上条「インデックスぅ~~♪」  禁書「とーまぁ~~♪」

このエントリーをはてなブックマークに追加 コメント (7) | カテゴリ: とある魔術の禁書目録SS | 更新日: 2010/11/07 00:18
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 01:07:45.25 ID:DFKeRV4D0

上条「インデックスー飯出来たぞー」

禁書「わーい!」

上条「ほら、たんと食え」

禁書「うーん!今日も美味しそうなんだよ!」

上条「はは、そんなに喜んでもらえると嬉しいな」テレ

禁書「パクパク…うん、おいしー!なんだよ!」キラキラ

上条「……」ナデナデ

禁書「っ?//// とーま?」

上条「いや、可愛いな、って思って」ナデナデ

禁書「ぅ…なんだか…恥ずかしいんだよ」カァァ

上条「あ、ご飯粒ほっぺたに付いてるぞ」

禁書「あ、取って、取って!」ズイ

上条「ああ…い、行くぞ?」

禁書「うん……」ドキドキ

上条「ハム……ペロ……ジュル……ズズッ…チュー……」

3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 01:09:30.26 ID:8k3lnJcWO

本物のインデックスさんがここに在るのだ

7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 01:12:49.10 ID:DFKeRV4D0

上条「ジュルッ……ペロッ…んちゅ…ハム……」

禁書「ん…ぁ…ぅん……」////

上条「……ぷはぁ……」

禁書「あ……」パチクリ

上条「ふぅ、ごちそーさん」スッ

禁書「ぁ、ありがと…なんだよ」////

上条「あ、ああ…その……」ポリポリ

禁書「?」

上条「こっちも……ありがとな」テレ

禁書「…とーまのばかぁ」////

上条「…さ、さあ、気を取り直して飯だ、飯!」

禁書「う、うん……」カチャカチャ パク…

上条「…美味いか?」

禁書「うん…とっても美味しいんだよ…」ニコ

禁書「あ、でも……またアレやって欲しいかも……なんだよ」テレ

13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 01:17:03.57 ID:DFKeRV4D0

上条「アレかぁ?お前ってほんと甘えんぼなんだな……」ヤレヤレ

禁書「だ、だってぇ……」モジモジ

上条「ほら、こっち向けよ」

禁書「う、うん……」

上条「パク モグモグ……」

禁書「……」

上条「スッ」

禁書「あ、あーん……」

上条「んっ……」

禁書「ん…あ……」クチャ

上条「っ…っ…」クチュ…クチャ

禁書「ぁ…とぉ…ま……」モグ…

上条「イン……デックス……」クチャ ヌチャ

禁書「もっと…もっとひょうらいぃ……」クチャ ヌチャ

上条「っ…っ…」ペチョ…クチャァ

14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 01:22:59.41 ID:DFKeRV4D0

禁書「もっと…もっと……」トローン

上条「っふぅ……そんなに旨かったか?」フッ

禁書「う、うん……」

上条「口移しの方が美味しいなんて…とんだシスターだな……」フフ

禁書「だってぇ…最初に言い出したのはとーまなんだよ……」

禁書「いつの間にか私も癖になっちゃったし……」

禁書「ちゃんと……責任取って欲しいんだよ」チラ

上条「責任って……」

禁書「わ、私がお腹いっぱいになるまで……やってもらわなくちゃ」カァァ

上条「……そっか」フッ

上条「それじゃ、責任持って最後までしないとな」

禁書「!」パァ

上条「ほら、口空けて」モグ…

禁書「あーん」////

クチャ…ヌチャァ…ペチョ…クチャ…───

16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 01:27:12.36 ID:DFKeRV4D0

─── 風呂

チャプ……

上条「ふぅ……ちょっと遅めの風呂になっちまったな」

禁書「…ちょっと晩ごはんが長引いちゃったかも……」

上条「…お前があんなに求めるからなぁ……」ニヤ

禁書「だ、だって……!」バシャバシャ

禁書「もう!とーまなんて知らない!」プイ

上条「はは、悪かったって 機嫌直せよ」

禁書「ツン!」

上条「……」

上条「あー…しょうがないな…今日はインデックスの背中流せないなぁ」

禁書「!」

上条「しょーがない、もう上がるかぁ…」ザバァ

ギュッ

上条「……インデックスさん?」

17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 01:31:43.63 ID:DFKeRV4D0

インデックス「……」

上条「どうした?離してくれないと出られないんだが」ニヤニヤ

インデックス「……やだ」

上条「……どーして?」

インデックス「~~~っ! んもう!」バシャバシャ

上条「ちょっ、おい!」

インデックス「どーしていっつもとーまは意地悪ばっかりするのー!」ポカポカ

上条「はは、悪かったよ な?」 抱きっ

インデックス「っ!?!!」////

上条「お前…やっぱ可愛いな」ちゅ…ちゅ…

インデックス「んっ…ぁ…とーま…だめ…んっ…」ビクッビクッ

上条「耳…ほっぺた…弱いのか?」ちゅ…ちゅ…

インデックス「ふにゃぁ…ん、ぅ……」ビクビク

21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 01:35:55.55 ID:DFKeRV4D0

上条「はむ…はむ……」

禁書「らからぁ…わらし…そこ…ら、め……」ピク…ピクッ

上条「ん……」プハ

禁書「はぁ…はぁ……」クタッ

上条「……いかん、やり過ぎたか」

禁書「ふにゃ……」トローン

上条「……インデックス? のぼせてないか、お前」

禁書「……らいじょぶ……」

上条「……全然だいじょぶそうじゃないけどな」

禁書「だいじょぶ、だから……」ハァ…ハァ

上条「うん?」

禁書「……て」

上条「え?」

禁書「……キスして」////

22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 01:40:16.31 ID:DFKeRV4D0

─── ベッド

禁書「クタ……」

上条「お前なぁ…のぼせてるなら先に言えよ……」

禁書「だってぇ……」

上条「だっても何も無い! お前が倒れたときほんとに血の気が引いたんだぞ……」

禁書「……だ…って」ジワ

上条「………」

禁書「とーまとくっつきたかったんだもん……」

上条「……」

禁書「……」カァァ

上条 ワシワシ!

禁書「ふぇ? え?」ワシャワシャ

上条「もう……お前はぁ」ギュゥゥ

禁書「わ……わわっ?」////

上条「いつでも一緒にいてやるから……」ギュゥ

28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 01:51:43.51 ID:DFKeRV4D0

─── 街

上条「さて…これで今日の買い物も終わりだな」

インデックス「今日は特売があって助かったね、とーま!」

上条「ああ、今日も旨い飯が作れそうだ」

インデックス「やったぁ!私もお手伝いするんだよ!」

上条「それに……」

インデックス「?」

上条「いっぱいアレも出来るしな」チラ

インデックス「~~~っ! もう!とーまってば!////」ポカポカ

上条「あーこら暴れるな」ナデナデ

インデックス「//// まったくー…もう……」

上条「ほら、むくれるなって」プニプニ

インデックス「ほ、ほっぺたつつくなぁ!」

上条「機嫌直せって……」ギュゥッ

インデックス「あ…//// こ、こんなとこじゃ恥ずかしいんだよ!」ワタワタ

30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 01:56:13.40 ID:DFKeRV4D0

上条「大丈夫だって……誰も見てやしねーよ……」ギュゥ

禁書「ぅ……」カァァ

上条「……」

禁書「……」////

上条「……」チュッ

禁書「!!?!」////

上条「……いいだろ?おでこぐらい」

禁書「や、やだよっ恥ずかしいよぉっ」

上条「チュッ…チュッ…」

禁書「ぁ、い、やぁ…とーまぁ…」トロン…


ゴゴゴゴゴ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


美琴「………………」ビリッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 01:56:52.55 ID:60W15bHt0

