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セイバー「きりつぐー、胡桃みつけましたー」切嗣「……」

このエントリーをはてなブックマークに追加 コメント (0) | カテゴリ: その他 | 更新日: 2012/01/10 19:30
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 08:52:15.89 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「ほら、こんなにありますよ?」

切嗣「イリヤ、ここは場所が悪い。向こうに行こうか」

イリヤ「う、うん……?」

セイバー「……」

セイバー「まだ、足りませんか。いいでしょう。この森の胡桃という胡桃をこの手に……」

セイバー「そして切嗣にクルミマスターとして認めてもらうのですっ」

アイリ「セイバー……」


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 08:54:13.49 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「ここにありますね……」

アイリ「……」

セイバー「アイリスフィール、どうしましたか?」

アイリ「いえ……」

セイバー「あ、あんなところにも」

セイバー「うーん……もう……ちょっと……」

アイリ「……」

セイバー「とれ……ない……くそ!」

セイバー「エクス―――」

アイリ「やめて」


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 08:56:26.88 ID:rnZNgJ1G0


アイリ「はい、脚立」

セイバー「ありがとうございます」

アイリ「……」

セイバー「アイリスフィール、見てください。とれましたー」

アイリ「うん」

セイバー「よっと。これで10個目ですね。切嗣に見せてきます」

アイリ「……」

セイバー「きりつぐー」テテテッ

アイリ「セイバー……かわいそう……」

アイリ「随分、追い込まれているのね……」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 08:58:58.72 ID:rnZNgJ1G0


切嗣「ほら、あそこにもあるよ」

イリヤ「えー、あれもそうなのー?」

切嗣「ああ」

セイバー「きりつぐー」

切嗣「……」ゴニョゴニョ

イリヤ「うん……」

セイバー「みてください」

イリヤ「邪魔するな。帰れ」

セイバー「え……」

イリヤ「キリツグがそういってるよ?」

セイバー「!?」

切嗣「……」

セイバー「またまた、マスターの冗談は笑えません」


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:02:00.04 ID:rnZNgJ1G0


切嗣「……」

イリヤ「……」

セイバー「ほら、こんなに胡桃も見つけてきたのですよ?」

切嗣「さ、行こう」

イリヤ「うん……」

セイバー「……」

アイリ「セイバー……あの……」

セイバー「ふぅ……」

セイバー「あと10個ぐらいはいるのでしょうか……」

アイリ「違うの……セイバー……そうじゃない」

セイバー「でも、切嗣が胡桃を見る目は子どものそれです。きっと胡桃が大好きに違いありません」

アイリ「……」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:04:10.49 ID:ZIozEOrp0


セイバー可愛い


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:04:51.48 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「さて……探さなくては」

アイリ「セイバー……」

セイバー「うーん……」

アイリ「はぁ……」

舞弥「セイバー」

セイバー「どうしました?」

舞弥「頼まれていたものを」

セイバー「おぉ」

アイリ「え?なにそれ?」

セイバー「胡桃大辞典です」

アイリ「……」

セイバー「すごい。色々な胡桃が写真付きで掲載されていますよ!!」

舞弥「税込み6800円もしました。マダム、これは経費で―――」

アイリ「落ちません」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:09:17.71 ID:rnZNgJ1G0


舞弥「なんで……!!!」

アイリ「落ちるわけないでしょう」

セイバー「アイリ!アイリ!」

アイリ「どうしたの」

セイバー「北欧神話で女神が姿をかえて胡桃になったらしいです!」

アイリ「そうなの」

セイバー「すごいですね。次の聖杯戦争では胡桃のサーヴァントが出てくるのではありませんか?」

アイリ「……」

舞弥「胡桃のサーヴァント?宝具は……?」

セイバー「男性限定、宝玉崩壊―ナッツクラッシュ―とかでは?」

舞弥「よくわかりませんが、痛そうですね」

アイリ「外は寒いし城に戻りましょう?」


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:13:01.00 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「まだ胡桃がとれていません」

アイリ「でも……」

舞弥「胡桃を取ってどうするのです?」

セイバー「切嗣に認めてもらうのです」ムフー

舞弥「……このサーヴァント、頭が……」

アイリ「しっ」

セイバー「さてと、この図鑑をみながら胡桃をさがしますよ」

舞弥「……お金、返してほしいですね」

アイリ「セイバー、そっちは崖になってるから危ないわ」

セイバー「大丈夫、だいじょ―――うわぁぁ―――」

舞弥「!?」

アイリ「セイバー!!!」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:16:34.54 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「いたた……」

