね?」

山田「……はい」

相馬「はーい、できたよー」

佐藤「こっちもだ。もってけ」

ぽぷら「うん!!」

伊波「はーい」

小鳥遊「あ、お客さんだ。俺が行ってきます」

ぽぷら「ありがとう!かたなしくん!!」


226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 18:14:19.86 ID:GgtQEBVU0


小鳥遊「いらっしゃいませ。何名様ですか?」

士郎「四名です」

桜「いいお店ですね」

凛「普通のファミレスじゃない」

大河「なんでもいいからおなかすいたぁー!!」

士郎「はいはい」

小鳥遊「こちらにどうぞ」

ぽぷら「――お待たせしましたぁ」

ウェイバー「どうも」

伊波「カレーライスのお客様」

シエル「あ、はいはい!!私です!!」

ぽぷら「――あ、またお客さんだ!」

伊波「あ、私が――」

杏子「今日もワグナリアは平常通りっと……八千代ー、腹減ったー」

ぽぷら・伊波「ようこそ、ワグナリアへ!」
                          END


230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 18:17:20.38 ID:/Lg8zQxf0


おつおつ


231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 18:19:31.85 ID:ywa7e87/O


なんかいい話で終わった


233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 18:20:24.23 ID:h5ddnAEW0


乙面白かった



    スポンサーサイトセイバー「問おう、貴方が私のマスターか?」ぽぷら「仕事して」のコメント
コメントの投稿







管理者にだけ表示を許可する



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。