ビリビリ空気嫁よ

34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 02:06:28.41 ID:DFKeRV4D0

美琴「コホン……」

上条「インデックス~♪チュッチュッ」

禁書「やっ…やぁ…ん…」トローン

美琴「  お  ほ  ん  っ  !  」

上条「ん?あ……ビリビリじゃねぇか チュッ 何してんだこんなとこで チュッ」

禁書「あ…たんぱつ…んっ……何だか久しぶりなん…ぁ、んぅ…だよ……」

美琴「……あんた……何してんの……?」

上条「何って チュッ 何が? チュッ」

禁書「何って言われても…ぁ、ん……見ての通りなんだよ…? んっ、ぅ…」

美琴「そーゆー問題じゃなああぁああい!!」ビリビリビリッ

上条「うおっ!危ねっ!」

禁書「きゃっ!?」

美琴「ほら!離れなさいよ!何、こんな人前で…いや、人前じゃなくてもっ……!」バタバタ

上条「う、うわ?何だ?どうしたってんだよ」

美琴「ほら、早く、腕、離しなさいよっ!」グイ

37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 02:15:01.83 ID:9vzRUZ4u0

俺今まで美琴好きでもなかったけど
>>34見てなぜか好きになった かわいいわ

35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 02:10:28.61 ID:AUpRxZUi0

空気読めよビリビリ野郎

38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 02:16:19.04 ID:DFKeRV4D0

上条「お、おい何すんだよ」

禁書「たんぱつ?どうしたの?」

美琴「うるさいっ!とにかく、その、くっつくの禁止!分かった!?」

上条「はぁ?」

禁書「そんなぁ……」

美琴「その、男女がそうベタベタくっつくなんて、その、不健全よ!いやらしい!」

上条「不健全って…普通だろ?」

上条「恋人同士がくっつくのは」

美琴「こいっ……」ヨロ…

上条「なー?インデックスー」 抱きっ

禁書「ひゃわぁ!//// と、とーまぁ…////」

上条「やわらけー」ギュゥゥ

禁書「ふゎぁぁ……////」

美琴「…………」

美琴「…………………」

43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 02:23:54.05 ID:DFKeRV4D0

美琴「……分かった」

上条「え? チュッチュッ」

禁書「だから…耳…らめ…」ビクビク

美琴「今夜……あんたの家に行くわ」

上条「は?」

禁書「え?」

美琴「何?」ギロ

禁書「えっ……」ビク

上条「でもお前……確か寮住まいだから…その、勝手に出ちゃ不味いん…」

美琴「大丈夫」

上条「え、でも…」

美琴「 だ い じ ょ う ぶ 」

上条「あ、はぁ……」

美琴「だから、行くから、晩ごはんも作ってあげる。それでいいでしょ?」

上条「…………嫌だ」

45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 02:27:10.39 ID:8k3lnJcWO

この上条さん男前すぎんだろw

47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 02:31:29.21 ID:DFKeRV4D0

美琴「っ……何でよ」

上条「いや、今夜はインデックスと二人で……」

美琴「……っ……ぁ…あ……」ビリ…バチッ…

上条「…御坂?」

美琴「あの、さ…今夜、行っても、いい、よね?」ビリビリッバチバチッ

禁書「とーま…何だか様子が変なんだよ…怖いんだよ…」ジワ

美琴「あぁ…あぁぁあ……あんたが…」フシュゥ…

美琴「あんたが…当麻を……」ヒューッ…ヒューッ…

禁書「……っ!?」ゾクッ

上条(な、何だか分からねぇが…嫌な予感がっ……!)

上条(このままだと…インデックスが危ない気がする……!)

上条「わ、分かったよ。 じゃあ…今夜うちに来てくれ……」

美琴「パァッ」

美琴「ほんとっ?♪ 良かったぁ! じゃ、頑張って美味しいもの作るねっ♪」ニコォ

上条「あ、ああ……」

105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 08:51:04.90 ID:7Wc9FSVs0

─── 夜、当麻宅

上条「そろそろビリビリが来る頃だな……」

禁書「そだね……あはは、ご飯、楽しみだなー……」

上条「俺はちょっと残念かな……」

禁書「え?」

上条「せっかく……」ギュッ

禁書「わ、わわっ////」

上条「お前とふたりっきりなのになー」スリスリ

禁書「か、顔すりすりしちゃらめぇ……」ムニュムニュ

上条「くぅーやわらかくてたまらんなぁ」スリスリスリ

禁書「ん、もう…////」ムニュムニュ

ガチャッ
   
美琴「お待たせーっ!!」

上条「ほらぁよいではないかよいではないか」スリスリ

禁書「もぉ…とーまったらぁ…////」ムニュムニュ

106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 08:54:18.36 ID:7Wc9FSVs0

美琴「………」

上条「なぁ、もう…」スリ…

禁書「?」

上条「…我慢できない」

禁書「え?」

上条「…・…」ちゅっ

禁書「んっ……」

上条「んむ…チュパ…」

禁書「とー…まぁ…チュパ…ペロ」

上条「あむ…んむ…」チュッ レロ

禁書「ふにゃぁ……」レロ チュパ

美琴「…………」

美琴「………………」

109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 09:00:39.17 ID:7Wc9FSVs0

美琴 スタスタ

上条「チュパ……ん?」

禁書「あ、たんぱつ…来てたn」

美琴 グイッ

上条「ん?え?」

禁書「あ……」

美琴「……この子、ちょっと借りていいかしら」

上条「え?」

禁書「?」

美琴「…料理作るの、手伝ってほしいの」

禁書「! うん、分かった!お手伝いするんだよ!」スクッ

上条「あ……お預けかよ」シュン

美琴「っ……」ビリ…

美琴「……ほら、シスターちゃん、台所行くわよ」ニコ

禁書「うん!私がんばるんだよ!」ニコッ

110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 09:06:25.74 ID:7Wc9FSVs0

上条「あ、それなら俺も手伝……」

美琴「あんたはいいの!」バッ

上条「っ! そ、そうか……」

美琴「その、びっくりさせたいのよ、料理で」ニコ

美琴「だから、台所に近づいちゃダメ、いいわね?」

上条「ま、そういうことなら…しょうがないか」

禁書「ビリビリ今日やる気だね!料理楽しみなんだよ!」ニコニコ

美琴「…そうね」

美琴「今日はやる気たっぷりよ?………」ニコォ

111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 09:08:29.25 ID:vaxmeNV+0

醜いなさすが電気醜い

113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 09:11:58.25 ID:7Wc9FSVs0

────

美琴「じゃ、この野菜切ってくれるかしら?」

禁書「うん!任せて、なんだよ!」

美琴「……」

禁書「よいしょ、よいしょ……」ストン、ストン

美琴「…当麻とは、どんな関係なの?」

禁書「ふぇ?」

美琴「…さっきの見る限りじゃ…結構な間柄みたいね」

禁書「えっとぉ……う、うん////」コクリ

美琴「………」

禁書「あ、でもまだ…その…とーまは学生だから、そこまで深くは考えてないのかも…」

美琴「…へぇ」

禁書「私は…その…け、結婚しても、いいかなって思ってるんだけど…」カァァ

美琴「………」

禁書「とーまがどこまで本気なのか、分からないんだよ」シュン

114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 09:15:52.32 ID:7Wc9FSVs0

美琴「そっかぁ……」

禁書「うん……」

美琴「ま、恋に悩みは付き物だもんね」ナデナデ

禁書「あ……」

美琴「ま、あんたよりは多少心得はあるから…」

美琴「困ったときは何でもオネーサンに相談しなさい?」ニコッ

禁書「たんぱつ……」

美琴「ニコニコ」

禁書「ありがとっ!」エヘヘ

美琴「…それにしても」

美琴「…そっかぁ、結婚かぁ…」

禁書「う、うん……」

美琴「シスターちゃんは当麻のこと大好きなんだね」ニコ

禁書「えへへ////」

美琴「でも…当麻はシスターちゃんのこと、ほんとに好きなのかな?」ニコ

116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 09:20:02.82 ID:7Wc9FSVs0

禁書「えっ……」

美琴「あいつ、何度か死にそうな目に遭ってるよね?」ニコニコ

禁書「う、うん……」

美琴「それって…」

禁書「……」

美琴「誰が原因なのかなー?」

禁書「……あ……」

美琴「ねー?シスターちゃんが原因だよねー?」

禁書「あ…ぅ……」

美琴「あ、でもぉ、全然気にすることないと思うよぉ」

美琴「そりゃ自分を何度も何度も何度も死ぬ目に遭わせた女でも、付き合えないことはないだろうし」

禁書「……」…カチャン…

美琴「だからぁ、自信持って付き合っちゃいなよ」ニコニコ

禁書「………」ヨロ…

禁書「…………」

119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 09:29:30.12 ID:7Wc9FSVs0

美琴「あ、ほらほら、手が止まってるよ?動かして。」

禁書「あ、ご、ごめん…」ストン、ストン…

美琴「ほら、あいつって優しいじゃない?」

禁書「うん…とっても…優しい……」

美琴「どんな面倒なことでも、突っ込んでいってさ、人を助けてさ」

禁書「…うん!とーまはちょっとバカだけど、優しくてすっごくかっこよくて……」

美琴「だから頼まれても断れない性格っていうか、押しに弱いとこもあるよねぇ」ニコニコ

禁書「……うん……」

美琴「もし、もしよ?仮に、女の子から迫られたら、好きでもないのに付き合っちゃいそうー」

禁書「……!」ストン…

美琴「優しいもんねー、当麻は」

禁書「……」…カチャン…

美琴「あ、シスターちゃんは別よ?あいつも本気で好き…かも、しれないわよ?」ニコニコ

美琴「自分を何度も殺しかけた女でも。」

禁書「………」…

121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 09:40:08.11 ID:eLNHB2Rm0

インデックスかわいいよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 09:41:05.12 ID:7Wc9FSVs0

───

美琴「はい、召し上がれ~♪」

上条「うおっ、こりゃすごい…御馳走だな、良かったなインデックス!」

禁書「う、うん……」

上条「? どうした?」

禁書「な、なんでもない」

美琴「ほら、どんどん食べてよ 頑張ったんだから」ニコ

上条「ああ…パク うん、こりゃ旨い!」

禁書「……」

上条「インデックス?どうした?」

禁書「あ、ううん…いただきまーす…」

上条「?」

美琴「ニコニコ」

125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 09:51:16.84 ID:7Wc9FSVs0

上条「インデックス…どうした?お腹痛いのか?」

禁書「そ、そんなことないよ…とっても美味しいよ…」エ、エヘ

上条「そうか?……」

上条(何で元気無いんだ…?心配だな……)

美琴「……」イライラ

禁書「……」パク、モグモグ

上条「! 分かった! お前…」

禁書「?」

上条「アレして欲しいんだな?」

禁書「え……」

上条「何だよ、それならそうと言ってくれよ」ガタ…

禁書「え?え?」

上条「ビリビリがいるから遠慮してたんだな…ったく……」スッ

禁書「だ、ダメだよっ…短髪の前じゃさすがに恥ずかしいんだよっ////」ワタワタ

美琴(『アレ』……?)