セイバー「……」

アイリ「セイバー!!大丈夫!!」

舞弥「返事を!!」

セイバー「大丈夫です!!なんでもありません!!」

アイリ「もどってこれるー!?」

セイバー「胡桃を見つけ次第、すぐに戻ります!!」

セイバー「……」トテトテ

セイバー「胡桃は……どこに……」

アサシン「胡桃いっぱいあるねー」

アサシン「これ食用?」

アサシン「多分」

アサシン「多分では駄目よ。マスターがお腹を壊したらどうするの?」

セイバー「……黒い人がいっぱいいる……」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:19:44.93 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「あの」

アサシン「わぁ!!」

セイバー「胡桃を取っているのですか?」

アサシン「そうだけど?」

セイバー「すごい!いっぱいありますね!!」

アサシン「ほしいの?」

セイバー「お願いしますっ」

アサシン「でも、マスター用だろ?」

アサシン「そうよね……」

セイバー「だめでしょうか?」

アサシン「じゃあ、一緒に探しますか?」

セイバー「ありがとうございます!」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:22:16.55 ID:rnZNgJ1G0


アサシン「ほら、あれも胡桃なんですよ」

セイバー「おぉ」

アサシン「でも、食べられないけど」

セイバー「あれ、とってください!」

アサシン「え?でも……」

セイバー「あれが欲しいのですっ」

アサシン「いいわ。少し待ってて」

セイバー「……」

アサシン「よっと!」シュタ

セイバー「おぉ」

アサシン「はい、どうぞ」

セイバー「やりましたぁ」

アサシン「でも、食べられない胡桃まで集めてどうするの?」

セイバー「認めて欲しい人がいるのです」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:25:45.51 ID:rnZNgJ1G0


アサシン「胡桃で?」

セイバー「はい」

アサシン「ふーん」

セイバー「もっと多くの胡桃が欲しいです」

アサシン「胡桃ならなんでもいいの?」

セイバー「ええ」

アサシン「それじゃあ……集合!!」

アサシン「「うーっす」」

アサシン「採取した胡桃を全部出して」

アサシン「「はぁーい」」

ゴロゴロゴロ……

セイバー「!?!」

アサシン「食べられない胡桃なら好きなだけもって行ってもいいから」

セイバー「しかし……いいのですか!?」

アサシン「サーヴァントなら誰しも認めて欲しいものね?」


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:29:10.36 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「すごい!!これだけあれば……!!」

アサシン「もてる?」

セイバー「スカートをこうやって……受け皿にします」

アサシン「頭いいわね」

セイバー「いえ、それほどでも」

アサシン「それじゃあ、私たちは帰るから」

セイバー「ありがとうございました!!」

アサシン「それじゃあ、がんばってね」

セイバー「次に会うときは……戦場ですね」

アサシン「ええ。容赦はしないわ」

セイバー「こちらもです」

アサシン「……それでは」

セイバー「はい」

セイバー「さてと、拾いましょう」ヒョイヒョイ


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:32:59.32 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「これだけあれば……切嗣も私を認めざるを得ないでしょう」

セイバー「では、城へ戻りましょう」

セイバー「……」トテトテ

セイバー「あ……」

セイバー「この崖を上らなくては……」

セイバー「はっ!!」シュバッ

ボロボロボロ……!!

セイバー「しまった!!跳躍すると胡桃が落ちてしまう!!」

セイバー「仕方ない……もう一度、崖を下りましょう」

セイバー「慎重に……慎重に……」

セイバー「あ―――うわぁぁ―――」ズサァァ


34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:36:28.22 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「いたた……」

セイバー「胡桃……胡桃……」

アーチャー「……」

セイバー「あ。すいません、その足下にある胡桃をとってもらえませんか?」

アーチャー「これか……?」

セイバー「はい。そうです」

アーチャー「……」

セイバー「……?」

アーチャー「ふんっ」グシャ

セイバー「あぁぁ~~~~!!!!」

アーチャー「何をこんな木の実を躍起になって探しているのだ?」

セイバー「なんてことを!!どうしてそんな―――」

アーチャー「どうでもいいではないか。このような木の実など」グシャ

セイバー「やめてください!!それ以上、胡桃を踏み潰さないでください!!」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:41:14.96 ID:rnZNgJ1G0