128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 10:01:49.19 ID:7Wc9FSVs0

上条「ほら、口開けて……」スッ

禁書「だ、ダメだって…ば……ぁ…」

上条「んっ…ジュル…」

禁書「ふぁ……ん…クチャ…」

美琴「!?!!」

上条「っ…チュパ…」

禁書「…チュ…んっ…」

上条「ぷは……」

禁書「ん、はぁ……」

上条「……元気、出たか?」

禁書「……」

禁書「……////」コクリ

上条「…良かった」ナデナデ

禁書「/////」

美琴「………………」ギリ…

130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 10:08:17.54 ID:7Wc9FSVs0

美琴「………」

美琴「…当麻」

上条「ん?」

美琴「…オーブンに…デザート入ってるから…取ってきてくれない?」ニコ

上条「おお、分かった」ガタッ

スタスタ…

禁書「ふぁ…ぁ…」トローン…

美琴「……」

禁書「……!」バッ

禁書「//// うぅ…は、恥ずかしいとこ見られたんだよ…」カァァ

美琴「……いっつも、あんなことしてるの?」ニコ

禁書「……コクリ」////

美琴「そ、う、なんだぁ…」ニコォォ

禁書「えへへ…////」ニヨニヨ

美琴「でも…当麻嫌がってるように見えたけどナァ…」ニコッ

134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 10:15:30.08 ID:7Wc9FSVs0

禁書「え…?」

美琴「ん、表情とか、細かい動きとか見ると、ね」ニコ

禁書「そ、そんなこと…」

美琴「言ったでしょう? 当麻って、優しいのよ、とっても」

禁書「あ……」

美琴「ま、でもあんたが自分さえ良いってんなら…今のままでいいんじゃなぁい?」

禁書「……」

美琴「またあんたが変な奴らに狙われても…当麻が盾になってくれるだろうし…」

禁書「………」

美琴「なんたって、『優しい』から」ニコォ

禁書「…………」ウル

美琴「じゃ、ちょっと当麻手伝ってくるわね」ニコニコ

禁書(とーま……)

禁書(私…とーまの気持ち…分からなくなってきたよ……)ジワ

137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 10:18:16.08 ID:7Wc9FSVs0

美琴「手伝いに来たわよ」

上条「お、サンキュー 助かったよ、ちょっと一人じゃ持ち辛くてな…」

美琴「ふふっ…あ、あんたさぁ」

上条「うん?」

美琴「いっつも『アレ』やってんの?」

上条「あ、ああ…まあな」ポリポリ

上条「どうも…癖になっちまって…俺も」カァァ

美琴「……」

上条「ま、まあ…インデックスも喜んでくれてるみたいだし…」

美琴「…それは違うわ」

上条「え?」

美琴「彼女、もうされるのは嫌だってさっき言ってたわよ」

上条「…え?」

美琴「ま、居候の身だからねー、逆らえないってのもあるんでしょうねー」

上条「………」…カチャン…

145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 10:50:22.58 ID:yJzHBrA9O

何だろう
頭の中の美琴がクラウザーさんの顔してるんだけど

178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 19:06:38.48 ID:7Wc9FSVs0

上条「………」…

上条「………そだ…」

上条「……嘘だ……ろ?」ハハ

美琴「……」

美琴「………」フルフル

上条「………」

上条「……そ、んな…」

美琴「……分かるわ…ショックよね…」ソッ

上条「…美琴……」

美琴「でもね……」

美琴「あの子、私には打ち明けてくれたわ」

美琴「当麻のこと…好きでも何でもないって」

上条「っ……」…フラ…

上条「…ぐ……うっ…」ダン!

美琴「………」

180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 19:12:04.97 ID:7Wc9FSVs0

上条「でも…でもアイツ……」

上条「あんな…嬉しそうに…」

美琴「……当麻」

上条「……俺のこと…好きだって…一緒にいたいって…」

美琴「当麻」ソッ

上条「っ」

美琴「考えてもみて…あの子、今誰の世話になってると思ってるの?」

上条「……」

美琴「当麻、でしょ? あの子…当麻がいなくちゃ、行くとこ無いの。」

美琴「あんたに見捨てられたら、この学園都市で生きていけないのよ」ジッ…

上条「っ……あ…ぁ…」
                        
美琴「ね、分かるでしょ? あの子が、どうして『そんな嘘』をついてたか。」

上条「……かな…」

美琴「……当麻……」

上条「そんな…馬鹿な……」フル…フル…

184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 19:20:56.59 ID:7Wc9FSVs0

美琴「……」

上条「じゃあ…俺は…今まで…」

───『いや、可愛いな、って思って』ナデナデ

───『こっちも……ありがとな』テレ

上条「勝手に…インデックスも俺のことを好きだって…思い込んで……」

───『口移しの方が美味しいなんて…とんだシスターだな……』フフ

上条「…! う…ぁ……」

───『耳…ほっぺた…弱いのか?』ちゅ…ちゅ…

上条「あ……ああぁぁあ……」ガク…ガク…

───『いつでも一緒にいてやるから……』ギュゥ

上条「う…お……あ……」

上条「っ!! おぇぇぇっ…う…ぇ…」ビチャ…ビチャ…

上条「嘘だ…そんな…ごめん…おえぇっ…インデックス…そん…馬鹿な…ごめん…」

上条「ごめん…う……ごめ…ご…め…」ジワ…

上条「俺……最低だ………」ポタ…ポタ…

187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 19:28:03.77 ID:7Wc9FSVs0

美琴「…当麻…」ギュゥ

上条「みこ…と……?」

美琴「辛いのね、分かるわ」ニコ

上条「俺……俺っ……」ポロ…ポロ…

美琴「よしよし、大丈夫、大丈夫」ナデナデ

上条「俺ぇ………」ギュッ

美琴「あたしがついてるよ、当麻」ギュゥ

上条「みこ…とぉ…」ポロポロ…

美琴「あたしは…いつだって当麻の味方だから……」ニコッ

────

禁書(………)

───美琴『でも…当麻嫌がってるように見えたけどナァ…』

禁書(…当麻、そうだったの?)

禁書(私の勘違いに…ずっと付き合わせちゃったの……?)

禁書(やだよ…当麻……好き…大好きだよぉ……)ポロ…ポロ…

189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 19:31:41.97 ID:Fo4+Qgz+0

美琴策士だな

191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 19:36:15.64 ID:7Wc9FSVs0

───

当麻「俺…インデックスに謝るよ…今までのこと…全部…」

美琴「っ…」

当麻「俺が…インデックスの気持ちも考えないで…最低なことしてきたってこと…」

当麻「許してもらえる訳ないけど…全部、謝りたいんだ」

美琴「……当麻」

当麻「え?」

美琴「あの子の気持ち、考えてあげなさいよ」

当麻「え……」

美琴「今まで何してきたか…分かるでしょ?」

当麻「……」ゾワ…

美琴「…思い出させるの?あの子に、全て」

当麻「それは……」

美琴「これ以上、あの子を傷つけるの?」ジッ

当麻「………………」……

193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 19:41:49.93 ID:7Wc9FSVs0

美琴「あの子、今なんとかギリギリで持ちこたえてるのよ」

上条「………」

美琴「黙って、元に戻すのが、思いやりってものじゃない?」

上条「……そう、だな…」

美琴「元の…何でも無かった頃に、ね」

上条「………」コクリ

美琴「……」

美琴「…落ち着くまで…しばらくそこにいなさい。これ以上あの子を不安がらせちゃダメよ?」

上条「……」コクリ

美琴「じゃ、あたしは先に戻ってるから……」

上条「………」

美琴「…これらは、なるべくあの子に関わらないであげることね……」

上条「………」

美琴「じゃ、」スタスタ…

上条「……………」ポロ…

197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 19:47:58.48 ID:7Wc9FSVs0

禁書(……二人とも、遅いな……)

禁書(…何かあったのかな……)

禁書(……もしかして、当麻の好きな人って……)

禁書(! フルフル)

禁書(ううん、落ち着くんだよインデックス)

禁書(とーまは…確かに優しいし…女の子に勘違いさせちゃうことも多いけど……)

禁書(でも…あの二人で作った思い出が全部嘘なんて…そんなこと…)

禁書(とーまを信じよう……きっと、何かの間違いなんだよ……)

禁書(とーまが帰ってきたら…思い切って聞いてみるんだよ…)

御坂「…お待たせ」

禁書「! あ……」

御坂「……」ピク

御坂(こいつ…まさか……)

禁書「あ、あのね、短髪…私ね」

禁書「その……とーまに…本当の気持ち…聞いてみようと思うんだよ」

199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 19:54:57.68 ID:7Wc9FSVs0

美琴(…………)

禁書「そ、それで…もしほんとにとーまが私のこと嫌いなら……」

美琴「その必要はないわ…」

禁書「え?」

美琴「さっきね、ちょっと当麻の話し合ったの」

禁書「!!」

美琴「このままじゃ良くない、ってね……お互いのためにも……。」

禁書「そ、それで…その…」

美琴「クス その目で確かめたら?」

禁書「目で…?」

美琴「当麻はこれから、正直な気持ちであなたに接するそうよ?」

禁書「正直……」ゴク

美琴「だから…」

美琴「しっかり、自分の目で」

美琴「見なさい 現実を。」

201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 19:58:13.84 ID:7Wc9FSVs0

コト…

禁書「! あ……」

美琴「あ、当麻…おかえり」

上条「……」フラ…

禁書(とーま……)ジッ

上条「…!」

上条(インデックス……)

上条(インデックス…インデックス……!)ジッ

─── 美琴『…これらは、なるべくあの子に関わらないであげることね……』

上条(っ……)グッ

上条「……」プイ

禁書「!!…っ!………」

禁書(とー……ま……)

禁書(とーま……)ジワ…

美琴「ニコニコ」

203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 20:01:31.37 ID:tqEY+s7J0

吐き気を催すような邪悪とはッ!