アーチャー「ふははは」グシャァ

セイバー「やめろといっている!!」ザンッ

アーチャー「ようやく剣を抜いたか」

セイバー「どうして……このような残虐なことができるのですか……!!」

セイバー「それでも王か!!」ウルウル

アーチャー「王だとも。故に無益なものなど捻り潰す……このようになぁ!!」

セイバー「あ!!」

アーチャー「ゲートオブバビロン!!」ドンドンドン

セイバー「うわぁ!!やめてください!!胡桃が!!折角、アサシンたちが集めてくれた胡桃たちがぁ!!」

アーチャー「あははははは!!!」

セイバー「こんな……こんなことって……」ポロポロ

アーチャー「ふん。身の程をしれ、セイバー。王が地に這い蹲ってまですることではないぞ?」

セイバー「あぁ……アサシン……申し訳ありません……うぅ……」


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:44:46.36 ID:rnZNgJ1G0


アーチャー「それではな」

セイバー「……」

セイバー「……また最初からですね」

セイバー「はぁ……胡桃さんたち……ごめんなさい」

セイバー「安らかに眠ってください……」

セイバー「……」

セイバー「さて、いつまでも落ち込んではいられません」

セイバー「急がないと、日が暮れてしまいます」

セイバー「もう少し奥に行ってみましょう」

セイバー「……」トテトテ


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:50:44.81 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「中々、見つかりませんね……」キョロキョロ

キャスター「ふむ……この胡桃……つかえますね」

龍之介「旦那、それどうすんの?」

キャスター「リュウノスケが捕らえた子どもの鼻の穴やお尻の穴に詰めてみようかと」

龍之介「くぅー!!すっげぇ!!そんな発想なかったよぉ!!COOLだぁ!!」

セイバー「……」

キャスター「む?」

セイバー「あ……」

キャスター「これはこれは、ジャンヌではありませんか。このような場所で出会えるとは僥倖の極み!!」

セイバー「どうも」

龍之介「だれ?旦那の女?」

キャスター「滅相もありません!!!あのお方は私のガールフレンドではありませんよっ!」

セイバー「なにをされているのですか?」

キャスター「胡桃拾いですよ、ジャンヌ」

セイバー「え?!」


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:54:28.96 ID:rnZNgJ1G0


キャスター「なにか?」

セイバー「実は……私もなのです」

龍之介「へえ。可愛い顔してそんな趣味があるんだ?」

セイバー「趣味というわけではありませんが」

キャスター「ではジャンヌ……これを」

セイバー「え、いいのですか?!」

キャスター「もちろん」ニッコリ

龍之介「だんなぁ!そりゃないぜ!!」

キャスター「ですが……条件が」

セイバー「なんですか?」

キャスター「その胡桃……鼻にいれてもらえますか?」

セイバー「鼻……ですか?」

キャスター「はい。できた暁には採取した100個の胡桃を差し上げます」

セイバー「ちょっと待っていてください」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 09:58:59.16 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「んぐ……ぐっ……!!」

キャスター「……」

龍之介「すっげぇ!!なんか新しい性癖に目覚めそうだぁ!!」

セイバー「ふごご……!!んぐぃ……!!」

キャスター「おぉぉ……なんという可憐さ!!まさに聖処女ぉぉ!!」

セイバー「んぎぃ……!!!ふぐぅ……!!」

セイバー「ふごぉ!!」

セイバー「―――ひゃいりまひひゃ」

キャスター「では、約束の胡桃です」

セイバー「りょうもありりゃとうごりゃいまひゅ」

龍之介「ブログにのせよう」カシャ

キャスター「いいものがみれました。それでは」

セイバー「ひゃい」


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 10:03:34.37 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「こりぇだきぇありぇば……きりゅちゅぐも……」

セイバー「……」

セイバー(息ぐるしい……胡桃をとりましょう)

セイバー「……」ホジホジ

セイバー「……」フンフン

セイバー「……!!」

セイバー「とれにゃい……!!!」

セイバー「まひゅい!!まひゅいでしゅ!!」

切嗣「本当にこっちにセイバーが……?」

アイリ「多分……あ」

セイバー「!?」

切嗣「……」

セイバー「きりゅちゅぐ……」

切嗣「帰ろう、アイリ」

アイリ「……うん」


50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 10:07:26.88 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「ふん!!」スポーン

セイバー「切嗣!!あの!!これにはわけが―――」

切嗣「……」

セイバー「これ、いりますか?あの、鼻の中の粘液が多少、ついていますが……拭けば……」

セイバー「どうぞ」

切嗣「……」

バシンッ!!

セイバー「!?」

切嗣「……」

セイバー「そんな……どうして……」

アイリ「セイバー?」

セイバー「アイリスフィール……」

アイリ「汚いでしょ?」

セイバー「……」

アイリ「それじゃあ、暗くなる前に城に戻ってきてね」


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 10:11:35.77 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「くっ……!!」

セイバー「私は何を間違えたというのですか……!!」

セイバー「こんなにもがんばっているのに……!!」

セイバー「こんな……にも……」ウルウル

イリヤ「……」

セイバー「イリヤスフィール……」

イリヤ「セイバー、どうして胡桃を集めてるの?」

セイバー「え?」

イリヤ「……」

セイバー「それは貴女と切嗣がいつも……」

イリヤ「私と切嗣は胡桃なんて探してないけど?」

セイバー「!?」

イリヤ「探しているのは芽のほうよ?」

セイバー「め……?」

セイバー「胡桃の目ですか……?」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 10:13:41.26 ID:rnZNgJ1G0


イリヤ「そう芽よ」

セイバー「……」

セイバー「……?」

セイバー「どこにもありませんが?」

イリヤ「中々見つけられないわ」

セイバー「なるほど」

イリヤ「それじゃあね」

セイバー「はい」

セイバー「胡桃に目があるなんて……」

セイバー「どれどれ……」

セイバー「ない……こっちもない……」

セイバー「むぅ……」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 10:17:59.08 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「はぁ……キャスターからもらった胡桃にはありませんでしたね」

セイバー「図鑑にも目についての記述なんて……どこにも……」

セイバー「……」ペラッ

アーチャー「まだいたのか、セイバー」

セイバー「アーチャー……」

アーチャー「ふん……まだ胡桃拾いなどに興じておるのか……くだらん!!」グシャァ

セイバー「どうぞ。そこに散らばっている胡桃には用はありません」

アーチャー「なに……?」

セイバー「処分してくれて結構です」

アーチャー「強がりはよせ。先ほどの貴様は錯乱していたではないか」グシャ

セイバー「目がある胡桃の種類、品種が……?」

アーチャー「ほれほれ!どんどん潰していくぞ!!」グシャ

セイバー「少し静かにしてください」

アーチャー「……」


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 10:23:48.91 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「ふむ……やはり目なんて……あ、もしかして模様が目に見える胡桃とか、そういう意味でしょうか?」

アーチャー「本当に興味がなくなっているようだな……」

セイバー「となると、今まで以上に胡桃を見るときは集中しないと……」

アーチャー「……どこにいく?」

セイバー「胡桃探しです」

アーチャー「くだらんなぁ」

セイバー「……」キョロキョロ

アーチャー「まったく。王が聞いて呆れる!!なにが胡桃ひろいだ!!」

セイバー「あ……あそこに」

アーチャー「ふはははは!!!貴様も王としての器などもっていなかったわけだぁ!!」

セイバー「うーん……うーん……とど、かない……!!」

アーチャー「……」

セイバー「よし……跳躍して……!!」

アーチャー「ふんっ!!」ドンドン

セイバー「な!?胡桃がぁ!!」


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 10:28:25.81 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「アーチャー!!何をするのです!!」

アーチャー「きこえんのか?くだらんと言ったのだ」

セイバー「どうして邪魔ばかりするのですか……貴方には関係ないでしょう!」

アーチャー「我は王。この世の全てに関係がある」

セイバー「……もういいです。ついてこないでいただきたい」

アーチャー「言われなくとも、誰が下民にも劣る王の背中などを追うか。貴様が我の背中を―――」

セイバー「こっちにあるでしょうか……」キョロキョロ

アーチャー「……」

セイバー「奥にいきましょう」トテトテ

セイバー「全く……英雄王にも困ったものです……」


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 10:33:17.53 ID:rnZNgJ1G0


ランサー「……」

ソラウ「みて、美味しそうな胡桃があるわ」

ランサー「……」

ケイネス「……」

ソラウ「ほら、食べてみて」

ケイネス「いや。このままでは歯が―――」

ソラウ「食べて?」

ケイネス「……」

ランサー「あまり無茶は……」

ケイネス「うるさい!!いくぞ―――」ガリッ

ケイネス「あぁぁぁ!!!歯がぁぁ!!あぁぁぁ!!!」

ソラウ「無様」

ランサー「……」

セイバー「……おや?」

ランサー「ん?」


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 10:36:14.14 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「何をしているのですか?」

ケイネス「……!!!!」ジタバタ

ランサー「なんでもない」

セイバー「そうには見えませんが」

ランサー「セイバーこそ、どうした?」

セイバー「胡桃を探しているのです」

ランサー「胡桃を?」

セイバー「目があるという、胡桃を」

ランサー「目……?」

ソラウ「飽きた。帰りましょう?」

ランサー「はい。―――セイバー」

セイバー「なんですか?」

ランサー「餞別だ」

セイバー「これは胡桃……」

ランサー「邪魔をしたな」


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 10:40:00.08 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「んー……これにも目らしきものはありませんね……」

セイバー「ランサーには悪いですが私には不要なものだ」ポイッ

セイバー「……」キョロキョロ

セイバー「切嗣はいつも希少種を探していたのですね」

セイバー「表情が童心に返るのも頷ける」

セイバー「む……そろそろ日が落ちてきましたね」

セイバー「急ぎましょう」テテテッ

アーチャー「……」ザッ

アーチャー「……何故、このような木の実を?」

アーチャー「ふむ……わからん」


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 10:45:34.73 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「ほっ!」

セイバー「……これでもない」ポイッ

セイバー「やはり、一日で発見できるものではないのでしょうか……?」

ライダー「ふんふん!!!」

バッサバッサ!!