207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 20:05:42.86 ID:7Wc9FSVs0

───

美琴「今夜は楽しかったわ」ニコ

上条「はは…そりゃ…良かった」

禁書「…うん……」

美琴「じゃ、私はこれで帰るけど……」

美琴「……」

上条「……」

禁書「……」

美琴「ま、いいわ  おやすみ」

ガチャ… バタン!

上条「……」

禁書「……」

上条「……あ、風呂…」

禁書「…え、あ……」

上条「風呂…入るよ…………俺が先に…」

211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 20:10:30.92 ID:7Wc9FSVs0

───風呂場

シャアアアアア

上条「っ……っ………」

上条「う……ぐ、うぅ……」ポタ…ポタ…

上条「あ……あぁあ……う…ぅ…」ポタ…ポタ…

上条「…くしょう……畜生……」

上条「俺は…俺は……っ…」

上条「……っ……」ポロポロ…

上条「インデックスっ……」ポロポロ…

上条「…………」ポロポロ…

上条「イン……デックス……」ズル…ペタン

上条「………」

シャアアアアアアア

────

215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 20:16:01.10 ID:7Wc9FSVs0

───居間

禁書「……」

禁書「ねースフィンクス」

禁書「お前は猫でいいね」

禁書「人間って、自由に見えて意外とめんどーくさいんだよ?」

禁書「私…猫に生まれてたら…」

禁書「とーまに可愛がられたのかな」

スフィンクス「? ニャー?」

禁書「…おいで、」ギュゥ~

スフィンクス「にゃー?」

禁書「えへへ…スフィンクスには、言えるかな?」ギュゥ~

禁書「私…とーまのこと……」

スフィンクス「にゃぁ?」

禁書「とーまの…ひぐっ…こと…えぐっ…」ポロポロ

禁書「大好き…なんだよ……」ポロポロ

216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 20:19:35.62 ID:7Wc9FSVs0

───

上条「……」モグモグ

禁書「……」モグモグ

上条「……」

禁書「……」

上条「ごちそうさま…」コト

禁書「………」

上条「学校、行ってくる…」

禁書「うん…」

上条「帰り…ちょっと遅くなるかも」

禁書「うん…」

上条「……」

ガチャ… バタン

禁書「……」

禁書「………」

223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 20:31:59.37 ID:7Wc9FSVs0

────────
上条「……」スタスタ

美琴「と~まっ♪」ヒョコ

上条「…ビリビリ……」

美琴「もう、私は御坂美琴だって言ってるじゃない」

上条「ああ…すまないな……」ハァ

美琴「…やっぱり、まだ元気ないのね」

上条「……」

美琴「ほら、一緒に学校、行きましょ?」

上条「…なんでそこまでしてくれるんだ?」

美琴「…言ったでしょ?」

美琴「私は、いつでも、当麻の味方だって……」

上条「……でも、その、あんまり世話掛けたら申し訳ないし…」

美琴「なーに今更言ってんのよっ」グイ

上条「あ……お、おい」

美琴「ほら、元気出して…♪」ギュゥ

246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 23:02:53.70 ID:7Wc9FSVs0

美琴「~♪」ギュッ

上条「お、おい…」アセッ

美琴「ま、いーからいーから」ギュゥ

上条「…周りの人が見てるぞ…」

ザワ… ヒソ…

美琴「…いーの…当麻と…こうしてたいの」ギュッ

上条「お前…」

美琴「とーまぁ…♪」トローン

上条「………」

美琴「ねぇ……」

上条「……でも……」

美琴「当麻ぁ…」フゥ…

上条「俺は……」

上条「……俺は……」

上条「…イ…デッ…スの…とが…」ポツ…リ…

247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 23:06:15.39 ID:7Wc9FSVs0

美琴「……」

上条「…だから…その……」

美琴「…シスターちゃん、当麻のこと相手にしてくれるの?」

上条「っ…それ、は……」

美琴「もう…当麻のこと…口もききたくない、なんて…思ってるんじゃ?」クス

上条「………」グッ…

美琴「ねぇ…当麻ぁ…」

上条「………」ガクリ…

美琴「当麻には…私しかいないんだよ?」ニコ

上条「……美琴…」

美琴「ほらぁ、ね?」ギュゥ…

上条「………」

美琴「当麻ぁ…♪」ギュゥゥ

上条「…………」

上条「…………」ギュッ

250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 23:13:46.68 ID:7Wc9FSVs0

───

禁書「……」 ジャバー カチャカチャ


禁書「……」 ウィーン ガタガタ


禁書「……」 ガー ガー


禁書「……」


禁書「……」


禁書「…スー…スー…」


ガチャ、ガタン…


禁書「ビクッ」

禁書「…とーま?」

禁書「とーま……とーまっ!おかえりっ!」ドタドタ

260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 23:21:40.74 ID:7Wc9FSVs0

トテテテ

禁書「とーま…おかえ…」

上条「…ああ、ただいま…」

禁書「……」

上条「……」

禁書「……なん、で……」


美琴「あらぁ~♪昨日ぶりじゃない、シスターちゃんっ♪」

禁書「短髪……」

美琴「さーて、今日も美味しい料理作るからぁ、期待しててね?」

禁書「とー…ま?」

上条「……」

美琴「私達ぃ、付き合うことになりましたぁ♪」

禁書「………」

禁書「え……?」

268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 23:31:24.09 ID:7Wc9FSVs0

美琴「ねー、当麻っ」ギュッ

上条「……」

禁書「………」

上条「……」コクリ

禁書「!……」

禁書「そ、そうなんだ……」

上条「……」

禁書「よ、良かったねとーま…おめでとっ」ニコ…

上条「っ……あ、ああ…」

上条「………」

美琴「ねぇ当麻ぁ…早くあがろーよぉ、いつまで突っ立ってんのよ」

上条「あ、あぁ…そうだな……」

美琴「えへへ…」スリスリ

上条「………」

禁書(…………)ジワ…

272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 23:35:24.47 ID:f6oBDGRB0

このスレみてると逆にビリビリ好きになっちまう俺を誰がどうにかしてくれ

273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 23:36:17.46 ID:hGUANAKc0

>>272
つレールガン(漫画)

275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 23:44:35.59 ID:f6oBDGRB0

>>273
BDじゃないのね

274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 23:43:42.57 ID:7Wc9FSVs0

───

美琴「はい、たーんと召し上がれっ♪」

上条「……いただきます」

禁書「い、いただきまぁす…」

美琴「今日はちょっと味付けに工夫したんだぁ…」チラ

上条「うん…旨い…」

美琴「ほんとっ?えへへ、良かったぁ」ニコニコ

禁書「うん、ほんとに美味しいんだよ」ニコ

美琴「………」

禁書「?」

美琴「…………」

禁書「?…?…」ビクビク

上条「ああ、美味しいな……」モグ…

美琴「ほんとぉぉ?やったぁ頑張って良かったっ!ね、当麻が喜んでくれて嬉しい!」

美琴「おかわりあるからね、ね、いっぱい食べてね?ね、次は何食べたい?ねぇ、当麻ぁ」ニコニコ

282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/12(金) 23:52:40.68 ID:7Wc9FSVs0

上条「……はは…」モグ…

上条「いや、美琴は…料理が上手だな…」ニコ…

美琴「っ!えへ…えへへ…そんなに褒められたらぁもぉ…えへへ…」

禁書「………」モグモグ…

上条「……」パク…モグ

美琴「! あ、そうだ! ねぇ当麻ぁ…」

上条「うん?」

美琴「はい」ヒョイ

美琴「あーーーーーん…」ニコォ…

美琴「♪」

禁書「!!……」

上条「………」

上条「そん…コホ、子供じゃないんだから…そんなことしなくても食えるよ…」ハハ…

美琴「ほら、あーんしてよ、当麻ぁ♪」

美琴「………してよ……」

291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 00:14:46.80 ID:tjeiS6OJ0

上条「あ…あーん…」

美琴「♪」

上条「パク…モグモグ」

禁書「………」ギュッ…

上条「…美味しいよ、はは…」

美琴「良かったぁ、えへへ、ねぇ、当麻も、ほら、ね、えへへ」

上条「え?」

美琴「あーん…」

上条「お、俺も…やるのか?」

美琴「コクコク♪」

上条「……はい」ヒョイ

美琴「パクッ…モグ…」

禁書「………」

美琴「うーん♪おいひぃぃぃ!美味しいよっ当麻ぁ、えへへ♪」

美琴「もぉ~ほっぺた落ちちゃいそうっ!当麻の味がするっ、うん、当麻味ってこんなにおいしいんだぁ~♪」

292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 00:16:55.01 ID:KX6RkFZF0

精神病棟に送るべき

295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 00:21:10.94 ID:tjeiS6OJ0

美琴「さいっこぉ…えへへぇ…ね、当麻のアーンだからね、こんなに美味しいと思うの、だから…」

美琴「ね、もっと素敵で美味しいといいなぁって思うんだけど……ねぇ、当麻」ニコッ

上条「え?」

美琴「もっともーっと美味しい食べ方…あると思うんだぁ…」ジッ

上条「…?……」

美琴「『アレ』、して欲しいなぁ…」

禁書(!!……っ……)

上条「お、…ま、何、ば…そん……」タラ…

美琴「ねぇ~…直接、味わいたいの……」

美琴「当麻の味ぃ……」

上条「で、も…それ……」

禁書「………」ギュッ… プル…プル…

美琴「…してくれないの?」

上条「いや、その……」タラ…

美琴「……私達…付き合ってるんだよ、ね?……………」

298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 00:28:03.85 ID:tjeiS6OJ0

上条「!! そ、…う、だけど……」グッ

───

美琴「……実は、上手く行ってないんじゃない?」

上条「…………」

美琴「もしかしてェ、"元通り"、どころか…完全にぶち壊れちゃった感じぃ?」

上条「っ………」

美琴「それは残念だね~…聞いてる私も胸が痛いよ~?」

美琴「ほんと、一度壊れちゃうともう絶対…ぜぇったい元には戻らないもんねぇ~?」

上条「…っ……っ……」ググッ…

美琴「………」

美琴「ねぇ、いい方法あるんだけど」

上条「…え?」

美琴「あの子に、『もう絶対当麻が手を出すことは無い』って思わせればぁ、友達ぐらいには戻れるんじゃなぁい?」ニコ

上条「………」

上条「……どうすればいい?」

300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 00:34:54.48 ID:tjeiS6OJ0

美琴「ニコ……簡単よ」

美琴「あの子以外の女の子と仲良くすればいいの」

上条「……っ…そんな…」

美琴「……ねぇ、当麻ぁ」ギュッ

上条「!……」

美琴「言ったよね……?」

美琴「私、当麻の味方だって」ニコ

上条「……」

美琴「ね?」

美琴「当麻にはぁ……」

美琴「私しか……いないんだよ?」ニコォ…

上条「……み、こと…」

美琴「付き合おうよ、ね?」

美琴「当麻には……それしか、ないんだよ?」ニコッ

────

326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 09:19:06.71 ID:cYMOPdvk0

上条「……」

美琴「ね、当麻……」

美琴「……」ペロ…

上条「……俺……」

禁書「……」

美琴「……」

上条「ちょ、ちょっと…トイレ…」ガタッ

美琴「………」

タタタ… バタン…

美琴「……」

禁書「……」

美琴「………」

禁書「……」チラ

美琴「…っ………っ………」ガリ…ガリ…

禁書「………」ギュッ

327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 09:32:29.98 ID:cYMOPdvk0

美琴「…何で……」

禁書「え……?」

美琴「何でよ…何で、何でよ何で、何で…」ガリ…ガリ…

禁書「………?」

美琴「こいつが…こいつのせいだ…こいつが…あたしと…当麻を…こいつ、が…ブツブツ」ガリ…ガリ…

禁書「たん、ぱつ……?」

美琴「ハッ」

美琴「あは…何でも、ないわよ」ニコッ

禁書「そう…?……」

美琴「えへへ、ちょっと考え事を…ね」

禁書「? 何か悩みでもあるの?」

美琴「ええ…ちょっと、当麻のことでね」ハァ… 

禁書「!  えっと……その……」ギュッ

禁書「ど、どんな悩み…なの、かな…?」

美琴「………当麻、このままでいいのかなって」ジッ

329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 09:39:28.29 ID:cYMOPdvk0

禁書「…このまま…って……?」

禁書(………)

美琴「ねぇ、今の当麻…元気ないよねぇ?」

禁書「………」コクリ

美琴「まぁ、ね…あんなことがあったんじゃねぇ…」

美琴「当麻も気まずいわよねぇ……」

禁書「………」シュン…

美琴「シスターちゃんが気にする必要はないわよ?」ニコッ

禁書「! ……?」

美琴「好きでも何でもない女の子に」

美琴「気まぐれで優しくして」

美琴「勘違いさせちゃったのはぁ…」

美琴「当麻の方なんだから」ニコッ

禁書「………」

禁書「…………」…ポタッ……

334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 09:46:33.60 ID:cYMOPdvk0

美琴「あ、ごめぇん、泣いちゃった?ごめんねぇ~…そんなつもりなかったのにぃ」

禁書「………」ポロ…ポロ…

美琴「シスターちゃんは悪くないのにぃ、なんだか傷つけちゃったみたいで…ごめんねぇ?」

禁書「………」ゴシゴシ

禁書「はぁ……」ギュッ

禁書「…短髪は…悪くないんだよ……当麻も……。」

禁書「全部…全部私が悪いんだよ……」

禁書「勝手に…かん、ちが…い…して……」

禁書「自分、だけ…ひぐっ…もりあが、っ、えぐ…も、りあがって……」

禁書「わた、しが…ひっ…わる…ひぐ…いの……だ、から……」

禁書「とーまのこと…悪く言わないで……」ポロポロ…

美琴「……」

禁書「…っ…っ……」ゴシゴシ

美琴「……自分が、悪いと思ってるんだぁ」

美琴「ちゃぁんと、分かってるんだね」ニコォ

337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 09:56:14.90 ID:cYMOPdvk0

美琴「…そうだね、当麻は悪くないよね」

美琴「当麻はただフツーに優しくしてただけなんだもんね」

美琴「ぜーんぜん、なーんとも思ってない女の子から迫られてぇ」

美琴「つい、流されちゃっただけなんだもんね」

禁書「……コクリ……」ゴシゴシ

美琴「ね、シスターちゃん、自分が悪いって分かってるのは、とってもいいことなのよ?」ニコ

禁書「……短髪……」

美琴「うん、シスターちゃんは偉いわね。ちゃんと反省もしてるみたいだし」ニコニコ

禁書「…うん……」

美琴「それでねぇ…」

禁書「?」

美琴「反省するのはいいんだけどぉ…それだけじゃ、不十分だと思うの」

禁書「…え……?」

美琴「さっきも言ったでしょ? 当麻、すごく元気ないの…」

美琴「なんでだと思う?」ニコニコ

338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 10:07:36.65 ID:cYMOPdvk0

禁書「なんで…って…」

禁書「それは…その…あんなことが、あったから…」

美琴「うん、ま、それはきっかけ、よね?」

禁書「きっかけ…」

美琴「考えても見て、そんな気まずいことをしちゃった相手が…」

美琴「自分の家にいるのよ?」

禁書「!!……」

美琴「四六時中、ずっと…」

美琴「ずっとそばにいられたらぁ…」

美琴「ね、分かるでしょ?」

禁書「……」ギュッ

美琴「当麻が…どれだけ苦しめられるか……」ジッ

禁書「…そんな……」

禁書「……」

禁書「……そう…なん、だ……」

346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 10:24:15.46 ID:cYMOPdvk0

美琴「ね、あんたが一緒にいたら…」

美琴「当麻が苦しむの」ジッ

禁書「………」

美琴「分かった?」

美琴「…どうすればいいか、分かるわよね?」ニコッ

禁書「………」

禁書「コク…」

美琴「…♪」

美琴「ほら、当麻が帰ってくる前に…顔洗って来たら?」ニコ

美琴「当麻が見たら…変に思うでしょ?」

美琴「…もっと、嫌われちゃうよ?」ニコ

禁書「!……うん……」

禁書「…」ガタ トテテ…

美琴「………」

美琴「………♪」

349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 10:40:35.02 ID:cYMOPdvk0

コト…

上条「……」フラ…

美琴「あ、当麻…おかえり」

上条「ああ……」ゴシ…

美琴(…目が赤い……)

上条「……すまないな…ちょっと…考え事してたら遅くなった…」フルフル

美琴(あの女の…せいで…当麻…辛いんだね……)ギュッ

美琴「当麻……」

上条「うん?」

美琴「私が…私が、ずっと支えてあげるからね?」ジッ

上条「…ああ……」

美琴「……」

美琴「さっきね…」

上条「…?」

美琴「シスターちゃんと、話し合ったの」ジッ

350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 10:47:40.59 ID:cYMOPdvk0

上条「!……」

美琴「それでね…」

美琴「このままじゃ、良くないんじゃないか、って…」

上条「……あいつが…そう言ったのか…」

美琴「……」

美琴「ええ」

上条「っ……」

上条「そうか…そうだよな…」

上条「苦しんでる…よな……あいつ……」ガ、ク…

美琴「……」

美琴「それでね……」

上条「……」

美琴「あの子ね…やっぱり、辛いんじゃないかしら…この家にいるのも…」

美琴「あんなことがあったんだもの……ね、分かるでしょ?」

美琴「あの子、言ってた……もう…当麻と一緒にいたくない、って」

365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 12:26:18.92 ID:cYMOPdvk0