セイバー「……?」

ライダー「ふん!!」ドン

ボトボトボト……!!

ウェイバー「いたたたた!!!」

ライダー「大量だぁ!!ほれ、全部拾わんか!!」

ウェイバー「木を揺らすとは乱暴すぎるんだよ」

セイバー「おぉ!!!」

ライダー「ん?なんだ、騎士王ではないか」

セイバー「な、なんですか!!今の!?胡桃が雨のようにこう、どばーっと!」

ライダー「ああ。今のは余が編み出した必殺技、胡桃落としよ!!」


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 10:49:38.60 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「すごい……!!」

ライダー「そうであろう。我が軍門に下れば伝授してやらんこともない」

セイバー「むむ……!!」

セイバー(これだけ大量の胡桃を一度に手に入れられれば……しかし……!!)

ライダー「と、思うたが、特別に教えてやろう」

セイバー「いいのですかぁ!?」

ライダー「構わん。みておれ」

セイバー「はいっ!」

ライダー「よいか?ここをこう……だきしめて……いっきにゆらす!!!」

バッサバッサ!!

ライダー「そしてとどめに一撃を!!」ドン

ボトボトボト……!!

ウェイバー「いたたたたた!!」

ライダー「わかったか?」

セイバー「はい。なんとなく」


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 10:53:20.56 ID:rnZNgJ1G0


ライダー「ではさらばだ!!」

ウェイバー「こんなにもてないよぉ!!」

ライダー「ええい!!そんなことでは聖杯戦争にまけてしまうぞ!!」

ウェイバー「胡桃はかんけいないだろぉ!!」

セイバー「いい技を教わった」

セイバー「では、早速……」

セイバー「抱きしめて……」

セイバー「一気に揺らす……」

セイバー「そして最後の一撃を!!」

セイバー「……」

セイバー「おかしいですね……」

セイバー「もう一度……!!」

アーチャー「体重が足らんのではないか?」

セイバー「またですか、もう帰ってください」

アーチャー「なんだと!?」


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 10:57:50.07 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「どうせ、邪魔するだけなのでしょう?」

アーチャー「邪魔してなにが悪い」

セイバー「……」

アーチャー「我は何をしても許されるのだぞ?」

セイバー「わかりました。胡桃を壊すのはいいですが、私がチェックした後にしてください」

アーチャー「誰が貴様の懇願など聞くか。まぁ、我の股下を潜るなら考えてやってもよいがな」

セイバー「……はぁ」

アーチャー「なんだ、そのため息は」

セイバー「向こうに行きましょうか……」トテトテ

アーチャー「またんかぁ!!」

雁夜「―――みつけた」

アーチャー「なんだ?雑種めが我を拝むなど、誰の許しを得た?」

雁夜「やれ!!バーサーカー!!」

アーチャー「!?」

バーサーカー「■■■■―――!!!」


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 11:02:11.78 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「この木にしましょう……」

セイバー「よっと……」

セイバー「ふんふんふん!!!」

セイバー「……だめですね」

セイバー「これではいつまでたっても……」

ドォォォォォォン!!!

セイバー「な、なんだ……この地響きは……!!!」

ボトボトボト……!!!

セイバー「いっ……!!」

セイバー「わぁ……一面に胡桃が!!」

セイバー「こ、これだけあれば一つぐらいあるでしょう……!!」

セイバー「探さないないと……!!」ムフー

バーサーカー「……」

セイバー「あ。あの……ここには入らないようにしていただけると……胡桃が割れますので……」

バーサーカー「……」


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 11:06:07.38 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「……」

バーサーカー「■■■―――!!!」

セイバー「な!!胡桃がわれてしま―――」

ドォォォォン!!!

セイバー「地面に木の枝を差し込んだ……?」

ボトボトボト……!!

セイバー「す、すごい!!」

バーサーカー「……」

セイバー「はっ……まさか、先ほどの地響きは……」

バーサーカー「……」コクッ

セイバー「感謝します」

バーサーカー「……」

セイバー「どうぞ。胡桃を受け取ってください」

バーサーカー「……」フルフル

セイバー「そんな!受け取ってもらわないと私の気がすみません!!」


86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 11:09:01.87 ID:rnZNgJ1G0


バーサーカー「……」

セイバー「どうして受け取ってもらえませんか?」

バーサーカー「……」ザッ

セイバー「あの……」

バーサーカー「……」コレ?