上条「……あいつが…そう…言ってたのか」グッ…

美琴「ええ…はっきり、言ってたわ…」

美琴「もうこの家に居たくないって…」

上条「………」ギュッ…

美琴「ずっと我慢してきたけど」

美琴「もう限界だって」

美琴「近くにいるのが」

美琴「耐えられないんだって」

美琴「そばにいるのが」

美琴「辛いんだって」

上条「………」ギュゥゥ…

美琴「見るのも、聞くのも、触れるのも」

美琴「嫌なんだって」

上条「…………」ギュ…ゥ…ッ

美琴「好きでもない男に。」

367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 12:33:05.75 ID:cYMOPdvk0

上条「………」

上条「………あ」

上条「あぁぁぁあぁぁあぁ……あぁあぁぁぁ…」

上条「………」グ、グ…ッ

上条「…は、ぁ……」

上条「………」

美琴「…当麻……」ソッ

上条「………」

美琴「私は…ちがうよ?」ニコ…

上条「………」

美琴「私は…当麻に見られたい…声を聞いてほしい…」

美琴「触ってほしい…」

上条「………」

美琴「当麻の…そばにいたい」ニコ…

上条「…………」クラ…

376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 12:45:57.49 ID:cYMOPdvk0

上条「…みこ、と……」

美琴「当麻ぁ…私だけの……」

美琴「当麻」

上条「………」クラ…

上条(…美琴……美琴……俺…)

─── 『もう…当麻と一緒にいたくない』

上条(もう……)

─── 『見るのも、聞くのも、触れるのも…嫌なんだって』

  
     『好きでもない男に』   ────
 

上条「……俺には……お前しか……」ジワ…

美琴「よしよし、辛かったね もう…大丈夫…」ギュッ

上条「美琴…美琴……っ」ポロポロ ギュゥゥ

美琴「もう…当麻ったら…」ナデナデ

美琴「~♪」

383:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 12:54:48.49 ID:cYMOPdvk0

上条「………」ポロ…ポロ…

美琴「ほらぁ、泣いちゃダメ 男の子でしょ?」

上条「あ、ああ……」ゴシゴシ

美琴「もぉ、しょうがないわねー」

美琴「元気が出るおまじない、してあげる」ニコッ

上条「え…?」

美琴「…目を閉じて?」

上条「…目を?」

美琴「いいから、ほら」ニコ

上条「あ、ああ…」ソッ

美琴「……当麻」

上条「……?」

美琴「これが…私の気持ち」

グッ

384:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 12:55:30.41 ID:cYMOPdvk0

───

ジャー… キュッ

禁書「…ふぅ……」ゴシゴシ

禁書(…まだ、ちょっと目が赤いかな…)

禁書「はぁ……」

─── 『当麻が…どれだけ苦しめられるか……』

禁書「………」

禁書「! フルフル」

禁書「…これ以上、とーまに迷惑かけちゃダメだよ…」

禁書「うん、せめて笑顔で接してあげるんだよ……」

禁書「がんばるんだよインデックス、笑顔、笑顔…!」

禁書「…にー」グイ

禁書「……よし…!」

パタパタ

禁書「お待たせ~」ガチャ

385:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 12:59:46.27 ID:cYMOPdvk0

美琴「………」チュゥ…

上条「っ…!?…」

美琴「ん…んちゅ……」

上条「……!?……みこ…」


禁書「…」スッ

禁書「……」 キィ…パタン

禁書「……」

禁書「………」ズル…

禁書「………」ペタン…

禁書「………」

禁書「……インデックス…」

禁書「えがお、だよ…えがお…」

禁書「えが、お……」

禁書「…………」ポロ…ポロ…

430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:09:10.37 ID:cYMOPdvk0

上条「や、やめろっ…!」ドン!

美琴「きゃっ…」ヨロ…

上条「…す、すまん……」

上条「でも……」

美琴「……」

上条「その…俺、まだ……」

美琴「……」

上条「まだ…覚悟が…決まらないんだ……」

美琴「……」

上条「ごめん……」

美琴「…いいのよ」

上条「え…」

美琴「いきなりだったもんね…ごめんね…私が悪かった……」

上条「いや…何か…ごめんな」シュン

美琴「ううん、いいのよ。ぜんぜんきにしてない」ニコッ       ギリ……ギリ…・…ギリ……

436:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:20:16.25 ID:cYMOPdvk0

上条「…ほんと、お前には色々気にかけてもらって…」

上条「凄く感謝してる……」

美琴「……」

上条「だけど…その、まだ、そういうことをするのは…」

美琴「……」

上条「…俺……最後まで、責任を取れる覚悟がないんだ…」

上条「すまん……」

美琴「いいって、ほんと気にしてないから」ニコニコ

美琴(まだ…心があの女に囚われてるのね……)

美琴(可哀想な当麻……何て…何て酷い……)ジワ

美琴(でも大丈夫…すぐ、助けてあげるからね……)

美琴(もうすぐ……もうすぐだから、ね……)ニコニコ

437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:22:47.77 ID:BOwwg4tv0

美琴怖すぎる

439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:27:54.31 ID:cYMOPdvk0

────

禁書(………)

禁書(当麻と短髪……もう…そういう関係だったんだ……)

禁書(うん……きっとこれで良かったんだよ……)

禁書(私なんかより…短髪の方がよっぽどしっかり者だし……)

禁書(お金持ちだし、頼りになるし……)

禁書(悪い人たちに襲われることもないし……)

禁書(料理も上手だし……きっと、私みたいに食いしん坊でもないんだよ)

禁書(えへ…当麻…良かった、ね……)

禁書(うん……当麻には…これが…一番良いんだよ……)

─── 『あんたが一緒にいたら…当麻が苦しむの』

       『どうすればいいか……分かるよね?』 ───

禁書(………)ゴシゴシ

禁書(言わなきゃ……)

禁書(当麻に…言わなきゃ……当麻の幸せのために……)

440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:39:15.35 ID:cYMOPdvk0

ガチャ…

禁書「………」トコトコ…

上条「あ……イン…デックス……」

美琴「………」

禁書「………」トコトコ…ガタ、…ストン

上条「………」

美琴「…チラ……」

禁書「!………」コク…

上条「…?……」

禁書(言わなきゃ……)ギュッ

禁書(…当麻の…ためだもん……)

美琴「………」

禁書「当麻……」

上条「うん?……どうした…?」

禁書「……私………イギリスに帰る……」

446:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 17:57:32.64 ID:cYMOPdvk0

上条「っ…!!? な、何言っ……」ガタッ!

─── 『もうこの家に居たくないって……』

上条「…………」

上条「……」ストン…

禁書「………」

美琴「…♪」

禁書「…ごめんね……最後まで…わがままで……」

禁書「でも…もう決めたから……」ギュッ

禁書(…これ以上…とーまに迷惑掛けられないよ……)