セイバー「あ、いえ。普通の胡桃には興味がありません」

バーサーカー「……?」

セイバー「目の模様がある胡桃を探しているのです」

バーサーカー「……」コクッ

セイバー「え……?」

バーサーカー「……」キョロキョロ

セイバー「探して……くれるのですか?」

バーサーカー「……」コクコク

セイバー「ありがとうございます!!」

バーサーカー「……」コクッ


89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 11:13:18.41 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「ありませんね……」

バーサーカー「……」アッ

セイバー「これですか……?」

ピトッ……

バーサーカー「……///」

セイバー「すいません。手が触れてしまいましたね」

バーサーカー「……」フルフル

セイバー「ふふ……」

バーサーカー「……!!」コレコレ

セイバー「え?」

バーサーカー「……」コレジャナイ?

セイバー「どれですか―――」

バァァァン!!!

セイバー「な!?」

アーチャー「狂犬……我を無視して胡桃拾いか……いい度胸だな……その不敬さは賞賛に値する!!」


92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 11:18:04.42 ID:rnZNgJ1G0


バーサーカー「……」シュン

セイバー「またですか!!もういい加減にしてください!!」

アーチャー「下がれ、セイバー!!我はそこの狂犬に用がある!!」

バーサーカー「……!」ビクッ

セイバー「どきません」

アーチャー「なに……?」

セイバー「この方は胡桃を真剣に探してくれました。だから……今度は私が礼を返す番です」

バーサーカー「……」

アーチャー「セイバー……!!そのような雑兵の盾になるだとぉ……!!!」

セイバー「バーサーカー」

バーサーカー「……?」

セイバー「そこにいてください。私が守る」

バーサーカー「……///」

アーチャー「後悔しろ……胡桃ばかりに目を向けたことをなぁ!!!」

セイバー「こい、英雄王。もう我慢の限界だ」


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 11:22:55.30 ID:rnZNgJ1G0


アーチャー「胡桃共々……破壊してくれる!!エア!!!」

セイバー「……」

セイバー(しまった……!!バーサーカーだけでなく胡桃も守らないと……!!)

セイバー「くっ……!!このままでは―――」

バーサーカー「……」ズンズン

セイバー「バーサーカー!!下がってください!!!」

アーチャー「なにをする気だ?」

バーサーカー「……」

セイバー(手に胡桃が……)

バーサーカー「……」ビッ!

アーチャー「ぐはぁ!?」

セイバー「え?!」

バーサーカー「……」シュババババババ

アーチャー「きさま!!胡桃を―――やめろぉ!!」

セイバー「すごい……まるで弾丸……!!」


100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 11:27:41.77 ID:rnZNgJ1G0


雁夜「―――もうもどれ!!」

バーサーカー「!?」

雁夜「はぁ……はぁ……!!」

アーチャー「くっ……消えた……?」

セイバー「そんな!バーサーカー!!バーサーカー!!」

雁夜「くそ……余計な力を使いやがって……!!」フラフラ

セイバー「……」

アーチャー「……」

セイバー「探さないと」

アーチャー「セイバー、いい加減にしろ」

セイバー「折角、バーサーカーがこうして集めてくれた―――」

アーチャー「セイバー!!」ドンドン

セイバー「……」

アーチャー「そのような児戯……お前には似合わん。何度いわせる」

セイバー「どうして……邪魔ばかり……」ウルウル


103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 11:32:30.58 ID:rnZNgJ1G0


アーチャー「な……」

セイバー「なんで私の邪魔ばかりするんですかっ!!アーチャー!!」ポロポロ

アーチャー「……」

セイバー「人のことなど放っておいてください!!」ポロポロ

アーチャー「いや……」

セイバー「貴方は偉大な王だ!それは認めます!!!ですが、人の小さな幸まで奪う権利はないはずです!!」ポロポロ

アーチャー「我は王だ。権利がないわけが―――」

セイバー「帰ってください!!」

アーチャー「……」

セイバー「……っ」ゴシゴシ

セイバー「すいません……言い過ぎました」

セイバー「ですが……もう邪魔だけはしないでください」

アーチャー「……」

セイバー「お気をつけてお帰りください」


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 11:37:23.44 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「……」キョロキョロ

セイバー「はぁ……今ので大半の胡桃が……砕けてしまった……」

セイバー「残っている中にあればいいのですが……」

セイバー「……」キョロキョロ

セイバー「ないですね……」

セイバー「はぁ……もう暗くなってきました……」

セイバー「そろそろ城へ戻りましょう……」

セイバー「はぁ……今日も切嗣とは喋れないのですね……」

アーチャー「……」

セイバー「……なんですか?」

アーチャー「なんでもない」

セイバー「そうですか」トテトテ

アーチャー「……」スタスタ

セイバー「……?」

セイバー(ついてくる……)


111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 11:41:51.14 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「この崖をあがれば……」

アーチャー「て、手を貸してやろうか?」

セイバー「必要ありません」

アーチャー「……」

セイバー「ふっ」シュバッ

セイバー「ふぅ……」

アーチャー「まぁ、この程度の崖ならば問題はないか」

セイバー「私はもう帰ります。貴方も帰ったほうがいいのでは?」

アーチャー「言われんでもそうする!!」

セイバー「……」

アーチャー「そ、それでは……またな」

セイバー「もう会いたくありません」

アーチャー「……」

セイバー「さようなら」トテトテ


116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 11:48:15.63 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「ただいま戻りました」

アイリ「おかえり。なんともなかった?」

セイバー「はい」

舞弥「胡桃は?」

セイバー「いえ。生憎と見つかりませんでした」

アイリ「そう……。ところで」

セイバー「はい」

アイリ「いいにくいんだけど。切嗣とイリヤがいつも探しているのは胡桃じゃなくてね」

セイバー「は?」

舞弥「芽です」

セイバー「わかっています。イリヤスフィールに言われましたから」

アイリ「あの。芽よ?」

セイバー「目ですよね?」

アイリ「なんかニュアンスが違う……」

舞弥「一応、言っておきますが眼球ではなく草花の芽ですよ?」


118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 11:52:21.20 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「!?」

アイリ「驚いてる」

セイバー「なんと……そうでしたか」

舞弥「わかって頂けて何よりです」

セイバー「では、明日から私も胡桃の芽を探すことにします」

アイリ「そうするといいわ」

セイバー「これで切嗣にまた一歩近づけたのですね」

切嗣「……」

セイバー「あ、きりつぐー!」テテテッ

切嗣「……」

セイバー「私も明日から胡桃の芽を探すのを参加させてください!!」

切嗣「……」スタスタ

セイバー「きりつぐー!参加しますからねー!!」

アイリ「セイバーは切嗣のこと本当にすきなのね……」

舞弥「犬みたいですね」


121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 11:55:20.00 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「よしよし……私も明日からは……」

アイリ「セイバー!!!」

セイバー「アイリスフィール?どうしました?」

アイリ「敵が侵入してきたみたいなの!!」

セイバー「……わかりました」

アイリ「中庭のほうよ!!」

セイバー「すぐにいきます!!切嗣は!?」

アイリ「もう戦闘体勢に入ってる」

セイバー「よし……!!」

アイリ「気をつけて。相手はあの英雄王よ」

セイバー「またですか……!!」


123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 11:58:55.81 ID:rnZNgJ1G0


アーチャー「来たか。セイバー?」

セイバー「何用ですか?」

アーチャー「ふん……くらえ!ゲートオブバビロン!!!」

セイバー「下がってください!!」

アイリ「セイバー!!」

ドンドンドン!!!

セイバー「!?」

アイリ「これは……胡桃?」

アーチャー「……」

アサシン「はい。もってきました」

アサシン「もう森の胡桃が枯渇しそうですよ?」

アーチャー「いいからもってこい」

アサシン「はいはい」

セイバー「何の真似ですか?」

アーチャー「……お、おまえを倒すなど木の実で十分ということだ!!」


127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 12:03:50.36 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「は?」

アーチャー「く、くらうがよい!!」ドンドンドン

アイリ「きゃ、いたっ」

セイバー「地味な嫌がらせですね」

アーチャー「ふはははは!!王の施しだ!!うけるがよ―――」

セイバー「言いたいことはそれだけですか……?」

アーチャー「……え?」

アサシン「やべえ、にげろ」

アサシン「エクスカリバーがくるぞぉ」

アサシン「「きゃーきゃー」」

セイバー「騎士の戦いに木の実で十分……?―――英雄王!!私を馬鹿にするのも大概にしろぉ!!!」

アーチャー「いや……我は……」

セイバー「このような胡桃など私には不要だ!!!」

アーチャー「そんな!!我は―――!!!」

セイバー「エクスカリバァァァァ!!!!!」


131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 12:09:42.15 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「全く……」

アイリ「……でも、どうして……?」

セイバー「英雄王のことなど理解できるわけありません」

アサシン「セイバー、セイバー」

セイバー「アサシン?どうしたのですか?」

アサシン「アーチャーがずっと探していた胡桃。本人は直接渡したかったみたいだけど」

セイバー「え……?」

アサシン「これ、すごいのよ?ほら、目の模様になっているでしょ?」

セイバー「え、ええ……」

アサシン「これ見つけたときの英雄王ったら、もうすごいはしゃぎようで。本当に子どもみたいだったわ」

アイリ「でも……どうして?」

セイバー「あ……」

アサシン「私たちにも探させたぐらいだからよっぽど価値のある胡桃なんじゃないですかね?」

アイリ「普通の胡桃にしかみえないけど」

セイバー「まさか……」


137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 12:13:29.91 ID:rnZNgJ1G0