上条「……そっか…」

上条「………」

上条「……しょ、うがない…よな…」ハハ…   グッ…

美琴「ねぇ、いつ立つの?明日?明日には立てるよね?うん、シスターちゃんが決心したなら、早い方がいいよね?」

美琴「そっかー残念だなぁせっかく仲良しになれたのにこんなに早く…ううん、私が口出すことじゃないよね」

美琴「でもシスターちゃんが決めたことだもん、当麻は私に任せてね、大丈夫、安心して、イギリスに帰ってね♪」

454:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:09:57.99 ID:cYMOPdvk0

────

美琴「えへへ…今夜はシスターちゃんのお別れ会だったね♪」

上条「………」

禁書「………」

美琴「じゃ、おやすみっ♪ あ、当麻ぁ明日休みだし、どっか行こうよぉ」

上条「……ああ…」

美琴「また連絡するからっ、じゃ、今夜は早く寝なさいよ?明日体力使うかも…知れないから♪」

美琴「なーんてーもー何言わせんのよーキャハハ♪あ、でもちょっと楽しみかもーって、もぉ~////」

美琴「あ、いけないいけなぁい シスターちゃんがお別れする日なのに楽しみにしてちゃダメよねぇ。もう私ってばおばかさん」ペロ

美琴「じゃ、おやすみなさぁい♪」ヒラヒラ

バタン…

禁書「………」

上条「………」

禁書「……私…先に休むね…おやすみ……」

上条「……あぁ…おやすみ……」

463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:18:08.61 ID:cYMOPdvk0

禁書「……」トコ…トコ

上条「あ……」

禁書「……」ガチャ…

上条「………インデックス!」

禁書「!……」

上条「………」…ゴク…

禁書「…とーま?」

上条「…俺……俺………っ!」

禁書「…?……」ゴク…

上条「お、お前のことっ……」

ピリリリリリリリリ

上条「っ………」

ピリリリリリリリリリリ

禁書「………」

上条「………っ…」

465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:22:37.64 ID:cYMOPdvk0

上条「………」ピッ

上条「はい…もしもし…」

美琴『あ、ごめんねぇ~一つ言い忘れてたの』

美琴『あのね、ほら、当麻って情熱的だからぁ、すぐ感情に任せて動いちゃうじゃない?』

上条「………」

美琴『それでね、もしかしてシスターちゃんを引き留めたりしちゃうんじゃないかなぁって、心配になったの』

上条「…っ……あ、ああ……」

美琴『まあ、大丈夫だとは思うけどぉ、シスターちゃんが決めたことを……』

美琴『踏みにじったり、しないようにね?』

上条「…っ……」ギュッ…

美琴『じゃ、それだけぇ おやすみ、大好きな当麻♪』 プツッ

上条「………」ツー…ツー…ツー…

禁書「…?……とーま…?」

上条「あ、いや……」

上条「…何でもない……おやすみ」ニコ

469:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:27:31.86 ID:tQoUB/4I0

※盗聴は犯罪です※

473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:32:33.05 ID:cYMOPdvk0

───

禁書「………」ポロ…ポロ…

禁書「とーま……とーまぁ……」

禁書「やだよ…帰りたくないよ……」

禁書「とーまと…ずっと一緒にいたいよ…」ポロポロ

禁書「ごめんね…私…わがままだ……」

禁書「とーまが苦しむって分かってる…辛いって分かってるのに……」

禁書「とーまのそばに居たいよ……」

禁書「…とーま…えぐ……とーま……ひぐっ……」

禁書「………愛してる……」ギュッ ポロポロ

475:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:33:49.17 ID:cYMOPdvk0

───
上条「はぁ……」

上条「……お別れ……か」

上条「………」

上条「インデックス……ごめんな……」

上条「俺……」

上条「結局お前に何もしてやれなかったな…」

上条「………」

上条「ははっ……」

上条「俺…つくづく、ダメ人間だよな……」

上条「酷いことしたのに……お前のこと……」

上条「忘れられそうにないや……」

上条「……インデックス………」

上条「……愛してる……」グッ…

上条「………」ジワ…

上条「…何泣いてんだ、俺は……」ゴシゴシ

481:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 18:44:34.93 ID:0UDagWd1O

俺「準備は出来ている。GOサインはまだか。」

492:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 19:04:51.19 ID:cYMOPdvk0

───
上条「………」スタスタ

禁書「……」トコトコ

美琴「~♪」タタッ、タタッ

禁書「……うん、もう…この辺で大丈夫だよ…」

上条「…そうか? 最後まで…送ってくぞ?」

禁書「…フルフル」

禁書「ここまで来れば…待ち合わせ場所の公園まで、一人で行けるよ」ニコ

上条「……そうか…」

美琴「じゃ、ここでお別れだねっ♪」

禁書「…公園に着けば…教会の人が迎えに来てくれるから……」

上条「…じゃあ……大丈夫だな……うん…」

美琴「シスターちゃん、元気でねっ。イギリスでゆーっくり、のーんびり過ごすといいよ。 ずっと……ね♪」ニコニコ

上条「……インデックス……」

禁書「……とーま………」

禁書「さよなら」

495:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 19:09:36.51 ID:cYMOPdvk0

上条「……ああ…さよなら……」

上条「さよ…なら……」

禁書「………」スタ…スタ…

上条「………」

美琴「ね、当麻っ、もうシスターちゃん行っちゃったし、どっか行こうよ~」グイ

上条「……あぁ………」

美琴「私、美味しい店知ってるんだぁ~♪ 行こっ、ね? しゅっぱーつ!♪」グイ…

上条「………」

上条「……」ポロ…





禁書「………」スタ…スタ…

禁書「……っ…」ポロ…

禁書「…ひぐ…えぐっ…ん、う…」ポロ…ポロ…

禁書「うえぇぇん…えぐ…ひ…ぐ…ひくっ…う、うわああぁぁん…う、あぁぁぁん…」ポロポロ…

501:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 19:13:45.13 ID:SpIGSWpq0

美琴スレだとあんなにうざいのに・・・

502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 19:18:09.98 ID:ufQFvsPx0

禁書の幸せを祈っている

503:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 19:23:05.33 ID:cYMOPdvk0

禁書「うえぇぇん……ひぐ…とーまぁ……」

─── タッ タッ タッ ……

禁書「私……私ぃ……」ポロポロ…

─── タッ タッ タッ タッ タッ ……

禁書「とーまぁ……とーまぁぁ……」ポロ…ポロ…

─── タッ タッ タッ タッ ………

禁書「う…うぅ…けほっ…うっ……やだよぉ…えぐ…っ…」

─── タッ タッ タッ タッ タッ タッ

禁書「私…当麻の声を聞いて…当麻の目を見て……」

───  タ ッ   タ ッ   タ ッ  

禁書「当麻に髪を撫でてもらって……一緒に生きていたい…」ギュッ



───   タ    ッ       タ   ッ    


禁書「当麻……」

504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 19:23:45.99 ID:cYMOPdvk0

───  タ ッ ……


禁書「……愛してる……」










上条「……俺もだ」

511:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 19:34:18.81 ID:X9aiwKhM0

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

522:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 19:50:11.93 ID:cYMOPdvk0

禁書「……とう、ま…?」

上条「………インデックス…」

禁書「…とーまっ!!」タタッ

上条「インデックスっ!!」ダッ

禁書「とーまっ!!」

上条「インデックスっっ!!」

ギュッ

禁書「とーま…とーまぁ…」ポロポロ…

上条「……インデックス…」ギュ…

禁書「私…私ぃ……」ポロ…ポロ…

上条「………」ギュッ…ナデナデ

禁書「とーまのこと…好きなの…ごめんね…でも…どうしようもないぐらい…」

禁書「好きなの……」ギュゥ

上条「……俺もだよ、インデックス」ニコ

禁書「……え…」

525:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 19:50:52.82 ID:cYMOPdvk0

上条「俺だって…どうしようもないぐらい…」

上条「お前のこと、愛してる」ジッ

禁書「……ぁぅ…」カァァ

上条「…ごめんな、お前のこと…信じてやれなくて」

禁書「フルフル…ううん、私だって…とーまのこと、疑っちゃった…」シュン

上条「ああ…じゃ、お互いに…償わなきゃな」ニコ

禁書「…償う、って…? どうやっ…ん」

上条「んむ……」チュゥ

禁書「………」…

上条「……ぷは」

禁書「………」…

上条「これで、いいだろ?」ニコ…

禁書「…もぉ…とーまってば……いっつも…いきなりなんだよ……」ジッ

上条「…イヤだったか?」

禁書「……ううん……嬉しい…」ギュッ

534:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 20:03:41.39 ID:cYMOPdvk0

上条「……もう…絶対離さないからな」ギュゥ

禁書「…絶対だよ?」

上条「ああ…何があっても…そばにいる」

上条「お前を狙う奴が現れようが…」

上条「俺がお前を守る……だから…」

禁書「………」ジッ

上条「お前も…そばにいてくれるか?」

禁書「……それって…プロポーズみたいだよ」クス

上条「………」

上条「プロポーズだ」

禁書「え……」

禁書「え…?え……」

上条「………」

禁書「………コクリ」////

555:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 20:17:50.16 ID:cYMOPdvk0

美琴「……何でよ…」ビリ

禁書「!……」

上条「……美琴……」

美琴「何でよ、どうしてなのよ」

禁書「…短髪……」

美琴「ピク」

美琴「そっか…そっかぁ…えへへ…」

美琴「あんたが…」

美琴「あんたが…あんたが…あんたが…」

美琴「いつだって…何で…私ばっかり…あんたが…」

美琴「居候…?何それ…一緒に…当麻と…私の当麻と…」

美琴「どうして…あんたが…そうよ…あんたが…全部…私の…」

美琴「私の当麻を…そっかぁ…そうよね…そうすればいいんだ…うん…」

美琴「えへへへ…当麻…私の…私が…助ける…うん…えへへ…当麻ぁ…」

美琴「私が…助けてあげるからね…当麻ぁ…行っちゃ…やだよ?えへ…えへへへ」

558:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 20:22:08.91 ID:SFR0vcEx0

これはヤベェ

562:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 20:24:05.65 ID:FJsGv4Nt0

ヤンデレールガンktkr

563:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 20:26:24.59 ID:cYMOPdvk0

美琴「……えへへ…当麻ぁ…」

上条「……美琴…」

禁書「……ゾク…」ギュッ

美琴「………」 ビ  リ  ッ


カッ

     ド…

上条「え?」

─── ッ ……


美琴「えへへ……当麻ぁ…私…こんなにすごくなったよぉ……?」


上条「……地面に…クレーター…?」

禁書「…当麻……」ギュッ

上条「………」タラ…

美琴「…当麻…当麻…当麻、当麻、当麻………………当麻っ♪」バチバチッ

575:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 20:37:46.21 ID:cYMOPdvk0

美琴「ねぇ…そいつから離れてよ…当麻にも当たっちゃうかもしれないじゃない……」ニコォ

上条「……インデックス…俺の後ろに隠れてろ……」

禁書「で、でも……」

上条「早くしろっ…こいつは……」

上条「俺がなんとかする……」

美琴「………そっか」

美琴「当麻、その女に操られてるんだね?」

美琴「どうしよ…どうしよ…当麻が壊れちゃった…壊れちゃったら……」

美琴「…一回、リセットしなくちゃ…」ブツブツ

美琴「うん…できる?できるよね、みこと、あなたはレベル5のちょうのうりょくしゃだもん、できるよね?」

美琴「うん、できる、できるよぉぉ!」ニコォ

上条「………」ゾク…

美琴「だからぁ…」

美琴「偽の当麻は……」

美琴「いらなぁい」 パリッ…

578:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 20:41:11.63 ID:Xjz3kfv50

もうダメだ!殺すしかない!

582:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 20:44:39.05 ID:cYMOPdvk0

美琴「………」チャリン…

上条「……レールガン…」

美琴「……」スッ

上条「…来いよ……」

上条「てめぇが能力だけで…俺をどうにか出来ると思ってんなら…」

上条「その幻想を」

美琴「バチィィィィィッ!!」 ド ッ ───

上条「っ…!!くっ……」バシュ…

上条「無駄だっ……!!美琴…諦め……」

上条「……いない?」

禁書「っ!当麻っ…!上っ!!」

美琴「ズォォォォ」ブンッ

上条「砂鉄で作った剣……!」

上条「そんなものぉぉ…!!」

美琴「………」

588:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 20:49:40.96 ID:cYMOPdvk0

上条「おらぁっ!」バシュン

上条「いい加減に諦め……」

美琴「………」ゴ…ゴ… ズォォォ…

上条「嘘…だろ……」

上条「…剣が……2本……?」

美琴「"それ"……前から邪魔だったの」 ブォンッ!

ブシュッ

上条「あ…が…あぁぁぁあぁぁ!!」

ボト…

上条「右…腕…が…ああ…ぁ……っ」ボタ…ボタ…

禁書「当麻っ!!」ジワ…

上条「く…そ…ちく…しょぉ……」ボタ…ボタ…

美琴「えへへ…えへ…本物の当麻ぁ…もうすぐ…会えるね…」ペロ

597:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 20:55:52.28 ID:cYMOPdvk0

上条「…ま、だだ…まだ…戦える……」

禁書「当麻…当麻ぁ…」ポロポロ…

上条「インデックス…お前は…俺が守る……絶対に……」ギリ…

美琴「………」

上条「…ちくしょ…ぉ…」ヨタ…

上条「てめーは…俺が………」ヨロ…

上条「一発…分からせて…やらねーと……」ズリ…ズリ…

上条「インデックスが……」ズリ…ズリ…

上条「幸せになれねーんだよ……ッ!!」

美琴「…その足も……」

美琴「邪魔ね……」チャリン…

上条「!……く……」

美琴「……寝ててよ……大丈夫…本物の当麻に戻ったら……」

美琴「私がずっと…ベッドで介護してあげる……」

美琴「えへへ…お食事も…ずっと口移しでしてあげる…色んなお世話だって…やってあげる…えへ…えへへへ…」ビリ…

608:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:00:34.21 ID:cYMOPdvk0

美琴「だから……」

美琴「………」 ビリ…パリッ… 

上条「っ……」

上条(右手が無いと…俺は……)

上条(何も…できないのか……?)

上条「インデックス……」

上条「逃げろ……」

上条「こいつが……俺にかまってる間に……」

美琴「さよなら……」 バ チ ッ

 ド ッ ───

上条「……」

上条「…さよなら…インデックス」

 バチ ブシュッ ……
           
上条「………?」

禁書「…………………けほっ……」ボタ…

617:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:07:35.13 ID:cYMOPdvk0

上条「………」

禁書「…………ケホッ」ボタ…ボタ…

上条「インデックス……?」

禁書「とーま…逃げて……」ドク…ドク…

上条「…おい……インデックス……?」

禁書「私……えへ…役に…立てたかなぁ……」ドクッ…ドクッ…

上条「…ウソ…だろ?おい…何……」ギュッ

禁書「とーま…生きて……とーまは………」

禁書「私の…大切な人だから」ニコ…

上条「…イン…デックス…? おい……っ!?」ベタ…ドロッ…

上条「こんな……こん……」ポロ…

禁書「とーま…泣かないでよ……とーま…私……」

禁書「幸せ、なんだよ?」ニコ…

禁書「今まで…ずっと守ってくれたとーまに……」

禁書「やっと……最後に、やっと……ケホ」ドロッ…

626:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:15:35.84 ID:cYMOPdvk0

上条「…最後ってなんだよ……」

上条「最後ってなんだよ!!最後って…ちがうだろ…!これから…これからじゃねぇか」ポロ…ポロ…

上条「これからも…ずっとそばに居るって…言ったじゃ、ねぇか……」ギュッ…

禁書「……えへへ……当麻……」

禁書「あったかい」ニコ

 ………

パタ……

………

上条「………」

上条「………インデックス?」

上条「おい」ユサユサ

上条「………」

上条「…………」

上条「………………」

ギュゥッ…

634:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:22:08.90 ID:cYMOPdvk0

美琴「………」

美琴「…きゃは♪」

美琴「やった、やっちゃったやっちゃったヤっちゃった殺っちゃったぁ♪」

上条「……」ユラ……

美琴「あとはぁ、当麻を、助けてあげるだけ…だよね」

美琴「えへへ…当麻の右腕はぶった斬ったからぁ、あと右足、左足でしょぉ?」

美琴「でも左腕はぁ残しとくのぉ…♪」

美琴「それでね、頭にいーっぱい電極挿してね、」

美琴「私ののーりょくでビリビリってしてね、前のやさしーとーまに戻ってもらうの」

美琴「えへへ…いっぱい好きって言ってもらって、いっぱいなでなでしてもらってぇ…」

美琴「ちゅーだっていっぱいしてもらうしぃ…あ、あとあんなことも、やっちゃおっかなぁやぁん恥ずかしいよぉ…♪」

美琴「だから、今のとーまはバイバイ♪」ビリッ…

上条「………」

上条「…………」カラン…

美琴「………」バチッ…

653:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:52:12.98 ID:cYMOPdvk0

上条「……」スッ

美琴「…何?そのコンクリの破片で…何しようっていうの?」

上条「……」

上条「いいぜ……」

上条「お前が………」

上条「俺とインデックスの仲を引き裂こうってんなら……」

美琴「………」

上条「……まずはそのふざけた幻想を……」

美琴「………」

美琴「………っ!!」

上条「………」スッ…

美琴「やめ、てっ!!ダメっ!!!」

上条「インデックス…今……」ピト

美琴「だめえぇぇっ!!!」

上条「行くよ」ニコ… 

655:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:52:57.03 ID:cYMOPdvk0

 ブシュッ

上条「………」

ガク… ドサ…

  …………

美琴「…当麻…?」

美琴「……当麻、ねぇ…」

美琴「当麻…私の当麻…?ねぇ…起きてよ…ねぇ……」

美琴「嘘よ………嘘よ…っ……!!」

美琴「いや…嫌……」

美琴「イヤアアアァァァァァァ!!」

美琴「あああああああ…あ…ああぁぁああぁぁ」ビリ…ビリ…

美琴「あは…あはははは……とーまぁ…」バチ…ビリッ! ドッ…ビリ…

美琴「とーま……どこぉ…?」ビリッ!ビシャァァッ!

美琴「どこなのぉぉ?ねぇ、返事してよぉぉぉぉ…とーまぁ………」 ビシャァァァ ド…ン…

────

657:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:53:46.09 ID:cYMOPdvk0

「………」

「う、ん……?」

「……?」

「ここ、どこぉ?」キョロキョロ

「…私……」

「……」ハッ

「とーま…とーまっ!!」キョロキョロ

「………」

「…とーま……」シュン

  「………」

「……さびしいよ…とーまぁ……」

  「……インデックス…?」

「………」

  「インデックス……!」

「っ……とーまっ…!」

661:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/13(土) 21:55:07.93 ID:cYMOPdvk0

「とーま…とーまぁ……」ギュッ

  「インデックス……!」ギュゥ

「もぉ…会えないって…思ってた…」ポロ…

  「馬鹿…言っただろ…?」

  「ずっとそばにいてやるって」

「…えへ…とーまっ……あのね」

  「うん?」

「愛してる……」ジッ

  「……俺も……」ギュ…

「……」ギュゥ

  「…また…前みたいに…な」ニコッ

「えへへ…でも…前みたいなの…ちょっと恥ずかしいんだよ…」テレ

  「お、俺だって…恥ずかしい、けど……」

「………せーのっ」

上条「インデックスぅ~~♪」  禁書「とーまぁ~~♪」    おしまい


    上条「インデックスぅ~~♪」  禁書「とーまぁ~~♪」のコメント
  1. 名前:名無しの中毒者◆-[saga] 投稿日:2011/11/20(日) 23:18:58.00 ID:SSJUNKIE678
  2. 分かったよ、軽い気持ちでここに来た俺が悪かったよ
  3. 名前:名無しの中毒者◆-[saga] 投稿日:2011/11/24(木) 02:35:32.00 ID:SSJUNKIE683
  4. インデックスが魔術使えぱよかったんじゃね?って人いない?
  5. 名前:名無しの中毒者◆-[saga] 投稿日:2012/01/16(月) 23:31:22.00 ID:SSJUNKIE757
  6. はっきりいって、御坂美琴が大っ嫌いになったかもしれん...
    俺が代わりに絶望を与えたいぐらいむかついた...
  7. 名前:偽善使い◆-[saga] 投稿日:2012/02/15(水) 12:15:21.00 ID:SSJUNKIE776
  8. ま、これもひとつの結末だな。
    生存エンドにしたければ、上条さんの右腕切断時に中条出現させればいいしな
  9. 名前:-◆[saga] 投稿日:2012/12/24(月) 10:54:22.00 ID:SSJUNKIE817
  10. このコメントは管理者の承認待ちです
  11. 名前:-◆[saga] 投稿日:2013/05/29(水) 09:03:49.00 ID:SSJUNKIE830
  12. このコメントは管理者の承認待ちです
  13. 名前:-◆[saga] 投稿日:2013/09/01(日) 16:04:49.00 ID:SSJUNKIE836
  14. このコメントは管理者の承認待ちです
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