アーチャー「なぜだ……」

アーチャー「くそ……」

アーチャー「もう帰ろう……」

セイバー「アーチャー!!」

アーチャー「え……?」

セイバー「よかった。まだ、ここに居ましたか」

アーチャー「セイバー……何のようだ?」

セイバー「あの……これ……」

アーチャー「なんだ、その木の実は?我に見せるな。目が腐る」

セイバー「……ありがとうございます」

アーチャー「……」

セイバー「探してくれたのですね?」

アーチャー「な、なんのことだ?し、し、しらんな」

セイバー「……」

アーチャー「……」


142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 12:18:59.22 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「どうして……一緒に探してくれなかったのですか?」

アーチャー「探してなどいない!!たまたま紛れていただけだろう!!そのような胡桃など!!」

セイバー「アサシンからききました。この目の模様がある胡桃を見つけたとき、貴方が歓喜していたと」

アーチャー「ふん。するわけないだろ……王だぞ?」

セイバー「はい、そうですね。でも、何故でしょう。その言葉が信じられません」

アーチャー「なにを!!我を愚弄するか!!!」

セイバー「アーチャー?」

アーチャー「なな、なんだ……!!」

セイバー「うれしいです」

アーチャー「……!?」

セイバー「それだけ伝えようと思いました」

アーチャー「そ、そうか」

セイバー「でも、もう胡桃は結構です。これ一つあれば、十分ですから。もう無茶はしないでください」

アーチャー「う、うむ……」

セイバー「それでは、お気をつけて」


144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 12:22:57.59 ID:rnZNgJ1G0


アーチャー「ま、まて!!」

セイバー「はい?」

アーチャー「夜の森だ。我が傍らにいてやろう」

セイバー「え?」

アーチャー「お、送ってやるといっている!!王の施しだ!!感謝しろ!!」

セイバー「でも……」

アーチャー「なんだ……受けられんというか……?」

セイバー「いいのですか?迷惑では?」

アーチャー「構わん!!今宵は最高に気分がよくてなぁ!!」

セイバー「では、お願いします」

アーチャー「う、うむ!!くるしゅうない!!ちこうよれ!!」

セイバー「では、お言葉に甘えて……」

アーチャー「それは近すぎる!!!痴れ者がぁ!!」

セイバー「難しいですね」

アーチャー「こう、人一人が間に入るぐらいの間隔だ!!わかれ!!」


147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 12:26:09.90 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「……」トテトテ

アーチャー「う……」スタスタ

セイバー「ここで十分です、英雄王」

アーチャー「そうか」

セイバー「ですが、馴れ合うのも今日で終わりです」

アーチャー「……」

セイバー「次は戦場で」

アーチャー「わかっている」

セイバー「……」

アーチャー「……ふん。さらばだ」

セイバー「はい……」

アーチャー「セイバー?」

セイバー「なんでしょう?」

アーチャー「心から愛しているぞ?―――さらばだ」シュバッ

セイバー「……」


153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 12:30:21.57 ID:rnZNgJ1G0


―――翌日

切嗣「さ、イリヤ。今日も探そうか」

イリヤ「うん!絶対に負けないんだから!」

セイバー「私も負けません!!」ムフー

切嗣「……」

イリヤ「あ」

セイバー「え?」

アーチャー「……」コソコソ

切嗣「侵入者か……!!」

セイバー「アーチャー!!」

アーチャー「……っ」ビクッ

セイバー「一緒に芽を探しましょう?」

アーチャー「よ、よいのか?次は戦場で会うと……」

セイバー「ええ。戦場ですよ?だって―――胡桃の芽探しは戦いですから」

アーチャー「……そ、そうなのか」


155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 12:34:25.88 ID:rnZNgJ1G0


セイバー「では、チーム戦です!!切嗣!!私とアーチャー、チーム・キングと」

イリヤ「切嗣と私のチーム・アインツベルンで勝負するのね!!」

セイバー「はいっ!!」

切嗣「なにを勝手に……」

イリヤ「まけないんだからぁ!!切嗣!!いこ!!」

切嗣「あ、ああ……」

セイバー「さ、アーチャー!!もう戦いは始まっていますよ!!」

アーチャー「ふん!我がいれば負けることなどありえん」

セイバー「では、その慧眼に期待します。行きましょう!」

アーチャー「こら!!腕をひっぱるな!!我は―――」

セイバー「私も王です。身分に違いなどありません」

アーチャー「そ、それもそうか……」

セイバー「がんばりましょう!!」

アーチャー「あ、足だけはひっぱるな!!いいな!!」


おしまい。


169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 12:44:35.94 ID:fizOrY+u0


みんなハッピー乙
(`・ω・´ )ムフー


177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/07(土) 13:04:32.64 ID:temiRKoXO


ムフー



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